小説葛野記:2010/03/16(火)日暮れがゆったりしてきた
日が暮れかけている。気がつくと以前よりも長くなった。
昨日夕方に研究室でぼんやりしていると(笑)、事務から電話があって、年度末(というとあと、2週間ほどかな)までに何人もの公式文書が必要と言ってきた。本来なら、そんなのぎりぎりになって無理だよと一蹴するところだが、事情をよく知っているのでやんぬるかな。
だから、今朝はまずその仕事の段取りをはじめた。
春休みに入っているから、方々いろいろな方に、あれこれ連絡するのは、なかなか難しい。いくらメールが定着してきた現代でも、人にもよるし、またいくつものメアドのうち、ご覧にならないメアドもある。
しかたなく、ファックスや電話や何やらを併用した。……。
本式は明日以降にまた連絡をとって、詰めをはかる。
やれやれ、貧乏暇無し。
いまだに署名捺印が必要な書類があることが、ディジタル時代の狭間では、手間がかかる。郵政省(あったかな?)機能は、しばらく必要だ。しっかりした会社や、大きな組織では、署名捺印なんかもネットでするようになったのかな? 日本最大の組織が、いまだに署名捺印を求めるのは、なんだか、おもしろい。
午後はNゲージのレールを1/4ほどセメダインで固定した。手や屯所のドアノブが、接着剤でこてこてになった。今週はなにかとうるさ型の先輩達も出入りするので、ドアノブだけは綺麗に削り取っておいた。ふむふむ。工作は心だけが透明になり、手足身体は汚れるなぁ。
昔の炭鉱だったか、あるいは造船所だったか、そこで働く人達の最大の息抜きは、仕事が終わると粉塵だらけ、油まみれの身体を、大きな風呂に入って、石鹸で洗って綺麗さっぱりしてから、帰宅するという話があった。屯所にも風呂を欲しくなった。セメダインや塗料で、こてこてになる日々やから。
さっき、湯で手洗いして、木幡から持参したミカンをたべた。ほっとした。
今日も一日、なんとかかんとか、予定通りの時間をすごせた。
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