小説葛野記:2010/07/08(木)並行処理の経過
気分の上ではいつもなにかに専念していたいし、そうしている方が安定していると思えるが、現実はいろいろなことを同時期にならべて手を付けて行くことになる。
ただ、事情もかさなり、余は今のところ葛野職場と木幡自宅だけに専念すればよいので、世間の多くの人に較べると気楽だ。大抵は、遠く離れた親元の心配をしたり、そのために身体を動かしたり、あるいは職場がつぶれたり、合併して居場所がなくなったり~。心配ごとの種はつきないものだ。
ところが、そういう単純な職場と自宅往復という境遇にありながら、迷うことは多々ある。本当は迷うまでもないのだろうが、他に迷うこともなければ、迷いを見つけ出すものよのう。
1.葛野の迷い
夏期がくると、前期授業がおわるので、その後始末、後期の準備、そして日頃できない多くの宿題をこなすことになる。夏期論文は毎夏、厳しいもので、まよってなんかおられぬ。
2.木幡の迷い
日曜作家や重読書がなかなか進んではおらぬ。ぼんやりしたまま、気がつくと一眠りしていたり、数時間たってしまっている。かといって、難しいことに専念しだすと、頭痛がしたり、飽きたりで、なかなか思うようにいかない。
3.人生の迷い
迷い無くやりたいことをやりたいようにしましょう、と決心は何度もしてきたが(笑)、実際にはやりたいことが難しくて迷路にはまったり、気持ちが断続的なまま、いくつもやっておきたいことが並行して、制御がおかしくなったりで、……。迷いというよりも、しっくりしない、不明瞭の状態はいつでもここでもあこでも起こるので、いつも迷っておる。あれか、これか、と。
★.本日メモ
今日は、情報サービス、資料組織1(主題分析)の前期個人課題が提出されたので、4人の助勤とともに後期の共同演習のために仮の班長を8人ずつ、合計16人分選んだ。珍しいのは、情報サービス部門で3名もの4年生が選ばれたことだ。これは例年にない快挙といえる。4年生になって、しっかり最後をまとめようとしている意気が伝わってくるレポートだった!
DCCに関する小型PCは木幡から葛野に移した。JMRI:Jythonスクリプトを新規に起こすためにも、葛野の方が開発環境がよさそうだ。
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