小説木幡記:2009/10/12(月)体育の日に葛野詣で
祝日だったようだが、授業があった。いろいろ事情があって、全学そうなっておる。職員、秘書さんたちもご出勤。なかなかに、宮仕えとは~。わすれておった、受講学生たちも御登校。みんな一緒だから、普通に思えたぞ。
激しい冷気のせいか、朝の二つの授業はきっちりこなせたが、その後の夕方まではのらりくらりになってしまった。つまり、どうにも身体がだるくてしゃんとせず、デコにハッカをぬってもずっとぼんやりしたまま。その間、助勤達は屯所で、昼に提出された各班の発表レジュメをせっせと分析していた。
今週と来週とは、情報サービス、資料組織(分類)の二科目共同演習で、着手発表会がある。その発表にたいして、当日助勤たちは、夜叉の如く、菩薩の如く、質問したりアドバイスをしたりする。
肝心の余は何をしている? さぁ~。
例年のことだが、今年も助勤達は熱心に各班のテーマや方法論を分析しておった。昼からずっと屯所に籠もっておった。余が、心身だるくて夕方に帰るころにも、まだ分析を終えていなかった。巧妙な(笑)質問を考えたり、各班のテーマや方法が過去作品やネットにあるかどうかを念入りに探索したり、……。すでに、同じテーマや方法論があればあるで、その異同を見付け、発展させるアドバイスを考えたり~、早めに帰還する余はまことに後ろめたい気持におそわれた、脳。といいながらも、「今日は祝日、早めに帰ろう」と、素直に思う余は冷淡というよりも、無責任というよりも、なにも考えずに心のおもむくままに、近頃生きておるよう邪。ふむ。
木幡帰還して。
ゆったり夕食をとって、ふと「助勤たちはまだ仕事しておるのかのう。不憫なり」と思うだけのゆとりは湧いてきた。しかし、こうして木幡記を書いている間にも、睡魔が襲ってきたな、なにやら、ぼんやりと、あすも葛野だなぁ、と、おもいつつ、だんだん画面が霞んできて、……。
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