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2010年11月 7日 (日)

NHK龍馬伝(45)龍馬の休日:現実の紆余曲折

承前:NHK龍馬伝(44)雨の逃亡者:本日休講

 現実の世界は偶然と必然とミスと確信とがおり混ざって、絵に描いたような直線や曲線を描かないことが多いです。それを後から眺めて後知恵で良いの悪いのとあげつらうのも益になることや胸のすくよな快感もありますが、龍馬伝では前半に武市半平太・土佐勤王党の詳細を描き、そして暗殺前の後半は、薩長同盟なったあとの土佐や幕府や朝廷や薩長の複雑怪奇な政治闘争を描こうとしています。いずれも直線ではなく行きつ戻りつ描かれていました。
 後半で出会ったお龍は、その間、なかなか龍馬の世界にじっくりぴったりと入り込めず、ともに過ごしともに話すことも、最小限の時間しかなかったようです。

 今夜の見どころは、お龍が長州の三吉慎蔵の世話で一軒家に住んでいましたが、龍馬は長崎から土佐に行く途中で、桂に挨拶するために寄ります。当然、お龍のもとに泊まるわけです。
 翌朝、龍馬はお龍を残して土佐に旅立ちます。そして、この時、龍馬を見送ったのがお龍と龍馬との最後の別れ、語らいだったわけです。二人はそれを知りません。

 どんなことでも、始まりがあり終わりが来ます。
 大河ドラマは始まりと中と終わりとを時間にそって丁寧に描きます。時間芸術であると、ひしひしと味わうところです。今夜のお龍はよかったです。本当に、よい女優さんを選んだものよと、別れを見ながら感心しました。真木よう子さんは声が少し低いというのでしょうか、気に入っています(笑)。
 ともかく、出会った限りは、いつかこうして別れがくるわけです。合掌。

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受信: 2010年11月 7日 (日) 22時39分

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受信: 2010年11月14日 (日) 20時10分

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