小説木幡記:2009/08/22(土)熟睡する日々
昨日はMuBlogを休んだ。
夜間には別件、よんどころなき事情でメールを一通出して、一時間後に返事があってほっとしたら熟睡できた。
今朝は気持ちよいほど汗をかいていた。一般に寝汗とかいう言葉は否定的なイメージで使われるが(悪夢を見て、寝汗をかいた、など)、余の場合は大抵肯定的な、気持の良さを表す。たとえば懸案事項や心身の疲労のあとの睡眠で、起床した時に寝汗でパジャマが濡れていると、にっこり笑う。「解決した」「治った」とな。
さて一昨日も昨日も、木幡ではただただ、夕食をかこみ笑いが絶えず、猫ハルキははしゃぎ、夜間は熟睡し、朝は起床4時過ぎで、いつもの通り。変わったことはなかった。日々これ好日なり。
一方、葛野はこれも変わらないと言えば変わらないが、ハードだった。
昨日は朝のはよから校務の整理をして、午前中から昼食後まで同僚達や秘書さんとややこしい仕事をしていた。ときどき難題がとけず(不慣れな面も多々ある)、頭の芯がキーンとすることもあった。以前述べたが、新しい委員会仕事の全体はだいたいつかめてきたが、それでもなお不連続、不規則なイベントが発生し、相互の矛盾を即決で対処できず、頭が痛くなって頭痛(笑)するばかり。
昨日は、長い時期(1ヶ月ほど)思いこんでいたスケジュルが、実はそれほど緊迫してはいず、約2ヶ月全体がずれることを知って、楽になったが、逆にこの1ヶ月はそのタイトなスケジュルを想定して、校務に専念してきたので、がっくりした。
しかし、これが逆だともっと驚愕するなぁ。来年のことと思っていたら、実は来月だった、だなんて震えがくる。とはいうものの2ヶ月ずれるということはすでに後期共同演習や授業で大騒ぎになっている時期なので、やはり7月から8月に専念しておいてよかったと、一安心。
午後は昼食のデザートに『翼ある闇』を30分間楽しんだ。それから夕刻まで『芭蕉』に専念し、午後5時半には完了したので、屯所や研究室の「図書館列車」のスナップを撮った。今日、写真を整理して記事にしよう。
夏期論文『芭蕉』は、一昨日に終日かけたせいか、昨日の午後半日と合わせて、漸く3/5まで下書きを進めた。実は最初の1~3章が基礎データの整理と説明部分なので一番疲れる。残りの4章は得意とするテキスト解釈と、5章はまとめなので、これで今夏の下書きレベルにおける夏期論文は山を越えたといってよい。
基礎部分がシンドイのは、用語を精密に数え上げたり比較したり分類したりで、曖昧さを残せないからである。たとえば「大体、この本では芭蕉と言う言葉が多量に使われています」なんていうセリフは死んでもはけない。そこの所は「荒い抽出では762回。さらにデータを正規化すると、781回となります」と厳密に書かねばならぬ。ところが、このたった一行のセリフを書くために、延々と~、もう涙がでるよなぁ。
さて今日は土曜日、久しぶりのoff日和(余のことを、毎日そうだと誤認しておる輩も多いのう)。ようやく出歩きも自由度が高くなってきたので、PC屋さんと本屋さんに出向く。
PC屋さんは江戸るん君が速攻メモ用に新しいタイプのテキスト専用マシンを品定めするサポーター役。表向きはノートPCでもないし、ワープロマシンでもない。ATOK付きの簡易メモ入力携帯マシンかな? 保存できるのは原稿40枚分くらいのファイルを6本と、小さい容量だが、あとで全部をPCに転送して使うらしい。主にキーボードの使い勝手を探るのが目的。ネットの写真で見ると、電子辞書くらいの大きさに、ノートPCなみのキーボード付きだ(折りたたみかな?)。ふむふむ。
ついでにレッドクリフのDVDとか、島田荘司さんの「なみだながれる」とか「龍が亭の幻想?」など、ついでにプルートの7号、8号かな? 長い間まともに外にでないと、必需品が底をついてくるのう。
毎日が忙しい。あはは。
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