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2009年4月22日 (水)

自薦・Mu桜2009年(京都の桜)

承前:都の春・桜花ベスト3:平成十七年自薦柳桜写心
承前:自薦・Mu桜2007年 (京都の桜)

 四月も下旬になったので、「桜2009」の中から数葉をえらび今年のMu桜として記録します。気になって過去を見たのですが、2006年と2008年の「自薦」記事が見つかりませんでした。書かなかったのでしょうか()、と独り言つぶやいても朧です。本年からはあらためて表記タイトルで毎年残していくつもりです。

第一席→大覚寺の大沢池と塔:心経宝塔

 ←親記事:大沢池(大覚寺)2009/04/06(月)大沢池の桜・塔と堂
Bimg_2722

 この写真を第一席に選んだ私をみて、知友たちはきっと「やれやれ、単純なMuさんだ」と思われることでしょう。いや、きっとそうです。しかし、今も記事しながら写真を眺めているのですが、どうにも私の原点はこういう単純な古典的な分かりやすい風景にあるのだと、本心から思いました。これこそMu流の「写心」そのものです。堂々胸張ってこの大覚寺は「大沢池の塔と桜写心」を一席といたします。

第二席→京都平安郷の桜
 ←親記事:空間に伸びる枝垂れ桜:2009/04/03(金)広沢池畔・京都平安郷
B0img_2583

 第二席にしておいて、「実はこの写真が一番強烈でした」と書くのはレトリックを操りすぎる悪癖ですが、しかしなおこの「無人感」「ジオラマの極致感」に痛切に心惹かれたのも事実です。なにかしら桜や山が、絵に描いたような、精密な模型・ジオラマのような、無人なのにそれが人為であるという点において「人」の極みだと感じたのです。それが私をものすごく惹きつけました。(おそらく背景の山:遍照寺山が一種のだまし絵効果を出しているのでしょう)。素晴らしい桜ですし、この写心は大切にしたいです。

第三席→桜見る人
 ←親記事:墨絵のような佐野桜2009:2009/04/03(金)佐野藤右衛門邸
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 常ならば、この佐野桜を筆頭にあげていたことでしょう。そして一席でなくて三席である必然性はまったくないと思います。たまたま先の二つが日頃にないものなので、こうなったに過ぎません。
 私は桜を見上げるオジサンがお腹を突き出している所で、何度見ても笑えてくるのです。今年選んだ桜で人が人として印象深く写っているのはこの「桜見る人」だけになりました。
 こういうちょっと笑えそうな写真もまた、私の写心と言い切ることができます。

 番外1→御香宮本殿東側の桜

 ←親記事:桜のおわり:2009/04/11(土)伏見港・弁財天長建寺桜と御香宮桜
Bimg_2823

 一応、枝垂れ桜と山桜と判定しておきます(笑)。「御香水」という石碑が偶然はいっていたので、番外として記録することにしました。おそらくなんということもない普通の桜なのだと思います。しかし御香宮の御香水石碑横に咲いていたので私の記憶に残ったわけです。世の中全般、何を見ても「おお」とか「綺麗だ」「すばらしい」と感動ばかりしている私が、なにかを選ぶとするなら、ちょっとした背景によって左右されるのでしょう。それもまた私の写心なのです。

 番外2→坂本龍馬、中岡慎太郎銅像

 ←親記事:坂本龍馬と桜:2009/04/05(日)祇園八坂神社~円山公園の桜
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 桜が光で飛んでしまって、これを自薦桜にいれるのはおかしいと思う方もおられるでしょう。しかし京都には幼稚園に入る前から住んでいるのに、著名な坂本龍馬さんや彼の友人の中岡慎太郎さんが、こうして春の桜を添えて都を眺めている姿は、恥ずかしながら今年始めて写真にとったわけです。これまでも何度かみたことがあるはずなのに、意識・記憶にはまったく残っては居ません。つまり、何度も「写心」と上述した中身は、こういう写真にも現れているのです。

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桜2009」カテゴリの記事

コメント

賀茂川と鴨川の桜

 4月7日の記事にある賀茂川の堤に咲く桜の一枚が一番印象に残りました。
特別な名木もよろしいのですが、こういう普段通るところの桜が当方は好きなのでしょうね。
川の流れというのは点というより(どこから来て、どこへ行くの?)と常に線であり面である広がりへと想像をかき立ててくれます。
そういう意味でも鴨川の橋に立って北の方を見ないと京都へ来たなという気がしません。
この写真は賀茂川のようで、記事によると見える橋は葵橋のようですね。
昔葵橋のたもとにおしゃれなレストランがあったのですが、何年か前訪ねると姿を消していました。
そんなこともこの一枚は思い出させてくれました。

投稿: ふうてん | 2009年4月22日 (水) 13時23分

ふうてんさん
 そうです。ふうてんさんの好みは分かります(笑)
 賀茂川の東と西とでは人情風俗がことなると、もしかしたらお考えなのでしょうね。

 このたび、半分恥を承知で五点を挙げましたが、銘木という気持ちがあっても、つまりは風景全体がMuの好みにあったわけです。純粋に「美」を選定することは難しいです。おっしゃるように、周辺にぶら下がる情報の蓄積から、一つの桜を観てそれに似合ったあれこれ感慨がわきます。

 また来年も繰り返します。きっと同じような写真を選ぶことでしょう(笑)

投稿: Mu→ふうてん | 2009年4月22日 (水) 17時10分

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» 佐野桜2011/04/01(金)もう少しだ、まだ早い [MuBlog]
承前:自薦・Mu桜2009年(京都の桜)  昨年の平成22(2010)年は3月末から4月上旬にかけて、葛野大患におそわれて吐血、桜狩りどころではなかった。今年こそはと思っていたのも事実だが、実は今日わざわざ嵯峨野に出かけたのは成り行きにすぎなかった。なにかしら急に美味しい蕎麦を食べたくなって、ついちょっとハンドルを握って15分、親子鶏ナンバ蕎麦(1000円!)をずるずるといただいて、帰りに佐野桜や... [続きを読む]

受信: 2011年4月 1日 (金) 16時37分

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