小説葛野記:2010/08/06(金)葛野の夕暮れ
いつもなら店仕舞いする夕方だが、今日はしばらく在室して涼をとる。キャンパスからはエレキギターやドラムの音や、Jの高音ボーカルが耳に入ってくる。余はTVやラジオは、車中でしか見ないが、Jバンドは葛野に来てからなにかと気にいっている。……。シャウトというのか、中天に飛んでいくような歌声がよいのう。
さっきまで夏期論文に熱中しておった。
さすがに、20分ほど前にキーボードをおいた。こう、なんというか、脳が疲労に浸かっていくのがよくわかる。人間は眠らないと駄目だ。徹夜は嘘が多い。本当の節目とか、キモというか、山を乗り越えるには、清明な脳でないと無理だ。徹夜状態だと、同じ所をぐるぐるまわっているようなものだな。
今日も小山を越えた。
しかし、キーボードから手を放して、論考のこの先のことを考えたら、疲れているせいもあろうが、暗澹とした。毎朝、山を越えていくようなものだ。……。
で、ちょっとねをあげた!
一応、この20年近く継続してきた比較的ハードな論考は、来年で終わろうと思っておる。毎夏毎夏痩せるほどにしんどいからなぁ。
何故、つらいのか。
うむ。考える必要があるからだ。毎夏毎夏。
それに較べて、オートマティックに手を動かして頭を動かすのは、どれくらい気楽なことか。
もう、来年でひとまず終わろう。余生はもう少し、気楽なことをしよう(笑)。
後鳥羽院→戴冠詩人の御一人者:日本武尊~、さて。
ところで、
しばらく横臥して、次の予定に入る。今日は雲が多く、これまでよりは日差しが柔らかい。雨乞いをしたいところだ。
追伸
さっき地下に下りて、通常のコカコーラを買って、飲み干した。普通ならダイエットコークにするところだが、妙に掟破りをしたかった。禁煙の反動かな? そうそう、何故か知らねど、100円キャンペーンだった。コーラも安くなったもんだ。
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