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2009年8月 5日 (水)

小説葛野記:2009/08/05(水)少し調子が上向いて

 日曜の夜くらいに、夏期の雄叫びを上げて、これまで「夏になれば、やりましょう」と思っておったことを、いざ取りかかったが、実は月曜と火曜とは、雄叫びをあげるどころか、予定していたこと全部に、取りかかる前の苦痛を味わって、煩悶しておった。昔から、物事に間隔を置きすぎると再開するのに失神するほどの辛さを味わってきたが、そのたぐいだ。うむ、同一プログラミングだと、三日手を離すと四日目の再開は、吐くほど辛かった脳。読書もそういうところがあるが、これは逆の効果もあった。数週間小説類を読まないと、痛切な思いに駆られ、そばにある何でもよいから頁を繰りだして、小一時間過ぎると、すっとして落ち着いてくる。

 授業はどうじゃろう? それは業務上の秘密。
 会議はどうじゃ老? うむ。何十年無くてもよい、……。と一瞬思ったが、おそらく葛野を去った将来、木幡で一人、会議を懐かしむ予感がする。人間とは、どうしょうもなく、わがままなもんじゃ。

 いろいろな事で、夏期への予行演習を春から充分にしておったつもりだが、その間山なす雑務に忙殺されて心身が別方向に流れ、たとえばいざ夏期論文を本格的にやろうとしても、方法論や思念が固まらず、この二日間ずっとアイドリング状態だった。取りかかる前は、本当に辛いものだ。今日も7時過ぎに葛野に入って、午前は延々と過去の論文を見直し、午後になってようやく「雰囲気」が出てきた次第。

 今日の葛野記は、描くことはそれくらいだな。
 いや、そうそう。
 昼食はサークルKの、なんとなく上品な「豚ショウガ焼き弁当」にしたが、胃にもたれがなくて気分がよかった。そのデザートに、屯所に行って『女王国の城/有栖川有栖』を30分ほど読んでみた。おもしろそうだ。今夜読みあかそう。ああ、朝の珈琲のピーナッツ代わりに昨日描いた『中継ステーション』の後半を20分ほど(昨夜殆ど読み終えていた)かけて読み終えて、ほっとした。宇宙とか地球と言う前に、ウィスコンシン州の片田舎にひっそりと百年以上隠れ住んでいた主人公の姿に、なんか自分を重ね合わせてしまった(笑)。余も、宇治の片田舎に何十年かひっそりと住まいしておるのう。

 さて、今から最後の仕事。
 松尾芭蕉はいくつか名を変えておるが、その名寄せじゃ。宗房、桃青、芭蕉とあるが、実は(こんな事は芭蕉研究者には当然やが)風羅坊とか、あれこれ変名偽名源氏名を使っておるので、困る脳。芭蕉翁あたりの超有名人だと少し楽だが、文学史の片隅に登場するような人だと、ちょっと気を遣う。こういうときこそ、芭蕉研究者がそばにおれば、素早く処置できるのやが、そんなこと言っていたら、世界中のいろいろな専門家を家庭教師にする羽目になり、飲み代だけで破産する。(ただで情報を得ようとするなんて、そんな横着な~)

 ではまた明日。

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