長浜研修旅行20090827(4)-1・長浜鉄道スクウェア(駅舎)-Nagahama2009
承前:長浜研修旅行20090827(3)海洋堂フィギュアミュージアム黒壁-Nagahama2009
4.1 郷土資料館で休憩:生き霊(1)
さて、 フィギュアミュージアムの予定は当初なくて、ともかく次に皆の後を追って「郷土資料館」へ行きました。
書記局長が作った「旅の栞」は、当日大変貌をきたしました。私自身、「フィギュア開眼」だなんて、想像もしていませんでした。そして郷土資料館に着いたときは、疲労がつのってきたのか、半ば朦朧とし、結局2Fのベンチでずっと休憩しておりました。
すると。
なにやら、ゾワゾワと回りの空気が変な感じになってきました。私は、一瞬「あれっ?」と、おもわず寒くなりました。隊員たちは元気に、江戸時代のかんざしとか櫛を眺めているのに、私だけがぼんやり。「さあ、センセ、次こそ鉄道ですよぉ~」と促され、やっと引き戻されて、夢遊病のような気分で皆の後について出ました。
長浜鉄道スクウェアの庭先に着きました。そこには、古いトンネルの銘板や、ポイントシステムがあったのです。写真を撮ったり、レールを眺めている間に、再び朦朧とし、次に今度こそはっきりと、「ゾワゾワ空気感」に襲われたのです。思わず、言葉に出してしまいました。
「おい、君ら、書記局長の気配を感じないか。そばに隠れてるのと違うか、……。生き霊かもしれん」
みんな、笑っておりました。
ところが! 後日談。
その頃、丁度三時過ぎ前後、たしかに書記局長2009は、直線で10キロ南の彦根城まで接近しておったのです。この夏、最高の怪談でしたぁ~。長浜をゆるがした二度の空気の震えは、「生き霊」だったのでしょう。
4.3 日本最古の旧・長浜駅舎
建物に入りました。全体に独特の明治調でした。2008年の3月に博物館・明治村(犬山市)を歩いた記憶が蘇ってきました。ひとしきり考え込みました。「明治調」って、一体どういうことだろう? と。駅舎とか市役所とか、なんとなく天井が高いように思えます。けっこう、どれも広々としています。床はほとんど木製です。がら~んとしているのは、人が住んでいないせいでしょう。そして、必ずしも「洋風」とは思えないのです。どこか、和風、そう「明治調」なのです。
小さな机がありました。当時の人はいまよりずっと小柄だったのでしょう。夏目漱石も、多分150㎝少しの身長だったと思います。森鴎外は大きい人だったらしいです。
この机で珈琲を飲みたくなりました。
↓以下、写真をクリックすると大きな写真と解説があります。
↑入り口の門柱に「旧長浜駅舎鉄道資料館」とありました。庭先に大きな石碑のようなものがいくつか並んでいました。北陸線のトンネルにあった銘板のようです。すぐには読めませんが、隣に案内板があって、明治の人達の鉄道にかける意気込みを味わいました。
↑レールもありました。古い古いポイントシステムでした。一部分だったせいか、日頃見慣れているポイントと違って見えました。石碑前の旅人の奥が駅舎の入り口です。中に入ると左側に券売所がありました。なぜ横に大八車が置いてあるのかは、解説を読まなかったので、良く分かりません。別の旅人が立っていました。その奥が待合室や駅長室です。
↑部屋には当時の鉄道の規則がかかっていました。ステーションというカタカナがありました。駅とか、ステンションではなかったです。ただし、写真の木板に書かれた規則は現代のものなので、正確にはわかりません。長浜駅の歴代駅長の名前も残っていました。初代駅長の写真は貴重なものです。なにかしら威風を感じました。
足早に過ぎましたが、次は「長浜鉄道文化館」に入りました。
参考サイト:長浜鉄道スクウェア
参考地図:長浜鉄道スクウェアの地図(マピオン)
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