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2010年11月 9日 (火)

小説木幡記:2010/11/09(火)町の珈琲の飲み方

Muimg_6677 めずらしく写真解説の記事を書く。題して「町の珈琲の飲み方」→。
 ここしばらく写真と記事内容との関連は全くつけてこなかった。鴨なんば蕎麦の写真に政治記事を書いても、気持ちの中ではすっきりしていた。ということは、乱闘写真に花の美しさを記すこともあり、そういう気楽さが気に入っている。今後は無用の混乱(注:誰もそんなこと気にしていない)を避けるため、写真と記事とを連動させるときは、写真にタイトルをつけるか、あるいは記事の右側に写真を掲載する。

 さて。
 写真→は京都の三条大橋西詰めの北にあるスターバックスで写した。スタバに一人で入ることは滅多にない。大抵は大勢で押しかける。この写真を撮ったのは今年の2010年10月頃の記憶があるが、土曜日の午前中にぶらりと一人で入ったと思う。珈琲は普通の珈琲でキャラメルもなにも入ってはいない。量もSサイズのはず。右側のお菓子はおそらく林檎のパイ。余は白いクリームの載ったケーキを食べるとおなかを壊すが、アップルパイは知力体力胆力がみなぎる。(注:もし写真が林檎パイでなければ、一体何だったのだろう?)

 あわせていくらだったかは覚えていない。500~600円だろうか、安くはない。しかし美味しかった。珈琲にはミルクも砂糖もなにも入れなかった。パイが甘いのだから、そんな添加物は不要だ。苦み走った熱い珈琲と、ひんやりした林檎とが口中で良い調和を奏でた。余は苦い珈琲も、甘みのある林檎や焼き林檎やパイ林檎が好きなんだ。なにとはなしに、身体に佳い印象がある~。

 はて?
 京都市右京区に阪急西院駅があって、このあたりは歓楽街である。飲み屋やレストランや店がたくさんあって、余の好む蕎麦屋もある。十年以上も昔に「へぇ~、西院にスタバができたんかぁ。町やなぁ、シティやなぁ」と余はその西院スタバを使った学生をうらやましく思った。事情はそのころ余の住む木幡にはスタバはなかったし、今も将来も、未来永劫スタバは来ないだろうからだ。つまり、10年前には「スタバがあれば、シティーなんだ」と、余は判断しておった。木幡は田舎である。
 最近の学生と話していたら、「センセ、西院にスタバはないですよ」とのことだった。
 いつのまにか、西院スタバは撤退したようだ。
 すると、西院は繁華街にみえても本当は「田舎」だったのかもしれない、……。そんな気がした

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