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2009年11月16日 (月)

小説木幡記:2009/11/16(月)一杯 {天地人、リーマン、Jin仁、纒向遺跡、無線LAN}

 昨日日曜から今日にかけて一杯ありすぎて、脳がつかれ、肩が痛くなってきた。身体もだるい、熱でもあるのだろうか(笑)。

1.天地仁リーマン
 NHK天地人のことは昨夜掲載したが、来週は最終回となる。熱狂はしなかったが、特に昨日の回はよかった。ようするに妻夫木さんの演技が円熟してきたからだと思う。役者は目の動きにあるな。それと、伊達政宗や真田幸村もよかった。一応昨夜も記したが、淀殿の無念さがやけに胸にせまった。

 石原良純(よしずみ)さんの福島正則が、家康に諫言(豊臣を攻めるなという)したばっかりに足蹴にされて、亡き太閤を偲ぶ場面も、月並みの名場面として心に残った。余は「月並み」「お約束」というものを大切に考えている。まさにあそこで正則は、15年前にうかうかと家康の甘言にのって、小憎たらしい三成に矛を向けたことの浅慮を味わい、涙するのが正しい役割だった。なかなか、よい能。

 Jin仁のオペ(手術)は、胃潰瘍穿孔の穴塞ぎだった。興味深くみた。一体なぜこの「Jin仁」に惹かれるのかと、眠りにつく時に考えておった。江戸時代と現代の風景を交互に見せるところがよい。
 女優がみなさんお美しく、しかも、たとえば野風のヘアスタイルをしげしげと見たが、あれは芸術そのものだな。日本髪がよいと思ったこともないのに、野風の髪形、そして妖艶さにはちょっとまいったまいったぁ(笑)。
 あるいは、咲さんだが、仁が刺客に襲われる危険を野風の手紙で知って、単身仁をおいかけ、無事刺客が去った後、仁と同じく膝の手の震えが止まらなかった。この時の、咲の手の震えが実に迫真というか、この人「上手だなぁ」と思った次第。

 内野さんの演技はますます磨きがかかってきて、唾振りまきながら、顔しかめて大音声で演説をぶるところ、現実の龍馬もかくや、あるいは「この人、龍馬だ」と思うくらいの「凄さ」だったなぁ。龍馬が眼前のTVの中で走っているような気分になってきて、背筋がひんやりした。憑依の内野聖陽さんだ。
 セリフふたつが気になり気に入った。
 一つは、漢方医に仁が身元不詳で責められたとき、「何事も、お上が知っている」という龍馬の不思議なセリフだった。幕府上層部やあるいは龍馬は、仁が時間旅行者であることを知っているどころか、管理している予感がしてきた。
 もう一つは龍馬の肉声として、土佐弁で仁に向かってがなり立てた「おまはんは、欲ちゅうもんがない。それは生ける屍や」という所。前後のコンテクストからみて、この脚本、上等だなぁ。

 さて、仁と同時刻のNHKは、リーマン予想について小一時間あった。
 今朝ほんの少し5分ほどみたが、始めて素数{1,3,5,7,11,13,17,19,23,29・・・}の不気味さに気がついた。長い整数の階段があって、素数(1と自分でしか割れない数)のところだけ白くなっていて、そこを昔のヨーロッパ人(リーマンさんかな?)が登っていくアニメっぽい画面で、宇宙の未知の恐怖を味わった。これは楽しみだ。いつかちゃんと記事を書こう。もしかしたら、宇宙創造主のDNAというよりは遺伝情報コード(暗号)なのかもしれない。こんなものの全貌を人類が理解したら、宇宙は破壊される危険性すらある、……。それほどに、興味がわいてきた。

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2.葛野のことや纒向遺跡のTVや新聞記事や無線LANや~
 一杯ありすぎて整理できないので、今夜はこのくらいで止めておこう。要するに毎日があっというまに過ぎていき、ますます心の時間旅行が加速する。夕方になると、葛野で心身が痺れるような毎日だ(笑)。

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