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2009年8月30日 (日)

小説木幡記:2009/08/29(土)胃カメラや長浜や

 数日MuBlogを休載したようだ。
 数日、なにがなにやらわからない日々が続いた。

1.夏期論文
 週の前半猛烈な速度で夏期論文をこなしていた。しかし、まだまだ。前途を思うと凹んでしまう。毎年毎年「本当に完成するのだろうか?」と、苦しくなる。

2.研修旅行、長浜2009
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 旅行立案者や局長殿が欠席せざるをえない中で、代理隊長や関係者の頑張りで、今夏も研修旅行が事故無く終了した。滋賀県の湖北、長浜市、黒壁の街並みと、いくつもの小・博物館巡り。
 どこを巡ったか、なにが楽しかったか、益になったか、賢くなったかは後日しっかり記録する。今は、写真だけでも206枚も撮ってしまって、整理に熱がでそうなので静観しておる。

 しかし研修旅行と銘打って、オムライスが一番の写真になるような雰囲気だなぁ。
 そうでもないのだけどね。
 ただ参加者達麗姿を載せるよりも、美味い物をメモすれば罪がない。などと~。

3.胃カメラ
  なんとなく成り行きで、鼻からチューブを入れられて約15分、胃カメラを始めて飲んだ。すごいものだ。
 いえ、どこかが傷んでいた分けでもないのさ。
 さぁ~。成り行きだね。

 懇意な医師「肝臓の値がちょっとね、この前、キツイ薬を処方したので、その影響かな?」
 余「多分。あれはキツイですね、すぐ痛みが取れました」と、効き目を思い出して、うっとり。
 医師「ところで、酒、飲まれますの?」
 余「ぜん、ぜん」
 医師「超音波なんか、使いましたか?」
 余「えっと、20年ほど昔に」
 医師「おお~! 最近使っていないと、それはすごい」
 余「はあ」
 医師「ちょっと、みてみましょう」
 余「えっと、別にぃ結構ですが。何をしらべても、この十年『お前はもう死んでおる』結果しかでませんしぃ」
 医師「まあ、そう言わずに」
 余「はい」と、これもお付き合いと、納得(笑)。
 ~
 医師「おお、おお、おお、胃のあたりに、ちょっとねぇ」
 余「胃? なんともないです。それより、肝臓は?」
 医師「脂肪が付いていますねぇ」
 余「治るんですか? 脂肪って取れるんですか?」と、痩せた身体を観てみる。
 医師「治りません。考え事の強い人は、こうなってしまいます。肝臓の脂肪は諦めましょう」
 余「はあ、じゃ帰ります」
 医師「ちょっと、まったぁ!」
 余「なんですか?」
 医師「この胃!、ちょっと爛れていそうです。胃カメラのまれましたか?」
 余「いえ。そんなもの飲んだら死んでしまいそう」
 医師「えっ、えっ、まだ胃カメラを未体験ですかぁ。すごい、すごいです」
 余「はあ?」
 医師「ぜひ、試してください。良いですよ。全部、見えますよぉ」
 余「それって、キショクないですか」
 医師「今、胃カメラが達者な近所の大病院に連絡いれておきました。すぐ予約してください」
 余「はあ、胃カメラ。おもしろそうだな」と、独り言。
 ~
 胃カメラ医師「鼻にゼリーいれます。吸いこんでください、そう、チュルンと」
 余「チュルンと、ですかぁ?」
 胃医「そうです。両方の穴に、入れます。片方は予備に」
 余「ふむふむ」
 胃医「そのまま、横になって、楽にして、ディスプレイ観てください」
 余「さっき、アジア系の少女が、ものすごい悲鳴を上げていましたね?」
 胃医「ええ。ちょっと心の準備ができていなかったようです。あなたは、大丈夫」
 余「はあ、そんなもんですか」
 胃医「キツイ麻酔とかして、観る方法もあるけど、リスクもあるしね。さっきは中止しました」
 余「うむむ」
 胃医「さあ、いれますよ。ツーンとします。でも、そこが鼻から喉」
 余「ツーン」
 胃医「さあ、今度は食道から胃に入ります。うどんをツルンと飲み込むつもりで」
 余「つるん」と、うどんを飲み込んだ想像。
 胃医「ほら、ほら、ご覧なさい。よく見えるでしょう。今から水を入れますよ」
 余「あれ、ゴボゴボしてますね、泡立っています」
 胃医「ちょっと、切りますね。痛くないです」
 余「あ、血が出てきた」と、胃壁に血のにじみ。血をみて、余はふらっとする。
 胃医「潰瘍も、ポリープも、な~んも無いけど、一応確認のための生研」
 余「まだですか」と、5分ほど観ていて、自分の胃に見飽きてしまった。
 胃医「もう、終わりました」と、鼻から胃カメラは、会話しながらすぐに済んだ。
 ~
 女医「どこも悪くなさそうですね。ちょっと赤くなっているのは、胃炎でしょう」
 余「胃炎。それって、しょっちゅうですね」
 女医「でも、お薬をだすほどじゃないですね」
 余「まあ、ご飯は毎日美味しいですしぃ」
 女医「じゃ、これでオシマイ」
 ~
 と、窓口で1万円近く支払って、無罪放免。
 胃カメラを始めて(鼻から)飲んだ貴重な体験。胃カメラがなかったら、胃を切開しないと分からない時代があったのだ。それが、予備の話や待ち時間で3時間かかったけれど、わずかに15分で完了。そのまま、麻酔が切れるのをまって、帰還。現代医学は進んでおるな。昼は、絶食していたせいか、ヤケに昼食が美味しかった。茶も何杯も飲んだ。

4.土曜日なのに終日仕事
 というわけでいろいろあって、この週は数日仕事が手に付かなかった。土曜日だというのに、早朝から夜まで、12時間葛野で仕事していた。9月に研究発表会があって、葛野図書倶楽部2001の活動を報告する。わずかに40分ほどの発表に、すでに10時間も時間をかけてしまった。日曜も数時間かけるから、はなはだ効率の悪い日常だね。
 まあ、それも良かろう。
 胃カメラのんで、即入院なら、こんな悠長な執筆も出来なくなってしまう。
 うむ、ふむ。健康第一!
 それにしても、これからは検査が生じる度に「おお、まだ生きておる!」かなぁ

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コメント

お身体大丈夫ですか?

 鼻から胃カメラとは、凄まじい時代なんですね。身の毛がよだちますね。

 でも、何もなくて良かったです。無事これ名馬。

 もう、あれこれ、挑戦するのは止めて、気楽に生きませんか?そしたら、胃も身体も楽になるのと違いますか。今まで60年以上頑張ってきたのだから、これからは竹林の七賢人で行きましょう。

投稿: jo | 2009年8月30日 (日) 17時13分

Joさん
 まずお詫び。
 今週は月に夏期論文、
 火に午前持病医院(笑)→鼻から胃カメラ飲めといわれて
 水は夏期論文
 木は若い者らと長浜研修旅行、終日歩く
 金は午前、鼻胃カメラ、午後はさすがに麻酔でぼんやり
 土は終日、関西の寄り合いでの発表草稿つくり
 日はさっきまで、草稿つくり、やっと担当者へ送付

 風呂入って一息つきました。
 これから、すき焼きたべて、天地人、あはは。

 そういうわけで、JoBlogを熟読する気力もなく、申し訳ないことです。明日からもいろいろありますが、今日、一つ済ませたので、ちょっと楽です。

 すべて。そう、すべては、浮き世の義理人情と、それなりの楽しみです。竹林の七賢人になったら、長浜鉄道スクウェアで懐かしの電気機関車をみることもなく、すき焼き食べることもできなくなります。まあ、速攻入院してたら、「病室で発砲スチロールの粉を振りまいたり、電車を走らせるのは無理だな」とか「後期の授業が、困ったな。あとでまとめて集中授業はシンドイ」とか「RSのバッテリが上がるな」とか、ばかばかしい想像心配ばかりしておりました。

 次は、MRIとか、なんか知りませんが、数年後にはあるでしょう。懇意にしている医師は、私が、これまで一切合切医療検査無しできたのを、「宇宙人眺める」ような顔で、「いやはや、一度は経験されたほうが~」と、おっしゃるのです。あはは。

投稿: Mu→JO | 2009年8月30日 (日) 19時12分

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