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2009年11月 5日 (木)

小説木幡記:2009/11/05(木)DCC:まったりとした午後

朝から午後までのお仕事
 午前中は二科目、それぞれのテーマを抱えた班を4つずつ巡回した。助勤たちは、別の4つを診てくれた。
 いろいろあったが、まあよかろう。
 2科目終了と共に、非常勤の先生と来年の打合せをすませた。秘書さんが事前に書類の準備をしてくれていたので、すぐに終わった。

 午後は、夏期論文の一回目の校正を仕上げた。編集者におさめてから一ヶ月強あったが、再読して意味が通っていたのでほっとした。時間がたって、自分の書いた内容が分からないときは、大抵はよその人が読んでも意味不明(笑)。
 小さな間違いがあった。22→23、その程度だが、何故そう言う間違いをしたのかを検証するのに手間取った。要するに重要語項目リストの数え間違いにすぎないが、項目と項目の間に紛れ込んだ項目を、見付けたり、見付けないまま数え上げるから、22になったり23になったりした。まるでお化け煙突みたいだった。
 その後、別の委員会仕事をひとしきりこなした。これは関係者に全員メール送付したら、帰る頃には回答がいくつか入っていた。

DCCは難しそうだ
 その後はしばらく、鉄道図書館列車の自動運転のためにDCC:Digital Command control(デジタル コマンド コントロール)を勉強したが、なかなか難しい。図書館列車が本館や分館を柔軟に行き来し、人を乗せたりおろしたり、引き込み線でカフェしたり読書したりする様子をモデル化、つまり物語化するには、どうしても柔軟な自動運転、(疑似)人工知能搭載風にしないとできないと結論づけたので、いろいろ考えだし、勉強しだしたが、まだ危惧があって機具一式を入手するに至っていない。

 危惧は単純で。
 PCの黎明期以来の歴史でいうと、鉄道模型のディジタル化は、マイクロプロセッサーを直接16進キーで動かしていたような時代の状態に思えた。それを一挙に現代PCで制御できないだろうかと、ネットを探してみたが、どれも難しそうだ。
 つまりまだBASICの無い時代に等しい。ましてCやPASCALで制御できる状態には至っていない。そういうアプリケーションの事例もあるのだが、なんとなく煩雑で、習熟するには根気が必要に思えた。
 むしろロボットのタンサーボーグなどが長足の進歩を遂げている。一般的な二足歩行ロボットだと数年前から、事前に手足を手動で動かして、その流れをプログラムとして内蔵できる状態だ。
 だが鉄道模型列車のDCCは、そこまでするには相当な資源と根気が必要で、今の余には無理だな。

人工知能搭載の鉄道図書館列車は遠い未来
 余も年齢的に根気が続かない。if then elseやswitch命令で、鉄道図書館の進路やポイント変換をプログラミングする程度までなら手間暇の度合いを予測出来るが、それ以上の細かな電圧の高低と時間の関係(列車は動くものだから、時間によって速度が変化する)を充分に制御するようなシステムは、お手上げ。

 なにか良い方法はないかと、この数ヶ月じっと考えている。DCCの基本ハードシステムは5万円以内でほぼ完了しそうだが、思い切りが付かない。つまり。手にしてやってみている自分を想像して、「ふむ、簡単簡単、すぐできる」ならすぐに飛びつくが、ああ、あれもこれも、いちいちキーを一つづつ押して列車を指示して、ポイントを指示して、……。なんとなく、往年のマイコン機種毎の機械語制御入力みたいで、やってられないよう。と、思ってしまう。
 新しい物にはなかなか飛びつけない。

A地点とp1分岐ポイント
 駅図書館A、B、Cがあるとする。余の欲する方法は、位置センサーA、B、Cを駅の付近レールに挟み込むだけで、結線不用、レールからのディジタル信号をうけとめて、そこを図書館列車Xが通過したら、どうするこうする。あるいは、ポイントp1、p2、p3があるとする。p1ポイントを中心にして、図書館列車YとZとが、逆方向で走行しているなら、どちらかの列車がp1の手前20cm(16番ゲージなら16m手前かな?)に達したとき、p1を作動させて衝突を回避する、次にp2、p3が目前にせまる、どうするこうする、……。
 などと夢想するのだが、その夢想を一息で実現させるようなシステムはまだ見つからない。見つかっても、マニアックすぎてとてもじゃないが、Muには運用できない。
 書いていて頭痛がしてきたので、止める。

日が暮れた
 数週間繁忙状態が基準を越えてしまって、葛野机上も部屋中も無駄な書類、重要書類、床におちた図書、ひっくり返った列車群、こぼれた珈琲粉、逆立ちした授業科目box(科目毎にノートや教科書や出席メモをいれた透明100円box)と、手の付けられない状況だった。ひとつひとつ整理しだして、ときどき屯所を覗くと、まだ「授業構成」を若い部員たちがやっていた。司会はだれ、下級生へのアドバイスは誰、どんなセリフを吐く、……。精密な「グループ討論指導プログラミン」をしているような様子だった。そばの上級生達は卒業論文を書いていた。余は部屋を整理しながら、気になって屯所を観に行く。まだ続けている。みんな根気がある(笑)。
 最後は不憫に思うて茶菓子券を寄附して、余は最後の後片付けにもどった。まだやっているかなと、覗いたら屯所は真っ暗だった。すぐに、ケーキでも食べにいったのじゃろう脳。あはは。

 余は最後に、葛野研総てのPC、総ての鉄道模型制御機、暖房などの消灯を確認し、研究室を出た。廊下は真っ暗だった。
 かくして葛野の一日が終わった。7:15-19:00、あっという間だった。

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第1回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作でもミステリーよりも、どちらかというとファンタジーな気がします。 [続きを読む]

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