小説木幡記:2010/10/08(金)古い図書:JavaScript入門
読む本が無くなると古い図書をごそごそと引き出してくる習い性が身についておる。ふと書棚を見上げると、あった(笑)。JavaScript入門:待望のJavaScript日本語解説書/岡蔵龍一.舵社、1996年9月。
気になってインターネットで探してみると、このスクリプト言語は1995年に世にでたようだ、アメリカで。だから、余が手にしているこの図書は、おそらくJavaScript出現すぐの翻訳図書と思って間違いでは無かろう。遠い昔のことだ。すでに15年ほども経っておる。
1996年というと平成8年、余が葛野に赴任したのが確か?平成5年の春だから、その頃はまだ数年しか経っていない。そういえば、1996年には若い仲間達と「カナン96」という研究会を毎月葛野で開き、その中でJavaやJavaScriptが話題になっていたのを、今思い出した~。
懐かしくなってというか、せっかく買った本だから、今でも役にたつかどうか確かめようと思った。JavaScriptはJavaよりも単純簡単、htmlテキストファイルにコードを書いて、当時はNetScape、今ならfirefoxあるいはIEとか、ブラウザで起動するだけで動くはずだ~。さっそく、書いてみた!
自家製ファイル、JavaScriptテスト.htm の内容は以下の通り。
<HTML>
<HEAD>
<SCRIPT LANGUAGE="JavaScript">
<!--
document.write("ブラウザの仕様→ " + navigator.appVersion)
//-->
</SCRIPT>
</HEAD>
いつも使っているfirefoxブラウザで、このJavaScriptテスト.htmファイルをクリックすると、「本当に開いてよいのか。この手のファイルは危険だぞ!」と、言ってきた。かまわずgoすると、えらいそっけなく画面に一行出てきた。
ブラウザの仕様→ 5.0 (Windows; ja)
おお、うまくいった。15年前のテキストでもその内容は古びておらず、ちゃんと動く。もちろん、JavaScriptの現在の姿をインターネットで見てみると、いまどきdocument.writeなんて書くのは太古のやり方らしいがな(笑)。まあ、よかろう。
と、こんな風に古い図書が今でも役立つ。(15年前に1800円だから、結構なお値段だ)
あまりお金をかけずに余生を過ごす、一つの方法じゃね。JavaScript の再履修(自己独学)なら、そうだな、書けるまでに数日間、自由自在に操るのに一週間、現代風の新基軸を身につけるに3ヶ月もあればよかろう。無料で、3ヶ月も楽しめるなんて、極楽極楽。
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