小説木幡記:2010/01/30(土)年度末
今日は土曜日だったが7:40に葛野着、一息入れて、9:30~16:00まで会議だった。余もわずか10分だったが発言せざるをえなかった。おわったら頭の中がキーンとして約2時間研究室で横臥しておった。余は身体も心も脳も、日頃使い慣れておらぬので、たまの激務はこたえるのう。
木幡に帰還しても気力がわかず、さっきまでベッドに横臥しておったが、突然がばっと起きて、「島図書館」をオンにした。そうなのだ。ジオラマの調整だけで時間を湯水のように使う。この年度末に手を加えておかぬと、春からの授業に鉄道図書館列車の提示をできなくなる。だから来週は片手で採点し、片手で石膏塗りをすることになる。ともかく忙しい脳。
がばっと起きて、列車の運行を眺めていたら、以前と同じく図書館列車のイメージがふつふつとわいてきたので、今夜は安心して眠ろう。ときどき、これまでやってきたことの多くが、イメージできなくなる恐怖に突かれる。いろいろなことが、断片的に、断続的に、それぞれが波状的に生起し、脳を刺激するので、刺激しているオブジェクトには安心するのだが、それ以外のものの存在の安否に不安を味わってしまう。だから、つねにタイムシェアリングちゅうのか、パラレルちゅうのか、なんかかんか考えていないと日常のよしなしごとに、大切なイメージ喚起力が押しつぶされてしまう。おそらくそれは前頭葉なのだろう。そう、でこ、おでこのことだ。余のデコは猫の額のようなものだが、それでもおもしろいことを次々とイメージして、脳の後頭部あたりにある大スクリーンに投影してくれるので、余は毎日映画をみておるようで、楽しい。
ではまた。
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