小説葛野記:2010/02/10(水)昭和の街角Book図書館
昭和30年代の街角に突然Book形の図書館が出現した。一見したところ窓がないのが不審だが、中からは外が見えるのかもしれない。夢のような話だが、葛野研では夢が現実の、当たり前になっている。
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昨日は、午前中は外でいろいろあったが、昼過ぎからは校務に専念し、また責務の山が少し崩れた。本当はブルドーザーを使いたいが、この何年かは、多くのことをしこしこと手でしんねりまったりするようになった。勿論「手で」とは「PC」が大半だが。要するに時間をかけて、味わいながらじっくり作業をするということだ。若年時は、ほとんどのことを、一気呵成、一息に、毎日13時間ほど専念し、あらゆることを数日間で短兵急に仕上げた記憶があるが、今そんなことをすると三日で入院することになる。
時分の花と、たしか世阿弥も申しておった。それぞれの時期に応じて、生き方もかわるものだ。黙祷。
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昨夕、葛野図書倶楽部2001のご隠居さんたちが大挙してわが葛野研に押し寄せてきた。先般来申すように、昨秋から本当に人の出入りが激しい(と、言っても月に数名(笑))。今日も昼に、倶楽部員ではなかったが、かつての受講生が遠方から上京したおりに、ふらっと訪ねてきた。倶楽部の昔の局長と一緒に演習をやった、とか、屯所に残っている第一席の作品を懐かしげに眺めておった。東海地方の生涯学習館(公民館の拡張したもので、図書室も併設される)に勤めているとのこと。良い話だ。
そうそう、話が外れた。
昨夕の話だった。それで。
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昨年夏から、倶楽部の機関誌・教材「Truth」に、昔のご隠居さん達を年次ごとに一人ずつえらび、平均4名ほどの方々に近況を書いてもらうようになった。「今、どうしてる?」が基調で、在学生に対しては「将来の姿(笑)」、倶楽部御隠居さんたちには相互の消息を兼ねている。
で、昨夕きたご隠居さん達はまだ一人しかお願いしていないので、それ以外の人に事前に原稿依頼をしようと思っていた。まずは感想を聞いたが、比較的評判のよい企画だったらしく、もしも他のご隠居さんに頼んでもおそらく「快諾してくださるでしょう」とのことだった。
そこで。
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結局昨日は急遽、影の編集委員会となった。
「あの方、まだですね」と、◎副長。
「うーん、いそがしいでしょう、きっと」と、センセ。
「この人と、この人と、組み合わせたらおもしろそう」
「まあ、卒業してから、初代達は足かけ10年にもなるし(その前史が10年近くある)、各年次とも相互に音信不通だろうな」
「だからです。だから、書いていただきましょう」
「うむ、ふむ」
と、そこから、7月号、9月号、新年号、来年の4月号、……と、延々と原稿執筆リストの話になった。
これまでは主に「職場の様子」だったが、話が熱気をおびてきて、トンデモない企画もいろいろでてきた。
座談会:◎◎年次の<新春放談:司書共同演習をふりかえって~Xイチ・あいつ、どうしてる!>とか、なんとか。
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「ところで、4月号は完了で、次は夏の7月号だが、君、どうだね」
「えっ!」
「で、秋の9月号は、君と」と別のご隠居に、「大昔の一番隊長と、◎副長と、△副長。これで、ドカーンとぶちあげてください」
などと、眼前のご隠居達にあっさり依頼する、お手軽な影編集長でありました。
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最後に成案なったのは、その場にいない者を加えて7月号が、歴代の中でも超濃い二人が「対談」をすることになった。
不在者にとっては、ひどく勝手に写るだろうね。受けてくれるかどうかは、知りません(
)。稿料なしだから、辛いところだ。(ま、回転すしか、学食の肉うどんくらいなら)
◎なかなかに、葛野暮らしもおもしろい。そう思うようになった。黙祷。
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