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2009年8月31日 (月)

小説木幡記:2009/08/31(月)言葉は難しい脳

承前:小説木幡記:20070301(木)敬語と学生語と朕

 今日も、午前8時前から夜の7時まで葛野におった。11時間滞在。

人語を話したぞ
 秘書さんAとは純粋ビジネス 5分会話 「これを、ああして、こうして、お願いします」
 秘書さんBにご機嫌伺い   10秒 「いつも元気でよろしいな、けけけ」と。 
 教員Aとは、ビジネス     40分 「これで、会議の私の役回りはよろしいな?」
 教員Bとは、廊下で馬鹿話  2分 「おや、旦那、お元気そうで、ところで~」
 教員Cとは、ビジネス+愚痴20分 「せんせ、たいへんなんですよぉ~」と、語り合い。
 教員Dとは、書類引き渡し 10秒 「この書類で、間違いないですね!」と、余。
 幹部学生とは、ビ+馬    30分 「ところで君ぃ~。このケーキ、うまいねぇ!」
 警備のお兄さん 挨拶    10秒 「お早う。ほな、さいなら」
-------------------------------
            合計 107分30秒

 というわけで今日は珍しく、人語(日本語)を授業時間一コマ程度も話した。滑舌がよくなった(笑)。
 それで、次のことを帰りぎわ、夕暮れの中で思った。

漢字が読めないからって、宰相やめずとも
 麻生総理さんがおやめになるらしい。事情はわからないが、以前「日本語・漢字」を間違って読んで、マスコミや衆生に罵倒されたり、馬鹿にされたりしたかららしい。
 この点でお辞めになったのなら、私は麻生さんの肩を持つ。

 一般に、知識レベルのことで、相手が知らないとか、間違ったとかで、小馬鹿にするのは正しい人間のすることじゃない。そういうことで他人を虐めたり、「馬鹿」という人は、確実に無教養だし、馬鹿だし、はしにもぼうにもかからない人間が殆どだ。

 だから、逆に、そういうレベルのことで、たとえば漢字をよめないとか、カップ麺の値段を知らないとか、マンガしか読めないとか、アイドルの名前を知らないとか、~、そういうことで他人を馬鹿扱い、勢いついて、虐めに走る者は、この世に生きる値うちのない虫けらに等しい。そういうイジメをする者は、それだけで無価値な人間と分かる、リトマス試験紙じゃね。

 漢字なんて、世間と違う読みをして笑われたら、調べれば済む。もちろん辞書事典は時代、版によって内容は大きく異なるから、扱いに注意が必要じゃ。「マニュフェスト」だなんて、馬鹿馬鹿しい言葉が載っていない時代の辞書事典の方が、言葉の来歴、意味については正確な場合がある。

 余は教員をしているから、同僚や学生が余の発話に怪訝な顔をしても、絶対に相手を馬鹿にしない。初めから思考や教養の方向が異なるのだから、仕方ないじゃないの。たしかに「鹽梅」と書いて「あんばい」と読めないような日本近代文学・小説専門の学者なら、馬鹿といわれようもするが、そんな知識を宰相や学生や分野の異なる学者に言うても仕方ない。

 若いお女中が、茶飯事を「ちゃはんじ」というても、日本語の読みにはゆれがあるからねぇ~で済ませる。よほど身近な者にたいしても、せいぜい「一般に、昭和までは、学校教育レベルでも、さはんじ、と読ませたようだよ、君ぃ~」程度だ。

 あるいは、近所の同僚や大学幹部に、インテルCPUソケットの形状だなんて、常識極まる話であっても、絶対に言わない。だから、CPUをゲジゲジ虫と勘違いしている同僚・学生がいても、小馬鹿にはしない。

 だから。
 人の振り見て我が振り直せ、という言葉をちゃんと教えなかった教育がわるいのかのう。今のマスコミや○△新聞社の記者達は、我が身を振り返って、時の宰相がまさか「俗語を正す」のが仕事の本義とは思ってもいないだろう。正すのは公器を恣意にあやつる人達の方じゃ。しかも、俗語とは言い間違いレベルのことを指すのではない。実体のない空虚な言葉を操るのが、大衆であり、為政者であり、それに溺れる者達が可哀想な無教養人というのじゃ、この馬鹿者めらがぁ~。

いかぬのう
 明日からは余も、純正和語だけで暮し、ちょっと身を引き締めよう。正しい言葉つかいは難しい。宰相、だなんて、これは漢語やな。「いちばん、えらい人」としょうか、うむ、変だしな。
 ~、だから言葉は難しい。
 今夜は店じまいして、眠りましょう。

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2009年8月30日 (日)

NHK天地人(35)家康の政治力と前田利家

承前:NHK天地人(34)国替え:越後→会津

Ssisidamuimg_2953 直江兼続と石田三成とが同年だったとは、数日前に滋賀県湖北・長浜城の「石田三成展」でも確認できました。すると徳川家康は? 前田利家は? と疑問が連なり、調べてみました。基点は1600年の関ヶ原の戦い時としました。すると、直江と石田は男盛りの40歳、それぞれ上杉家の重臣、豊臣家の重臣として意気盛んな年令です。他方、前田利家さんは関ヶ原の戦い時点では亡くなっていましたが(亡くなったから家康が走ったとも言えますね)、徳川家康よりも4歳年上で、加賀百万石の大将(大納言という高位)でしたから、家康も利家さんには、それとなく遠慮があったと思います。

 こうして年令表をみてみると、前田さん、徳川さんが最年長で、そりゃ天下を動かす18歳も年下の三成や兼続を可愛がったり、罵倒するのも、ある程度は仕方ないと思いました(笑)。

 当然とは思いますが、利家と秀吉とは一歳違いの同年で、前田利家は秀吉の死後一年後に亡くなりました。年令が、同世代の人はなんとなく、ものの考え方や感じ方が似てきますから、馬が合えば、交友も深くなるものです。ドラマでは、あの秀吉が利家に対しては、心から丁寧な接し方をしていました。事実そうだったとしても、違和感はないです。

  ↓関ヶ原
  満40歳 直江兼続 1560-1619 享年(満)59歳
  満40歳 石田三成 1560-1600 享年(満)40歳
  満58歳 徳川家康 1542-1616 享年(満)74歳
  ?62歳 前田利家 1538-1599 享年(満)61歳
  ?63歳 豊臣秀吉 1537-1598 享年(満)61歳
  満33歳 淀君    1567-1615 享年(満)48歳
  満52歳 北の政所 1548-1624 享年(満)76歳

 また、家康さんと北の政所は年令が6歳離れた異性ですから、普通は敵対する要素が少ないです。似たような世界を長い間見つめてきた同期の桜でしょうか。兼続と三成は北の政所がふところの深い姉さんで、淀君が気の強い妹だったような気がしました。
 この年表をみていると、兼続と三成が同年の親友だったというドラマの表現もよく分かりました。さて、そんな人間模様の中で、今夜の徳川家康さん、秀吉亡き後、どう出るのでしょうか。

みどころ1 秀吉・利家・家康
 ドラマですから、自然に感情移入できるシーンが心に残ります。まず秀吉は末期に近い時期、前田利家に「信長さまに仕えていた頃、草履取りから身をたてたワシのようなものに、親切に付き合ってくれたのは、利家どのだけじゃった。」と言います。
 ぐっときました。ここ数回の秀吉は良いのです。
 そして「あの頃の本当のワシの姿を知っているのは、利家どのだけになってしまった」と。

 私は胸が締め付けられました。どのような栄華をえても死ぬときは一人、その青少年期を共にした者達は、次々とこの世からいなくなる。この当たり前のことを、切実におもいしらされたわけです。名場面でした。
 前田利家も秀吉も若い頃は、愚かしく馬鹿馬鹿しく走り回っていたのに、いつのまにか天下を動かす立場になってしまっていた、……。

 そして、残されたことは、この世との永遠の別れ。
 人の世の定めとは思いますが、むしろ大河ドラマは、やがて主人公にもこの死が訪れることを、予感させながら週を経ていくことに、良さがあるわけです。

 一方、家康と利家との関係。家康は秀吉亡き後、利家が邪魔でもあるのですが、利家が数歳上ですから、ないがしろには出来ません。利家の人柄もあったのでしょう。さらに微妙に、織田さまにお仕えしていた頃から、知らぬ仲でもなかったことと思います。もしかしたら、家康自身、老いていく利家を見て、自らの老いに重ねていたのかも知れません。それが、家康の焦りとなって、これからますます家康の態度が露骨になっていくわけですが、……。

みどころ2 治部少輔(じぶしょう)石田三成の涙
 秀吉末期(まつご)の茶。
Ssmitunariimg_2976 秀吉は、意識朦朧としたなかで、三成に茶を所望し、二杯目くらいから意識が戻ってきて、「うまい」と。そして三杯目を飲んだとき、「お前の淹れる茶はうまいのう。工夫がある。ワシの家来にならぬか」と、しっかりした目で言います。
 ここで三成は、少年時、始めて秀吉に見出された頃を思い出すわけです。秀吉は、そのころの秀吉にもどって、あらためて三成を高く評価したわけです。
 これが、秀吉の譫妄(せんもう)状態の中で甦った一瞬の正気なのかどうかは分かりません。ただ、私は三成の涙に同調したのです。
(↑写真は、点滴一番隊員撮影)
 長浜市には、JR駅前に秀吉と三成とが始めて出会った記念の銅像がありました。三成は少年だったわけです。そのころ市中見回りをしていた長浜城主・秀吉に、茶をこわれた三成(佐吉少年)は、最初はぬるい茶を沢山、次に少し熱めのを半分、最後に求められたときは上等な、熱くて濃いお茶を差し出して、誉められたという逸話・伝承があるわけです。
 その想い出を秀吉が末期に再現したことに、三成は落涙したわけです。やはり、泣けましたねぇ。
 近いうちに、石田三成の居城、佐和山城跡をみたくなりました。

まとめ
 今夜は、往年の大河ドラマと同じく、息を詰めてみておりました。特に、石田三成の秀吉に献じた最後の、末期のお茶の場面は、感動が深かったです。
 いやぁ~、大河ドラマって、やっぱり良いですねぇ。また来週が楽しみ。

追伸
 そうそう。兼続が、家康を夜襲しようとしたのを止めた場面も迫力がありました。
 このごろの天地人、言うことなしの、絶好調です。ふむふむ。


↑地図:石田三成居城・佐和山城跡付近

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小説木幡記:2009/08/29(土)胃カメラや長浜や

 数日MuBlogを休載したようだ。
 数日、なにがなにやらわからない日々が続いた。

1.夏期論文
 週の前半猛烈な速度で夏期論文をこなしていた。しかし、まだまだ。前途を思うと凹んでしまう。毎年毎年「本当に完成するのだろうか?」と、苦しくなる。

2.研修旅行、長浜2009
 Ssmuimg_2987Ssmuimg_2994

 旅行立案者や局長殿が欠席せざるをえない中で、代理隊長や関係者の頑張りで、今夏も研修旅行が事故無く終了した。滋賀県の湖北、長浜市、黒壁の街並みと、いくつもの小・博物館巡り。
 どこを巡ったか、なにが楽しかったか、益になったか、賢くなったかは後日しっかり記録する。今は、写真だけでも206枚も撮ってしまって、整理に熱がでそうなので静観しておる。

 しかし研修旅行と銘打って、オムライスが一番の写真になるような雰囲気だなぁ。
 そうでもないのだけどね。
 ただ参加者達麗姿を載せるよりも、美味い物をメモすれば罪がないcat。などと~。

3.胃カメラ
  なんとなく成り行きで、鼻からチューブを入れられて約15分、胃カメラを始めて飲んだ。すごいものだ。
 いえ、どこかが傷んでいた分けでもないのさ。
 さぁ~。成り行きだね。

 懇意な医師「肝臓の値がちょっとね、この前、キツイ薬を処方したので、その影響かな?」
 余「多分。あれはキツイですね、すぐ痛みが取れました」と、効き目を思い出して、うっとり。
 医師「ところで、酒、飲まれますの?」
 余「ぜん、ぜん」
 医師「超音波なんか、使いましたか?」
 余「えっと、20年ほど昔に」
 医師「おお~! 最近使っていないと、それはすごい」
 余「はあ」
 医師「ちょっと、みてみましょう」
 余「えっと、別にぃ結構ですが。何をしらべても、この十年『お前はもう死んでおる』結果しかでませんしぃ」
 医師「まあ、そう言わずに」
 余「はい」と、これもお付き合いと、納得(笑)。
 ~
 医師「おお、おお、おお、胃のあたりに、ちょっとねぇ」
 余「胃? なんともないです。それより、肝臓は?」
 医師「脂肪が付いていますねぇ」
 余「治るんですか? 脂肪って取れるんですか?」と、痩せた身体を観てみる。
 医師「治りません。考え事の強い人は、こうなってしまいます。肝臓の脂肪は諦めましょう」
 余「はあ、じゃ帰ります」
 医師「ちょっと、まったぁ!」
 余「なんですか?」
 医師「この胃!、ちょっと爛れていそうです。胃カメラのまれましたか?」
 余「いえ。そんなもの飲んだら死んでしまいそう」
 医師「えっ、えっ、まだ胃カメラを未体験ですかぁ。すごい、すごいです」
 余「はあ?」
 医師「ぜひ、試してください。良いですよ。全部、見えますよぉ」
 余「それって、キショクないですか」
 医師「今、胃カメラが達者な近所の大病院に連絡いれておきました。すぐ予約してください」
 余「はあ、胃カメラ。おもしろそうだな」と、独り言。
 ~
 胃カメラ医師「鼻にゼリーいれます。吸いこんでください、そう、チュルンと」
 余「チュルンと、ですかぁ?」
 胃医「そうです。両方の穴に、入れます。片方は予備に」
 余「ふむふむ」
 胃医「そのまま、横になって、楽にして、ディスプレイ観てください」
 余「さっき、アジア系の少女が、ものすごい悲鳴を上げていましたね?」
 胃医「ええ。ちょっと心の準備ができていなかったようです。あなたは、大丈夫」
 余「はあ、そんなもんですか」
 胃医「キツイ麻酔とかして、観る方法もあるけど、リスクもあるしね。さっきは中止しました」
 余「うむむ」
 胃医「さあ、いれますよ。ツーンとします。でも、そこが鼻から喉」
 余「ツーン」
 胃医「さあ、今度は食道から胃に入ります。うどんをツルンと飲み込むつもりで」
 余「つるん」と、うどんを飲み込んだ想像。
 胃医「ほら、ほら、ご覧なさい。よく見えるでしょう。今から水を入れますよ」
 余「あれ、ゴボゴボしてますね、泡立っています」
 胃医「ちょっと、切りますね。痛くないです」
 余「あ、血が出てきた」と、胃壁に血のにじみ。血をみて、余はふらっとする。
 胃医「潰瘍も、ポリープも、な~んも無いけど、一応確認のための生研」
 余「まだですか」と、5分ほど観ていて、自分の胃に見飽きてしまった。
 胃医「もう、終わりました」と、鼻から胃カメラは、会話しながらすぐに済んだ。
 ~
 女医「どこも悪くなさそうですね。ちょっと赤くなっているのは、胃炎でしょう」
 余「胃炎。それって、しょっちゅうですね」
 女医「でも、お薬をだすほどじゃないですね」
 余「まあ、ご飯は毎日美味しいですしぃ」
 女医「じゃ、これでオシマイ」
 ~
 と、窓口で1万円近く支払って、無罪放免。
 胃カメラを始めて(鼻から)飲んだ貴重な体験。胃カメラがなかったら、胃を切開しないと分からない時代があったのだ。それが、予備の話や待ち時間で3時間かかったけれど、わずかに15分で完了。そのまま、麻酔が切れるのをまって、帰還。現代医学は進んでおるな。昼は、絶食していたせいか、ヤケに昼食が美味しかった。茶も何杯も飲んだ。

4.土曜日なのに終日仕事
 というわけでいろいろあって、この週は数日仕事が手に付かなかった。土曜日だというのに、早朝から夜まで、12時間葛野で仕事していた。9月に研究発表会があって、葛野図書倶楽部2001の活動を報告する。わずかに40分ほどの発表に、すでに10時間も時間をかけてしまった。日曜も数時間かけるから、はなはだ効率の悪い日常だね。
 まあ、それも良かろう。
 胃カメラのんで、即入院なら、こんな悠長な執筆も出来なくなってしまう。
 うむ、ふむ。健康第一!
 それにしても、これからは検査が生じる度に「おお、まだ生きておる!」かなぁtaurus

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2009年8月26日 (水)

八十六万アクセス(86万/全体149.5万):MuBlogの分析

承前:八十四万アクセス(84万/全体145.8万):MuBlogの分析(2009.07.14)

観測日時:2009年08月 26(水) 10:02

MuBlog累計アクセス数: 860006 1日当たりの平均: 432.60
 (開設日2004/03/07 記事数 1,820 件 コメント 4,306 件 トラックバック 1,352 件  )
サイト全体累計アクセス数: 1495477 1日当たりの平均: 752.25
解析対象期間:  2009年7月27日(月) ~ 2009年8月25日(火)

(0) MuBlog86万アクセスの感想

1.携帯電話でのアクセスについて

 携帯電話のアクセス統計をnifty社がサービス提供し始めたのは、2007年の4月でした。それから二年半たって、現在携帯全体も携帯MuBlog単独でも、累計アクセスが8万件を越えています。これはMuBlogが2004年3月以来、五年半かけて86万アクセスを得たことに較べると1/10ですが、ひとつひとつが「字ばっかりやぁ~」の重いMuBlogに、最近ではよくまあ、小さな画面で毎日100回以上(4464/30日=149回)も利用してくださることよ、と感心しています。

 2007年4月の初月では携帯全体の一ヶ月統計が444、携帯MuBlogが429アクセスで、現在は一ヶ月で4464回ですから10倍になって、先頭ベストテンを調べると読者の好みもだいぶ様変わりしています。

↓2007年4月一ヶ月分の携帯MuBlogアクセスランキング

アクセス数: 429
訪問者数: 429
解析ページ 訪問者 アクセス
1 室町和久傳(むろまち・わくでん) 26 26 6.1% 6.1%
2 ブラック・ラグーン(広江礼威)とヨルムンガンド(高橋慶太郎) 19 19 4.4% 4.4%
3 NHK風林火山(13)仕官、就職とは命がけ 17 17 4.0% 4.0%
4 トップページ 15 15 3.5% 3.5%
5 NHK風林火山(12)晴信、板垣、勘助の心・桜 14 14 3.3% 3.3%
5 みたかのもりじぶり:三鷹の森ジブリ美術館 14 14 3.3% 3.3%
7 ti voglio bene : t.v.b (リストランテ ティ・ボリオ・ベーネ) 12 12 2.8% 2.8%
7 『豊饒の海/三島由紀夫』の課題 12 12 2.8% 2.8%
9 地蔵院(京都府・井手町)のシダレザクラ:20070330 11 11 2.6% 2.6%
10 NHK功名が辻(03)竹中半兵衛のこと 10 10 2.3% 2.3%

↓2009年7~8月、携帯MuBlogのみの一ヶ月分のアクセスランキング

アクセス数: 4,464
訪問者数: 4,464
解析ページ 訪問者 アクセス
1 トップページ 687 687 15.4% 15.4%
2 ミホミュージアムの秋 243 243 5.4% 5.4%
3 浦沢直樹の「20世紀少年」は「21世紀少年」で終わったのか 237 237 5.3% 5.3%
4 NHK天地人(31)大義なき花戦:北の政所と、淀君 61 61 1.4% 1.4%
5 NHK天地人 60 60 1.3% 1.3%
6 バックナンバー 55 55 1.2% 1.2%
7 図書館司書採用試験問題概説:県立図書館・関西・200702 47 47 1.1% 1.1%
8 丕緒の鳥(ひしょのとり)・十二国記/小野不由美:雪のような音 41 41 0.9% 0.9%
9 北九州・門司港を走るトロッコ列車「潮風号」 40 40 0.9% 0.9%
10 二階建て図書館列車考(4)Maxとき、上越新幹線(E1系新塗装) 38 38 0.9% 0.9%

 まず2009年現在は「トップページ」が1位ですが、2007年当初は4位でした。トップページは、利用者が比較的に、アドレスを記録している場合が多く、定常的な「携帯お得意さん」が出来たためと想像しています。

 当時はNHK風林火山が3位と5位、NHK功名が辻が10位にありますが、現在はNHK天地人が4位と5位で、MuBlog全体の傾向は携帯でも変わらないようです。ただしMuBlog全体の実質アクセス数ではNHK大河ドラマがMuBlogから遠くなったのも事実です。

 当時の先頭は「室町和久傳」で、7位にイタリアンと美食のメッカですが、現在の携帯アクセスはグルメからは遠くなっています。これはMuBlogの傾向なので、それが携帯アクセスに反映しています。

 「おお」と思ったのは2007年には鉄道模型もPCもありません。両者とも、売れ筋は2008年ころから定まったようなので、隔世の感がありまする(cat)。

2.今月と今週のMuBlog傾向
 まずこの一ヶ月と一週間では変化が激しいという印象を受けました。ずっと小野不由美さんの短編が首位だったのですが、この一週間に限ると、突然浦澤直樹さんの20世紀少年が「トップページ」を乗り越えて首位になっています。この事情はよく分からないのですが、映画続編が上映されはじめたのでしょうか。私はDVD派なので実写へ行くことはないと思いますが、浦澤人気も異様なところがあります。ただ、MuBlogの場合は、後述の(2)ワード・フレーズ分析でわかるように、「ネタバレ」という一語でアクセスが増えているようです。別にぃ、ネタバレしたわけでもないのに(taurus)、利用者の心はとらえがたいものですね。

 自笑が止まらなかったのは、この一週間で冷蔵庫修理記事が堂々実質10位にはいったことです。世界中の老若男女が、夏のまっさかりに突然冷蔵庫が黙り込んで、大慌てでネット記事を探し、ここに流れ着いてこられたのでしょうね。なんだか、様子が手に取るようにわかりますよ。経験では、あっさり新品を購入すればよいと思います。新婚花嫁支度で用意した、ばかでかいのなんて不要です。ちっこいのなら、お安いですよ。

↓この一ヶ月のMuBlog累計ベストテン

1 トップページ 600 1,254 5.1% 8.5%
2 丕緒の鳥(ひしょのとり)・十二国記/小野不由美:雪のような音 378 413 3.2% 2.8%
3 浦沢直樹の「20世紀少年」は「21世紀少年」で終わったのか 363 389 3.1% 2.6%
4 自作鉄道模型 213 268 1.8% 1.8%
5 涼夏2007PCの自作 (8)RAID設定(WindowsXP)とグラフィックスボード 180 238 1.5% 1.6%
6 Macでウブントゥ:ubuntu(Linux)、ついでにフラッシュメモリーで軽々 169 199 1.4% 1.3%
7 涼夏2007PCの自作 (1)アクリルケースとファン、電源 129 195 1.1% 1.3%
8 1Q84:Book1、Book2/村上春樹 Jと男が綾なす異・位相世界(読書感想文) 111 144 0.9% 1.0%
9 NHK天地人(30)利休の切腹と秀吉の偉光 111 136 0.9% 0.9%
10 NHK天地人(31)大義なき花戦:北の政所と、淀君 120 131 1.0% 0.9%

↓この一週間のMuBlog累計ベストテン

1 浦沢直樹の「20世紀少年」は「21世紀少年」で終わったのか 265 285 9.5% 8.2%
2 トップページ 132 271 4.7% 7.8%
3 丕緒の鳥(ひしょのとり)・十二国記/小野不由美:雪のような音 76 82 2.7% 2.4%
4 自作鉄道模型 48 70 1.7% 2.0%
5 Macでウブントゥ:ubuntu(Linux)、ついでにフラッシュメモリーで軽々 51 62 1.8% 1.8%
6 涼夏2007PCの自作 (8)RAID設定(WindowsXP)とグラフィックスボード 42 57 1.5% 1.6%
7 涼夏2007PCの自作 (1)アクリルケースとファン、電源 36 49 1.3% 1.4%
8 NHK天地人(33)五大老という合議制の成立ドラマ 33 40 1.2% 1.2%
9 Prius(日立製ノートパソコン)のハードディスク交換 31 35 1.1% 1.0%
9 自動往復運転の実験:サロ124形「二階建てトロッコ図書館列車・あたご2号(HOゲージ)」 19 35 0.7% 1.0%
11 冷蔵庫の応急修理・20年ほど昔の日立製 29 29 1.0% 0.8%

3.Macでubuntu異変
 ちゃかちゃかと小一時間実験した記事に、たいそうなアクセスがあって内心忸怩たるものがあります。これは本格的に、MacOSの深部にまで潜って、しっかりLinux世界を極めないと責任を果たせないと、毎日なやんでおります。(つまり、手を付けていないことの悩み)

 以前から言っておりますが、Windows世界はいろいろな点で高額です。昔のハングリー精神を取り戻して、多少技術世界がしんどくても、今の内からMS依存症を治療しておかないと、年齢的、世相的に収入がどんどん減っていく昨今、やってられなくなります。

 ここのところは、Linux世界に馴染んで、苦労はするけどお金が安い新天地の住人にならないと、先行きが不安です。人生でせっかく得たシステム世界、プログラミング世界の大昔の経験を、いま再び甦らせることを、近い将来考えてみましょう!

(1)ページ別アクセス数:1ヶ月分:MuBlog のみ

アクセス数: 14,790
訪問者数: 11,823
解析ページ 訪問者 アクセス
1 トップページ 600 1,254 5.1% 8.5%
2 丕緒の鳥(ひしょのとり)・十二国記/小野不由美:雪のような音 378 413 3.2% 2.8%
3 浦沢直樹の「20世紀少年」は「21世紀少年」で終わったのか 363 389 3.1% 2.6%
4 自作鉄道模型 213 268 1.8% 1.8%
5 涼夏2007PCの自作 (8)RAID設定(WindowsXP)とグラフィックスボード 180 238 1.5% 1.6%
6 Macでウブントゥ:ubuntu(Linux)、ついでにフラッシュメモリーで軽々 169 199 1.4% 1.3%
7 涼夏2007PCの自作 (1)アクリルケースとファン、電源 129 195 1.1% 1.3%
8 1Q84:Book1、Book2/村上春樹 Jと男が綾なす異・位相世界(読書感想文) 111 144 0.9% 1.0%
9 NHK天地人(30)利休の切腹と秀吉の偉光 111 136 0.9% 0.9%
10 NHK天地人(31)大義なき花戦:北の政所と、淀君 120 131 1.0% 0.9%
11 Prius(日立製ノートパソコン)のハードディスク交換 102 116 0.9% 0.8%
11 冷蔵庫の応急修理・20年ほど昔の日立製 92 116 0.8% 0.8%
13 姑獲鳥の夏:うぶめのなつ(映画) 91 112 0.8% 0.8%
14 NHK天地人(32)小早川秀秋:養子と実子 91 98 0.8% 0.7%
15 神々の乱心/松本清張<感想文 その1:上品な吉屋特高係長> 77 95 0.7% 0.6%
16 小説木幡記 80 92 0.7% 0.6%
17 NHK天地人(33)五大老という合議制の成立ドラマ 74 85 0.6% 0.6%
18 涼夏2007PCの自作 (3)マザーボード(GA-G33M-DS2R GIGABYTE社) 61 83 0.5% 0.6%
19 嵯峨野鉄道図書館ジオラマ(04) 塗り、川と池と滝 60 82 0.5% 0.6%
20 ながればし:流れ橋(上津屋橋) 67 79 0.6% 0.5%
21 新世界より/貴志祐介 (上下):日本のアンチユートピア小説 72 74 0.6% 0.5%
22 自動往復運転の実験:サロ124形「二階建てトロッコ図書館列車・あたご2号(HOゲージ)」 41 71 0.3% 0.5%
23 登喜和(ときわ)のステーキと春の京北周山町 43 70 0.4% 0.5%
23 涼夏2007PCの自作 (7)配線とアクリルケース 42 70 0.4% 0.5%
25 みたかのもりじぶり:三鷹の森ジブリ美術館 57 68 0.5% 0.5%
25 ノート・パソコンのハードディスク交換、取り扱い処方 53 68 0.4% 0.5%
27 読書余香 61 67 0.5% 0.5%
27 嵯峨野鉄道図書館 56 67 0.5% 0.5%
29 地図の風景 62 66 0.5% 0.4%
30 昭和の鉄道模型をつくる(37)石畳道パーツ、柵パーツ 52 65 0.4% 0.4%
31 てらまちどおり:私の京都・寺町通{四条→三条} 59 64 0.5% 0.4%
32 卑弥呼の墓(008) 箸墓古墳の大規模周濠確認 55 63 0.5% 0.4%
33 自作ロボット 54 60 0.5% 0.4%
34 CPU空冷装置・掃除のお勧め 48 59 0.4% 0.4%
35 高齢者(老人)差別 47 58 0.4% 0.4%
36 0501010・大晦日の鍵善と八坂神社 41 57 0.3% 0.4%
37 図書館司書採用試験問題概説:県立図書館・関西・200702 50 56 0.4% 0.4%
38 前方後円墳の航空写真 26 55 0.2% 0.4%
38 ミスター・スタンプス・ワインガーデン:Mr. Stamp's Wine Garden [その1] 31 55 0.3% 0.4%
40 昭和の鉄道模型をつくる(36)道路パーツ、街灯、電柱(小) 47 54 0.4% 0.4%
41 邪馬台国 36 53 0.3% 0.4%
42 NHK天地人(19)敵は本能寺、是非もなし 48 52 0.4% 0.4%
43 CPU空冷装置・換装のお勧め・SAMURAI-Z 31 51 0.3% 0.3%
43 NHK天地人(28)交渉人・直江兼続は伊達政宗と同時代 45 51 0.4% 0.3%
43 「壬申の乱」の関係地図 37 51 0.3% 0.3%
43 椿井大塚山古墳の現況写真 28 51 0.2% 0.3%
43 美味しいところ 38 51 0.3% 0.3%
48 ブラック・ラグーン(広江礼威)とヨルムンガンド(高橋慶太郎) 41 50 0.3% 0.3%
48 小説葛野記 39 50 0.3% 0.3%
50 長岡京市埋蔵文化財センター 29 49 0.2% 0.3%
50 卑弥呼の墓(010) 『三輪山と卑弥呼・神武天皇』笠井敏光、金関恕、千田稔、塚口義信、前田晴人、和田萃(あつむ).学生社、2008.8 37 49 0.3% 0.3%
52 桜井・茶臼山古墳と纒向遺跡紀行(1)桜井茶臼山古墳の発掘調査現場 30 46 0.3% 0.3%
53 バックナンバー 37 45 0.3% 0.3%
53 巻き寿司:明治屋と京都・百万遍「門」 32 45 0.3% 0.3%
55 室町和久傳(むろまち・わくでん) 34 44 0.3% 0.3%
56 NHK天地人(12)兵糧と桑取 34 41 0.3% 0.3%
56 情報図書館学 32 41 0.3% 0.3%
58 20世紀少年:本格科学冒険映画 (第一章)/堤幸彦監督、浦沢直樹原作・脚本 (映画) 36 40 0.3% 0.3%
58 桜井・茶臼山古墳と纒向遺跡紀行(3)ホケノ山古墳 29 40 0.2% 0.3%
60 スマート珈琲店(京都・寺町)のホットケーキ 30 39 0.3% 0.3%
61 目次:新撰組(新選組!) 6 38 0.1% 0.3%
61 Santa Monica Beach : サンタモニカ・ビーチ 31 38 0.3% 0.3%
63 二階建て図書館列車考(4)Maxとき、上越新幹線(E1系新塗装) 35 37 0.3% 0.3%
63 日本・歴史・古代:神々と天皇の宮都をたどる/高城修三 13 37 0.1% 0.3%
65 邪馬台国はどこか/NHK歴史の選択 29 36 0.2% 0.2%
65 涼夏2007PCの自作 (4)グラフィックスボード(EN8600GT SILENT/HTDP/256M)ASUS 28 36 0.2% 0.2%
65 昭和の鉄道模型をつくる(19) 喫茶店(ラメール) 29 36 0.2% 0.2%
65 小説木幡記:2009/07/30(木)政治とは餓死者の出ぬのが一番 23 36 0.2% 0.2%
69 うさじんぐう:宇佐神宮 25 35 0.2% 0.2%
69 モリログ・アカデミィ:MORI LOG ACADEMY/森博嗣 26 35 0.2% 0.2%
71 自作PC 32 34 0.3% 0.2%
72 昭和の鉄道模型をつくる(23) 菓子屋(井口菓子店) 18 33 0.2% 0.2%
72 On30レイアウト:庭園鉄道趣味/森博嗣 27 33 0.2% 0.2%
74 新装のジュンク堂BAL店:私の京都・河原町通{四条→三条} 30 32 0.3% 0.2%
74 ヴァンパイア・レスタト/アン・ライス 30 32 0.3% 0.2%
74 益田岩船(ますだのいわふね) 26 32 0.2% 0.2%
74 昭和の鉄道模型をつくる(22) パン屋(みのりベーカリー) 23 32 0.2% 0.2%
74 昭和の鉄道模型をつくる(31)飯田郵便局  22 32 0.2% 0.2%
74 卑弥呼の墓(011) 卑弥呼の宮殿発掘?:奈良県桜井市纒向遺跡 20 32 0.2% 0.2%
80 私の京都:四条大橋と三条大橋の美味しいところ 28 31 0.2% 0.2%
81 ηなのに夢のよう/森博嗣 30 30 0.3% 0.2%
81 小説木幡記:2008/05/06(火)与謝蕪村展:MIHO MUSEUM(ミホ・ミュージアム) 20 30 0.2% 0.2%
81 桜井・茶臼山古墳と纒向遺跡紀行(0)はじめに:初期・前方後円墳 23 30 0.2% 0.2%
84 HD(ハードディスク)の直付け増設のお勧め 29 29 0.2% 0.2%
84 昭和の鉄道模型をつくる(35)長屋 17 29 0.1% 0.2%
84 N2高台の図書館 21 29 0.2% 0.2%
87 平城京、長岡京、平安京:三都の南北標高差 24 28 0.2% 0.2%
87 石塔寺(せきどうじ) 阿育王山(あしょかおうざん) 19 28 0.2% 0.2%
87 涼夏2007PCの自作 (5)メモリ:A-Data社 DDR2 SDRAM PC2-6400 ADATA 1GB & Heat sink 25 28 0.2% 0.2%
87 嵯峨野鉄道図書館ジオラマ(05) 地面に色粉(パウダー)をまく 20 28 0.2% 0.2%
87 じょうしょうこうじ:常照皇寺 23 28 0.2% 0.2%
87 卑弥呼の墓(012) 箸墓築造は240~260年か? 国立歴史民俗博物館の放射性炭素(C14)年代測定 20 28 0.2% 0.2%
87 小説木幡記:2009/08/11(火)日記、鎖国論 17 28 0.1% 0.2%
87 日本・文学・小説:「喪神」/五味康祐 23 28 0.2% 0.2%
95 長岡宮跡(向日市)ながおかきゅう 19 27 0.2% 0.2%
95 CSI:科学捜査班 シーズン1 DVD/01 22 27 0.2% 0.2%
95 桜井・茶臼山古墳と纒向遺跡紀行(2)箸墓と三輪山遠望 17 27 0.1% 0.2%
95 小説葛野記:2009/08/13(木)電車の新しい動力源:燃料電池+リチウムイオン電池 22 27 0.2% 0.2%
95 隠された十字架--法隆寺論/梅原猛 23 27 0.2% 0.2%
100 涼夏2007PCの自作 (6)CPU:Intel Core2 Duo Processor E6600 17 26 0.1% 0.2%
100 私の京都:木嶋神社の三柱鳥居(このしまじんじゃ・の・みはしらとりい)魔界巡礼秦氏の謎 15 26 0.1% 0.2%
100 桜の森:佐野藤右衛門邸の桜 16 26 0.1% 0.2%
100 卑弥呼の墓(009) 卑弥呼の館周辺を発掘開始:奈良県桜井市纒向遺跡 21 26 0.2% 0.2%
100 小説木幡記:2009/08/12(水)夏の四方山話 20 26 0.2% 0.2%
100 葛野図書倶楽部2001 24 26 0.2% 0.2%
100 映画の余香 24 26 0.2% 0.2%

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1 トップページ 687 687 15.4% 15.4%
2 ミホミュージアムの秋 243 243 5.4% 5.4%
3 浦沢直樹の「20世紀少年」は「21世紀少年」で終わったのか 237 237 5.3% 5.3%
4 NHK天地人(31)大義なき花戦:北の政所と、淀君 61 61 1.4% 1.4%
5 NHK天地人 60 60 1.3% 1.3%
6 バックナンバー 55 55 1.2% 1.2%
7 図書館司書採用試験問題概説:県立図書館・関西・200702 47 47 1.1% 1.1%
8 丕緒の鳥(ひしょのとり)・十二国記/小野不由美:雪のような音 41 41 0.9% 0.9%
9 北九州・門司港を走るトロッコ列車「潮風号」 40 40 0.9% 0.9%
10 二階建て図書館列車考(4)Maxとき、上越新幹線(E1系新塗装) 38 38 0.9% 0.9%
11 NHK天地人(28)交渉人・直江兼続は伊達政宗と同時代 36 36 0.8% 0.8%
12 NHK天地人(33)五大老という合議制の成立ドラマ 35 35 0.8% 0.8%
12 ほづがわくだり:保津川下り 35 35 0.8% 0.8%
14 嵯峨野鉄道図書館ジオラマ(04) 塗り、川と池と滝 32 32 0.7% 0.7%
15 NHK天地人(30)利休の切腹と秀吉の偉光 31 31 0.7% 0.7%
15 地図の風景 31 31 0.7% 0.7%
17 新装のジュンク堂BAL店:私の京都・河原町通{四条→三条} 29 29 0.6% 0.6%
17 1Q84:Book1、Book2/村上春樹 Jと男が綾なす異・位相世界(読書感想文) 29 29 0.6% 0.6%
19 小川珈琲本店 26 26 0.6% 0.6%
20 とんとん来:私の京都・河原町通{四条→三条} 25 25 0.6% 0.6%
20 新世界より/貴志祐介 (上下):日本のアンチユートピア小説 25 25 0.6% 0.6%
22 NHK風林火山:後日談→勘助、由布姫、ガクト 24 24 0.5% 0.5%
23 姑獲鳥の夏:うぶめのなつ(映画) 23 23 0.5% 0.5%
23 スマート珈琲店(京都・寺町)のホットケーキ 23 23 0.5% 0.5%
25 登喜和(ときわ)のステーキと春の京北周山町 22 22 0.5% 0.5%
26 オーパーツ大全 : 失われた文明の遺産/クラウス・ドナ、ラインハルト・ハベック共著 21 21 0.5% 0.5%
26 昭和の鉄道模型をつくる(35)長屋 21 21 0.5% 0.5%
26 NHK天地人(24)上杉軍4000と都人達 21 21 0.5% 0.5%
26 NHK天地人(32)小早川秀秋:養子と実子 21 21 0.5% 0.5%
30 NHK天地人(14)上杉・武田、塩を送り黄金を贈る 20 20 0.4% 0.4%
31 私の京都:木嶋神社の三柱鳥居(このしまじんじゃ・の・みはしらとりい)魔界巡礼秦氏の謎 19 19 0.4% 0.4%
31 いましろづかこふん:今城塚古墳:継体天皇陵 19 19 0.4% 0.4%
33 てらまちどおり:私の京都・寺町通{四条→三条} 18 18 0.4% 0.4%
34 20世紀少年:本格科学冒険映画 (第一章)/堤幸彦監督、浦沢直樹原作・脚本 (映画) 16 16 0.4% 0.4%
34 NHK天地人(19)敵は本能寺、是非もなし 16 16 0.4% 0.4%
34 ふしみももやまじょう:伏見桃山城 16 16 0.4% 0.4%
34 映画の余香 16 16 0.4% 0.4%
38 20世紀少年(21)/浦沢直樹 15 15 0.3% 0.3%
38 ほうしょうかん:鳳翔館・平等院ミュージアム 15 15 0.3% 0.3%
38 0503031・いましろつかこふん:今城塚古墳 15 15 0.3% 0.3%
38 博物館 15 15 0.3% 0.3%
42 長岡京市立図書館の風景 14 14 0.3% 0.3%
42 CSI:科学捜査班 シーズン1 DVD/01 14 14 0.3% 0.3%
42 卑弥呼の墓(010) 『三輪山と卑弥呼・神武天皇』笠井敏光、金関恕、千田稔、塚口義信、前田晴人、和田萃(あつむ).学生社、2008.8 14 14 0.3% 0.3%
42 千年火:せんねんび/瀬木直貴 監督 映画 14 14 0.3% 0.3%
42 NHK篤姫 14 14 0.3% 0.3%
42 美味しいところ 14 14 0.3% 0.3%
48 京都の書店 13 13 0.3% 0.3%
48 勤王志士・古高俊太郎邸跡と、しる幸:私の京都・河原町通{四条→三条} 13 13 0.3% 0.3%
48 葛野図書倶楽部2001組織図:概念の整理 13 13 0.3% 0.3%
48 いわがみじんじゃ:石上神社(淡路島・舟木) 13 13 0.3% 0.3%
48 じょうしょうこうじ:常照皇寺 13 13 0.3% 0.3%
48 小説葛野記:2009/08/08(土)男子ひとたび街にでれば1万円の出費あり 13 13 0.3% 0.3%
54 私の京都:薮そば(伏見桃山大手筋) 12 12 0.3% 0.3%

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1 二十世紀少年 ネタバレ  G Y M 129 1.5%
2 丕緒の鳥  G Y M 128 1.5%
3 十二国記 丕緒の鳥  G Y M 94 1.1%
4 うぶめのなつ  G Y M 91 1.1%
5 上津屋橋  G Y M 51 0.6%
6 アクリル PCケース 自作  G Y M 47 0.5%
7 京都 寺町通り 地図  G Y M 46 0.5%
8 鍵善  G Y M 45 0.5%
9 神々の乱心  G Y M 42 0.5%
10 小野不由美 丕緒の鳥  G Y M 38 0.4%
11 じぶり  G Y M 31 0.4%
12 壬申の乱 地図  G Y M 30 0.3%
12 椿井大塚山古墳  G Y M 30 0.3%
14 二十一世紀少年 ネタバレ  G Y M 27 0.3%
15 高齢者差別  G Y M 26 0.3%
16 丕緒(ひしょ)の鳥  G Y M 22 0.3%
16 小野不由美 十二国記 丕緒の鳥  G Y M 22 0.3%
18 桜井茶臼山古墳  G Y M 21 0.2%
18 二十世紀少年 ともだち  G Y M 21 0.2%
20 鉄道模型 自作  G Y M 20 0.2%
20 箸墓古墳 地図  G Y M 20 0.2%
22 北の政所  G Y M 19 0.2%
22 貴志祐介 新世界より  G Y M 19 0.2%
24 二十世紀少年 ともだち 正体  G Y M 18 0.2%
25 税所篤  G Y M 17 0.2%
25 高橋慶太郎 ヨルムンガンド  G Y M 17 0.2%
25 是非もなし  G Y M 17 0.2%
25 二十世紀少年 ともだちの正体  G Y M 17 0.2%
29 自作PCケース アクリル  G Y M 16 0.2%
29 ジオラマ 川  G Y M 16 0.2%
29 百万遍 門  G Y M 16 0.2%
29 新撰組 大河ドラマ 感想  G Y M 16 0.2%
29 mublog  G Y M 16 0.2%
29 レスタト  G Y M 16 0.2%
29 美しいサイト  G Y M 16 0.2%
29 直江兼続 伊達政宗  G Y M 16 0.2%
29 石塔寺 滋賀  G Y M 16 0.2%
38 GA-G33M-D S2R  G Y M 15 0.2%
38 CPU 掃除  G Y M 15 0.2%
38 天地人  G Y M 15 0.2%
38 京都 ホットケーキ  G Y M 15 0.2%
42 昭和の鉄道模型 改造  G Y M 14 0.2%
42 森博嗣 Gシリーズ  G Y M 14 0.2%
42 じょうしょうこうじ  G Y M 14 0.2%
42 梅原猛 隠された十字架  G Y M 14 0.2%
42 RAID 自作  G Y M 14 0.2%
47 ウブントゥ  G Y M 13 0.2%
47 冷蔵庫 霜取りタイマー  G Y M 13 0.2%
47 佐野藤右衛門  G Y M 13 0.2%
47 mori log academy  G Y M 13 0.2%
47 喪神  G Y M 13 0.2%
47 ホケノ山古墳  G Y M 13 0.2%
53 宇佐神宮 謎  G Y M 12 0.1%
53 鉄道模型 ジオラマ 自作  G Y M 12 0.1%
53 mac ubuntu  G Y M 12 0.1%
53 raid 自作  G Y M 12 0.1%
57 谷口敏夫  G Y M 11 0.1%
57 柴本 幸 プロフィール 風林火山  G Y M 11 0.1%
57 ブックファースト 京都  G Y M 11 0.1%
57 しる幸 京都  G Y M 11 0.1%
57 篤姫 ジョン万次郎  G Y M 11 0.1%
57 オンボードRAID 設定  G Y M 11 0.1%
57 自作 配線  G Y M 11 0.1%
57 サンタモニカ ビーチ  G Y M 11 0.1%
57 室町和久傳  G Y M 11 0.1%
57 神々の乱心 あらすじ  G Y M 11 0.1%
57 益田の岩船  G Y M 11 0.1%
68 風林火山 真田幸隆  G Y M 10 0.1%
68 日立 冷蔵庫 修理  G Y M 10 0.1%
68 アクリル製PCケース 自作  G Y M 10 0.1%
68 徳川の女達  G Y M 10 0.1%
68 まつもとじょう  G Y M 10 0.1%
68 オンボード raid 設定  G Y M 10 0.1%
68 五味康祐 喪神  G Y M 10 0.1%
68 北の政所 淀君  G Y M 10 0.1%
68 サンタモニカビーチ  G Y M 10 0.1%
68 ジオラマ 池  G Y M 10 0.1%
68 自動往復装置  G Y M 10 0.1%
68 xp raid 設定  G Y M 10 0.1%
80 長尾真  G Y M 9 0.1%
80 神々の乱心 松本清張  G Y M 9 0.1%
80 いしぶたいこふん  G Y M 9 0.1%
80 winxp raid 0  G Y M 9 0.1%
80 渡辺豊和  G Y M 9 0.1%
80 三輪山 神話  G Y M 9 0.1%
80 アクリル 自作pc  G Y M 9 0.1%
80 長岡宮跡  G Y M 9 0.1%
80 前方後円墳 大阪 南部  G Y M 9 0.1%
80 ヴァンパイア レスタト  G Y M 9 0.1%
80 三柱鳥居の謎  G Y M 9 0.1%
80 桑取谷  G Y M 9 0.1%
80 モノレール 模型 自作  G Y M 9 0.1%
80 金魚 掃除  G Y M 9 0.1%
80 竹中半兵衛 子孫  G Y M 9 0.1%
80 pcケース アクリル 自作  G Y M 9 0.1%
80 セラミックグリス 塗り方  G Y M 9 0.1%
80 20世紀少年 まとめ  G Y M 9 0.1%
80 昭和の鉄道模型をつくる  G Y M 9 0.1%
80 ミスタースタンプスワインガーデン  G Y M 9 0.1%
100 うまい巻き寿司  G Y M 8 0.1%

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1 自作 311 3.6%
2 京都 309 3.6%
3 丕緒の鳥 305 3.6%
4 二十世紀少年 215 2.5%
5 鉄道模型 192 2.2%
6 ジオラマ 173 2.0%
7 ネタバレ 166 1.9%
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15 篤姫 77 0.9%
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19 神々の乱心 68 0.8%
21 mac 64 0.7%
22 PCケース 62 0.7%
23 写真 57 0.7%
24 ともだち 55 0.6%
25 鍵善 53 0.6%
25 上津屋橋 53 0.6%
27 xp 51 0.6%
28 感想 50 0.6%
29 RAID 49 0.6%
30 寺町通り 48 0.6%
31 新世界より 47 0.5%
32 卑弥呼 46 0.5%
33 箸墓古墳 45 0.5%
33 掃除 45 0.5%
35 小説 42 0.5%
35 ヨルムンガンド 42 0.5%
37 邪馬台国 41 0.5%
37 レイアウト 41 0.5%
39 読書感想文 39 0.5%
39 日立 39 0.5%
39 椿井大塚山古墳 39 0.5%
42 北の政所 38 0.4%
43 交換 37 0.4%
43 壬申の乱 37 0.4%
45 森博嗣 36 0.4%
46 五大老 35 0.4%
46 直江兼続 35 0.4%
48 二十一世紀少年 34 0.4%
49 windows 33 0.4%
49 33 0.4%
49 冷蔵庫 33 0.4%
52 前方後円墳 32 0.4%
52 じぶり 32 0.4%
52 しる幸 32 0.4%
52 登喜和 32 0.4%
56 Nゲージ 31 0.4%
56 修理 31 0.4%
58 貴志祐介 30 0.3%
58 昭和の鉄道模型 30 0.3%
58 CPU 30 0.3%
58 20世紀少年 30 0.3%
62 松本清張 29 0.3%
62 29 0.3%
64 金魚 28 0.3%
64 レスタト 28 0.3%
64 百万遍 28 0.3%
64 ハードディスク 28 0.3%
64 prius 28 0.3%
64 NHK 28 0.3%
70 高齢者差別 27 0.3%
70 秀吉 27 0.3%
70 伊達政宗 27 0.3%
70 分解 27 0.3%
74 丕緒(ひしょ)の鳥 26 0.3%
75 周山 25 0.3%
75 新撰組 25 0.3%
75 改造 25 0.3%
75 1q84 25 0.3%
75 正体 25 0.3%
80 配線 24 0.3%
80 GA-G33M-D S2R 24 0.3%
80 講談社 24 0.3%
80 ロボット 24 0.3%
80 TOMIX 24 0.3%
85 インストール 23 0.3%
85 三輪山 23 0.3%
85 ホットケーキ 23 0.3%
85 お勧め 23 0.3%
85 桜井茶臼山古墳 23 0.3%
85 喪神 23 0.3%
85 是非もなし 23 0.3%
85 tomix 23 0.3%
85 大河ドラマ 23 0.3%
85 和久傳 23 0.3%
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95 HDD 22 0.3%
95 霜取りタイマー 22 0.3%
95 高橋慶太郎 22 0.3%
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2009年8月25日 (火)

葛野研の図書館列車世界:2009夏

 このあしかけ2年間、未来の図書館:鉄道図書館列車の概念を分かりやすく説明するために、図書館列車の改造製作や候補車両の収集、地域全体のモデルを製作してきました。どれも製作途上ですが、図書館列車コンセプトの展開や深化のために、主に葛野研究所で扱っているモデル(列車やジオラマ、レール・レイアウト)についてまとめておきます。

 ここで未収録のジオラマは、最近第一期工程を完了した「高台の図書館」(目次)、レール・レイアウト状態の「山裾の図書館」、および木幡研で制作中の「島図書館」(カテゴリ)です。

 最近の考えでは、未来の図書館モデルとして、媒介となる図書館列車(二階建てトロッコ図書館列車)と地域ジオラマの関係を次のようにまとめています。

1.二階建て図書館列車:→ 列車に乗って読書や研究ができる
  二階建て(ダブルデッカー)とするのは、
    1階を書庫、ユーティリティー、重読書席とし、
    2階を雑誌や読み物を中心とした軽読書席とする。
  静謐、無振動が必要
    よって、20m級の特急車両の改造を考える
  (屋根や窓に開放性がある時、二階建てトロッコ図書館列車と定義する)

2.トロッコ図書館列車:→ 地域生涯学習施設を面として扱い全域を結ぶ軽便鉄道
  トロッコ・タイプ車両とするのは、
    地域全体の図書館・分館・博物館などを軽快にリンクできる軽便鉄道を基本とする
    観光(周遊)列車として地域を活性化する
    (嵯峨野トロッコ、門司港トロッコ、旧・宇治おとぎ列車など)
  トロッコ系だから、騒音や振動は避けられない
    地域全体の文化施設を簡便に確実にリンクする機能に重点を置く

 以下、縮小写真をクリックすると大きくなり、解説があります。

1.屯所にて:On30やHOタイプの大型車両
Bigimg_5258
↑明治時代の京都市電

葛野図車:京都電気鉄道の明治時代風市電
葛野図車:京都市電29号(明治時代)
葛野図車: 南部縦貫鉄道 キハ10形レールバス
葛野図車:南部縦貫鉄道レールバス&明治時代の市電

 ここでの大型車両とは、これまで「地域全体の図書館構想」を表現するために製作したジオラマが小型のNゲージ(線路幅9mm、縮尺1/150)だったので、それに比較して「大型」としています。具体的には日本のHOゲージ(線路幅16.5mm、縮尺1/80)で走る車両を表し、そのうちOn30タイプは縮尺が1/48前後のものです。On30に付いては別途MuBlog記事を参照してください。

 写真の明治時代風の京都市電モデルはOn30タイプですので一般のHOゲージ車両に比較しても大型です。この車両収集の意図は、愛知県犬山市にある博物館・明治村で乗車体験した市電から、着想を得ています。すなわち、点としての生涯学習施設(地域内の図書館や博物館)を、市電や軽便列車で結ぶ(リンク)ことにより、点から面の質的変化をもたらし、地域全域的な扱いが個々の施設機能を凌駕するという可能性を考えました。

 「南部縦貫鉄道レールバス」をモデルとしたのは、未来にあっても、図書館や博物館が充実していない広域ローカルな地域で、分室・分館を軽便に機能的に結びつけるリンカーとしての役割を想定しました。

 なおこれら明治時代風市電やレールバスは、トロッコ列車として再定義します。乗車しながらの読書や研究には向きませんが、手軽に地域全体の生涯学習施設を行き来するための「結びつける図書館列車」機能を持たせた、軽便な車両を意味します。

2.屯所にて:未着手の宇治川周遊図書館ジオラマ原型

Bigimg_5255b
↑宇治川周遊図書館ジオラマ(上方が宇治川上流・南東方角です)

葛野図車:宇治川周遊図書館ジオラマ(原型レイアウト)
葛野図車:大歩危トロッコ号
 京都府、京都市の南部に位置する宇治市は歴史と景観によって有数の観光地と言えます。かつて藤原氏の別荘地であり、平等院、宇治上神社など世界遺産があることで著名です。市内には源氏物語ミュージアム、図書館、資料館、生涯学習センター、植物園、広大な運動公園などがあります。

 写真のレール・レイアウトは、宇治川と宇治橋を中心にして、観光地や生涯学習施設をトロッコ列車で周遊するモデルのためにまとめたものです。実車で想定する姿はかつて宇治川沿いを走っていた「おとぎ電車」のような規模と考えています。すなわちレール幅もJRに比べて6~7割のもので、車体も自家用車程度の列車の編成で、動力はリチウムイオン電池と考えています。速度も時速5~15kmでしょう。

 このモデルでは内周を宇治川添いの風景や名所旧跡のための、純粋の(周遊)観光地巡りトロッコが走ります。外周は現在および未来に想定される生涯学習館を結びつける、住民や観光客の移動に重点をおいた「市電」的なトロッコが走ります。

 想定する料金は一日乗車券500円程度で、乗り放題です。一般に生涯学習施設は図書館で顕著ですが、地域住民のために作られています。この考えを、宇治市のような観光地ではあらためて、観光客も住民もトロッコを共通の足として、そして各施設を「今現在宇治市に訪れた人全員」が自由に享受、利用出来るような考えを導入すべきです。その為に、トロッコ電車を共通のインフラストラクチャーと見なし、受益者負担は可能な限り低減するのが、未来の、生涯学習時代の地域の姿だと考えます。特に世界遺産を持った地域はそれを還元するために、足くらいは地域として提供するのが理想です。

3.葛野研にて:未完の邪馬台国周遊図書館ジオラマとHOタイプ図書館列車
Bigimg_5261
↑EF65形電気機関車とサロ124図書館列車

葛野図車:サロ124図書館列車とEF65電機機関車
 このジオラマを設計し製作を始めてすでに一年は過ぎました。コンセプトは邪馬台国の故地、奈良県南部桜井市の旧三輪町を中心とした、歴史資料館や歴史図書館を結ぶ周遊図書館列車サービスにあります。

 当初案では全線をNゲージという小型レールでモデルを作成することにしていました。つまり邪馬台国周遊図書館ジオラマを狭い空間、閉空間として設計したのです。しかしここにある写真は一回り大きなHOゲージ(レール幅16.5mm、縮尺1/80)となっています。これはより完全な「二階建て図書館列車」のイメージを固めるためと、奈良線を利用して全国各地から、会議室や書庫コンテナを搭載した20m級の列車編成で、周遊に入るという想定を追加したためです。

 JRのサロ124(HO)を二階建て図書館列車に改造した記事は、(改造)(自動往復実験)の二つを参照して下さい。会議図書館列車については「纒向号」を参照下さい。

4.葛野研座右:未完の「昭和の鉄道模型をつくる」
Bigimg_5246
↑昭和の町を走る箱根登山鉄道

葛野図車:昭和の鉄道模型をつくる
 「二階建てトロッコ図書館列車」構想の引き金となったジオラマ(レイアウト)です。まだ完成はしていませんが、当初の感動は現代の鉄道模型世界が非常に精密な科学を基礎として、超小型の模型列車を自在に走行させる技術を持ち、またその周辺景観を形作る建物などの精密さから、未来的な「図書館空間」イメージを模型に定着できる、そのような豊かな可能性を味わったことにあります。

 このジオラマはやがて完成しますが、一つメモしておきますと、この昭和の30年代の景観の中で、現代の優れた列車、たとえば走る豪華ホテルといわれるカシオペア号を走らせることで、過去の時点から現代という未来を確認する視座を得たことが重要です。「二階建てトロッコ図書館列車(カシオペア号を改造して「あたご号」を作成しました)」という、現在は存在もしない世界を、モデルであればこそ実感的に確かめることができる事実を、ここで再確認しておきます。

5.まとめとして、嵯峨野鉄道図書館ジオラマの図書館列車達

葛野図車:嵯峨野鉄道図書館ジオラマ
葛野図車:嵯峨野鉄道図書館本館まえ
葛野図車:嵐山駅分館前の「ゆふいんの森」
葛野図車:嵯峨野を走る「お召し列車」

 「二階建てトロッコ図書館列車」を走らせるために、最初に製作したジオラマです。まだ第二期工程を終えた未完成作品ですが、構想の要素は含まれています。
 京都市右京区嵯峨野という小さな地域に、中央図書館、嵐山駅分館、愛宕山上駅分館という3つの(公共)図書館を想定し、そこに現代実車のJR嵯峨野線(山陰線の区間愛称)や嵯峨野トロッコ列車をモデルとし、風光明媚な保津峡を図書館列車が走り、引き込み線で停車し、清流の音を聞きながら、珈琲を飲んだり、読書したりするというイメージをモデル化しました。(嵯峨野鉄道図書館ジオラマ目次

 いろいろな研究や作品は、処女作を中心にして同心円状に展開していくという説があります。
 現在、上述した種々の「図書館列車構想」を考え、実験をしていますが、現状ではこの「嵯峨野鉄道図書館ジオラマ」を同心円状に拡大変形しているというのが事実です。
 当面はそれでよいと考えています。
 また、「ゆふいんの森Ⅰ世(JR九州)」というモデル(TOMIX社、Nゲージ)を掲載しました。この「ゆふいんの森」は嵯峨野鉄道図書館という急坂急カーブ線路を自由に自動往復するだけの柔軟性をそなえ、デザインも色調も未来的で想像をかき立てる列車素材となりました。
 最近は実車としてJR九州のさまざまな未来的列車(ドーンデザイン研究所)を、未来の図書館列車や生涯学習列車として、再認識するようになりました。

 以上もって、この2009年夏の、「二階建てトロッコ図書館列車」構想の中間発表とします。

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2009年8月24日 (月)

小説木幡記:2009/08/24(月)木幡夕照と猫ハルキ

Bigimg_2933
↑2009年8月23日曜日の木幡夕照

Bigimg_2941
2009年8月23日曜日のハルキ正装

 昨日日曜日は午前中にえどるん君を京都駅まで送り、その後帰還し、読書を始めた。
 髙村薫さんの『太陽を曳く馬』上下。夕刻にようよう第一章を読み終えた。上巻の150/400位の分量だが、ぐっときた。合田刑事はあいかわらず、よいな。今は40代の警視庁係長になっている。うむうむ。今度の文体の様子は、まだまだどうなるかわからないが、ユリシーズの翻訳を読んでいるような酩酊感におそわれた。いや、余の脳は日曜の午後、しっかりしていた。結局文章の海の中で、余はゆるくゆるく足と手を動かし、遊泳しておった。一章だけで、上物だとわかる。うむうむ。

 さて、シャワーを浴びて外をみた。
 急激にカメラを使いたくなった。キャノンEOSのデジタル一眼なのだが、心身が思わしくなかった数ヶ月、触ることもできなかった。数枚とって、室内を見るとハルキ君が静かにしていた。えどるん君の不在を不思議に思って、考え込んでいたのかも知れない。

 かくして夕照とハルキ君との競演となったが、どちらがどうのと言う前に、両方とも気に入った。そういう対象がこの世にあることに。

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2009年8月23日 (日)

NHK天地人(34)国替え:越後→会津

承前:NHK天地人(33)五大老という合議制の成立ドラマ

 今夜のドラマ終了後、ひとしきりネット地図を眺めていました。内輪話になりますが、私はまるっきり関東の地勢に、もちろん新潟や会津もふくめて、なんら知識がなく、いまだに群馬・栃木・茨城・千葉のあたりのレイアウトがおぼろなわけです。何度も覚えようとしましたが駄目でした。

 で、今夜の地図発見は現代新潟の真西に福島があって、そのちょっと北に米澤、さらにちょっと北に仙台があると気付いたことです。東京はその新潟・福島ラインの南約350km以上に位置します。もちろんこんなことは、関東の人から見れば、こちらで平等院が宇治市にあるのと同じくらいに自明のことでしょうが、地図を見ない限り、新潟がずっと京都に近くて、新潟と福島県はロンドンとパリくらいの距離感があって、さらに仙台にいたっては、火星の彼方、米澤はもっと北にあると感じてしまうのです。今夜は、またしても、そういう距離感・方向感の違いというか、誤りに気付かされたわけです。

 昔のNHK伊達政宗では、政宗の側室が生んだ子のことで徳川将軍にはかって、四国の宇和島を領地にしたことを思い出しました。この時感じたのは、その側室は宇和島に移ったわけですが、二度と政宗と会えないだろうな、と思いました。~今夜は、上杉景勝のお母さんが越後に残る話となりました。

 さて。ドラマでは「山を一つ越えるだけです」と兼続が言いました。たしかに磐越自動車道とか磐越街道、磐越西線とか現代の経路は幾つかあるようです。しかしよく見ると、山が一つどころか、幾山川越えさりゆかば会津の地だったのか、交通事情を想像すると、春日山城のあった上越市から見て本当に遠国になります。仙桃院は謙信公の菩提を弔ってずっと越後におられたのでしょうか? いずれ分かると思います。

 秀吉の考えでは、仙台にいた伊達政宗と江戸にいた徳川家康との間に、上杉家というクサビを打ち込みたかったわけです。これはたしかに地勢的には妙案と思いますが、今夜のドラマをみても、これまで育ち育ててきた越後を棄てるという決断は、本当に家臣一同辛いことだったと思います。また、ほいと国を移って、さっと戦力として機能したのでしょうか。戦はいつも地盤、看板でもありますから、不安が残りました。

 関ヶ原の戦い(1600年)を軸にすると、会津に移った上杉の、豊臣や徳川にとっての意味というものをもう一度考えたくなりました。歴史ifが好きですから、少し考えてみてもよいと思った次第です。

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2009年8月22日 (土)

小説木幡記:2009/08/22(土)熟睡する日々

 昨日はMuBlogを休んだ。
 夜間には別件、よんどころなき事情でメールを一通出して、一時間後に返事があってほっとしたら熟睡できた。

 今朝は気持ちよいほど汗をかいていた。一般に寝汗とかいう言葉は否定的なイメージで使われるが(悪夢を見て、寝汗をかいた、など)、余の場合は大抵肯定的な、気持の良さを表す。たとえば懸案事項や心身の疲労のあとの睡眠で、起床した時に寝汗でパジャマが濡れていると、にっこり笑う。「解決した」「治った」とな。

 さて一昨日も昨日も、木幡ではただただ、夕食をかこみ笑いが絶えず、猫ハルキははしゃぎ、夜間は熟睡し、朝は起床4時過ぎで、いつもの通り。変わったことはなかった。日々これ好日なり。

 一方、葛野はこれも変わらないと言えば変わらないが、ハードだった。
 昨日は朝のはよから校務の整理をして、午前中から昼食後まで同僚達や秘書さんとややこしい仕事をしていた。ときどき難題がとけず(不慣れな面も多々ある)、頭の芯がキーンとすることもあった。以前述べたが、新しい委員会仕事の全体はだいたいつかめてきたが、それでもなお不連続、不規則なイベントが発生し、相互の矛盾を即決で対処できず、頭が痛くなって頭痛(笑)するばかり。
 昨日は、長い時期(1ヶ月ほど)思いこんでいたスケジュルが、実はそれほど緊迫してはいず、約2ヶ月全体がずれることを知って、楽になったが、逆にこの1ヶ月はそのタイトなスケジュルを想定して、校務に専念してきたので、がっくりした。
 しかし、これが逆だともっと驚愕するなぁ。来年のことと思っていたら、実は来月だった、だなんて震えがくる。とはいうものの2ヶ月ずれるということはすでに後期共同演習や授業で大騒ぎになっている時期なので、やはり7月から8月に専念しておいてよかったと、一安心。

 午後は昼食のデザートに『翼ある闇』を30分間楽しんだ。それから夕刻まで『芭蕉』に専念し、午後5時半には完了したので、屯所や研究室の「図書館列車」のスナップを撮った。今日、写真を整理して記事にしよう。
 夏期論文『芭蕉』は、一昨日に終日かけたせいか、昨日の午後半日と合わせて、漸く3/5まで下書きを進めた。実は最初の1~3章が基礎データの整理と説明部分なので一番疲れる。残りの4章は得意とするテキスト解釈と、5章はまとめなので、これで今夏の下書きレベルにおける夏期論文は山を越えたといってよい。
 基礎部分がシンドイのは、用語を精密に数え上げたり比較したり分類したりで、曖昧さを残せないからである。たとえば「大体、この本では芭蕉と言う言葉が多量に使われています」なんていうセリフは死んでもはけない。そこの所は「荒い抽出では762回。さらにデータを正規化すると、781回となります」と厳密に書かねばならぬ。ところが、このたった一行のセリフを書くために、延々と~、もう涙がでるよなぁ。

 さて今日は土曜日、久しぶりのoff日和(余のことを、毎日そうだと誤認しておる輩も多いのう)。ようやく出歩きも自由度が高くなってきたので、PC屋さんと本屋さんに出向く。
 PC屋さんは江戸るん君が速攻メモ用に新しいタイプのテキスト専用マシンを品定めするサポーター役。表向きはノートPCでもないし、ワープロマシンでもない。ATOK付きの簡易メモ入力携帯マシンかな? 保存できるのは原稿40枚分くらいのファイルを6本と、小さい容量だが、あとで全部をPCに転送して使うらしい。主にキーボードの使い勝手を探るのが目的。ネットの写真で見ると、電子辞書くらいの大きさに、ノートPCなみのキーボード付きだ(折りたたみかな?)。ふむふむ。
 ついでにレッドクリフのDVDとか、島田荘司さんの「なみだながれる」とか「龍が亭の幻想?」など、ついでにプルートの7号、8号かな? 長い間まともに外にでないと、必需品が底をついてくるのう。

 毎日が忙しい。あはは。

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2009年8月20日 (木)

小説木幡記:2009/08/20(木)葛野の空中庭園

Bigimg_5237
↑葛野の空中庭園:輝くアーチの小径

 一昨日の昼下がり、簡単な昼食のあと葛野の空中庭園に行ってみた。現地では「屋上庭園」と呼ばれているが、余の脳裏には古代世界の七不思議と噂された「バビロンの空中庭園」としか映らない。(まこと便利な脳である)
 エレベータに乗る前に、見知った司書さんが外でかたずけをしていたので、「エレベータ動きますかな?」と聞いたが、余の言った意味が通じないのか、笑顔で「はぁ?」と問い返されて、しばらく「暑いね」とかご挨拶。図書館とは別棟の「空中庭園行きエレベータ」は、夏休みなのに動いた。Rを押したら数秒で扉がひらき、そこはバビロン、ネブカドネザル二世の世界! まるでどこでもエレベータの気がしたよ。

 陽射しがきつかったが、パーゴラの下にある椅子に腰掛けてやおら洋式庭園を見渡すと、夏らしい雰囲気で一杯だった。風もあって、その日は乾燥していたのか、屋根で日が遮えぎられると、うたた寝しそうな気持よさだった。ふと横を見ると古い様式のポンプと水瓶があって、なにやらしらぬまに少年時代に遡行しておった。どこでもタイムトンネルだね。昔は、もっと不格好で、名前もガッチャン・ポンプとか呼び習わしていたな。長い柄をおすたびにガッチャン、ガッチャンと音をうるさくたてて、そのうち水が湧いてきた。

 考えてみると葛野の女子大(というよりも、幼稚園からあるから、学園だね)には、錦鯉と滝と藤と記念樹のある日本庭園、噴水とベンチと石階段のある洋式半地下庭園と、そして学舎の屋上には空中庭園まである。あと鍾乳洞庭園が欲しいところだが、それは無い物ねだり。余はつくずく、ここに十数年以上も居着いてしまった理由が分かった。要するに、目を開けてよく見ると、まるで余のためにしつらえたような庭園女子大学だったんだ。ただ、日頃は学生や同僚の目があるので、研究室と屯所以外には一歩も外を歩かぬ箱入りオトコだったにすぎない。こうして人目が無くなると、学園中を我が物顔で散歩するcat

 夏だ。屋上庭園には猫も犬もJDも同僚も職員もだれも居ない。極楽(笑)往生しそうな快適さじゃね。しばらくたって、図書館が開いていたから見知った司書さんたちと馬鹿話でもしたくなったが、いやいや、勤務中の司書を何人も屋上に引っ張り上げてビールパーティ、バーベキューをするほど、肝はすわっておらぬ。しかたなくうたた寝した。涼しい。

 まどろみの中で、この庭園に、庭園鉄道を敷いたら、それを見付けた職員さんたちはどんな顔をするじゃろうかと半睡の中でニタニタしていた。はっと気がついて「電気のコンセントは?!」と、目を開けて周りを見渡したが見つからない。しばらくしてからようやく気がついた。「庭園鉄道走らせるなら、ライブスチーム(蒸気機関車)で決まりだから、石炭か炭かアルコールがあればそれでよい。電気は照明だけだから、OK」と安心した。

 みるみる頭の中が葛野庭園鉄道・図書館列車(かどの号)で一杯になって、立ち上がり、庭園を歩数で数えながら、レールやポイントや鉄橋を考え出した。しかしもしそんなことを学園に頼んだら、許してくれる代わりにきっと、幼稚園や小学校の校長さんから「週一、運転して児童生徒と遊んでくれたら、許す」と、なりそうだ。それでは研究も昼寝も読書も葛野図書倶楽部2001の運営もストップする。だから、やはり庭園鉄道は諦めた。しかし、余生はここでバーベキューしながら夜間鉄道を走らせたら、楽しいだろうな、と夢ばかりが残ってしまった。

 うむうむ。

葛野・空中庭園:輝くアーチの小径
葛野・空中庭園:日時計と空中門
葛野・空中庭園:アートの林
葛野・空中庭園:シンボルツリー
葛野・空中庭園:パーゴラ下の椅子
葛野・空中庭園:井戸と甕
葛野・空中庭園:ソーラーシステム
葛野・空中庭園:金属柵と取っ手
葛野・空中庭園:HIKARU-COURT

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2009年8月19日 (水)

小説木幡記:2009/08/19(水)夏の雑記帳

1.知り合い達の休暇の様子
 今日、いつものように早朝葛野へ登校し、久しぶりに友人、知り合い達のblogをいくつか見て、落ち込んだ。いちいち鍵語を記せばだれのことかと分かるので(狭い世界であっても)、曖昧に言葉を濁しておくが。

 よくまあ、みんなお金と遊び企画力と実行力とがあるもんだぁ。それも一人二人ではない、一ダースほど眺めてみたが、全員派手派手しく旅行したり、うまいもの、うまい酒を飲んだり、自然や観光にふれたり~。信じられないほど、豊かな人生を送っておる。どれもこれも、そっと資金を計算すると(余も、悪趣味と自覚)、ざっと10万円から数十万円の散在だなぁ。余がそんなことをするのは、我が首を絞めるようなもんだわ。

 なによりも、人生を謳歌しておる。なによりも行動力がある。信じられない、現代のオジキ、姉御、老若男女達だよ。
 一つだけ、記念に記しておこう。
 還暦に近い文系教授が、なんで海に行って潜るんだぁ。スクーバダイビング、ちゅう遊びらしい。潜水病で持病を悪化させないかと本気で心配になる。その他、同様で~発狂しそうな人達ばかり。

2.落ち込んでミステリ
 実は昨夜あたりから、他人のblogを眺めだした。昨夜に少し落ち込んで、それで『乱鴉(らんあ)の島/有栖川有栖』を40%読んで、今夜の楽しみにしておったが、葛野に早朝着いた途端、皆の衆のblogをしっかり読んで、なにやらむかっ腹がたってきて、残り60%を早朝のうちに完読した。なんでみんな楽しんでおるのに、余だけ鬱々とKT2システムを何回も何回も走らせて、用語を一つ一つ、千も二千も細かく再確認し、気がついたら夕方になるのかぁ~、一夏も!

 サンダーバードも、何十年来乗車しておらん。高級ホテルに泊まったのは教え子の結婚式に招かれて以来、数十年たつ。貴船でうまいもんたべたのは20年ほど昔、勤め先の親睦会以来だ。海? 泳いだのは20代が最後だ。海外旅行? 10年前に行ったきり。パスポートをどこに仕舞ったかも思い出せない。奈良県ディープな南部で観光だなんて、想像を絶する贅沢だよ。

 で、孤島もののミステリーは、よいな。スカッとした。これで有栖さんは長編を3冊もまとめ読みしたので、今日は屯所から、マヤ・ミネオ(パタリロ!)の親戚みたいな名前のひと、『翼ある闇』とかいうのを借りてきた。今夏の残りは、島田荘司さんの2冊(上下合計4冊)を読んで鬱憤晴らしをする。
 もう夏期論文も委員会仕事も、あほらしくてやってられなくなった。

3.わからないロックのメモ
 午前も遅くに、気を取り直して涼夏マシンを走らせたが、調子がでなかった。結果はちゃんと出るのだが、文字列を眺めても、頭に入ってこない。あまり落ち込むとこうなるもんだ。
 午後遅くに安いコンビニざるそばを半分たべて、棄てた。食欲も落ちた。
 帰りは、5時を過ぎたのではやめに後片付けして、RSのクーラーを最強にして、(制限速度以内で)急激な加速Gを試してみた。ああ、やっぱりRSの値うちはある。レッドゾーンには入れなかったが、まあ、そうやね、3000回転くらいまで瞬時に上がった。あはは。国道一号線は、みんな制限の50kmを超えていたが、余はとろとろと50kmで走った。信号のたびに先頭になったがな~

 FMのCO.CO.LOというところで、本日19日17:50分過ぎくらいにロックだと思うが(ロックと浪花節の区別もつかない)スローで、ときどき演奏だけがバックで流れて、なにかよさそうなのが聞こえてきた。ベックとマリリンマンソンを足して割って、奇声はだすが、それでもおとなしい曲だった。ひきこまれた。ときどきドラムのソロが全身を痺れさせた。
 曲名はわからない。そのすぐあとに、黒人の声で明るい浜辺の歌が流れたが、興味はなかった。まさか二つで一つではないだろう。曲を続けて流すからな。

 解説は変な日本語の人だった。日本語ネイティブじゃないと思う。勤務先のD先生の日本語によく似ていた。D先生は昨年余の夏服を見て、「Mu先生、まるで深南部の大農場主みたいだね」と、誉めてくれたので気をよくしておる。
 そのまるでD先生みたいな日本語で、ダークとか暗いとかいう評言がその曲の前にあったような記憶。
 曲名は、以前別の曲がわからなくて局長2009の前で鼻歌を聞かせたら、その夜のうちに調べて回答があった。鼻歌まじりでも、曲名が分かるシステムがネットにあるのかも知れない。しかし今度は、完全な初出なので、どうにも困った。
 余にも、現代音楽で好きなものがあったんだ、と意外な発見だな。

4.新しいレール・レイアウト
 午後遅くから夕方5時までは、屯所に引きこもってHOゲージの自動往復システムを組み立てた。研究室にあったのを屯所に移したわけだ。よくみると、研究室のレイアウトのままだと完全に大机をはみ出してしまった。余は狭い研究室に3m近くの直線HOレールを仮設していたことになる。ポイントを一つはずして、なんとか1.8mに短縮した。おそらく30㎝幅で、180㎝の板に、HOタイプのサロ124図書館列車を走らせる予定だったんだ(夏期論文で記憶が消えておる)。その長さだと、ぎりぎり持ち運びが出来るのう。快調に走った。

 次に、Nゲージの、宇治川周遊図書館ジオラマのレイアウト原案に手を付けた。60㎝X80㎝の小ぶりの基盤を買うつもりだ。3000円くらいかな。
 PX280ポイントと、Y字ポイントを二つ組み合わせて、TOMIXのリバーススイッチで編成した。外周を243mm、内周が177mmの曲線でまとめた。なんとかおさまるように、別曲線も交えてセットした。

 要するに複線の、内外・逆方向走行という、ちょっと複雑なレイアウトになる。内周には小型機関車で往年の「宇治川おとぎ列車」を再現し、外周は20m級の愛宕号ないし纒向号タイプの図書館列車を走らせる予定だ。内周は完全な観光列車モデルとする。

というわけで。
 なんだか落ち込んだりむかっぱらをたてたり、安定したりで、疾風怒濤の一日やった。
 今夜は、えどるん君もおるし、猫ハルキもおるから、じっくり猫話に興じようぞ。お金のかからない楽しみじゃね(cat)。

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2009年8月18日 (火)

小説葛野記:2009/08/18(火)後戻りも大切です:Office2007→2003

小説木幡記や葛野記には飽きたとお嘆きのあなたに
 このごろMuBlog記事が、ずらりと木幡記、葛野記で埋め尽くされてきた。記事一本をたてるほどのイベントもないし、研究成果をまとめて発表するほどの気力もないからだろうか。とはいうものの、なさねばならぬこと、なしたいこと、しておいた方が良いことのリストは、作るのもめんどうなほど長くなる。いちいち時間を湯水のようにつかうことばかりあるから、そういうことを好きになる自分に、ときおりうんざりするのう。

 たとえば「邪馬台国周遊図書館ジオラマ(MuBlog記事)」。わずかに120X90センチの小振りなジオラマだが、これを開発してやっと、特定テーマ資料情報における地域・面としての大図書館構想と、そのリンク要素となる「二階建てトロッコ図書館列車」の機能モデルが、完了となり、空前絶後(flair)の論文をものする可能性もあるのだが、ただただ試験走行しているだけで、一向に三輪山も箸墓古墳も姿をあらわしてはこない。(フライシュマンのHOレールを重ね置きしたのが事態をますます混迷に追い込んできた)。

屯所工作室占有・宣言
 今夏これを完成させるには、約3週間、屯所をボンド液、アクリル絵具と石膏液とスチロールの粉と、色粉とで塗りつぶすことになる。もちろん、夏期論文『芭蕉』の完成は来年になる。当然、来年の全学時間割はめちゃくちゃになり、約束した非常勤講師が山のようなクレーム「この前、教室に行ったら別の先生とかち合いましたぁ~」を送ってくる。学科によっては、「必須単位がぶつかって、卒業出来ない学生が数十名でてきましたぁ~」となる。あはは。しらっ~としたメール「そうですか、困りましたね」ですむ問題じゃない!

 というわけで、物事おもったようには進まぬ脳。気持ちの1割が順調に完了すれば、それでよしと思う人生観を持ってしまったが、さぞかし「いや、俺は90%以上、考えた通り行かないと、腹が立つ」なんて人生観の人達は、お困りでしょうな。余は、苦しみながらも、自らのあきらめの佳さに、どれほど助けられてきたことか。そうだ、邪馬台国周遊図書館ジオラマの完成は年度末まで延ばそう。その間、一時的に「屯所工作室占有・宣言」を倶楽部にも受講生にもふれをださねばなるまい。~(鉄道モデル嫌いの者達にバリケードで、逆封鎖される怖さもあるtaurus)。

古い「Office2003のエクセル」万歳
 さて『芭蕉』。
 昨日は午前中の仕掛け直しがうまく行ったので午後は若干進展した。その仕掛けのうちに、古い「Office2003 エクセル」の再インストールも含まれておる。エクセルの等高線グラフが、余の文章地図・可視化に重宝してきたが、実はこの数年来Office2007エクセルでは、どうにもうまく描写できなかった。細かく言うと面倒なので、一言で記すなら、ヴァージョンアップの中にはダウンもある。気をつけましょう、となる。

 だいたい、等高線グラフをばんばん使うユーザーなんて世界中にも殆どいないのじゃ郎。だから、Office2003エクセルの等高線グラフに含まれていた、非常に有用なパラメタ設定が、2007年版ではほとんど全部削除され、その分やれ「グラフ背景の模様は」とか、デザインは、とか馬鹿馬鹿しいオプションだらけになっておった。根本的な機能を削除して、見栄えばかりにうきみをやつす~。ほんま、この世の世相というか、憤懣やるかたない。それでも、数年間は、「いやいや、総てを自製するのもこれからは無理。あたらしい市場アプリケーションを使いこなすことも肝要」などと、自分をなだめて2007年版を使ってきたが、昨日はついに切れて、2003のエクセルだけを再び、復活させた。
 う~む、思ったことは一瞬に出来た。
 物事はときどき、過去に戻す方が最良の選択枝となる好例じゃ!

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2009年8月17日 (月)

小説葛野記:2009/08/17(月)気持ちよい盆明けの朝

盆明け
 (自然)起床午前4:50で葛野着が7時過ぎ、さっき珈琲をぐっと飲んで「気持ちよいなぁ」と独り言した。
 14(金)は終日、休業日の大学で夏期論文をこなしたので、さすがに土日は木幡研にいた。世間体を気にしないといいながらも、盆の土日に葛野でずっと仕事をするのは、警備のお兄さんの目もあるので、避けた。「あのセンセ、家、ないのやろか~」と、思われるのもシャクだね。盆明けの今朝は胸をはって早朝登校した!

盆の土日
 土日は終日読書しておった。隠すほどのこともない。『双頭の悪魔/有栖川有栖』だ。
 土曜の夜は関東の朋とうまいものを食べたので、夜は読めなかった。日曜の夜も天地人があったので読めなかった。だから両日の昼間だけで合計1日かけて読んだことになる。原稿1000枚ほどの懐かしい「本格推理小説」ジャンルだ。

 有栖川さんのことは、読みながら思い出したが、実は未読だった。先週読んだ『女王国の城』が最初だったとはっきり記憶が甦った。いや、なお「マレー鉄道」がどうしたというのも、読んだのかどうか思い出せぬが(笑)。

ミステリ:有栖川有栖先生
 女王国と双頭の悪魔の間には、執筆時期に差があるらしい。15年くらいかな? まあよかろう。いろいろ平日作家にも都合というか、事情があるようだ。で、双頭の悪魔と女王国の城と、どちらがおもろかったかと自問自答した。後者は、本格ミステリベスト10で第1位、本格ミステリ大賞を受賞したらしく、前者は、それほどでもなかったようだ。
 で、前者『双頭の悪魔』を取ろう。双頭のというおどろおどろしいタイトルが気に入ったし、四国の前人未踏の山奥を舞台に、鍾乳洞を這いずり回るのがよろし! つまり、趣味の問題やな。おまけに川を挟んだ隣村と、本番舞台とが、大雨大洪水で相互に陸の孤島。うきうきわくわくするような、お約束の設定に、余は我を忘れて没頭した。ああ、もちろん殺人の動機などはあまり考えない方がよい。相互に連絡の絶たれた二箇所で、お互いに知らない間に事件が起こる~。うむふむ。

 女王国は、有栖川さんの作品として最初だったので、マリアとかアリスとかいうけったいな人名にうんざりして、そして20代の若者達が、だじゃれ合戦するのにげっそりしたから、第一印象が悪かったのかもしれない。おまけに宗教教団を対象にしているので、なかなか複雑な心境で読み終えた。だからどんな大賞をとった作品でも、読者によっては向き不向きがある脳。
 しかし、いまとなっては、二回目の『双頭の悪魔』をすんなり読めたのは、大賞作品で4人の青年達とマリアとの関係が「日常」になっていたので、そういうことのだじゃれ気分の動きが不自然に思えなかったせいもあろう。その世界にある程度慣れることで、煩わしさが消えて、お茶漬けの味をかみしめながら、事件の推移をじっくり楽しめるようになる。

ミステリ:島田荘司先生
 さてそうなると。次は島田荘司さんの国内物の未読を痛切に読みたくなった。しっかりしたファンではないので、『龍臥亭幻想』の方をまだ手にしていない。そして『涙流れるままに』。この二つを読めば、島田さん世界は余の中でしっかり確立する。~まあ良かろう。盆明けの独り言。詳細は後日に。

 ああ、島田先生には申し訳ないが、余は先生の洋物編がどうにもしっくりこない。
 結局、これはすなわち横溝正史世界の呪縛なんじゃろう。日本の山間僻地にローカル線がでてこないと、本格推理小説を読んだ気がしない。だから、世間の洋物全般も、気に入ることは少ない脳。

本日定食
 ひたすら『芭蕉』。先週金曜に行った実験に少し手を入れる。土日、ミステリを読みながらも、頭の片隅には「ちょっとな、用語に重み付けをしないと、ちゃんとしたクラスターが出ぬなあ」などと、無粋なことを考えておった。
 そう。今夏最大の危機に直面しているのが、余にはよくわかる。自分の中で納得するのと、論立てして他人に向けて表現することには距離がある。
 やはり古今以来の詩歌歌学用語と、蕉風世界の俳諧用語とは、別立てで考えないと無理があるかのう~。む、難しい世界じゃ。

 デザートは。
 大歩危トロッコ号(Nゲージ:マイクロエース社)について再度深く考えてみよう(MuBlog記事)。実は、『双頭の悪魔』には、大歩危という地名が一度でてくる。四国の土讃線じゃね。こういう山間僻地をはしるトロッコ列車と、余の考える『図書館列車』との接点をイメージしてみたい。
 線路は、このごろ屯所に常設しているので、PX280の複雑怪奇ダブルクロスポイントを操作しながら、芳醇な味わいを楽しもうぞ。そうそう、大歩危トロッコ号は20m級のディーゼル車と、16m級のトロッコ列車の連結走行じゃが、半径14センチのカーブを気楽に高速で走ってくれる。捨てがたいモデルである。

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2009年8月16日 (日)

NHK天地人(33)五大老という合議制の成立ドラマ

承前:NHK天地人(32)小早川秀秋:養子と実子

 直江兼続さんと石田三成さんが髭をたくわえました。つるんとした若い顔よりも、格段に好ましくなりました。明治の日本人は諸外国にでかけて大抵髭を蓄え、年令相応の雰囲気を出したようです。日本人は小柄ですから、少年と見誤られる話はよく聞きますが、髭があると大人扱いされたのでしょう。今夜の兼続も三成も、32回までに比較すると破格の変身を遂げたと、感じ入りました。

 やはり男は顔ですね(capricornus)。
 お二人とも現代のイケメンというのでしょうか、今夜だから真意を漏らしますが、これまではまるで馬鹿っぽい色男としか見えていなかったのです。ああいう白々しいヤサオトコに、J達が眼差しをむけるのかと想像すると、この国の行く末もながくないと、ずっと内心にがにがしく思っていたのです。それをなぜblogに書かなかったかというと、人(J)達の趣味にケチを付けるのは良くないと、従来固い自訓・自戒があったから、それに従ってきたのです。

 今夜は、言いようのない感動を受けました。
 まさに積年、私が心に描いてきた「男達の挽歌」世界でしたね。それも二人そろって! 数えると、早くに上杉景勝さんはお気に入りでした。景勝は貫禄というほどの年令ではないのですが、安定した渋みがありました。そのそばをうろうろしていた兼続や三成は、そうですねマズイ生クリームでべとべとになった、食いさしのバケツ・パフェという味わいでした。ところどころ光るところがあったので、ずっと見続けてきましたが、毎週半分は消化不良を起こしていた次第です。

 もういちど言います、男は顔です! 
 今夜の兼続も、三成も、景勝も「顔」全体でドラマをもりあげてくれました。
 分析するなら、髭を蓄えてこそ景勝、兼続、三成の現代イケメンは大勝負を無事乗り越えたと、心からの喝采をあげました。それぞれが往年の大河ドラマ、ガクト謙信や、勘助に接近してきましたね。これほど嬉しい日曜の夜は、昨年末以来のことです。

 見どころですか。
 一つは、家康はじめ諸侯が秀吉にいろいろ世辞を述べたてる際、それを一々喜び聞いていた秀吉が「ところで、上杉殿は言うことないか?」と、だまったままの景勝に(お世辞を)促します。
 で、景勝さん「はあ」と、うなずいただけ。
 この時、座が一瞬、シーンとなりました。

 一つは諸侯うちそろって「お拾い」に忠誠を誓った後、秀吉が席を外しました。すると、徳川さんや毛利さんが、はげしく石田三成の失政(関白秀次の切腹など)を詰ります。三成は「いたらなかった」と頭を下げます。この時! 日頃口数のまったくない上杉景勝が、突然ぴしりと座を緊張させます。
 「三成は家臣。主君の決めたことで、三成を責めるのは姑息」。よいセリフでした。家康さん、もろもろ、あっけにとられていました。痛快でしたね。

 以上二つの場面で、今夜の上杉景勝は、男ぶりをあげましたね。

 諸侯の様子や三成の重責・重荷を知った直江兼続は、伏見城の天守閣まで三成を誘い出し、夜が明けるまで「五大老」(五奉行)という合議制による豊臣政権を語り合います。
 二人は共同戦線を張ったわけです。

 しかしこれを秀吉に納得させるのは至難の技です。秀吉はすでに絶対専制君主の立場を取っています。そこで、前田利家に二人で相談し、役割を分担の上、秀吉に進言します。
 もちろん、秀吉は激怒します。自分が決める国政をなぜ、家康を含めた諸侯に任せねばならぬのかぁ! と。

 前田さんが兼続にふります。「上杉は、苦労してきたのです。のう、兼続」
 兼続 「わが上杉謙信公は一代の英傑でしたが、巨星墜ちた後、後継者問題で越後は疲弊しました」
 秀吉 「わしの後継者は、お拾いと決まっておる」
 と、そこで三成クククッツと嗚咽する。「お拾いさまのよちよち歩きを見ると、私は泣けるのです」
 秀吉確然として自分の死後、痛々しい息子の行く末を想像する。
 前田 「この二人ほど、忠義な者はおりませぬ」
 秀吉 「おお、わかった」と、納得。

 兼続、三成は再び天守閣に戻り、秀吉を納得させたことに、「芝居がうまく行った」と大笑いする。
 しかし、最後にわかるのですが、三成は本心から兼続の友誼に、そして豊臣の行く末を心配して泣いたようですね。

 以上、ドラマの世界であっても。
 それぞれ役者が所を得て、歴史の機微を上手に演じると、まるで眼前に兼続や三成が語らっているかのように、引き込まれてしまいました。よい一夜でした。

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2009年8月15日 (土)

小説木幡記:2009/08/15(土)今日を生きる、OFF

 新聞の朝刊も夕刊も、今日のこの日はいつもと違った記事にあふれていた。
 余も生まれる前のこの日を偲び、記念のMuBlogを記しておく。

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↑丹波橋駅の近鉄特急/京都タワーの夜景

 写真は携帯電話のカメラ機能を使った。巧拙はもう言うまい、語るまい。ただ全体的に明治か大正時代のカラー写真に見えてきた(カラー写真は昭和のものでしょうな)。よしとしよう。

 近鉄特急は午後遅くの丹波橋駅で、二階建て(ダブルデッカー)かと思って撮したが、よくみるとハイデッカー(腰高車両)のようだ。調べれば良いようなものだが、実車にはそれほど拘泥していぬので放念した。ともかく近鉄特急は相変わらず魅力的な電車だと確認した。なお、帰路は一駅だけ京阪特急の二階建てに乗ったが、少し寂れた図書館列車の雰囲気だった。もう、車両が出来てから10年近くなるから、そろそろだねぇ~。

 写真の京都タワーは、昔、東西本願寺さんのお灯明という話もあったが、塗装が新しく見えたので、本当にロウソクに思えてきた。下から見上げてふと京都駅を眺めると、なんと駅の巨大ガラスにタワーが映っていた。長く京都に住んでいるが、こういう風景には始めて気付いた。

 夕方から小一時間、遠方からの朋と語らった。ここ数日間、関西のひそかな庭園を何カ所もプロの目で眺めるために、はるばる関東から上京してきたとのこと。庭園にも流派があって、見分けられるようだ。もちろん関東と関西では趣向が随分異なるとのこと。そして、日本の庭園は室町ころから縮庭の発想が強くなり、独自のものが生まれたようだ。小堀遠州がそこら中の庭に顔を出すのは、遠州がディレクターだったという説を、笑って想像した。
 また、楽しからずや。

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2009年8月14日 (金)

小説葛野記:2009/08/14(金)夏の葛野キャンパス

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↑葛野の洋風庭園:水と石の階段

 そろそろ夕方になってきた。外はまだ明るいが、なんとなく「一日終了」の気分である。あまりに無人で、午前7時過ぎから誰とも話していないし、電話もないし、……。急に思い立って午後の中頃に葛野キャンパスの写真を撮った。キャノンのデジカメで古いIXYを使った。

 今日は噴水のそばにデンと座ってカメラを夏空に向けた。滅多に、まるでこの位置に座ったことはない。なんとなく、人がいるときは、見苦しい姿を見せたくないという、そういう気持だな。だから無人の夏は気分がとても楽になる。心の奥底まで、石の階段や噴水や、木々や青空に溶け込んでいく。

 指折り数えていた。
 平成五年の春にこの葛野キャンパスに来た。まだ、若かったんだぁ~。いろんなことがありましたなぁ。ふてくされたり、怒髪冠をさしたり、大笑いしたり。そして結局居着いてしまった(笑)。そもそも、懇意にしていた若い同僚から一年も経たぬ間に、「Mu先生は、もう10年以上ここにいるような雰囲気です」と、言われてしまった。だから今や、計算するなら100年以上も、居座っている雰囲気なんじゃろう。

 どうしてそれほど、馴染んでしまったのか。
 今日の三時ごろ、小岩井農場の缶入り珈琲牛乳を飲みながら熟考したところ、解が出た。つまりこの、いと小さきキャンパスに翠があって、噴水があって、金魚じゃなかった錦鯉が泳いでいて、百万遍とはちょっと違うが立派な時計台があって、そして夏とか冬、春休みになると完全な無人状態になるから気分が爽快になる。余は学生や同僚の中で結構元気に授業をしておるが、まるっきり無人状態になると、まるで水を得た魚になって心を飛ばし、キャンパス全体に急速に溶け込んでしまう。ふむふむ。

葛野の日本庭園
夏空と葛野日本庭園
葛野の時計台
葛野の大石階段
葛野の紺碧空
葛野のベンチと灯

 実は、~。
 今日は午前7時過ぎから夕方5時まで、ひたすら夏期論文に専念した。昼食にサンドイッチを食べた後、ものすごい鬱に襲われて、結局写真を撮ったことで、約30分後に回復した。鬱の中身は単純そのもの。「こんな、だれも読まない、役にもたたない論文を一夏かけて書いて、余は一体何を人生の目的としておるのじゃ」という、だれしも襲われる空虚な、虚無的な(おおげさじゃ)、目的喪失感じゃね。毎年のことだaries

 そして。
 その後はまた急速に回復し、論文の骨組みをすべて完了した。PC自作もジオラマ自作も、ありとあらゆる創作においては、もちろん論文も、ある局面で一気呵成にフレーム(枠組・骨組み)を作ってしまわないと、全くなにも進まないことがある。どうも、今日はその日にあたっていたようだ。息をつめて、ほぼ終日潜水した。
 あとは、じっくり延々と肉付けモードに入る。そしてまた8月末頃に、多くの「やりなおし」が発生する。どんなことも、何十回、何百回経験しても、一筋縄ではいかないものだ。

 だから、日々、おもしろい(cat)。

追伸
 PCに向かっているとき、今度猫ハルキ君を葛野キャンパスに連れてきて放してやろうと思ったが、あの子はものすごくかくれんぼが好きだし上手だから、一旦放すと、行き場所・隠れ場所が絶対に分からないだろうと想像して、止めにした。
 狭い木幡研なのに、時々家捜しすることがある(笑)。本箱の裏とか、ちょっとした隙間~。ミステリーだね。

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2009年8月13日 (木)

小説葛野記:2009/08/13(木)電車の新しい動力源:燃料電池+リチウムイオン電池

電車にハイブリッド
 鉄道総合研究所の発表では、鉄道にもハイブリッド電車が実験されているようだ。実験と言っても2001年ころから始まっているのだから、実用的な話がそろそろと、楽しみである。

 1(新聞記事)架線なしでも大丈夫…クリーンな「ハイブリッド電車」が安定走行
 2(オリジナル)燃料電池・バッテリーハイブリッド試験電車の開発/山本貴光

 水素をもとにする燃料電池で電気を作って、その電気をリチウムイオン電池に蓄えて、途中で充電もなく、電車が動くらしい。いまはやりのトヨタやホンダのハイブリッドカーは、ときどきガソリンエンジンで電池を充電して走る。また、トヨタは再来年に、小さな車(ヴィッツかな?)で性能の高いハイブリッドカーを生産するとラジオで言っていた。1リットルのガソリンで40kmほど走るのだから、バイク並の燃料費になる。で、電車には燃料電池を積むから、架線からの巨大電力も、自動車のようなガソリンも不要になる。代わりに積む水素が、少しなれるまで扱いに困ると想像。しかしガソリンも水素も、扱いを間違うと爆発するのは同じ。経験を積めば、原子力潜水艦も潜行しておる(笑)。

リチウムイオンン電池だけの乗り物実験
 三菱自動車かどこかで、電池自動車が実用化されてきた、と耳にした。しかしいろいろな所で充電するのがめんどくさい。と、思っている一方、以前から慶応大学が実験している、純粋のリチウムイオン電池だけで時速300kmを超す自動車の話が、ずっと気になっている。慶応大学Eliica(エリーカ)プロジェクトチームというのがあって、「最高時速370km。加速度0.68G。」とあるから凄まじい。(充電は大変だろうな)
 
 このエリーカで一番気に入っているのは、8つの車輪全部に強力モーターをつけて、一つが100馬力で、合計800馬力。慶応大学の人は昔から野放図というか、やることが派手なので、おもしろくてしかたない。研究者の質もなんとなく旧帝大の秀才とは違うようだ(cat)。

改良リチウムイオン電池EH1600:愛称・ラスモン愛宕号
(図書館列車・牽引機関車)
 ここからはモデル世界の話。上記の現実世界とはちと異なるが、モデル世界にはその世界の自律性がある。
 さて、現代のNゲージ世界には、EH500というTOMIX製の8軸16動輪電気機関車がある。
 その雄姿はMuBlogのいたるところで写真を出しているので、知っているかたもおられよう。たとえば、「高台の図書館:鉄道図書館(7)レールレイアウト仮設と試運転」の末尾に<附録:EH500(TOMIX)金太郎への執心>として片鱗を公開しておる。いずれ、EH500に対する切々とした慕情をまとめておきたい。

 なぜこのモンスター電機を愛惜するかは今回の話とはそれるが、簡単にいうと16動輪がしっかりレールを掴み込み、14センチ半径の急坂路を、最低速から最高速まで、実にじりじりと、しゅわっと、重い図書館列車を数両牽引して正しく走るからである、……。これは、モデル世界ではもう奇跡的な走行性能と言って過言ではない!

 で、余の作る「二階建て鉄道図書館列車」世界では、このモンスターマシンが主役になる。ひなびた田舎から深山幽谷の景勝地、そして大都会。全域を、リチウムイオン電池でじわじわと、無音で、走る姿を想像しておる。充電は、鉄道だから駅構内を使い、昔の薪炭給水よりも気楽に行える。

 ここのところは、慶応大学発のエリーカにならって、16動輪全部に200馬力程度のモーターを付けて、3200馬力で、「EH1600タイプ・国立国会図書館分館列車」を作ろうではないかぁ! 東京や京都が災害や空襲で壊滅状態になって国立国会図書館(本館も関西館も)が破壊されても、そのときラスモン愛宕号は九州の果てか、東北の山間地を、しずしずと地域・生涯学習の普及のため、無事走っておる。すばらしいではないか。
 

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2009年8月12日 (水)

小説木幡記:2009/08/12(水)夏の四方山話

1.京都御所の鳥の野外図書館
  京都御所(御苑)の東側の小道に、鳥の写真が飾ってあって、図書も置いてあるとか(野外図書館?)、の噂を耳にした。(たぶんこのあたり、地図
 ネットで探してみたら、別のことが見つかった。
 「閑院宮邸跡 京都御苑」(京都を歩くアルバム)ひろびろとして屋敷内に、いろいろな展示物や図書があるそうだ。
 最初の噂話はネットで探せなかったので、現地に行くしかないな。

2.男子がJにもてるには(笑)
 夜の銀座のママさんの話。彼女は耳の聞こえないハンディがあって、筆談でお客さんを接待しているとのこと。ほぉ~。そこに、男子がJにもてる条件が書いてあった。なかなか難問だね。
 「銀座ナンバー1:筆談ホステス

 以下、→は余の独り言。
 1.周りの方々から信頼されている方
 →人も嘆く変人では、どうにもならない。「この人、何しはるか、言い出すか、わからへん」ではねぇ。
 2.人の気持ちを考えられる思いやりのある方
 →自分のことで精一杯、自分の気持ちも分からないようではね。
 3.お金を賢く使える方
 →2時間街にでるだけで、1万円も散在する馬鹿もいる。賢くないね。
 「その3つがそろっている方です。プラス刺激的な方」
 →決まり巾着な日常送って安定するのだから、、かえって刺激なんかあると心身に悪いよ。

 というわけで、落第。
 しかしな、合格する男性っておるのかな? 
 おおそうじゃ、知人のふうてん翁とかJo翁なら、プロデューサと気鋭の映画監督になって行けば、ちょっとはもてそうじゃ。

3.今日のデザート
 TOMIXのNゲージレールに、PX280という複雑なポイントシステムがある。複線間での、列車の渡りができる。それに半径14㎝と、17㎝の円周レールを組み合わせ、28㎝の直線レール2本を追加して、エンドレスモデルを作った。
 とは言っても、屯所の机上に置いただけだ。あと、コードとしての「図書館」、つまりペンションを一個使って、その円周上の周りのいろいろな所に置いては、図書館列車のモデル骨組みを考えていた。30分ほどのちょっとした頭の体操だったが、いろいろな可能性が見えてきた。
 このPX280はまともに使うと、DCフィーダー(電線)を4本、ダブル受け口のポイントスイッチ、リバーススイッチ(ないし、複雑怪奇なユニバーサルスイッチ)、それらを受け付けるパワーユニットと、大それたシステムになってしまうが、余は、余り物の電源装置(ポイント受け口が二つだけ付いている旧式)を使って、DCフィーダー2本だけでテストした。うまく動くものだな。

4.1Q84の可能性
 村上春樹さんの1Q84を思い出して、考え込んだ。あの小説はいろいろな可能性を秘めているということだ。あくまで日曜作家の立場からの印象だが。(感想文MuBlog
 たとえば、ミステリー、SF、ポルノ、実録、純粋小説、伝奇、……。いろいろな要素がそれぞれ所をえて、大河小説(笑)みたいな雰囲気をかもし出している。自由度が高い作品だと、あらためて思い返した。
 

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2009年8月11日 (火)

小説木幡記:2009/08/11(火)日記、鎖国論

 今朝、木幡記はすでに投稿したのだが、帰路、もう一つ書きたくなった。暇をもてあましているようで、世間に顔向けが出来ない脳。

1.日記
 午前中は昨日の校務の後始末、中間締切を熱心に執り行った。いろいろあった。後は、専門委員の方々の返事を待って、次の段階に入る。夏期なので教室秘書さんは大部分休暇に入っておるが、月末にまとまった仕事もあるので、連絡を入れておいたら、回答がすぐにあった。大学教員は家内工業なので、殆どのことは社長自らこなさなければならない。私設秘書を何人も抱えておる裕福な大学教授は特殊例だね(笑)。それで、余の仕事の、前任者の話では、こればっかりは秘書さんにやってもらわないと、発狂するような大仕事なので、安堵して頼んでおいた。快諾あり。

 午後は、『芭蕉』。延々と事項、人物の名寄せをして、夕方になった。二ヶ月ほど前に悩んだ、「あはれ」と「匂ひ、ほそみ、軽み、……」をどうするか、結局悩んで悩んで、今日結論をだした。やはり同一クラス用語とした。前者は、宣長さんの「もののあはれ」で著名なように、日本文学史では通時的に使われてきた言葉。宣長さんの「ものの」あはれは物語を強くさしているが、「あはれ」はあはれで、深い感情の動きをさす。ところが後者は、芭蕉が独自に蕉風(俳諧)世界の美的表現として、種々の相違を切り分けて、使ったようだ(伝聞推量になるのは、芭蕉さんとも向井去来さんとも面識がないのでな)。

 保田先生の考え方からすると、伝統詩(和歌)としての、古今、新古今の世界を芭蕉は俳諧に活かしたのだから、和歌表現の、たとえば中世幽玄の世界表現を、俳諧に新しく使ったとしてもよいだろう。だから、同一クラス用語として扱っても、間違いは無かろう。
 いやいや、実験してみて、思うようにいかなければ、再度考え直そう。
 ……。と、夕方になってしまっていた。

2.開国と鎖国
 このごろ、いろいろな用語、歴史概念、世間の常識を逆様に考えることが多くなった。
 少子化にお困りの人が大勢いるようだが、人口密度が低くなって、うるさくなくて住みよくなるなぁ。とか。

 国際化世界だから、世界とお付き合いして助け合っていきましょうと言う考えにも、疑問を感じている。喧嘩も戦争もする必要はないが、外交官や諜報員を多数養って、付き合いたくもない国と付き合う必要はなかろう、と。
 アメリカも、ロシアも、中国も韓国も、北朝鮮も、言いたいように、やりたいようにやっておる。そんな諸国と付き合うなんて、馬鹿馬鹿しい。

 そもそも140数年前、せっかく260年鎖国して、独立して、ほどほどにやってきた日本に、何故恫喝してまで開国しろ、貿易しろ、食い物よこせ、炭かせ水だせ、と当時の米帝や英帝諸国は強盗まがいの侵入をしてきたのか。理由は単純で、植民地にして、ボロ儲けをしたかったのだろう。西欧を中心としたキリスト教諸国の植民地分捕り合戦の最盛期やったかな。
 飛行機もない時代に、観光目的で開国を迫ったとは、だれも思わない。

 馬鹿馬鹿しい。
 開国したばっかりに、植民地化されないように富国強兵せざるをえなくなり、ついでに逆にボロ儲けのネタまで教えられて、今度は日本がヨーロッパ諸国に伍するため、世界と商売し始めた。戦争もし始めた。原爆も落とされた。
 (日露戦争に敗北していたら、いまごろ日本は、北方四島どころの話ではないな)

 現代日本は、米国や中国や石油資源国と貿易して、しかも安いからといって食糧自給41%になるまで諸国に依存してしまっている。科学技術も学問一般も安っぽい英語の論文読んで、その隙間を埋めようとしている。開国したばっかりに、生活がよくなったと言わんばかりじゃが、1868年の日本に西洋医学が無くても、蒸気機関車がなくても(これは悲しいな(笑))、別にぃ~、みんなやがて死す。生きている間に、中東のガソリン使って走り回っても、コンピュータパーツ沢山輸入できても、フランスのモードが即日東京で装えても、なにが嬉しいのや。それが、仲良くしたり、ヘイコラしたり、人種差別されたり、原爆落とされた結果なんか。

 いろいろ根源的に考えると、この世の常識は本当に流行だけで、不易の一つもない!
 馬鹿馬鹿しい世界や!
 そして我が祖国よ、しっかり目をさませ。
 なんとかしなくっちゃ。
 今夜も瞑想して、よい考えを紡ぎだそう。諸国依存度の高い文明は衰亡が早まる。

追伸
 今からでも、鎖国すれば、よくなる世界になるかもしれない。
 しかし、東西南北からミサイルの照準を合わせられると思うと、寒気がする。
 (ミサイルが怖かったら、わしと付き合え! これがホンマのパワハラ)
 痩せられるな。
 そこをふんばってこそ、新たな日本の道が開ける。
 自給自足立国には、少子化が一番かもしれぬ脳ぉ。 

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小説木幡記:2009/08/11(火)昨日・葛野図書倶楽部2001・納涼会

 昨日は夕刻から倶楽部の納涼会があった。河原町・味ビルの東、以前は「かぐやひめ」と言う名で、二階の「忍庵」に集まった。幹事や倶楽部員のお店探索で、この時期、5000円のコースが半額とのこと。ふむふむ。

 和気藹々と二時間を超えて歓談した。二次会は局長はじめ数名に疲労がみえたので中止となった。余はいそいそと京阪特急二階建ての一階にすわり、20:40には無事帰還した。
 その間。アネクドート(逸話)というのか、ふと目にした耳にした印象を、後の余のためにメモっておこう。
 現代JDの若さなんだろう。

局長2009
 勉強しすぎなのか、カラオケしすぎなのか、疲労の色が濃かった。外にでてネオンに照らされた髪の色がいつもより鮮やかに見えた。後期共同演習、「主題」について受講生達の指導を懇ろに頼んでおいた。<分類>は難しいと話が合った(笑)。助勤代表である。

副長2009(納涼会幹事)
 勉強しすぎにしてはにこやかだった。お金をせっせと貯めて、年末の南座顔見興行を楽しみにしているようだ。文化人だねぇ。メニューを見て次々と料理の名前を皆に伝えておった。博物館話に盛り上がった。九州国立博物館を薦めておいた。(余は未踏)

経理局長2009
 最初から集金、経理作業に励んでおった。今夏は、横浜までライブに行くのが一大イベントらしい。髪を染めたと小耳にはさんだ。1m以上離れていたので、携帯のライトを当ててみたが、目立たなかった。万事・地味道だねぇ。後期助勤は「夜叉」になると、真面目な顔で答えられた(怖わぁ)

書記局長2009
 極歴女にしては、古代史が嫌いのようで、平安末期鎌倉から一挙に戦国桃山江戸時代に飛ぶらしい。秋には有志をつのって壬生寺参りを約束した(くはは、お寺参りとは~)。「ノリピー」の発音矯正を受けた。津和野・歴史紀行に話がはずんだ。

三番隊長兼務副長補佐2009
 珍しく髪をといておったが、その長さに驚いた。腰まであった。本人もそこまで伸びているとは気付かなかったようだ。しかしおっちょこちょいの余は言ってしまった「顔を隠すと、サダコォーだねぇ」シーン。後期演習テーマの秘策を探ったが、それには寡黙だった。

 今度は月末に、書記局長の幹事で、長浜研修旅行が催される。また、楽しからずや。

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2009年8月10日 (月)

小説葛野記:2009/08/10(月)雨の終日・猫も杓子も参謀本部勤め

 朝から雨だった。午前7時過ぎに四条小橋で高瀬川におりて水をみた。透明だった。京阪電車は、各駅停車のままにした。丹波橋で次の急行にのれば早く着くとアナウンスがあったが、がら空きで弱冷車が気持ちよかったのでそのまま座っていた。夏なんだろう、7時少し前でも鈍行は空いている。阪急電車はもっと空いていた。余の座った車両は余一人だった。贅沢だ。

 葛野について正午まで、少しためた校務を徹底的に処理しはじめた。午後に打ち合わせがあって、頭にいれておくことが一杯あった。夏期というても、どうにも今年は週に2回は徹底的に案件処理をしないと、混乱しそうだな。一つ一つはそんなに難しいことではない。いろいろな要素や人の意見と照合させていけば、修正が入っても混乱しない。ただ、イベント(イベント・ドリブンでの用法)は乱数に導かれるように容赦なく間断なく、無意味(笑)に発生する。一つ一つのイベントを独立したものと扱えれば、余のようなロートルでも問題なく間違いなく処理出来るが、相互に微妙に対立をはらんでいる。そこで判断を躊躇する。すると次のイベントが発生し、それは前二件が解決していないと判断しようがない、……。

 そうなのだ。
 このくそ忙しい現代社会で求められる能力とは、上記のような多重イベント相互矛盾をどのようにてきぱきとこなしていくかが求められる。余には難しい。昔の大本営、対米・作戦課長だった瀬島さんかな? 彼らの時代はコンピュータも電卓も無い世界で、おそらくソロバンと紙と鉛筆だけで、帝國陸海軍の膨大な作戦要綱をたてておったのやろう。なんだか、忙しい世界は、今と少しも変わりはしない。

 さらに、そうなのだ。
 現代、猫も杓子もサラリーマンやOLになっていく、なっていこうとする。どだい無理な話なのじゃ。一つ一つの仕事は賢そうな小学生でも解ける。それが入り組んでくるのが現代一般社会なのやろう。そんな複雑な仕事を猫も杓子もできるわけがない。人間の能力を侮っているのじゃなくて、もともと出来ないことをやったふりして、給料なんぼの世界になっておる。ちゃらんぽらんに済ませる企業は、その場限りで儲けるだけ儲けて、あとは知らぬ~、と次のもうけ口に飛びついていく。いちいち矛盾、不正なんか気にもせずに、社会は動いておるなぁ。そんななかで、猫も杓子も不適応にならぬはずがない。生き抜ける連中は、適応しただけで、それが立派かどうかは、なんとも言えない。

 間違いだらけの社会。
 今年になって払ったはずの家族の年金に、突然クレームが送られてきた。二ヶ月分滞納! と。調べてみたら、その前後の月を含めてまとめて納入しており、領収書もちゃんとある。前後はなんにも言わずに、真ん中の二ヶ月分だけ滞納とは、一体どういう処理をしておるのじゃろう。以前は請求書のまま納めたら、数ヶ月後に「あなたは、納め過ぎなので返します」と、書類が送られてきた。ほとんど発狂している社会システムじゃねぇ。
 近々社会保険庁が無くなり、民間委託になるとかのお知らせも入っていた。集金人が来ることもあるらしい。いろいろな会社が名を連ねているから、これじゃ、「振り込み詐欺」の温床になりそう。今は、余の脳もまだぎりぎり動いているが、そのうち、なんぼでも騙され放題社会になりそう。

 家族の携帯電話料金で、何十回も「振り込まれていません」という電話が、下請け会社経由でかかってくる。何度言っても、数ヶ月するとかかってくる。発狂しておるな。

 以前、某バンクから、「君はモデムか、なんかの代金を未納だ」と、何回も電話があった。そんなこと知らない、と何回言っても、波状的に請求電話があった。これも発狂しておるな。

 要するに、社会が複雑になりすぎて、猫も杓子も、PCはあったとしても、70年ほど昔の大本営参謀課長クラスの能力がないとこなせない社会になっておる。しかし、そんなの無理。瀬島課長なんて、だれが考えても当代一流の秀才だし、諸葛孔明には及ばぬだろうが、敗戦続く蜀の運命を握っていたような立場の人。現象・要素としてはそれに近い仕事を、現代の青年たちがこなせるはずはない。

 おそらく入社しばらくはがんばったのやろう。しかし波状的におそってくる相矛盾したイベントにドリブンされて、対応できなくなる日が数ヶ月後におとずれて、ついにはアパシー、退職に至るケースが引きもきらず、やれニートの気弱な若者のと、後ろ指指される昨今じゃのう。

 複雑システムは脆弱なのだ。
 しかし全破壊して作り上げるのはもっと難しい。今さら、冷暖房のない夏冬は耐えられないし、江戸まで徒歩ちゅうのもしんどいな。大学の授業も、教授一人一科目だと、時間割も単純なんだがなぁ~学生だれも来なくなる。あはは。

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2009年8月 9日 (日)

NHK天地人(32)小早川秀秋:養子と実子

承前:NHK天地人(31)大義なき花戦:北の政所と、淀君

 今夜の話のスジは、秀吉の跡継ぎ問題、つまり養子と実子問題になります。社会習慣や制度によって、主に男子を他家から迎え入れて、自家の後継者とする話です。ところが、他家から養子を迎えた途端、自家の現当主に実子が生まれて、迎え入れた養子が後継者問題から浮き上がる話です。

 今夜は、奥さん北政所(きたのまんどころ)の兄の息子が秀吉の養子で、今度実子が生まれたために他家毛利にまた出されようとしています。いろいろあって、毛利家と親戚の小早川家にはいり、秀秋と名乗り、数年後の関ヶ原の戦いで、勝敗を分けた人物になります。来週は、秀吉の姉の息子、関白秀次の番ですが、これは予告にあったように切腹させられます。

 さて。亡くなった鶴松も、生まれたお拾(後の豊臣秀頼)も、秀吉50代の、特に秀頼は最晩年の子供です。母親は淀君でした。俗説として、二人の子らは、秀吉と生物学的親子関係が無かったという話があります。50代までずっと、山のような側室を囲っていたのに一人も子供がなくて、淀君さんになって突然二人も男子が産まれたのですから、けったいな話とも言えます。家康は若いころから、~爺さんになっても沢山の子供を作ります。

 ドラマでは、その俗説を、数回前に大国さんと淀君の間でちらりとほのめかした程度で、一般に言われる大野治長(おおの はるなが)との噂片鱗もでてきません。噂話ですから、とるかとらぬかは製作者の考えによるでしょう。

 で、問題は、こうして二人の養子を迎えながら、実子ができたとたんに反古にした、その秀吉の考え方が妥当か否かということに尽きます。

 実は、上杉謙信には実子がいなかったので、毎回かっこよい景勝さんは養子だったこと、最初から御覧になっている方はご存じのこと。さらに上杉家存亡の内戦は、他家(北条家)から来たもう一人の養子さんとの争いでした。だから、秀俊と対面した景勝の心中はなかなか複雑だったことでしょう。上杉家は後世、たとえば吉良家から養子をとって家督を継承しています。

 私が秀吉だったなら、どうしたことでしょう(笑)。すでに形式的権力は甥の関白秀次に手渡しています。
 さて、……。
 私が極めて安定し、世間これみな虚仮(こけ)とまで達観していたなら、実子をさっさと出家させます。そのままにして死んでしまったなら、おそらく秀次と秀俊の間に権力抗争がうまれ、間に挟まった実子は謀殺されるでしょう。
 あるいは、奇策なら、徳川家に実子を養子に出します。御三家+αになるか、捨て扶持もらって豊家は残ることでしょう。
 以上は、秀吉が血縁を信じていないという前提のもとにあります。

 そうやって、冷静に考えるなら、秀吉が秀次を西国大大名に養子にだし、関白秀次を切腹にまで追い込んだのは、後者のやり口はえげつないですが、結果としては取るべき道だったのでしょう。今さら、秀吉を責める気が失せました。そうしなければ、秀吉が亡くなったら即身内間の内乱でしょうね。もう一つの、親戚同士の関ヶ原を想像しました。

 今夜は他にもいろいろエピソードはありましたが、上記を記している間に、後継者間のあまりの難問に、他のことへ頭が回らなくなりました。継承問題は難しいです。壬申乱、そのほか歴史を考えてみると、どれほど難しいことだったか、容易に想像ができます。廃太子どころか、廃天子の事例さえあります。

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2009年8月 8日 (土)

小説葛野記:2009/08/08(土)男子ひとたび街にでれば1万円の出費あり

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↑これがイノダ珈琲(大丸横1階)の千円ランチ。お得ですよ。

 今日は、起床が6時半だった。毎日少しずつ遅くなる。日頃は午前4時半~5時過ぎというのに、夏の怠惰が心身を侵し始めた。うむ。やんぬるかな。

 一昨日は四ヶ月ぶりに遠出、RSを駆って滋賀県・ミホミュージアムにでた。その余韻でもなかろうが、本日は午前九時に葛野に到着したとたんに「街には何ヶ月もでていない。書店も模型店も外食も、……。」と感慨がこみ上げてきた。急遽午前の予定を解消し(簡単に消すねぇ)、身支度して10時過ぎに葛野研を出発し、阪急電車にのって、烏丸まで出向いた。

 気持ちの上ではまだ炎天下を長時間歩行するだけの気力や自信がなくて、寺町や河原町をさけて、四条烏丸、具体的には大丸さんだけを観察することにした。2時間弱の長旅となったが、葛野研に戻りほっと一息ついたところだ。

 帰ってきて思ったのだが、街にでかけるのは今の余にとってものすごい「贅沢」だということだ。久しぶりの外出はわくわくするような気分になったが、財布はどんどん軽くなり、しまいに汗がでてきた。もう今月は、倶楽部公式納涼会行事と長浜研修旅行以外は、絶対に出歩かないでおこうと心に決めた。

 後の世の余自身のために出費小遣い帳を残しておこう。
 また、久しぶりにカメラを使う気力がわいたので、それも残しておこう。最近猫ハルキ君を撮影したが、この数ヶ月カメラを操る精神力さえ萎えておった。カメラは、たとえ携帯電話カメラでも、筆並に「えいや」と気力を充実しないと使えない。本当に、生きにくい人生よなぁ。

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↑KATOのHOスケール、ヨ8000車掌車:これは田舎線の簡易図書館列車として、スジが良い

1.交通費 阪急180円、帰路タクシー1220円(笑:帰路目眩がしてきたのでな、と贅沢の言い訳)
2.大丸近くの「くまざわ書店」で、『最勝王 上下・中公文庫/服部真澄』と、
 『Nゲージ鉄道模型ミニレイアウト/諸星昭弘』、合計3060円
3.近所の和菓子屋さんでおやつ「黒豆よせ」315円(店の人も暑さで間違えたのか、おまけまで入っていた)
4.昼食は大丸1階の「イノダ珈琲店」で、ローストビーフ・ランチ、なんと1000円税込み!
5.ついでに大丸7階で、ヨ8000形車掌車(HOスケール)3780円

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↑葛野研で酒は飲まないのでおやつに冷菓。おまけもついていた!

 しめて合計、9555円也
 贅沢な土曜の昼前の2時間やった。1時間あたり5000円。一分あたり83円もかかっておる。今年は二度とこういう贅沢三昧はしないでおこうと、葛野のクーラーに心身を冷やしながら、心に誓った。

 さて、これから身を清めるために、『芭蕉』がんばりましょう。
 昨日、人名の名寄せはおおよそ決着がついたので、今度は俳諧や和歌の特殊用語について、しばらく考えてみましょう。それにしても、細みとか、匂いとかいわれてもねぇ。いまどきなら、あのほらミュージシャンには、えも言えぬ細みというか、しおりというか、匂いがありまするなぁ。と、なろうか(cat笑)

付録
 このごろ、TOMIXの「ゆふいん号」という列車への言及があったので、ついでに余勢をかって撮しておいた。実はこれは、超超レアもので、やっと通信販売で入手した。大分県を走っていて、実車デザインはJR九州のソニック特急と同じ「水戸岡鋭治:ドーンデザイン研究所代表」。嵯峨野鉄道図書館列車としてハイデッカーの外装は素晴らしい。また内装は、近未来の図書館列車にぴったりだとかねがね思ってきた。
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2009年8月 7日 (金)

小説木幡記:2009/08/07(金)仏さんと、今日の葛野

 昨日は、ミホミュージアムへ行って「仏たちの物語」を見てきた。昼食は「おにぎり定食、1600円」うまかった。いつもは11時半に到着し、そのまま昼食をとるが、9時半に出発したせいか、11時に着いてしまった。だから、昼食は午後になった。レストランほぼ満席だった。中国語が、そこかしこから聞こえてきたので、中国やら台湾のお金持ち家族が、近頃は滋賀県甲賀山中まで来ているのかと、感心しきり。

 途中は宇治の天ヶ瀬ダムから大津に向かうルートをとった。もちろん鹿跳橋で右折して信楽からはいる。宇治川沿いはいつ走ってもその景観にみとれる。緑がおりかさなっていた。
 以前、信楽の朝宮から、以前522号線がとても気持が良かったので、細い県道に入ったが、途中で道のまんなかにブルトーザやトラックが陣取り、通行止めだった。しかたなく延々とバック走行した。(極細の山道だから、転回できない)。久しぶりのバックに快感が走った(笑:いや、昔はそういう走り方をせざるをえない秘境ばかり、とことこ走り回っていたわけ)

 仏さんに、このごろますます心が引かれるのは、人生を苦とみ、その中に病気や死の苦が入っているからだ。若いうちはなかなか分かりにくいが、長く生きてくるとそれを滋味ゆたかに味わえるようになった。病も死も生きているから味わえるワサビ醤油みたいなもので、それが無ければ平板な無味無臭の人生だ。

 今日、葛野の日本庭園を散歩した。
 キャンパスは無人に近く、庭にはだれもいなくて、日が照っていた。池には中くらいの大きさの錦鯉が何匹も周遊していた。ふと見上げるとプレートが目に入った。平成21年、つまり今年にだれかが記念樹を寄附したようだ。名前をみて一瞬にして記憶が蘇った。昨年晩秋に教え子が急逝した。その子のご両親が日本庭園に植樹したものだ。入院していると耳にして、亡くなったと聞いたのは数週間後のことだった。
 病も死も苦なのだ。わずかに22歳だったか。

 余は亡くなった若い人のことを思い出して、余の人生に「味」を思い出した。その子の三倍近く生きている余は、葛野の夏の閑散とした日本庭園を何も考えずに散歩していた。そして一瞬にして「生」をはっきり知った。その子のご両親のプレートを見なかったら、余は今年も平板な夏の生を過ごしたことだろう。

 博物館の「仏たちの物語」はパンフレットも買ったので、気分が乗れば後日に記録しよう。
 最初にみた小さなレリーフ(浮き彫り)に感動した。厚さ4㎝、四方が40㎝程度の小石板に、細密な仏さんの物語が彫られていた。レリーフばかりは、写真ではわからないな。実物を見て吸い込まれそうになった。

 紺色の紙に金文字で描かれた法華経、普賢経がよかった。表紙に絵があって、仏さんの目から光がでて、人を照らしているのが分かりやすかった。漢字は読めないが、絵を見て分かった気がしてきた。
 橘夫人念持仏の「後屏天人拓本」には驚いた。拓本と言っても、仏さんの表情がものすごく陰影豊かに現れていた。
 パンフレットを見ないと名称が分からないが、超超極細密の経を見て声をあげて驚いた。フォントで言うと6ポイント以下の細字で、幅6センチ程度、長さは分からないが巻物に、経典数巻分が書いてあった。虫眼鏡がないと読めないようなお経をなぜ作ったのだろうか~。昔の人もいろいろおらしたのう。

 本日は。
 午前中は邪馬台国周遊図書館ジオラマを延々と調整した。ジオラマ全体の造形は屯所に運ばないとこれ以上は進まない。ただ、HOゲージとNゲージのレールが相互に交差するので、その高さ調整に延々と試験走行が必要になった。
 もう鉄道図書館モデル製作も二年になるから、Nゲージについては相当な急坂急曲をあるていど自由自在に構築できて、少なくともTOMIXとマイクロエース製の車両なら、牽引車、客車ともに走らせることができるようになった(半径14㎝まで)。たとえばTOMIXの「ゆふいん号」だと20m級の3両~4両編成でも「嵯峨野鉄道図書館ジオラマ」を自由自在に走り、かつ自動往復もできる。
 しかしKATO製車両については、とくに牽引車はどうやっても最小半径17㎝が限界で、スムーズに走らせるには半径24㎝程度は必要だと、明確になった。わが「邪馬台国」世界では、KATOの静謐な走りと力強さ(たとえば、カシオペアを引っ張るKATOのEF81電気機関車のトルクというか粘りは強烈だ)を保つために、半径24㎝を最小カーブと設定しなおした。

 で、ここからが問題なのだ。
 HOゲージは、たしかにフライシュマンの35㎝半径レールをKATOもTOMIXも走りはするが、坂道に弱い。つまりNゲージとは別の世界だな。カプラー(車両間の連結器)がすぐに外れる。
 要するに、今日の午前は、そのすぐに外れるカプラーの調整に半日使ってしまった。~ああ。
 どんな調整をしたかは、もう止めましょう。それだけで記事が数本書ける。

 (HOタイプのサロ124改造・二階建て図書館列車は、一番走りにくそうなムカデのようなEF65だと、カプラーを少し調整するだけで、ちゃんと牽引してくれる)

 昼は日本庭園を散歩した。
 そして午後は、芭蕉に精をこめた。
 夕方には、充実感と疲労とが、全身を包んだ。
 ではまた明日。

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2009年8月 5日 (水)

小説葛野記:2009/08/05(水)少し調子が上向いて

 日曜の夜くらいに、夏期の雄叫びを上げて、これまで「夏になれば、やりましょう」と思っておったことを、いざ取りかかったが、実は月曜と火曜とは、雄叫びをあげるどころか、予定していたこと全部に、取りかかる前の苦痛を味わって、煩悶しておった。昔から、物事に間隔を置きすぎると再開するのに失神するほどの辛さを味わってきたが、そのたぐいだ。うむ、同一プログラミングだと、三日手を離すと四日目の再開は、吐くほど辛かった脳。読書もそういうところがあるが、これは逆の効果もあった。数週間小説類を読まないと、痛切な思いに駆られ、そばにある何でもよいから頁を繰りだして、小一時間過ぎると、すっとして落ち着いてくる。

 授業はどうじゃろう? それは業務上の秘密。
 会議はどうじゃ老? うむ。何十年無くてもよい、……。と一瞬思ったが、おそらく葛野を去った将来、木幡で一人、会議を懐かしむ予感がする。人間とは、どうしょうもなく、わがままなもんじゃ。

 いろいろな事で、夏期への予行演習を春から充分にしておったつもりだが、その間山なす雑務に忙殺されて心身が別方向に流れ、たとえばいざ夏期論文を本格的にやろうとしても、方法論や思念が固まらず、この二日間ずっとアイドリング状態だった。取りかかる前は、本当に辛いものだ。今日も7時過ぎに葛野に入って、午前は延々と過去の論文を見直し、午後になってようやく「雰囲気」が出てきた次第。

 今日の葛野記は、描くことはそれくらいだな。
 いや、そうそう。
 昼食はサークルKの、なんとなく上品な「豚ショウガ焼き弁当」にしたが、胃にもたれがなくて気分がよかった。そのデザートに、屯所に行って『女王国の城/有栖川有栖』を30分ほど読んでみた。おもしろそうだ。今夜読みあかそう。ああ、朝の珈琲のピーナッツ代わりに昨日描いた『中継ステーション』の後半を20分ほど(昨夜殆ど読み終えていた)かけて読み終えて、ほっとした。宇宙とか地球と言う前に、ウィスコンシン州の片田舎にひっそりと百年以上隠れ住んでいた主人公の姿に、なんか自分を重ね合わせてしまった(笑)。余も、宇治の片田舎に何十年かひっそりと住まいしておるのう。

 さて、今から最後の仕事。
 松尾芭蕉はいくつか名を変えておるが、その名寄せじゃ。宗房、桃青、芭蕉とあるが、実は(こんな事は芭蕉研究者には当然やが)風羅坊とか、あれこれ変名偽名源氏名を使っておるので、困る脳。芭蕉翁あたりの超有名人だと少し楽だが、文学史の片隅に登場するような人だと、ちょっと気を遣う。こういうときこそ、芭蕉研究者がそばにおれば、素早く処置できるのやが、そんなこと言っていたら、世界中のいろいろな専門家を家庭教師にする羽目になり、飲み代だけで破産する。(ただで情報を得ようとするなんて、そんな横着な~)

 ではまた明日。

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2009年8月 4日 (火)

小説葛野記:2009/08/04(火)中継ステーション・Way Station/シマック

 気になることがあって午前6時半過ぎに葛野に入った。一つはジオラマの復元(移動すると、運転再現が難しいから)と、一つは古い読書歴の確認だった。

SFと読書歴
 SFを「科学読み物」とは思っていなかった。少年期から、鬱々としたときに必ず読む図書、つまり医薬品か栄養補給の役を持っていた。効果は絶大だった。鉄道模型と似たところがあって、SFに興味の無い人にはまるで馬鹿馬鹿しく思えるらしい。それに、SFはあまり売れない商品だと以前耳にした。
 売れても売れなくても、人気があってもなくても、余には効果覿面だから大切に扱ってきた。

 1963年度の米国・ヒューゴー賞を受賞した『中継ステーション/クリフォード・D・シマック』は、昭和41(1965)年にハヤカワSFシリーズとして刊行され、余はその一冊をいまだに宝物本箱に入れている。奇妙なことに葛野にある(笑)。今更内容がどうの、ストーリーがこうのとは記すまい。夏期論その他の合間に丁度40%程度読みふけった。実に繊細な良い作品だと、あらためて感動した。後日にすべて読み尽くすだろう。良い作品は腐らない、日持ちがよい、40年間経っても香りたかい。そして、再読がよい。霧にかすんだ記憶が徐々に鮮明になっていく。
 これは。
 読書の悦楽といえる。

嵯峨野鉄道図書館ジオラマ
 土日にOC会場に運んで、日曜の夕方に研究室に戻したきりにしてあった。疲れもあったし、線路を掃除する気力が失せていた。事情はいろいろあるが、良かろう。
 中一日おいて、今日は早朝から掃除した。部屋の中は犬小屋なのに、レールだけが綺麗になるのも、葛野不思議じゃ。

 で、会場ではあえて見せなかった、自動運転を十分に復元した。
「ゆふいん」と言う列車を新たに試してみた。案の定、登り坂でつっかかり止まり、その上ショートした。よく見ると車体下部の金属部分が、登りカーブで丁度レールをまたいで覆ってしまったようだ。まず、そこにセロテープを貼って絶縁した。次に、レールを指でなぞるとかすかな段差があった。サンドペーパーで磨いた。再度テストしたが駄目だった。レールに力を込めて押し込んだ。うまく動いた。

 自動往復運転では、行きと戻りとが、坂があろうがなかろうが、スムーズに動かないと停止する。手動運転の場合なら、片方向だけで走らせたり、あるいはひっかかり部分では速度を上げたりして誤魔化すが、あいにくTOMIXの自動運転装置はそういう人工知能を持っていないので、速度や立ち上がり、制動の時間、停車時間などは最初にセットするから、深山幽谷急カーブ急坂レイアウトでも、途中の調整はきかない。いや、手動で調整はできるが、それでは手放し運転とはならない。

 以前どこかで言ったが、嵯峨野鉄道図書館ジオラマは、メビウスの輪のような線路配置(レイアウト)で、おまけにダブルスリップポイントという、まか不思議なポイントを装備しているので、自動運転のモードは一番単純な「1」でも、その走行パターンは見飽きない。それにしても、半径14センチの連続急カーブの坂を上り下りする20m級三両編成(4両まであるが、3両のほうが余にはぴったりする)の、斬新な「ゆふいん号」が走る様子はほれぼれする。深山幽谷にはTOMIX車両がよい(つまり、極端なカーブでも走る)。
 観光・図書館周遊列車としての素質は充分。

時が流れていく
 極早朝に葛野に来た割りには今現在夕方の6時すぎ。なにほどの論をなし、なにほどの雑務をこなし、なにほどの図書を読み、なにほどのジオラマを手当したかというと、気恥ずかしい。論はわずかに用語分類の再確認再調整に終わり、雑務(なにが雑務かとは記さないでおこう(笑))も一進一退、読書もわずかに図書半分、相変わらず邪馬台国周遊図書館ジオラマには発泡スチロールの粉が舞い、ようやくHOゲージレール上を大型のサロ124改造図書館列車が脱線無しで周遊を1時間こなす程度、……。HOゲージは、レールの汚れや列車走行への影響がNゲージに較べると長持ちする。ほとんど掃除しなくてもカッタンコットンとレールを軋ませ走りよる。

 これでよいのだろうか、と反省しきり。もっと速度を上げなくては。と、おもいながらも時は流れていく。まるで米国・ウィスコンシン州の片田舎にある、中継ステーションの番人(主人公はイノック)になった気がしてきた。明日こそは! いやはや、また夏の時が流れていく。

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2009年8月 3日 (月)

小説木幡記:2009/08/03(月)八月の京都

 京都らしい夏が始まった。ここずっと突然の大雨や雷、突風で、台風が毎日きているような気分だった。梅雨というのは静かでもっとじめじめした印象が強いから、「嵐」のような7月後半は、台風季節に思えたものだ。ところが7月の後半を季節的に梅雨と思う人もすくなくて、わかりにくい梅雨のような暑い7月だった。(書いていても、分からなくなる)
 ところが今朝は、夏一番の味がでていた。つい先だって宇治市では電柱がへし折れるような旋風があったが、嘘のような話だ。セミがよくなく。これが夏なんだ。

 土日は大学行事で朝から夕まで終日倶楽部員たちと仕事をしていた。2日間ともお昼前に豪雨になって、行事参加予定のJK達の出足が鈍った。
 それも終わってセミのよくなく今朝からはいよいよ本格・夏期論文の時期にはいった。八月の京都は、調べれば年中行事もたくさんあるだろうが、出歩かない余には、(宇治や琵琶湖の)花火大会、五山の送り火、そんなところが夏休み絵日記のネタとして浮かんでくる。昔は嵐山でも花火大会があったが、今はどうなんだろう。
 もちろんそれらは新聞写真やTVニュースで観るだけだが。

 人にもよるが、倶楽部員たちもそれぞれ旅行やライブや催し物に出掛けたり、アルバイトをしたり、部屋の掃除をしたり、帰省したり、勉強したり、そこそこ楽しむようだ。カラオケボックスに一日こもり、それから夜中まで飲み明かす趣味の人達もいるらしい。余も夏期論文・芭蕉世界や、時たまの美術世界や、おりおりのジオラマ製作世界に没頭するのだろう。それぞれの夏だな。再訪かねて、嵯峨野の落柿舎(らくししゃ:改築中らしいが遠望するのもよい)や、大津膳所の義仲寺(ぎちゅうじ)や、大津山間の幻住庵(げんじゅうあん)を訪れてもよいな。あるいは大阪や京都の交通博物館もよいな。一応、夏の夢らしいお出かけを想像するが、~。まあ、出不精だから結局一夏木幡と葛野を往復するだけで、おわり、となりそう。
 しょぼい人生じゃ!
 うむふむ。余の夏がしょぼくても、倶楽部公式行事としては納涼会、長浜研修旅行と、お楽しみはある。それはまたそのときに。

 そうだ思い出した。あまりに諸事雑務に追われて、夏の読書を選定していなかった。
 この夏は何を読もうか。
 日本の古典ミステリをまとめて読み明かすのもよいだろうな。そして考えてみたら結局昔の読書にたどりつく。森博嗣さんの初期S&Mシリーズ、京極さんの分厚い文庫本数冊、島田荘司さんの初期長編数冊、綾辻行人さんの初期「館」シリーズ数冊、笠井さんの、……。脳が溶けてきそうな快楽を予想できるわい。

 さて、と。

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2009年8月 2日 (日)

NHK天地人(31)大義なき花戦:北の政所と、淀君

承前:NHK天地人(30)利休の切腹と秀吉の偉光

 肥前名護屋城で、上杉景勝は、直江兼続にもらします。「幾度も戦を経験してきたが、これほど空しい戦は無かった」と。ご婦人連の花戦(はないくさ)と変わらない、勝っても負けても無意味。そのうえ、この朝鮮出兵・明国打倒の戦(いくさ)はたちが悪い。大義が少しもない、と。

 今のところ、新たな史料が出ない限り、秀吉の妄想と悲嘆(鶴松の死)の結果、さらにドラマでは信長公のアジア征服野望をトレースした結果としか、考えようがないです。
 国史上、重大な瑕疵を残したと言って過言ではないです。
 日本での重大な危機は、白村江での敗北(この大義は、唐からの脅威を守り、朝鮮半島を沈静化するため、滅亡百済からの援軍支援要請に応じたという、日本国の義があります)、間断なき二度の元寇(これは、大元国つまり中国が、大量の朝鮮兵を先兵として侵略してきたことへの、応戦という義があります)。そして、難しい問題ではありますが(笑)、大東亜戦争(これは西欧列強の日本封じ込めに対する自衛戦という義があります)。

 この三度の危機に対して、日本が戦ったわけです。
 もちろん、そこに義を一片たりとも認めないのが、現代でも大多数でしょう。ともかく日本は悪い国と言わないと気のすまない人が多いです。白村江と大東亜戦争の敗北は、朝鮮半島を軸にした日本の侵略戦争としか言わない人がいます。そうなると、元寇ですら、中国漢民族正史からすると、北方モンゴルからの侵略王朝が勝手に朝鮮を征服し、その兵を奴隷として、勝手に日本に侵略した、という考えさえあります。
(私などは、それはモンゴルが中国文化に馴染んだ結果と考えています。元寇は、それまでの初期モンゴルがヨーロッパに攻め入ったのとは雰囲気が異なります。もっと、隋や唐の100万兵規模の朝鮮半島侵略に似た、伝統ある中国王朝の持つ独特のシステムを感じます)

 さて、近現代史は私も未知のことが多いので、大河ドラマで書くのはよしておきます。
 それよりも、ドラマを観る限り、朝鮮出兵(つまり明国出兵への経由地)の理屈はどう考えても成り立ちません。悪しき歴史の通例からすると、石田三成さんが言っていたように、国内基盤を固めるために、確固とした統一国家システムを作るために、各大名の出費疲弊を適度にもたらし、なおかつ半島や大陸を、大名に戦功として与える「力」を作りたい、ということでしょうか。なんとも身勝手な考えですが~。いやしかし、当時のヨーロッパ諸国はそれを神の御名によって成したわけですから、秀吉だけが妄想のトリコだったとは言えません。

 ただ、どれほど時代の中で物事を判断するのが正しい世界観だとしても、今の文明国では奴隷制が無い現代からみて奴隷制が人類の恥だったのと同じレベルで、十字軍の正義は今の宗教観からしてもめちゃくちゃ野蛮なことだったと言えるのと同じレベルで、……。この時の秀吉の海外派兵は、義にもとることだったと私は思います。

 以上の基本的な考え方のもとで、私は今夜のドラマを鑑賞し、おもしろく見終わりました。
 上杉景勝の、口ひげを生やした戦(いくさ)装束は非常に似合っておりました。
 菊姫が惚れるだけありますね。
 直江兼続が二女のおむつを替えるドラマ造りが、とても良かったです。家老の家に、年老いた婆様しか居ないなんてあり得ないことですが、女衆もたくさんいたでしょうが、ドラマとして兼続のおむつ換えは出色の味わいでした。

 セリフとしては、子を亡くし訪れる者も居ない淀君のもとへご機嫌伺いにきた菊姫に対し、淀君が<信長の姪を、信玄の娘が慰め力づけるとは、~>と言いました。これがとてもぴったりして面白かったです。ドラマでは、いつもは「ええ役」の北の政所に対して、淀君と上杉令室菊姫が共闘しますね。この共闘は、後の上杉が西軍(つまり、淀君派)に付く伏線となります。対する東軍(徳川家康)は、実は北の政所と同じ気分なわけです。
 おもしろいというか、歴史もごくささいな、人の思惑が相互に絡まって、大きな結果を招きます。もちろん、学者は社会経済的な必然をもって歴史を解釈しますが、実は、歴史には別の見方もあると思います。

 さて、この淀君と菊姫の共闘には、少し違和感もあります。二人がともに当時名門の出だからです。歴史のある名門というよりも、時代風潮としての名門でしょうね。織田信長も武田信玄も、武門のエリートして見られていたのです。そこに上杉謙信を加えると、軍事エリートという役者のそろいぶみになります。鉄砲使い、騎馬兵使い、軍事天才毘沙門天の化身、……。かたや秀吉は、三成の重用でわかるように、軍事天才というよりも、破天荒政治家と経済官僚の組み合わせによる天下統一と見えます。
 淀君も菊姫も武門エリートとして、秀吉や北の政所を、幾分さげすんでいた、そういう視点も味わいました。現実は、秀吉子飼いの大名達(北の政所子飼いでもあった)はほとんど、北の政所に付き、つまり家康の東軍に走りました。

 ながながと記しましたが、たしかに朝鮮半島で「義」や「愛」の旗指物をうちたてるとは、景勝も兼続も、まことに空しい思いに突き動かされたことでしょう。この時の海外派兵は、当時も今も、大義がないです。

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2009年8月 1日 (土)

小説木幡記:2009/08/01(土)OC:オープンキャンパスとか~

 今朝も午前四時起床で、なんかかんかと仕事をし(主に、メール処理だな)、7:30頃には葛野に着いた。
 OCの開始はもう少しゆっくりしているが、準備をせかせかした。
 その間、珈琲を淹れて一息ついて、割り箸にメガネ拭きの布を巻き付けて、レール掃除液(クリーナ)をたっぷり染み込ませ、嵯峨野鉄道図書館ジオラマと、高台の図書館(ジオラマ)のレールを綺麗に拭いた。
 布が真っ黒けになった。

 9時ころに若い秘書さん二人に手伝ってもらって、二つのジオラマをオープンキャンパス会場に運び、余は試験運転を始めた。わずかに50m程しか移動していないのに、試験走行は一筋縄ではいかなかった。自動往復運転用センサーの一つから、ワイヤーが脱落しておった。もう一つのセンサーは、センス部分の金属がわずかに0.2mm程度沈んでいて、軽い機関車では感知しなくなっていた。……、列車は、つまり、走らせるだけでも大変なんだ。
 そうそう。
 一人の秘書さんは、よくうかがってみると、なんと葛野図書倶楽部2001初代達のクラスメートじゃった。
 世間は狭いね。

 老眼鏡をかけて背中を丸めて会場の一番片隅で、調整していると、声が聞こえた。助勤たち4名が会場に現れた。朝の挨拶をし、それから夕方まで彼女らと一つの会場におった。客足は、~、余の属する新学部新学科の余の領域は、なんとも人気がないねぇ~。
 ま、しかたない。ぶつぶつ。
 午後遅く仕事が全部終わって、助勤たちと屯所に戻ったが、その激務を不憫に思い(aries)、近所の喫茶店に連れだした。ケッタイなケーキなどなどを「うまうま」と食べておったので、「よかろう」と、安心した。実は明日の日曜日にも、助勤達や後輩が葛野キャンパスに出向いてくる。
 暑い夏じゃ~。

 余は明日も朝からレール拭き。大体一時間連続走行させると、スパークや静電気で埃や油脂を拾い、特にポイント部分は真っ黒になって、通電しなくなる(停止する)。
 世話の焼ける世界だね。
 助勤たちも統計的に3週間放っておくと、なにかしら機能しなくなるので、チョコやケーキの補給が必要となる。まあ、一時間毎の掃除に比べれば、手がかからぬ。
 うはは。

 いろいろ話は尽きないが、眠くなったので筆を置く。21時で目を開いておれなくなるのだから、相当な眠り病かもしれぬのう。

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