小説木幡記:2010/05/20(木)我かくのごとく思う
昨日の葛野研午後の室温は26℃だったので、冷房をいれたところ気持が楽になった。ここ数ヶ月の外気温は突拍子もなく変化し、私の体内外センサーが鈍いのか気づくのが遅れることがよくあった。
20分間ごとにタバコを口にする40年間の長きにわたる悪癖から逃れた昨今、JTから無煙の「かぎたばこ」の発売が始まった。無煙、火を付けず、タバコ葉の詰まったパイプを吸うのだから純粋にニコチンだけを摂取する仕組みだ。
余がニコチンガムとかニコチンパッチの経過療法をとらず、一挙にタバコを棄てたのは、「ニコチン」が麻薬で、血管の収縮原因だと知ったからである。単純に、煙をなくせばタールが無くなり、身体に良い「ニコチン」が残るわけではない(笑)。吸うたびに血管がつまり、手足が冷える(血液が行き渡らない)。
だから、煙のでないタバコがでても、余の考えからすると、「未練なり」「無意味なり」となってしまうが、なになに、人のすることというものは、有史以来、無意味なことの積み重ねじゃから、それを大事にしたい他人さまの気持ちを蹴りつけることはしないでおこうと、思った。
ときどき思うのだが。公器Blogで鉄道模型の話をするほど無粋なことはないなぁ、と。
人にとってはまるで別世界で、たぶん余にとっての「編み物世界」とか「ファッションの話」に匹敵するような異世界なんだろう。ふむ、うむ。
さて、天賞堂という鉄道模型のメーカーがある。余からすると超高級品(模型一つが10万円台)が大半なので、手にしたことはない。そこが、Zゲージという規格(模型縮尺が1/220の、線路幅6.5mm)で蒸気機関車を出した。それがなんと1万円以下の値段なのだ。このZゲージという規格も、あまりに小さいので目に悪いと思って、一度も手にしたことがない。しかし、老舗が手を付けだしたので「?」と思って、再度Zゲージを調べだした。なかなかおもしろそうだ。
ただ、探してみたが、ポイントレールが見あたらなかった。あまりに小さい規格なので、線路の切り替えにまで手が及ばないのかもしれない。
最近、カレーライスとかパスタとかが夕飯に入ると、「おお!」と気力がわく。一昔前には、その二つが苦手だった。美味しいと思った事がないほどに、どうにも、うんざりするメニューだった。しかし現在は、好物に入ってしまっている。味覚というか、好き嫌いは変わるものだ。カレーライスは、ビーフカレーがよろし。パスタは、海鮮系が好みのようだ。人は誰しも、自分自身を決めつけない方がよいのう。
最近京都の町中で、おもしろい見物どころを耳にした。
老舗の羊羹屋店舗が、随分気持ちよくなっているそうだ。御所室町あたりを散歩代わりに行ってみて、一休みしてみよう。甘党ではないが、煎茶と羊羹は似合うじゃないか。
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