小説葛野記:2010/06/03(木)首相が変わり日常が続く
昨日、民主党の鳩山首相と、小沢幹事長が辞められた。
良いことだと思った。
近しい人が言っていたが、少し意味深い言葉を用いると、鳩山首相は左派・旧社会党を斬り、返す刀で右派・旧自民党を斬った。続いてかっこよいセリフがあるとするなら、「政治は中道・中庸でなければなりません」とくるところだが、残念ながらその余裕はなかった。
しばらく民主党世界が継続することだろうが、衆愚政治はやめて欲しい。どのような言辞を弄そうとも、ない袖は振れない。収入の見込みのないお金をばらまくことだけはやめて欲しい。まるでカード地獄に向かって突っ走るような雰囲気だ。そんな政治なら、余でも今日から代わって執行できる。
(今後とも債務地獄は、破産宣告で逃げる気なのかな)
国体を守ることに専念していただきたい。守るもののない政治ほど疎ましいものはない。
官僚を小馬鹿にするのはよくない。
官僚機構を有効に作動できない者が選挙で選ばれるから亡国となる。
官僚を制御できる政治家とは相当な見識を必要とする。しかしそれができなければ、政治家が下手な鉄砲を担いだり、脳天気なソロバンはじきや、下手なミサイル操作をするようなものだ。
どうして、そういう単純明快なことを理解せぬままに政権をになったり、政治家になろうとするのか。
よほど、甘くて美味しい仕事に見えるのかもしれない。
それにしても。
政治とは愚者集団の酒乱・馬鹿踊りにしか見えなくなるようなことは、避けたい。
ということで、まだ北からミサイルは飛んでいない。B29が夜空を覆うことも、まだない。水道水が細菌戦争で汚染されることもまだない。日本海が他国の戦艦で満ちてもいない。原発が占拠され人質にもなっていない。青年が徴兵されることもまだない。
まだまだ、危うい平和が続いている。
残された平和をじっくり味わおう。
行きつけの珈琲や蕎麦は依然としてうまい。
今の内に、じっくり味わっておきたい。
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