小説木幡記:2009/06/19(金)休眠していました
MuBlogがまた何回か空きましたなぁ。
心身爽快元気なのだが、葛野仕事が複雑でくどくって、気力が湧かなかったのは事実だね。
眉村卓さんの司政官短編全集とか、ジェフリー・ディーヴァーのエンプティー・チェア(上下:タイトル直訳は空席相手のしゃべくり精神分析かな?)とか、コフィン・ダンサー(上下:タイトル直訳は棺桶踊りかな? 日本の落語にもあろう、フグ中毒で死んだ人を背負って踊る話(笑))を読破しておりました。
この間、鉄道図書館列車では、動かなくなったNゲージのDE10を、過去経験にしたがって集電シュー部分にハンダ付けして集電板との圧着接触を高めたら、見事OK。しかし他方、余の経験した最良の動力機構、TOMIXのED76タイプは相次ぐ墜落(半年で6回程度墜落・分解惨状)で遂にフライホイールが駄目になってモータは廻れど、動かず状態。数度、ワセリン(メンタムじゃね)を入れたり、石鹸を削って入れたりして、回転を保とうとしたが、駄目。仕方ないので同形の代替機と交換した。
そうそう真鍮板(エッチングとかいう技法)によるOn30の古式機関車や車両は少し手を付けてローカルな図書館列車を作ろうと思ったが、例によって雑務に忙殺されて、皿においたまま(組立途上作品は大皿にまとめて置いておく)。HOやOn30タイプの路線固定は相変わらず放置で、机上にレールをのせたまま。明治時代の市電を自動往復運転させて想を練っておった。
倶楽部では、中間発表のレジュメ(情報サービス、資料組織Ⅰ)が各班から提出されてきたので、助勤たちが考査に入った。数日かかる大仕事。あまりに助勤たちが精勤なので、おもいあまって激安の粗飯を提供したら、みんな喜んでくれた。お互い、気は心じゃね。
以上、一週間をまとめると暇そうに見えるじゃ老。うむ。
その間余は、午前3時頃に起床して日曜作家も兼業したが、一週間でわずかに4時間程度しか使えなかった。
MuBlogは空き空きになった。だから、昼は会議や打合せや下準備に追い回されていたのじゃ老。
忙しいというのは無能の証。
プライドが少しあるから、公器MuBlogでは「忙しい」などとは言わないが、知恵熱だしていたのは事実。余は、研究と教育以外の雑務には人の100倍疲れる質のようだ。ともかく酷い毎日じゃわい。
特筆ものは、ハルキ君が雷を窓からじっと見ておった。桃山御陵あたりの稲妻と轟音に魅入る聞き入る猫君は、ちょっと珍しい脳。故・兄のまたりん翁は、家中家捜しするほどに、どっかに遁走して姿をかくしていたものじゃが。猫君もいろいろおる。人間がいろいろ変人や嫌み人や畸人がいるのと同じや。
| 固定リンク
「読書余香」カテゴリの記事
- 小説木幡記:楠木正成のこと(2013.06.07)
- 西の魔女が死んだ/梨木香歩 (感想:よい作品だ)(2012.06.14)
- 吸血鬼と精神分析/笠井潔:ミステリもよいものだと痛感(2012.02.04)
- 小説木幡記:パンとサーカス「日本の自殺」(2012.02.11)
- 小説木幡記:赤朽葉家の伝説/桜庭一樹、を読む(2011.12.12)
「小説木幡記」カテゴリの記事
- 小説木幡記:楠木正成のこと(2013.06.07)
- 小説木幡記:腰痛と信長(2013.05.28)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント