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2009年12月30日 (水)

小説木幡記:2009/12/30(水)平成21年さようなら

 明日は大晦日で映画を観たり、くずきりをいただいたり、八坂神社にお参りしたりで忙しい。今年を振り返るのは今夜くらいしかない、……。もちろん2010年、来年に思い返しても良かろうが、とりあえず記事一つを残しておこう。

 まず今日のことを一つ。紅鮎で温泉につかって、近江肉をいただいた。ものすごい贅沢をしているようだが、そうでもない。片道2時間の日帰りドライブで、午後の中頃には木幡について夕方まで一寝入りした。これは気に入った写真もあるので後日にまとめよう。
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↑帰路、長浜市から見た雪の伊吹山遠望

読書
 村上春樹さんの『1Q84』が余の好みの内容、構成なので満足を得た。来年にはその3巻目が出ると噂に聞いた。楽しみだ。読者は作家の、ほのめかしであれ、直言であれ、次作を切実に求めるものだから、反古はならぬ。
 髙村薫さんの『太陽を曳く馬』は刑事・合田雄一郎に久しぶりに出会って、往時の感動を新たにした。合田の内心の、心の動きが流れ出てくるような書きようにひきこまれた。
 今年はあまり小説を読んでいなかった。忙しいからというような安直な分析ではなくて、文学以外のことに気持を埋めていたのだろう。

学術1:テキストの構造可視化
 夏に保田與重郎『芭蕉』を考察した。最近抜き刷りも手にした。芭蕉の「かろみ」に対置して、慟哭があればこそ「軽み」の世界が開けたのだと、得心できた。そして、なぜ家持や芭蕉が慟哭したのかは、心の問題だから、客観的に伝えるのは難しいと思った。余は、家持にも芭蕉にも、そして保田にも慟哭できた。それでよいと思っている。
 日本についての歴史観=文学観だから、うまれてくる文学は、日本の心で感じないと分からない。最近、合理的精神が砂上の楼閣に思えてきた。「死生」の前では、合理も不合理も、何もない。

学術2:鉄道図書館列車ジオラマ
 ジオラマを現在6種類並行して考え、作成している。鉄道図書館列車を「未来の図書館の姿」として考察し始めてすでに2年間以上が経過した。今年は、「高台の図書館」の基本形をようやく記事にまとめた。このジオラマに図書館利用の物語を付加するには、まだ時間がかかる。
 技術的には、HOスケール(普及タイプよりもやや大型)の車両(サロ124)を二階建て図書館列車に改造し、自動往復運転を出来るようにした。しかし、これにもまた「物語」が必要となる。

情報技術:PC自作とLinux
 余の研究課題は「電子図書館」が主であり、その中で、フルテキストをどのように扱っていくかが、上記「学術1」に直結している。もちろん、このMuBlogという余自身の「知識樹」を作ることも、要素の一つである。
 PC自作とLinuxの利用は、今までもこれからも基本手技として身につけておくべきマナーだと考えている。大量データの確実な保管や運用に関して、比較的廉価に永続的に扱える環境は、自作がもっとも確実と言える。もちろん自作と言っても、メモリーを自分で作ったり、ハードディスクを自分で作るわけではない。いろいろなパーツを選んで、最適の機能を果たすことを、経済的に達成するには、自分の道具は自分で作るしかない。
 今年の年末から来年にかけては、「春霞2010」が、余の情報技術・手技を維持する方法となる。

古代史
 三月に奈良県桜井市の茶臼山古墳と、纒向の初期前方後円墳を足で歩いたことは、なにかと知見を深くした。特に茶臼山古墳については、後日に橿原考古学研究所の発表が新聞記事を賑わしたので、見ておいてよかった。
 11月に、纒向遺跡第166回発掘による、大型建造物跡を、はるばるJR巻向駅まで出向いて確かめてみた。いわゆる「邪馬台国」の宮殿らしいという噂が新聞やネットに流れたが、比較的冷静にそのニュースを聞くことができた。20歳前後から、三輪山周辺に愛着を持って、なんども訪れていたので、「そうでしょうね」という感が強かった。
 いずれも、横浜市在住の畏友Jo翁との旅だった。今後も旅は続くだろう。楽しみだ。


 今年も桜写真の自薦記事をまとめた。第一席に大覚寺・大沢池の桜をあげたが、ここは毎年訪れる。今年は、NDKの若い研究者二人と行ってきた。これまで葛野図書倶楽部2001の関係者達とも歴代馴染みがあって、懐かしいものだ。

葛野図書倶楽部2001
 今年も、幾つも記事をまとめた
 機関誌Truthの2009年7月号ころから、「ご隠居」さん達に、消息記事をお願いしてきた。最古一期生は2002年次(2003年3月卒業)だから、すでに7~8年過ぎてしまっている。その後、来年の四月号まで、合計で10名ほどの、それぞれの年次の方に依頼した。すべて快諾を得たのでほっとしている。気の良い人や、気むずかしい人や、文章を書くのが苦手な人~、様々だ。原稿を玉稿と言った時代の雰囲気を、当世風に味わった次第。

日帰り旅行
 秋の伊吹山に登って、遠く倭建命(やまとたけるのみこと)を追想した。
 長浜市のフィギュアミュージアムで、フィギュア世界に開眼した。

日曜作家
 苦しんでおる(cat)。

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