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2009年12月31日 (木)

小説木幡記:2009/12/31(木)大晦日の3Dアバターに鍵善の黒蜜くずきり

 大晦日になってしまった。年末恒例行事をつのったら、エドルン君が手を挙げた。
 十時半頃に木幡をでて、鈍行京阪でじっくり三条京阪に着き(注:帰路は特急ダブルデッカの上階)、階段をあがったところで、山頭火ラーメンを昼食にした。チャーシューメンが950円、醤油味にした。ついでに半熟卵もひとつトッピング。少し高めの豪華ラーメンだね。叉焼が柔らかくて口にあった。

アバター
 三条通りを西に進んで新京極についた。上映が12:10からだったので、そばの珈琲店で一杯飲んだ。
 エドルン君が昨夜のうちにネット予約していたので、券売機の前で番号や暗号を入れると券が2枚でてきた。便利な物だ。
 券代金はちょっと高価だった。二人で3500円もした。3Dという生まれて初めての体験だった。3Dは高価な設定のようだ。

 アバター、3D体験。尋常ではない感覚に陥った。惑星(衛星と言っていたな?)パンドラの植物の胞子なのか、海のクラゲみたいな透明浮遊物が眼前にいくつもいくつもふわふわと浮かんでいた。3時間弱の上映時間だったが、時々3Dメガネを外さないと、あまりの迫真の立体像に心臓がパクパクし続けた。

映画の内容は
 内容は「アメリカでは受けないだろうな。悲しすぎる。悲惨すぎる。アメリカのインテリは避けるだろう。まるで、大航海時代の、スペイン征服者達がアステカ文明を絶滅させたのと変わらない。~」と思った。
 実は上映時間中、ひそかに涙をぬぐっていた。それも、何度も。後でエドルン君に聞くと、余と同じ状態だったらしい。
 余は何も知らずに出かけた。
 3Dの超大作SF、スターウオーズか、エイリアンのつもりで映画館に入った。出てきたときは、「人間って、何なのだ。あるいは、アメリカとは一体どういう国で、これからどうなるのだろう」と、まるでエンタとは逆方向の顔をしていた。

 そういえば、同じジェームス・キャメロン監督の描いた「エイリアン」も、植民地星を開発する企業や国の冷酷さを深くえぐりだしていた。今度のアバターには、そのころの主演女性シガニー・ウィーバーが、植物学博士で登場していて、懐かしかった。TVドラマLostのミシェル・ロドリゲスが(宇宙?)海兵隊パイロットに扮していた。これも、エイリアンでは、別のよく似た女優が出ていて、同一性を味わった

 そして帰宅してからネットでアバターの記事を見た。驚いた。全米興行成績がクリスマス前後、一位になっていた。
 全米今年最後は3D対2D!勝ったのは『アバター』!『シャーロック・ホームズ』は2位!
 『アバター』が69億の興収でダントツ第1位!東海岸の大雪も客足に関係なし!

なぜアメリカにとって自虐すぎる映画が
 なんとなく思ったのだが。
 たしかに3Dと椅子を振動させるほどの迫力ある音響と、ストーリーの簡潔さと、ダイナミックな浮遊感や戦闘シーン、これだけでも観る値うちはある。3D効果を疑っていた余も脱帽した。

 それだけじゃなくて、文明・文化のギャップを、文明人を自負した者達が圧倒的なパワー・兵器で埋めることの難しさを、米国の鑑賞者達の何割かは実感したのではないだろうか。
 なにかしら、映画技術以外の、別の密かな評判が生まれたのだと思った。文明とは時に、野に咲く花を、牛刀でぶった切るところがある。この映画を見終わると、その事への「文明側の」弁明が成り立たないことに気付くだろう。
 (宇宙)海兵隊の兵達が、火炎放射器で原住民の楽園を焼き払い進む場面で、余は近代戦争のいくつかの場面を思い出し、落涙した。弓矢しかもたないネイティブに、火炎放射器やロケット砲は、そりゃないでしょう!

恒例の鍵善くずきりと、八坂神社
 気分を変えて。
 祇園石段下の鍵善に出向いた。入り口には列を成していたので、少し迷ったが、珍しく待った。案に相違して10分ほどで席に着けた。くずきりを食べるのに長居はむりだろう(笑)。氷の入った器のくずきりを、いつものように黒蜜にそえていただいた。(なんとなく、黒蜜が主役のようになってしまう)
 その後、祇園八坂神社にお参りして、絵馬(トラ)のついた破魔矢を買った。2000円。国家安泰、木幡安泰をねんごろに祈念して、神さんとお別れした。

 もうすぐ、年を越す。早いものだ。
 さっき紅白の合間、9時過ぎに、エドルン君が年越しのオロシ蕎麦を作ってくれた。うまし。
 そろそろ、木幡研総出でワインでも飲もう。うむ。

追伸
 年末大晦日は、PCの総てが不調になった。ようやく今年最後のMuBlogを投稿できてほっとした。不調の原因はおそらく寒さだと考えている。 

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