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2009年9月20日 (日)

長浜研修旅行20090827(4)-2・長浜鉄道スクウェア(鉄道文化館)-Nagahama2009

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4.4 長浜・鉄道文化館
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 ↑おおきな写真の、この模型がどういう特急列車か良く分かりません。ただ眺めていたというのが本当のところです。鉄道文化館の天井が高くて、吹き抜けで3階分くらいあったと思います。その2階部分の壁際に模型列車が走っているわけです。総延長が66mと書いてありました。長いです!

 さて長浜鉄道スクウェアは、旧長浜駅舎、鉄道文化館、北陸線電化記念館の3施設複合体です。しかし、それらは位置的にも内容的にもつながっていて、一貫しているので、違和感はまったくありません。駅舎の裏に資料館や実物展示館があるという印象でした。

 この鉄道文化館で、私が印象深かったのは、北陸本線が蒸気機関車→交流電気機関車→直流電車と変わっていった事情、歴史を味わったことでした。今のJRは、明治時代には鉄道院、大正・昭和初期までは鉄道省、そして日本国有鉄道(国鉄)となって、昭和の終わり頃(昭和62:1987)にJR各社が誕生しました。百科事典をみると現在の北陸本線は、JR西日本の管轄で、米原-直江津、この間353.9キロとなっていました。この歴史は明治15年から始まり、日本の鉄道もはるばる走ってきたものだ、という感にたえません。その鉄道の歴史にそって、北陸本線も変化してきたわけです。

 私の時代の通称として「国鉄」や「汽車」を使います。
 私がこの博物館で感動を受けたのは、父の祖地福井県今庄大桐が、電化やトンネルの開通によって、廃駅となり気分的に陸の孤島のようになった歴史があるからです。父は若い頃(大正時代)東京に出て岩倉鉄道学校を卒業し、郷里で鉄道省の地方職員をしていました。実は、その後長兄もJRが出来るまで国鉄職員でした。要するに父と兄がポッポヤの家系なのです。だから私も幼少期から、国鉄の雰囲気を色濃く味わってきました。その中で北陸線の複線電化などによって「大桐駅」が無くなったことを、子供の頃の昔話として聞いておりました。

 当時の汽車の姿は、幼児期にたった一度大桐駅に立ったとき(幼稚園前の記憶ですから、疑似記憶の可能性もあります)と、そして中学生ころまで夏休みや春休みに、米原(東海道線と北陸線の結合駅)を通過した時の記憶があります。
 なんとなく、近代日本は鉄道によって繁栄し、時には鉄道路線の変化によって廃れた地域もある。そういう実感を持っています。

 ↓小さな写真はクリックすると拡大されて解説もあります。

長鉄博13:逆転して運転
長鉄博14:北陸本線の交流電化
長鉄博15:交流と直流:専用電車や電気機関車
長鉄博16:田村駅での列車変更、交直流変更
長鉄博17:活魚車(かつぎょしゃ)の模型
長鉄博18:活魚車 ナ10形式 1935年製
長鉄博19:旧・長浜駅 明治20年頃
長鉄博20:昔の特急雷鳥か?
長鉄博21:長浜鉄道文化館の天井
長鉄博22:古い特急列車模型
長鉄博23:古い特急列車模型(2)
長鉄博24:古い電気機関車
長鉄博25:スイッチが一杯

4.5 北陸線・電化記念館
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 ↑このレトロなメカニックは蒸気機関車、D51-793の運転台です。つまりハンドルは無いはずですから、蒸気圧を高めて速度を上げたり、ブレーキをかけたり、ボイラーに石炭を入れたり、弁を調整して水を蒸気機関に注いだりするところです。
 鉄道図書館列車の研究歴がまだ2年しかないので、実は(笑)汽車や電車の実車についてはまったく知らないことだらけです。実車の各部を眺めていると圧倒されます。模型の場合は、大型車・庭園鉄道以外の現代モデルの動力はすべて電気ですから、こんなに圧倒的な機関部を味わうことはないです。

 この記念館は、天井が三角形仕組みのトラス構造で、実車展示は蒸気機関車・D51-793(通称デコイチ)と交流電気機関車ED70の初号機です。デコイチは1000両以上作られた中の一両ですから、少し余裕があります。しかしED70-1は現存する唯一の、しかも初号機ですから、これは稀覯車(レアもの)でしょう。なかなかたいした記念館だと感心しました。(なお、EDのEは電気機関車、Dは車軸が4軸という記号の意味を持ちます。デコイチがDだけなのは、さぁ? 当時は汽車だけでしたから、動力車のDかな)

 余談ですが(もちろん鉄道図書館列車ジオラマでは、最重要な牽引車問題ですが)、私がこのごろMuBlogに大讃辞を書き続けている、動力性能や静音性や牽引力において抜群のTOMIX・Nゲージモデル「JR ED79-0タイプ」とか近似の「JR ED79-100タイプ」は、想像ですが、この北陸本線交流電化区間を始めて疾走したED70-1の子孫達のようです。つまり、展示室にはいったとたん「あっ、これって木幡研と葛野研にある!」と思わずつぶやいたくらい、似ていたからです。

 機縁を深く味わいました。父の祖地からレールや駅を奪った交流電気機関車が眼前にあったのです。また余談ですが、私が未だに北陸線の特急「雷鳥」と「サンダーバード」の区別すらできないのは、なにかしら心理的な鬱屈があるからだと思っています。これら特急が、日本でもまれな高速で走るのは、影に大桐駅やスイッチバックの喪失があったからなのです。しかし、モデル世界ではその子孫達を愛でておるのですから、けっこうあっさりしているとも言えますね。

 ↓小さな写真はクリックすると拡大されて解説もあります。

長鉄博26:D51-793
長鉄博27:D51の運転操作室
長鉄博28:D51の運転室:右窓
長鉄博30:ED70-1と旅人
長鉄博29:ED70-1 唯一現存車
長鉄博31:ED70-1のプレート
長鉄博32:トラス天井
長鉄博33:ED70-1のパンタグラフ
長鉄博34:蒸気機関車D51のテンダー(炭水車)
長鉄博35:現代の長浜駅と新快速

4.6 記念写真
Kinennagahama2009640

 記念写真をまとめておきました。2009/08/27日木曜日の午後、滋賀県長浜市・長浜鉄道スクウェアのひとこまでした。これも青春の断端なのでしょう。私も一枚こっそり隠れています。
 さて。これで長浜研修2009は終了となりました。あと一つ、まとめ記事を記して、また来年といたしましょう。
 なお、帰路は16:05の新快速に全員が座れて、快適でした。京都着は17時過ぎ、近いですね。

参考サイト:長浜鉄道スクウェア
参考地図:長浜鉄道スクウェアの地図(マピオン)

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