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2009年5月21日 (木)

小説木幡記:2009/05/21(木)ずっと木幡記、葛野記

 深夜にまた目覚めた。理由は書くほどのことでもない。
 ソーダー水を飲んで、保冷剤を膝にあてて、「島図書館」でモード5、列車3編成の三重ループ往復を眺めていたら、すーっと楽になってきた。が、目がさえてきた(笑)。

 このごろずっと科学工作少年になったままだ。いかぬなぁ。手技を高める気持もなく、漫然とロボットや機関車のメカニズムをながめ、毎日感心しておる。PCとロボットと機関車と、この3つのどれがどうだかは曰く言い難い。ただ、疲れが少ないのは事実だ。昨日は授業と会議とあったが、とても疲れた。異様な疲れようで「もう、飽きたんじゃろうか」と分析しておいた。

 夕方、必要なのか不要なのか、締切がいつなのか、なにもかも分かりにくい書類に手を付けだして、約15分間PCを触っていたら、身体が熱を帯びてきた。「困ったなぁ、脳が空転しだした」と、自笑しながら五時にはPCの電源を切った。長く生きていると自分のことは分かる部分が多い。余が「おかしい」「無駄だ」「意味なし」と思ったことは殆ど、後で無駄無駄しさの典型と分かってくる。これは学問そのものもそういう部分があると、自信をもって判別できるようになった。

 今となっては、もちろん好みや相性もあろうが、余がわからない、出来ない、と思ったことは、大抵あとでものすごい間違いの上に組み立てられたものだと、透けて見えてくる。概して、流行、世相に間違いが多い。だから余は古典的な手法を最後は選んできた。たとえば涼夏2007PCで、RAIDを選択したとき、最初はRAID0やRAID3にするつもりだったが、直前になってもっとも安定したRAID1を選択した。このことで2007年夏以来、ものすごい安定感を得てきた。数度ディスククラッシュじみた事故もあったが、すべて直ちに自動回復をしてくれた。あの時、とれとれ試供品みたいなマザーボードを使ったので不安はあったが、ことRAIDの選択には間違いなかった。今の技術はわからぬが、RAID0と、それを補完したRAID3は悪手だったと判定している。いや、RAID0とRAID1の複合RAID10は、おそらくRAIDにした快感というか、意味がもっとたかまるだろうと、想像しておるが。

 かくのごとく技術には使ってよい技術と悪い技術とがあると思う。
 社会システムには、それが典型的にあらわれてくる。
 そして、おそろしいことに、人生もそうなんだと、今さらながら日々味わっておる。余のごとき田舎宗匠なれば多少の間違いがあっても(笑)たかが知れておるが、大企業とかマスメディアとか中央官庁とか、そして政府などはできるだけ間違いを少なくすることを考えねばならぬ。最大の間違いは、不要なことを、業績や自己保身のために、人の善意や、税金や人々の浄財をつかって行い、それをもって進歩とか改革・改善とか高らかに歌うことであろう。

 今ふと一々昨今流行の考え方ややり口を列挙して、いちいち論難罵倒しようとしたが、ブレーキがかかった。そういう無駄無駄しいことをすると、今朝の予定授業2科目に隙が生じる。そしてまた膝が発熱して歩けなくなる。もう、ねよう。

 そうそう芭蕉翁さんのことだ。やはり翁は物事が見えた人だし、迅速の人じゃった。「軽み」も句作や芸術行為に活かすのは難しいが、人生を軽みとすることは大切だと、痛切に感じ思っておる。今、もっているものを棄てて山奥に籠もる必要はないが、人は現世利益を重視するほど苦しむのは事実だ。好きこそものの上手なれ、あるいは、下手の横好きが、人生の「カナメ」であり、それは「軽み」に通じる、脳。

 やむにやまれず勉強したい人、どうしても学問し授業を受けたいひと、そういう人達が大学に入って、たとえば余の授業を受講してこそ、余も学生達も幸をうる。あははははは~。そういう単純なことに、どうして気がつかぬ!

 ……。もう眠ろう。
 マスメディアも、大企業も、世間も間違いがおおいのう。

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