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2009年9月 8日 (火)

長浜研修旅行20090827(2)黒壁美術館-Nagahama2009

承前:長浜研修旅行20090827(1)長浜城-Nagahama2009

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↑長浜の街並みと「洋屋」

2.1 黒壁14號館 カフェレストラン洋屋
 長浜の建物には「黒壁○号館」と記号が付いています。長浜市がいつの頃に、どういう風に街おこしをして、どうして「黒壁」の文字を建物の<請求記号>ないし<アクセスコード>にしたのか、その由来について私は知識がありません。今回訪ねたのは全部で五カ所と、ごく少ないわけですが、それでも街の賑わいは充分に味わえました。研修旅行を企画した書記局長2009に、黒壁の由来を尋ねようとしましたが、生憎当日はおりませんでしたaries。またいつかお話を伺うつもりです。

 長浜城歴史博物館を出て、中心街に着いたのは午前11時ころでした。栞では先に黒壁美術館を廻って、そして食事となっていました。予定の食事先も別のお店だったのですが、既に空腹を訴える声も高く(誰でしょう?)、三番隊長の発案で急遽昼食になりました。お店は、美術館裏の「洋屋」という若い人向けのところでした。あとで知ったのですが、美術館裏のこの地には、昔は掘り割りがあって、琵琶湖から直接船が入ってくるようになっていたとのこと。美術館自体が江戸時代の醤油問屋の屋敷で、当時の長浜では大店(おおだな)の物流は水運だったのでしょう(想像)。

 洋屋は入った時間が11時過ぎだったので、お客さんは一人か二人でした。オムライスのメニューでした。黒壁にちなんだ、イカスミを使った黒いオムライスがあったのですが、五人のうち三人は普通のハヤシスープがかかったものにしました。サラダとヨーグルト付きで1200円。旅先の昼食として妥当なものでした。他の二人がいただいたものは、よく覚えておりません。「黒壁オムライス」ではなかったです。
 広い店内は空いていて快適でした。しかし、あとで美術館を廻っている時に裏庭から覗くと、12時ころだったのでしょうか、満席でした。TVクルーのような一行が大きなカメラで撮影していたので、女優さんが来ていたのかも知れません(推測:長浜、グルメ旅~)。

 さて一通り、空腹も癒えて一行四人は洋屋の表に位置する黒壁美術館の玄関に立ちました。入場はもちろん経理局長持参の「三成手形」でした。本当に便利なパスポートです。長浜市の観光関係の人は工夫がお上手です(笑)。

2.2 黒壁10號館 黒壁美術館
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↑黒壁10號館 黒壁美術館 1F

 今回の研修旅行はいろいろな事情もあって(実は私自身、四月から七月末まで、満足に動けなかった)、総ての企画調整は書記局長や経理局長、三番隊長に任せてきました。だから、どこへ行くのか、何を見るのかも判然としていなかったのです。もちろん、長浜に決定したことは知っていました。そこで、安心してしまったわけです。長浜は過去数度通り過ぎたり、行ったことがあるのです。しかし物見遊山の経験だけでは、由緒来歴特徴などが身につかず、今回も「黒壁美術館」がどういう所なのか、幹事任せの旅行だったのです。
 実は、そこはGlass Art、つまりガラス芸術の美術館だったわけです。英語表記はちゃんと、「Kurokabe Museum of Glass Art」となっていて、明々白々。入ってから気がつくなんて、実に頼りにならない顧問だと内心赤面しました。

 ガラス製品については昔の卒業生が飛騨高山で、ヨーロッパのガラス工芸品を展示する美術館の学芸員をしていたので、少しだけ縁のあった内容です。数年前には授業でルネ・ラリックの作品(香水瓶)を分類した班がありました。また昨年のNHK大河ドラマ「篤姫」では薩摩切子が登場し、藍色のカットグラスがとても気に入りました。そして私自身も涼夏2007PCというコンピュータを、透明なアクリルケースに入れて悦に入っております。ガラスとアクリルでは大違いと思われるでしょうが、万事がおおざっぱな私は、心の中ではそれがクリスタルグラスに見えているのです。~

 ところが、最初に掲げた写真は、ガラス工芸品よりも、まず美術館の内部が畳敷きで、昔の日本家屋だということが分かるものにしました。私は、元来個々の芸術作品の善し悪しが分からず、絵を見ても絵!、陶磁器を見ても容れ物! なにを見てもその程度の鑑識眼しかないのです。しかし日本家屋という、人間が日常住まいする部屋の中に、こうしてガラス製品がそれとなく置かれていると、それだけで、「おお、芸術だ!」と思うわけです。なにかしら、私は空間の中に、それぞれが自然に置かれた物でないと、目に見えない質のようです。(おそらく、西洋画も古城の薄暗いステンドグラスの光を通して見ると、感動するのでしょう)

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↑黒壁美術館のガラスたち

 ひとしきり熱心に見て回りました。外からは普通の大きさに見えた江戸時代の大店も、中に入ると広々としていて、不思議な空間構成でした。1Fと2Fを見たのです。奥の藏は、次の展示の為に整理中で中には入れませんでした。そこも展示が二階仕様になっていて、いろいろあったと、数年前に訪れた三番隊長が教えてくれました。

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↑私が選んだ三点のガラス製品

 心の準備も知識もなにもない状態ですが、それでも「お気に入り」は見つかりました。左から、机上スタンド、砂時計、香水瓶と水差しです。由緒来歴評価を今の私が付け焼き刃でしても無意味なので、このままずっと眺めておきます。
 ただ、どれか一つを差し上げると言われたなら、真ん中の燦然と輝く「砂時計」です。これはもう、未来永劫確定的に変わらない気持ちです。{砂・時計・ガラス}の三つで私の密かな芸術志向は、満足いたします。
 黒壁美術館、実に堪能いたしました。

参考サイト:黒壁美術館
参考地図:黒壁美術館

長浜城歴史博物館←(2)→海洋堂フィギュアミュージアム黒壁

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受信: 2009年9月10日 (木) 05時29分

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