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2009年10月20日 (火)

小説木幡記:2009/10/20(火)コロリと輸液:それ仁なり

 一昨日の日曜日の夜は近頃になく忙しかった。そりゃNHK天地人を見て、Jin仁をみて、天地人の感想をまとめるのだから、遅筆の余にはこたえた。そのせいか、昨日月曜はMuBlogを記す気力がなくなった。

 現代の外科医が江戸幕末、坂本龍馬(内野聖陽)たちが走り回っている世界へタイムワープするのだから、もともと余の好みドラマだった。古くは光瀬龍先生がその時代をSF的に描いておられて、印象深い。数年前にも、どなたかの書いた小説で江戸へ飛んだ現代人の物語があって、評判になって、余も読んだ(だれが、いつ、どんな書名でだしたのか、とんと思い出せない)。

 Jin仁の最初の回の最初の30分ほどは見ていない。江戸時代に脳外科の手術をするところが初見だった。なかなか、うーむ。で、今回はコロリ(コレラ)の療法だった。一体どうするのかと思っていたら、塩や砂糖をお湯にとかせて、お尻のところが穴になったベッド(戸板)に寝かせた患者にそれを飲ませる? 一生懸命耳をすませたが、その肝心の療法名がよく聞き取れなかった。

 百科事典(小学館)で「コレラ」を読んでみて分かった。

 要するに。現代でもコレラが発症したなら、ひたすら脱水症状を食い止めるために輸液療法をするらしい。失われていく電解質? 水分、それらを充分に補充するのが治療の眼目らしい。抗生物質などは補助的な使い方で、主療法はどんどん輸液、点滴か口径か、患者に与えていくようだ。だから、ドラマの中で外科医が塩や砂糖をまぜていた塩砂糖水の理由が、はっきりうなずけた次第。

 余はまるっきり文系ロートルだが、SFが好きなことでもわかるように、気質的に本式科学、疑似科学(笑)、自然科学が好きなんだなぁ。血を見れば確実に卒倒するが、医学なんかも好きな方だ。おもに治療法に興味がわく。夏に鼻から胃カメラを飲んだとき、目を丸くして自分の胃の中を眺めておった。すきなんだなぁ~。だから、先回の脳外科手術とか、大昔インカかどこかでは脳外科手術をした痕跡のある頭蓋骨があったとか、宇宙人とか~、好きなんだぁ。そういえば。バチスタとかいう心臓外科医物語も数冊懇ろに読み切った。たまらないのう。

 で、想像だが。いつか「かっけ療法」も出てくるに違いない。それが、冒頭にのべた作者不明タイトル不明のはやりの小説の内容だったか? かっけは死に至る病だったが、現代に知られている事実を江戸時代に適用するだけで、驚くほどあっけなく治癒するらしい。ドラマとしては冴えわたる話になろう。いつ、脚気が用いられるかは知らないが(ないかもしれん)。

 ともかく、現代医学の知識だけあって、道具環境が整わない江戸時代で、どうやって治療していくかが、面白さの源泉になっているドラマだ。

 ところでそうだ、思い出した。
 余は幼少のみぎり、米国のベンケーシーとかいう「いつでも、なんでも、脳腫瘍」というTVドラマに熱中しておった。ドラマの途中で必ず医師が胸ポケットの懐中電灯(ペンシル形)を取り出して、目に光を当ててのぞき込む。そして「脳腫瘍です」と決めぜりふ。見ている余はそれをきくと、「やっぱり」と膝を打ち、ほっとしていた。それで満足したから、治療ができたかどうかは記憶にない。おそらく、そのTVドラマ時代には、脳腫瘍は不治の病だったのだろう。

 さて、Jin-仁-、どんな決めセリフがあるのか、まだ気がつかない。……。

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