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2009年6月10日 (水)

小説木幡記:2009/06/10(水)気になること:電気自動車や電子図書館

1.電気自動車のこと
 リチウムイオン電池の開発が進み、ガソリン車もハイブリッド車(ガソリン+電池)も押しのけて、家電のように電池モーター自動車が普及していく時代。(数日前のNHKクローズアップ現代)

 すると、わが「二階建てトロッコ鉄道図書館列車システム」も、DD51ディーゼル機関車とか、EH500交直両用モンスター電気機関車を、全部改造して、模型と同じく直流電池機関車にする必要がでてきた。
 DD51は2000馬力程度で大衆車20台分、EH500はモンスターだけあって交流で4000kw出力、換算するとえっと、(0.736X4000=約3000馬力)ものすごい力持ちで、大衆車30台分になるか。

 これだけの力をリチウムイオン電池で出すとなると、なかなかだな。
 ああ、そうだ潜水艦! スターリングエンジンだと、もっと気軽にエコかもしれない。
 しかし、たとえば、風力や太陽電池も有効利用できるだろう。すべての車両から電気を電池に溜め込んでいく。うむ。屋根に風力羽根や太陽電池のついた列車、……。工作、改造にますます手間取るなぁ。

2.Google電子図書館のこと
 6月はじめの「出版ニュース」を読んでいると、電子図書館(全文格納方式)と著作権のことでアメリカも日本も、執筆者や出版社が論争しているようだ。その後のことは、調べればわかるだろうが、どうなったのやら。

 インターネット上の記事の扱いについては。
 余は十年以上前から、基本的にインターネット資源は人類共有資産であって、創成者の人格権とか名誉は保護されても、それを自由に使えなくするのは、よくないことだと、と考えてきた。
 (もともとコンピュータ世界は複製が基本で、移動は複製して削除するから二度手間となる。一旦公開したなら、縦横無尽に複製される遺伝子(笑)がくみこまれておる。生まれつきの質(たち)じゃね。)

 ただし。
 情報に課金する自由もある。そのためには、たとえば出版社やエージェントが課金システムを考案して、運用すればよかろう。
 で、今回のGoogle問題は、どうしたわけか著作権の切れていない図書も電子図書館化することを模索しているようだ。詳細は出版ニュースを再読して、いろいろ調べねばなるまい。

 さて、Googleと図書館と著作者とエージェントの関係は、余には無縁なので(笑)、皆々悩んでいただこう。
 ただ、十年後の今日、再度所信を記録する。

 *インターネット上での情報・創成者の人格や名誉は未来永劫保護すべきである。だから作品に対する勝手な改竄や、あたかも自分の物のように扱うのは、重度の犯罪である。かならず現状を保持し、出所由来典拠を明示すべき。

 *しかし人類共通の資産であるネット上で、「リンクを張るな」とか「引用するな」というのは、おかしい。リンクされたり、引用されるのが嫌ならネットへの公開をしなければよい。リンク機能なくして、なんのハイパーメディアの、インターネットのよ。
 (トラックバックやコメントなどの連射による意図的破壊行為は別の問題である。これは当然犯罪である)
 (どこまでを引用とするのかは、……ザナドウ・システムを読めばわかるじゃろう)

 *旧来の印刷物やパッケージを販売している機関や著者の情報群については、従来の印刷物やパッケージに関係する権利をそのまま当てはめておく。これは数十年、100年以内に激減すると予測する。

 *Googleはおそらくアメリカと日本(そして世界)とで電子図書館化の方式を共通のものとしたいのだろう。しかし各国の実情が異なるので難しい。

 *このようなシステムは民間Googleだけでなく、多数の企業が参入する。もちろん各国自身やユネスコも。
 しかしGoogleだから悪い、ユネスコだから良い、という論法は通らない。
 図書や雑誌を大量に集積(つまり、図書館だな)する機関は、しばらく悩むだろうが、原則公平に対応すべきだと考える。図書館の多くは公的機関だからなおさら特定機関と排他的契約を結ぶのは問題を残す。
 私立の図書館はこの限りではないが、ただし著作権の有効な図書は選別してディジタル化しないのが妥当であろう。

 *フルテキスト(全文)の扱い事例は「青空文庫」で昔から行われてきた。

 *Google電子図書館のどこに問題があるのかを、余は整理していない。暇になったら、真剣に考えてみよう。今週末に知人がそのことで講演するので、楽しみにしておる。

 *なお図書館にある図書の著者や出版社と、利用者の無料利用との関係は、公貸権(公共貸与権)として課題がある。

 と、考え出すと本職に関わるので止めておこう。余は昔から現行著作権について考えるのは避けてきた。理由は単純で、ネット上のディジタル情報の取り扱いに関する将来が見えないからである。
 君子危うきに近寄らず、知らぬが仏(笑)。

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