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2009年8月31日 (月)

小説木幡記:2009/08/31(月)言葉は難しい脳

承前:小説木幡記:20070301(木)敬語と学生語と朕

 今日も、午前8時前から夜の7時まで葛野におった。11時間滞在。

人語を話したぞ
 秘書さんAとは純粋ビジネス 5分会話 「これを、ああして、こうして、お願いします」
 秘書さんBにご機嫌伺い   10秒 「いつも元気でよろしいな、けけけ」と。 
 教員Aとは、ビジネス     40分 「これで、会議の私の役回りはよろしいな?」
 教員Bとは、廊下で馬鹿話  2分 「おや、旦那、お元気そうで、ところで~」
 教員Cとは、ビジネス+愚痴20分 「せんせ、たいへんなんですよぉ~」と、語り合い。
 教員Dとは、書類引き渡し 10秒 「この書類で、間違いないですね!」と、余。
 幹部学生とは、ビ+馬    30分 「ところで君ぃ~。このケーキ、うまいねぇ!」
 警備のお兄さん 挨拶    10秒 「お早う。ほな、さいなら」
-------------------------------
            合計 107分30秒

 というわけで今日は珍しく、人語(日本語)を授業時間一コマ程度も話した。滑舌がよくなった(笑)。
 それで、次のことを帰りぎわ、夕暮れの中で思った。

漢字が読めないからって、宰相やめずとも
 麻生総理さんがおやめになるらしい。事情はわからないが、以前「日本語・漢字」を間違って読んで、マスコミや衆生に罵倒されたり、馬鹿にされたりしたかららしい。
 この点でお辞めになったのなら、私は麻生さんの肩を持つ。

 一般に、知識レベルのことで、相手が知らないとか、間違ったとかで、小馬鹿にするのは正しい人間のすることじゃない。そういうことで他人を虐めたり、「馬鹿」という人は、確実に無教養だし、馬鹿だし、はしにもぼうにもかからない人間が殆どだ。

 だから、逆に、そういうレベルのことで、たとえば漢字をよめないとか、カップ麺の値段を知らないとか、マンガしか読めないとか、アイドルの名前を知らないとか、~、そういうことで他人を馬鹿扱い、勢いついて、虐めに走る者は、この世に生きる値うちのない虫けらに等しい。そういうイジメをする者は、それだけで無価値な人間と分かる、リトマス試験紙じゃね。

 漢字なんて、世間と違う読みをして笑われたら、調べれば済む。もちろん辞書事典は時代、版によって内容は大きく異なるから、扱いに注意が必要じゃ。「マニュフェスト」だなんて、馬鹿馬鹿しい言葉が載っていない時代の辞書事典の方が、言葉の来歴、意味については正確な場合がある。

 余は教員をしているから、同僚や学生が余の発話に怪訝な顔をしても、絶対に相手を馬鹿にしない。初めから思考や教養の方向が異なるのだから、仕方ないじゃないの。たしかに「鹽梅」と書いて「あんばい」と読めないような日本近代文学・小説専門の学者なら、馬鹿といわれようもするが、そんな知識を宰相や学生や分野の異なる学者に言うても仕方ない。

 若いお女中が、茶飯事を「ちゃはんじ」というても、日本語の読みにはゆれがあるからねぇ~で済ませる。よほど身近な者にたいしても、せいぜい「一般に、昭和までは、学校教育レベルでも、さはんじ、と読ませたようだよ、君ぃ~」程度だ。

 あるいは、近所の同僚や大学幹部に、インテルCPUソケットの形状だなんて、常識極まる話であっても、絶対に言わない。だから、CPUをゲジゲジ虫と勘違いしている同僚・学生がいても、小馬鹿にはしない。

 だから。
 人の振り見て我が振り直せ、という言葉をちゃんと教えなかった教育がわるいのかのう。今のマスコミや○△新聞社の記者達は、我が身を振り返って、時の宰相がまさか「俗語を正す」のが仕事の本義とは思ってもいないだろう。正すのは公器を恣意にあやつる人達の方じゃ。しかも、俗語とは言い間違いレベルのことを指すのではない。実体のない空虚な言葉を操るのが、大衆であり、為政者であり、それに溺れる者達が可哀想な無教養人というのじゃ、この馬鹿者めらがぁ~。

いかぬのう
 明日からは余も、純正和語だけで暮し、ちょっと身を引き締めよう。正しい言葉つかいは難しい。宰相、だなんて、これは漢語やな。「いちばん、えらい人」としょうか、うむ、変だしな。
 ~、だから言葉は難しい。
 今夜は店じまいして、眠りましょう。

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