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2010年10月16日 (土)

机中のカシオペア号:図書館ジオラマ

Opmuimg_4603

 ジオラマ・レイアウトの発想に関わることとしてメモをしておく。これは事例として図書館と図書館列車をテーマにしているが、それとは別に狭隘な日常空間の中で、引き出しの中に別の宇宙を作ってみたい人のためのヒントになればよい。
 写真は、内寸で500x400x45mmの引き出しに翠の毛氈(笑)を敷いて、レールレイアウトを試したものだ。レールはTOMIX社の半径140mmを多用した。Y字型ポイントを一つ加えて引き込み線も作った。
 二階建ての図書館は、TOMIXの現代民家を「みたて」て置いた。これは引き出しを閉じるときは外に出す。高さが6センチあるのでそのままでは閉まらない。

 引き込み線に待機しているのは、金太郎・EH500。これは半径14センチでも難なく走行する。走っている電気機関車(パンタグラフを外しているので電池式と想定)は寝台特急カシオペアを牽引しているEF81形と、サロ124二階建て客車。ただし、EF81形カシオペアが走行するには、以前台車を少し削った。(MuBlog記事)

Opmuimg_4609s 俯瞰してみると、引き込み線やY字ポイントの収まりがよくない。あり合わせのレールやポイントを使ってとにかく机中:引き出しの中を二階建て図書館列車が走るのを、手早く実現したかったからだ。
 これはこれで佳かろう。

 タイトルにジオラマと記したが、あっさりしすぎてレイアウト(レール配置)そのものだと思っている。しかし、想念ではここに川が流れ牛が放牧されて、二階建て図書館列車から降りた利用者が、ぱらぱらと牧場を横切って基地図書館への散歩をしている姿が眼裏に浮かぶので、図書館情景ジオラマの一コマとして記録した。

 ここからは鉄道模型固有の問題だが、ジオラマ・レイアウトはスペースを使うので、いろいろな工夫をしないと取りかかる前に諦めてしまう。
 今夏の学生達との制作も、モジュラー方式(分割式レイアウト)を取ったが、2名は独立したA4判の透明ファイリングケース(厚さ4センチ)にモデルを埋め込んだ。
 さまざまな情景ジオラマ(未来の図書館)をモデル化するには、一つ一つのスペースが小型の方が、一覧もよく比較しやすく、多様性を残すことができる、……。

 ということで、極端ではあるが、一度引き出しの中に作ってみたかった。しかし、この引き出しの中に、石膏を塗ったり粉をまいたり、木を植えるまでの根性は、まだ生まれない(笑)。ただしDCC化については考慮してもよいだろう~

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