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2010年12月 8日 (水)

小説木幡記:2010/12/08(水)師走から新春にむけて

Mudsc00131 まだ新年会もないのに、新春のことを書くつもりはない。ただし経過として、新年に向かって、新しい年次に入ったと思うとき、これまでずっと「さて、今年はどんな年になるのだろう」と、心が浮き立ってきた。そんなとき、一応の心の整理整頓があった方が、視界が広がる。もちろん整理整頓も一気にできるわけではなくて、そろそろはじめようかというのが、今日の気持ちであった。そこで2010年の十大ニュースと過去を振り返るのではなくて、今ここに何かしら気がかりなことをメモしておいて、新年次の行動指針としておこう。

1.戴冠詩人の御一人者
 これは評論家保田與重郎先生の作品の中で、余がもっとも影響を受けた評論集である。これを2011年夏の考察対象とするつもりだ。研究内容はメモしなくても以前から決まっているので省略。ただし、来年で一応、保田先生に関する論立ては休憩に入るつもりだ。事情は、この十年間先生の著作を分析し考え来たことの疲れがでたという、単純な理由による。思い返すと、保田先生の書かれたことは、本当に難しい。単に難しい漢字(笑)とか、難しい言い回しとか、そういう理由ではない。一人の優れた思想家の思索というものを正確にトレースするのは至難のわざであるという、余自身の限界を感得した、そういう疲労感だな。しばらくお休みして、再来年(2012年)以降はミステリとか純文学の分析で遊ぶつもりだ。

2.日曜作家の復帰
 しばらく日曜作家が冬眠中だった。過去メモを見ると月1作家になってしまっていた。事情はいろいろあるが、気力が萎えていたと一言ですむことだろう。最近著名作家の図書帯を書店でみていたら、「blogを書く暇があったら、小説に専念しろ! 一日3時間書けば一ヶ月で中長編の初稿ができる!」という趣旨だった。
 なるほどなぁ。
 シリーズ4作目の『湖底宮』はふりかえると、あしかけ4年もかけている。というよりは、放置期間が長い。今の初稿で400字換算500枚を超えているから、あと100枚程度で最後までまとめ上げたらよいのに、なぜかうろうろと読み返したり、立ち止まってしまっている。心底思うのは、「ああ、日曜作家でよかった」という思いだ。これが平日作家なら、いまごろ餓死しておるな。
 で、心機一転。
 シリーズ最終巻の嵯峨野篇を準備し出そうと思った。日曜作家の性情もいろいろあって、余の過去事例では、追い詰められると覚醒する部分があったので、長編二作執筆と、ほどほどに売れっ子のような状態になれば、かえって気持ちに張りが出そうだな(笑)。

3.RubyとかPythonとかJython~プログラミング言語手習い:JMRI
 余が横文字とかカタカナを使って気楽なのは、この3だけだな。
 あと、文芸とか社会生活とか仕事で横文字やカタカナを見るたびに心中で罵倒している。なぜ声にださぬかというと差し障りがあるからじゃ。
 それにしても、国会や議員やNHKや、一般ニュースは日本語に翻訳もせずに、ようまあ、次々と古びた内容をカタカナであたかも新造思想のようにふりまくことよのう。ばからしくって、眠くなる。

 で、現代のプログラミング言語は本当に豊になったと思う。そのほとんどがフリーなので即座にダウンロードして使える。なかなか手習いは上手にならぬが、それでも長い長い時間をかけて新しい言語に習熟し、ゲームや新奇想のシステムを作る余地が残されている。目や手や頭がしっかりしているうちに、無尽蔵ともいえるプログラミング世界を駆け巡ろうぞ。

 当面の課題は鉄道図書館列車の自動運転を、JMRIなど、そういう制御システムで自由自在にプログラミングすることだな。できるかどうかは、~やってみないとわからない。

*.いろいろ
 いろいろあるが、そのうちに手を付けよう。
 そういえば、電子書籍に関係する企てもあるが、これはなんとなく平日仕事なので、他人目(ひとめ)に触れさせるのは、はばかり多い(笑)。
 おお、わすれておった。平安朝古典文学の自動分類とかいろいろあった。
 ああ、わすれておった。纒向遺跡に卑弥呼・金印発見という記事を事前にかいておかなくては~

 まったく、来年も忙しいなぁ。

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