小説木幡記:2009/08/24(月)木幡夕照と猫ハルキ
昨日日曜日は午前中にえどるん君を京都駅まで送り、その後帰還し、読書を始めた。
髙村薫さんの『太陽を曳く馬』上下。夕刻にようよう第一章を読み終えた。上巻の150/400位の分量だが、ぐっときた。合田刑事はあいかわらず、よいな。今は40代の警視庁係長になっている。うむうむ。今度の文体の様子は、まだまだどうなるかわからないが、ユリシーズの翻訳を読んでいるような酩酊感におそわれた。いや、余の脳は日曜の午後、しっかりしていた。結局文章の海の中で、余はゆるくゆるく足と手を動かし、遊泳しておった。一章だけで、上物だとわかる。うむうむ。
さて、シャワーを浴びて外をみた。
急激にカメラを使いたくなった。キャノンEOSのデジタル一眼なのだが、心身が思わしくなかった数ヶ月、触ることもできなかった。数枚とって、室内を見るとハルキ君が静かにしていた。えどるん君の不在を不思議に思って、考え込んでいたのかも知れない。
かくして夕照とハルキ君との競演となったが、どちらがどうのと言う前に、両方とも気に入った。そういう対象がこの世にあることに。
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コメント
高貴な猫
気高い感じのノルウエー猫ちゃんですね。しかし、本当はいたずら好きの暴れん坊の子猫ちゃんですよね。
古来、猫をかぶると言いましたかね。そういえば、猫なで声とか、化け猫とか、あまりいい表現がありませんが何故でしょうか。
猫に小判、何か馬鹿にしていますね。けど、招き猫はいいようです。
投稿: jo | 2009年8月24日 (月) 14時38分
Joさんや
そんな、ハルキ猫君をいたぶるような言葉は止めましょう。
最近は「拷問部屋」→「お休みどころ」
「こら!」→「もしもし」
「めしじゃ」→「お食事を用意しました」
面前では興奮するので「かつおぶし」→「か」と隠語使用。
~
と、言葉使いにものすごく注意しております。
彼のことだから、人知れずblogを見ているかもしれないので、MuBlogコメントといえども、ハルキ君のかんに障るような「猫かぶり」とか「猫に小判」だなんて、止めましょうぞ。
投稿: Mu→Jo | 2009年8月24日 (月) 18時17分