葛野司書・共同演習(2010前期)情報図書館学・資料組織Ⅱ
承前:葛野司書・共同演習 2008年後期:情報サービス、資料組織Ⅰ
2010年7月12日に、「情報図書館学」及び「資料組織Ⅱ」の作品(4月からの共同演習成果)が提出されました。写真整理が完了しましたので、各作品名を記録します。
1.情報図書館学:未来の図書館
助勤:阿部副長2010、曽我書記局長2010
J1 海をたのしむ図書館
J2 船の図書館(1席)
J3 メルヘンの森図書館
J4 地下図書館
J5 国際映画図書館(3席)
J6 大人のための児童図書館
J7 ムカシガタリ館(2席)
J8 にんぎょうの森
J9 ブライダル図書館
J10 ひまわり図書館
M1 共同演習過去作品の目録(1席)
M2 日本の城目録
M3 資格
M4 シャーロックホームズの目録
M5 金田一耕助シリーズの目録
M6 文学シネマの目録(2席)
M7 京都市内の重要文化財(3席)
M8 ディズニーランドのショップ・レストラン目録
3.二科目の感想
正式な講評は9月刊行の機関誌・教材Truth33号に助勤とともに掲載します。
<情報図書館学>は未来にあっての「図書館である必然性」を押し出した作品が上位を占めました。ただし電子化と紙メディアとの相違や転換についての配慮が少なかったです。他方、博物館的なあるいは目的不詳(笑)の施設は、判断に迷いました。半期中、ライバル関係にあるケースがいく組か出てきたので、どういう風に差別化を図るのか、楽しかったです。
<資料組織Ⅱ>は、作品の{有用性、意義、請求記号の安定}によって結果が分かれました。しかしどの作品もその制作経過を感心してながめていました。目録作成は情報処理の基本です。百鬼夜行の現実情報を一定の枠に収めることの難しさを、各班とも体験してくれたので、充実感が残り満足です(笑)。なお後期の情報サービスは、錯綜する現実情報をいくつもの最適枠に収め、全体を統合することが骨子です。前期と後期の違いを意識してください。
この夏期中は、後期の情報サービスや資料組織Ⅰ(主題分析)に、もう汗を流している班もあると思います。前期の成果をどこかで思い出し、応用することを願っています。たとえば、近未来の図書館で、どのように使われるのかを想定してツールを作ると、イメージが明確になります。
では、初秋にまたお会いしましょう。
| 固定リンク
「情報図書館学」カテゴリの記事
- 小説木幡記:アップル社のiBooks-Authorなどでうむふむ(2012.03.10)
- 小説木幡記:電子書籍と電子図書館はPMLで一つのものなのだ(2011.06.01)
- 小説木幡記:メディア変換の中での紙や電子書籍(2011.05.01)
- 小説木幡記:海辺の駅図書館(2011.03.01)
- 葛野司書・共同演習(2010後期)情報サービス・資料組織Ⅰ (2010.12.26)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント