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2010年11月11日 (木)

小説木幡記:2010/11/11(木)一日が終わりました

Koimg_4366_2 今日も朝からいろいろあって、そろそろ21時なのでお休み時間だな。などと言っても、午前1時頃にごそごそ起き出して、また読書して、また眠る~。今夜も忙しい(笑)

 今日は午前に2科目(情報サービス:情報の関係定義、資料組織:情報の主題分析)の授業があって、それぞれ4人がレジメにそって自分達のグループ成果を発表した。それに同級生や、助勤やそして余が意見や質問をする。さらに今期は奇特な卒業生が来てくれていて、見学の上、気に入った斑に清き一票を投じた。

 おもしろいことに2科目とも、二つの発表に票が集中した(全斑がそれぞれ一票を投じる)。もちろん助勤も余もそれぞれ二つに集中したというか、分散した。関係助勤(3名)と卒業生と余とで合計5票が、学生斑の票(各科目8票)にかぶさるのだが、かぶさりのパターンや投票した理由が実に面白い。ああしかし、どうおもしろいかは、部外者にはわかりにくいので説明は避ける(笑)。
 人様々、ひとつの現象におのおのがまるで真逆の評価を下し投票する。斑票は藩内(ママ)であるていど意見集約をするが、助勤や余やご隠居は完全に独自見解で投票する~

 要するに。
 この世に確定的な、客観的な意見は存在しないという実に客観的な現実を味わう。ならば多数決的客観があるかというと、それはまるで「無い」。傾向の多少はあるが、多数決ほど曖昧模糊として無責任な決定もまた無いのだろう。

 そうこうするうちに、昼食時になった。
 ご隠居と助勤の一人が自由に動けたので、徒歩5分のラーメン屋に行った。助勤は普通のチャーシュー麺、ご隠居は普通のラーメン+焼きめし、余は醤油味チャーシュー麺にした。安くはなかったが、一杯1300円の鴨なんば蕎麦よりは廉価だった。余がオーバーカロリーを「太ると見苦しいからのう」と気にしていると、二人そろって「男は体重やない、心や」と合唱しておった()。もしかしたら、両名の相方はよほどファットなんじゃろうかのう(邪笑)。

 二人とも先に帰ったので余は研究室に戻り、明かりの点いた屯所を見た。
 まだ授業前だが一人だけ残り、他は教室に行ったようだ。精勤だね。
 余はPC相手にたまった仕事をし始めた。3時頃になって、別の助勤がノックしたので、約束通り工作室に同行して鍵をあけて、工作手順(作戦)を相談した。集中工作は夏季に終わったが、個別に工作の細部が各人残ってオル。その者は、海辺の駅図書館というロマンチックなジオラマ工作だった。駅のホームに柵を付けたり、タイトルを付けたり、海情景を再度調整したりと、数度行き来する間にどんどん進んだ。その間、余はなんどか研究室にもどり残務を整理していた。最後に工作室に行ったのは夕方6時ころだったか、……・。海表現に波しぶきが加わり、リアリティがました。暗くなったので施錠して、サイナラした。

 研究室に戻ったが、鼻がつまりぐすぐすし、頭もぼんやりしていたので「もう、帰ろう」と思い、帰り支度をした。
 
 そんな。
 おだやかな、怒号も悲鳴もなにひとつない、静かな一日だった。

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