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2010年6月19日 (土)

南筑軌道石油発動車/アルモデル(2)完成したヤマタイのブタ

承前:南筑軌道石油発動車/アルモデル(1)工作中の真鍮模型

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↑邪馬台国周遊図書館ジオラマを走る「ヤマタイのブタ」(南筑石油発動機)

 アルモデル社の名作、真鍮キット「南筑」がようやく完成しました。たしかに「南筑のブタ」と呼ばれるのがよく分かります。実に愛嬌のある牽引車です。なんとなく気分が晴れたので、昨年作った2軸の客車とあわせて、さっそく色塗りをしました。

 全体を「緑」にし、天井を「マルーン」にしました。車輪部分だけをマスキングテープで覆って、最初は緑のラッカーを噴霧し、十分ほどしてから天井だけにマルーンを噴霧しました。このとき、後方の2軸客車の天井は外して塗装しました。牽引車の天井は、上からさっと吹き付けただけなので、下地の緑が残りました。
 なんとなく、中途半端な塗り方ですが、気分に任せてさっさと噴霧したので、そうなりました。私は、それで気に入っています。
 翌日になって、さらに気分が高揚してきたので、ライト部分と客車の屋根下を黄色のガンダムというかペイントマーカーで点描しました。牽引車の天井を青で縁取りしました。本当は、ライトはLEDを使って点灯させたかったのですが、技術的に未熟なので辞めておきました。

 別室の「邪馬台国周遊図書館ジオラマ」で写真を撮ることにしました。車両をセットしたとたんに、「ヤマタイのブタ」という呼称が頭に浮かびました。「ブタ!」というと幾分さげすみが含まれますが、この場合はひたすら「おもしろい!」の意味で、そう呼びました。
 写真を何枚も撮りましたが、どれも気に入りました。こういったOn30という、HOゲージ(16.5mm)の線路幅に1/48のスケールだと、いわゆるナローと呼ばれるわけですが、えもいえぬおもしろさがジオラマに漂ってくるのでした。

 ローカルな邪馬台国の故地をゆったりじっくりと、ヤマタイのブタ号が図書と利用者を乗せて駅から駅を結び付けていくのです。三輪山駅、巻向駅、邪馬台国展望・中央図書館駅、穴師駅、……。さらに箸墓駅も予定に入れています。

南筑01
南筑02
南筑03
南筑04
南筑05:HOスケールのDE10
南筑06
南筑07
南筑08:On30とアメリカ型のNゲージ
南筑09
南筑10
南筑11
南筑12

 写真の途中で突然長すぎる車両が顔を出しています。
 KATO U.S.A.社が発売している米国タイプのNゲージ二階建て客車です。米国のNゲージは世界共通ですから9mm線路幅で縮尺は1/160です。日本だけが1/150なのです。もともと実際の線路幅が、日本の新幹線と同じですから縮尺が日本より小さくても、車両は本当に大きく見えます。アムトラックの車種はいろいろありますが、写真のものはSuperlinersという統一名称のもとにシリーズ化されているようです。

 次は、またいつか真鍮製のキットを探して、作ってみます。
 作りやすく、質感がよくて、おもしろい工作でした。

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