NHK龍馬伝(34)侍、長次郎:無為徒食の武士階級
饅頭屋長次郎は、29歳で切腹して果てました。幕末はいろいろな階層の人が国事に奔走しました。しかしどうしても「士」というくびきから逃れられなかったようです。武士らしくするのが、道徳だったのでしょう。町人として、商売人として、サービス業として国事に奔走することは難しかったようです。無為徒食という点では当時の武士階級は現代の学生と同じところがありました。非生産的な点で、現代若者が学生の待遇を得て、モラトリアム状態に入るというところが似ています。
今夜の近藤長次郎が、切腹するにいたった経緯を再度記すことは、辛いので止めておきます。
なかなか以上によい脚本、よい演出演技だと味わいました。
番組最後に、近藤長次郎の実写・写真がありました。賢そうな青年だったと思います。大泉洋さんの雰囲気がそのままありました。
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