小説木幡記:2009/08/15(土)今日を生きる、OFF
新聞の朝刊も夕刊も、今日のこの日はいつもと違った記事にあふれていた。
余も生まれる前のこの日を偲び、記念のMuBlogを記しておく。
写真は携帯電話のカメラ機能を使った。巧拙はもう言うまい、語るまい。ただ全体的に明治か大正時代のカラー写真に見えてきた(カラー写真は昭和のものでしょうな)。よしとしよう。
近鉄特急は午後遅くの丹波橋駅で、二階建て(ダブルデッカー)かと思って撮したが、よくみるとハイデッカー(腰高車両)のようだ。調べれば良いようなものだが、実車にはそれほど拘泥していぬので放念した。ともかく近鉄特急は相変わらず魅力的な電車だと確認した。なお、帰路は一駅だけ京阪特急の二階建てに乗ったが、少し寂れた図書館列車の雰囲気だった。もう、車両が出来てから10年近くなるから、そろそろだねぇ~。
写真の京都タワーは、昔、東西本願寺さんのお灯明という話もあったが、塗装が新しく見えたので、本当にロウソクに思えてきた。下から見上げてふと京都駅を眺めると、なんと駅の巨大ガラスにタワーが映っていた。長く京都に住んでいるが、こういう風景には始めて気付いた。
夕方から小一時間、遠方からの朋と語らった。ここ数日間、関西のひそかな庭園を何カ所もプロの目で眺めるために、はるばる関東から上京してきたとのこと。庭園にも流派があって、見分けられるようだ。もちろん関東と関西では趣向が随分異なるとのこと。そして、日本の庭園は室町ころから縮庭の発想が強くなり、独自のものが生まれたようだ。小堀遠州がそこら中の庭に顔を出すのは、遠州がディレクターだったという説を、笑って想像した。
また、楽しからずや。
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