小説木幡記:2010/07/31(土)深夜に目覚めて
帰還したとたんに眠ってしまった。
さっき目覚めた。
夏の大学案内(オープンキャンパス:OC)に参加して、なにかと気疲れした(笑)。まだ終わったわけではないが、初日だったのと、時々炎天下を右往左往したから調子がずれたようだ。
余の分野を好む学生はだいたい日本文学を選ぶ学生と重なっておる。
ところが種々事情により、学部や学科は異なっておる。たとえば前者が2階でOCしているなら、余は5階でやっていて、支援学生の9割が2階の日本文学系の学生となるから、考え出すとわけがわからなくなる。今日支援してくれた学生の一人は、明日の日曜日は2階で近代文学の紹介をするようだ(受付)。
ふむふむ。
金曜日に読書一冊した。犬はどこだ/米澤穂信(創元推理文庫)。味わい深い内容だった。ただしタイトルの「犬はどこだ」は、わからぬでもないが、羊頭狗肉でもある。余はよほどに考え込んで、そう思った。
そうだ、悪の教典/貴志祐介(上下、文藝春秋)というおいしそうな本がでたようだ。読んでも太りはせぬし、身体に悪いことは無かろうが、なんとなく、JKのケーキに思えてきた。その心は? うむむのむ。JKやJD世界を少し眺めないと、わかりにくいセオリーじゃのう。
先輩教授が見に来て「iPadは展示しないのですか?」と煽られた。
そのときは、脳が回らなかったが、一眠りした今は、「そうだ、iPadを展示する意味や意義は、全人類史を通じて、今回しかない!」と思い至った。今秋や、来年以降には、電子読書だなんて当たり前の世界になってしまう。20年前なら、ケータイを展示して、「携帯小説ですぅ!」と言っても意味があるが、現代JKに「ケータイ小説って知ってる?」というても失笑ものじゃ。
「葛野の情報図書館学は、iPadで授業するのじゃ~」と、ちょっと羊頭狗肉。まあ、それくらいは佳かろうぞ。
ふむふむ。
さっそく持参しよう(失笑かな?)。
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