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2010年1月26日 (火)

小説葛野記:2009/12/28(火)大臣、ほか日々

1.国会の生中継
 今日午前中というか昼前に、ほんの20分ほど国会中継をみていた。役者を見ているようでおもしろかった。
 民主党も社民党も、まして自民党も共産党も、公明党もそれぞれ好ましく思ってはいない。ただし政治家のキャラクターでおもしろいと思った人は多々いる。

 昔でいうと田中角栄さん。その声がよかった。浪花節を聴いているようで。
 最近だと、小泉首相のベートーベンみたいな風姿がよかった。
 それで、高額クラブに通ってたたかれた麻生さんも好ましい。失言はほとんど気にならなかった。
 意外に、病気引退した安倍首相もよかった。
 そうそう、桝添さんも好みだね。
 防衛省時代の小池さんもよろし。
 防衛省時代の石破茂さんもよろし。
 
 現職大臣の好き嫌いははばかりもおおいので、止めておこう。ただ、民主党出身閣僚の中でもまともな政治家は、中継を聞いていて、気持ちがよかった。党、パルタイというのは個人の能力や資質に関係なく、数で左右されるので、大抵は嫌いだ。余の判断基準は簡単で、正しくしっかり受け答えする政治家を好む。右顧左眄、朝三暮四のばかばかしさや、朝令暮改の優柔不断は、どんな理想を掲げていても、よく思わない。またヤクザ世界のように、恫喝や罵声や裏工作が巧み過ぎる、いや、やりようがあざとすぎる人も、好きになれない。余はしごくまっとうな庶民であると、自覚した。

2.大臣とはおおおみです、臣です
 日本史や世界史をきっちり教えないのは、政治や経済、国防や道徳をきっちり判断できない国民や政治家や官吏や衆生を生んでしまう。
 余の最近の、じゃなかった、ずっと数十年もの持論は、すべては過去にあるということ。いやはや公務員試験の8割が過去問にあるという話ではない。人類は言葉を持ったとたん、進化も退化もなく、ひたすら人間だった。それほど言葉をあやつる人類の脳は上等だということだ。
 すべて過去に埋もれている。先端科学技術も思想も道徳も、経済法則も。ただ時代時代に、見えないだけだ。見えなくするのが時代の要請なんだろう。時代の要請とは、古くは宗教であり、近代はひたすら進歩するというマルクス主義と、ひたすら儲けようという資本主義だった。そして現代は、仮想的に儲けることに快感を味わう時代なんだろう。

 そういうことを幼少から歴史の流れの中で知らずに現代の一刻一刻を刹那的に生きることしか知らぬ臣民を多数抱える国は亡国が眼前に迫る。日本史・世界史を把握していない人には被選挙権を与えるべきではない。自らが衆愚政治を演じてしまう。民がおろかであるよりも、旗振りが愚かであるほうが、被害は大きい。日頃、馬鹿馬鹿しい上司にこづき回されているサラリーマンやOLなら、この話が通じるはずだ。

 過去の歴史にすべての政治状況は潜んでいる。戦史もそうだ。

 大臣はおおいなる臣と書くから、臣吉田茂とおっしゃった著名な政治家がおられるように、なにかに仕える人なんだろう。日本では、昔はすめらみことだったが、その後の歴史の状況変化で、今は「国民」となっている。国の民(たみ)に仕えるのが大臣である。大臣になるまでは政党、徒党に仕えているだろうが、任命されたとき一挙に立場が変わる。こういうことをわきまえるのが政治屋とは異なる政治家の真骨頂だが、残念ながら大抵は、個人の損得を超えた悠久の大儀に、現実観を持って生きる政治家は殆どいない。ただし、国会の受け答えを見ていると、与野党にもそういう資質がある方が一割、二割おるので安心する。勿論悪貨は良貨を駆逐するからだんだん悪くなっていくのだろう。

 とは言いながら、国を守る英雄が裏で犯罪に手を染めていたとき、どう判断するのか。余は現実主義だから英雄の罪一等を許す。ただし英雄とは国賊ではない。そういう違いを瞬時に判断するのは、過去の歴史のパターンを想起することでしか、分からない。十五代将軍徳川慶喜は英雄でもなかったが、結果的に国賊ではなかった。そう判断している。決して好いてはおらぬが(笑)、まだましだ。

3.といいつつも、宮部みゆき
 最近枕辺に置いてある図書二つ。
 一つは松本清張の「邪馬台国」(清張通史・講談社文庫)。大抵1頁を読むと闇に溶け込み朝になる。その一瞬に清張時代の邪馬台国や現代の邪馬台国を比較しながらまぶたをとじる。

 一つは宮部みゆき「孤宿の人」(新潮文庫上下)。これは目が覚めている日曜の昼間とか、食後すぐに読む。今は上の後ろあたり。いよいよ「ほお」が悪霊・加賀様の屋敷牢に住み込みをはじめた頃。なかなかおもしろい。なぜ、どうして? が多いから、余は時代ミステリとして読み始めている。結果はどうなるのだろうか?
 映画になれば観てみたい。「ほお」は子役で難しいが、宇佐という女性岡っ引き(引手)が、女優によっては結構評判を呼ぶだろう。

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