« 2009年3月 | トップページ | 2009年5月 »

2009年4月30日 (木)

小説木幡記:2009/04/30(木)お勤めはたして、GWを考える

 今朝は壱時間目に情報サービス。いつものビデオ鑑賞、最後の三本目。いつもアンケートを採るが、内容が古いと言う学生がいる。しかし~、基本は何も変わってはいないぞ(笑)。AND、OR、NOT……論理積、論理和、論理差、まだまだ変わりはしない。本質を見極める訓練をしないと、やれ液晶じゃなくてCRTのPCだとか、インターネットは出てくるがCD検索が多いとか、あるいは未だに紙図書の「参考図書」を使っているとか~。あのなぁ、君。何もかわってはいない。ファッションの変化にすぎない。早い話が、OSが昔のモノクロ・キャラクターベースであろうが、カラフル・ゲームみたいな昨今OSであろうが、な~んにも本質的な変化はないのだぞ。

 江戸時代が古いのか? 壬申の乱が古いのか? ああ、そうか古いと思うから「図書館の姿」が古いと感じるのかぁ! 生憎余は紀元前7世紀の粘土板一杯・アッシュルバニパール王宮図書館こそが最新のものと思っておる。ギルガメシュ叙事詩の原版だぞ! 火事になっても燃えないぞ。うあはは。

 そうだ。一つ教えておこう、秘儀を。
 論文の話だが、最先端の研究を手っ取り早く理解するには、その関係の初期論文を読むのが一番分かりやすい。初期は一般に化粧気なしのスッピンで、構造がシンプルだ。時を経るにしたがって、厚化粧と着飾りで徐々に本質を無くしていく。分かったか、うん? 人間もそうなんだよ。いや、それが分かれば君達はもうプロだ。うむ。

 弐時間目は資料組織の主題編。相変わらず、列挙形とか分析合成形とか、NDCとかUDCとか十年変わらぬ講義を熱心(笑)に演説した。結局若い学生達66名の50人以上が「せんせ、プリント欲しい~」という声に負けて、A4判・合計10頁ものプリントを配布した。例年配布してきたが、今年こそ止めようと思っておった。なぜなら、教科書の要旨をまとめただけなんだから、そんなもん、教科書読めばもっと詳しく分かる! ああ、現代教師は結局学生に負ける。悲しい職業じゃ~。

 午後は食後に小一時間沈思黙考して、このGWを如何に過ごすかを徹底的に思案した。限られた休暇なのだから、有効に使わないと。
 しかしあまりに考えすぎて、頭が白熱してきた。凸に何回かハッカ油をぬって沈静化を図ったが、どうにもならず、そのままさらに小一時間横臥した。事情は、このインフルエンザ騒ぎの最中、街に出るとひ弱な余はきっと悪いバイ菌に感染して身動きできなくなる。
 それで。結論がでた。「そうだ、家で寝ていよう」とな。実にシンプルな解を、余は合計弐時間でだした。

 夜になって。
 読書しようと思ったが、なんとなく眠たくなったので、今日はこれで筆をおく也。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月29日 (水)

小説木幡記:2009/04/29(水)昭和の日の夕空晴れてぇ~

 くどいようだが。
 今日は昭和の日。つまりは昭和天皇を偲ぶ日。余はマスコミ全般と異なり偏向しておらぬから、素直に激動の昭和と、その象徴だった昭和天皇を偲んでおる。日本にとっても、天智天皇~天武天皇時代に似て、艱難辛苦の時代だった。

 我が国はよくぞ、生き抜いたと、余は心から思っておる。

 さて、昭和の日だが、さまざまな事情で授業日だった。半期15回の授業をこなすのが現代の風潮なので、どこの大学も苦労しておる。一つは、授業は科目が同一曜日なので、曜日によっては(特に月曜日)半期全部の数が15回に及ばず、現代大学としての責務を果たし得ぬことから、祝日までもが授業に当てられる。うむ。いろいろ考えはあるが~、余は最近、世間の風潮には異を挟まぬようにしておる。
 (注:濃密な授業がたった一回でも、生涯心に焼き付く事例を経験しておるから、15回だろうが10回だろうが、人間教育は工場生産物検品とは異なるよ~と、言いたくなるが黙っていようtaurus

 それで午前は「メディア論」。今朝はメディアの歴史をまとめて電気紙芝居で演説した。余はよほどに粘土板とかパピルスとかパーチメントとか、あるいは木簡、竹簡、甲骨文字に絹布が好きな質で、結構以上に熱中して話した。紙が中国で官製になって、ヨーロッパに伝わるに千年かかったという史実に、うっとりしていた。が、さて若者達は電気紙芝居上映の暗い教室で~あはは。

 午後はたっぷりひつこく仕事をした。
 今日は、「二階建てトロッコ図書館列車」の意義をまとめる日とした。錯綜した脳の内容を、誰が聞いても分かるようにするには、一度ではまとめられない。なんどもなんども少しずつ考えを練っていく。帰る頃にはだいぶ進んですっきりした。

 一節書くたびにHOタイプの自動往復運転を確かめておった。センサーのセッティングがなれるまでやや難しいシステムでな。スピードを調整しないと、センサーの数が少ないから、減速するはずが壁にぶち当たって、こっちへ戻ってこなくなる。うむうむ。マニュアルには、減速センサーともう一つ完全停止センサーのペアでセットしろと書いてあったが、なにしろTOMIXのNゲージ用センサーを、KATOのHO用レールにセットするのだから、工作がしんどくて左右二つでやっておる。
 (一つ千円もする高価なセンサーを、これ以上お釈迦にしたくはない。二つで往復運転をこなす!)

 で、夕方になって木幡についた(省略がはげしくて、まるでタイムマシン)。
 西の高い空に上弦の月が輝いていた。月の空はまだ濃い青空だった。それが山際に近づくにつれて、濃青から青、そして明るい青のあたりから紅がまざり、「ああ、これが茜色というのだろうか」と思った。それまで杖をついて重い荷物をもって歩いていたが、その夕空をみたとたんに、「余は、まだしっかりとこの世に生きておる」と、生の充実が身内からわきあがってきた。不意に杖が軽くなった。

 人は、夕空を見るだけで心身がしゃきっとするものだ。夕食が実に美味しかった。
 皆の衆、天然自然に時には目を向けて、小さな生をじっくり味わいましょうぞ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月28日 (火)

小説葛野記:2009/04/28(火)責務の狭間、二社共存

 昨日、一つの重要書類を完成し、今日は次の予定をこなそうとしたが、よく考えると明日の「昭和の日」も授業があるので! 懸案の基本工作を果たすことにした。結局一日かかったが、よいデキだったので満足。おまけに明日の授業準備も終えた。MacBookはスリープにしていたせいか、電池が10%になっていたのであわてて充電したぞ。

HOとNゲージあるいはKATO社とTOMIX社
 ことの次第は、過日完成した大きめのHOスケール「二階建て図書館トロッコ列車」あたご2号を走らせる工夫にあった。さて、どうにも日本のHO用ゲージのレールはカーブが造りにくく、いわゆる自由変形のレールを使わないと狭い場所に収まりきらない。しかしくねくね曲がる自由変形のレールは若干手間(下にコルクを敷くとかな)をかけて固定しないとうまくいかない。

 要するに、しっかりしたHO用のレールはKATOが販売しているが、これが最小半径49センチなので、直径が1mになって、机上や畳一枚にセットすることが難しい。そこで、いずれはどこかで「図書館列車」のコンセプトを公開するときのために、直線の自動往復運転がなんとかならないかと、試してみた。これなら2mくらいの長さで、幅45センチ程度でうまくいき、持ち運びや研究室にセットするのもずいぶん気楽になる。

TOMIXのNスケール用自動運転システム
 TOMIXという会社は、列車はNもHOスケールも製造販売しているが、レールはNスケール(幅9ミリ)に専念している。それは物凄い種類をだしているから、どんな深山幽谷曲がりくねったレールレイアウトでも作れる。ポイント(線路切り替え)の種類もあっけに取られるほど多種多様で、余も実は意外なレイアウトを作っている。

 そのTOMIXが廉価と言えば廉価(高いとも言えるが人は様々)な自動運転システム(装置は9千円程度)を販売している。これが自動往復なんかをあっけなく達成し、複雑なレイアウトに組み込むと実におもしろい動きを見せる。図書館本館と、いくつかの図書館駅を行きつ戻りつつ停車、発進するのだから、一つの「図書館列車物語」を作るに最適と確認した。(本格的なDCCというシステムは高価で難しそう(笑))

 うまくいった。

KATOのHO用レール
 KATOで周回レイアウトを作るのは諦めた。ドイツのFleischmann社のレールは直径70センチ程度の円が可能なのでそれを入手した。しかし、意図するジオラマ、レールレイアウトを作るには結局四畳半くらいは使わないとHOのスケールでは無理だと再確認し、さらに諦めた。これは後日に少しずつ。

 要するにあらゆる可能性のうち、HOタイプの大きめの「あたご2号」を表現するには、直線自動往復運転がいろいろな点からみて、最良と思った。そこで、TOMIXのNスケール用・自動運転システムを縮尺やシステムが異なるKATOに埋め込むことにしたわけだ。

 それが今日の成果となった。

二社共存
 そこで、電源装置も自動運転装置も、列車通過を知らせる感知装置(センサー)も、ついでにポイント制御も、すべてTOMIX仕様で、レールとポイント本体だけをKATOにしたわけだ。
 道具は、ハンダごてと、ニッパーと、テスター(ホームセンターで3000円くらいの廉価物)、これだけだった。しかし、TOMIXのセンサーは3種類あって、そのうちの二種類を使ったが、残念ながらセンサーを2つ(合計2000円強)をおシャカにしてしまった。(スラブレール用というのが一杯あったので、それを使ったが一つは成功し、二つはハンダ熱で駄目にした)

 しかし、うまく行った。センサーを最低規模の二つにしたので、歩留まり50%の成功だった。もちろんうまく行くタイプのセンサー(品薄)なら100%確実に動く。

まとめ
 これで「あたご2号」はどんな所でも(長さ2mで幅30 ~45センチの空間)走らせることができる。一本千円のセンサーを2本潰したのは辛かったが、物事最初はこういう失敗もあるものだ。あはは。

 そうそう、意外にも、KATOのHOポイントシステムはNゲージ用TOMIXの電源やポイントスイッチで実にうまく動く。当たり前のことかもしれないが、一つの盲点なんだろう。うむ。

 いずれ写真入りで工作を紹介するつもりだが、それにしても、別の論文やまとめや、授業準備がいろいろあって、ここで無理するとまた横臥することになるので、楽になったら記録しようぞ。 

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2009年4月27日 (月)

北九州・門司港を走るトロッコ列車「潮風号」

青いトロッコ列車・潮風号
 2009年4月26(日)に北九州市門司港レトロ地区で、青いトロッコ列車が開業しました。
 (門司港レトロ観光列車「潮風号」とは

 全長2キロの行程を片道10分ほどかけて、時速20キロ程度で走るようです。なによりも青い車体色とその小さな機関車の姿に驚きました。
 (観光列車「潮風号」搬入 門司港レトロ地区:産経ニュース)

 門司港レトロ地区は2006年の夏に、葛野図書倶楽部2001の人達と行ったことがあります。その後の倶楽部で2008年に行った愛知県の博物館明治村が明治ロマンなら、門司港地区は大正ロマンと言えます。大正ロマンの街並みにトロッコ列車が走る姿を想像し陶然としました。

 あまりに機関車が可愛らしくみえたので、遠い将来わが「嵯峨野鉄道図書館列車ジオラマ」で走ることを願い、インターネットを少しさがしてみました。

DB10形ディーゼル機関車
 それで分かったのですが、機関車はDB10形といって、車軸が2本しかない(だからB)ディーゼル(だからD)機関車だったわけです。しかも、それは平成18年までは「南阿蘇鉄道」で「ゆうすげ1号」トロッコ列車として活躍していました。
 (南阿蘇鉄道DB10形

 そのDB10形2両を門司港レトロ観光列車が譲り受けたわけです。トラ70000という貨車をトロッコに変えた客車2両の前後にDB10を置き、非力さを補い、単線往復を簡単にできるように工夫しています(行きと帰りで、機関車が方向を変えなくてすみます)

 さて、虎の子の小型ディーゼル機関車2両とトロッコを譲った南阿蘇鉄道はどうなったのでしょう? 実は一瞬心配になりました。ところが、なんと同社は「日本宝くじ協会」の助成を受けて、もう少し大きい新型のDB16を購入したらしいのです(笑)。安心しました!
 (新型トロッコ登場

予習復習
 【門司港レトロ観光列車の諸元】を読んでいて気になる一節がありました。「普通鉄道としては全国初の観光に目的を特化した鉄道として申請しま した。 」
 嵯峨野観光鉄道や南阿蘇鉄道の観光トロッコ列車がすでにあるのでは? と思ったわけです。実は、そこに私は意外な事実を知ったのです。「普通鉄道としては」というのが、門司港レトロさんの伝えたかったことなんでしょう。つまり、門司港レトロは<特定目的鉄道事業>として法律上からも「観光目的」を専門にする鉄道のようです。私の身近な「嵯峨野観光鉄道」は<第二種鉄道事業>になり、これは路線だけを借りて自前の施設や車両で、旅客や貨物の運送を行う事業者で、逆に観光特化鉄道ではないわけです。
 (鉄道事業者:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 ただ、門司港レトロと嵯峨野観光のトロッコの違いを見るよりも(相互に離れているから、事業者区分を意識せずとも良いでしょう:taurus)、門司港レトロ観光線が、小さな規模の車両と使われていなかった線路を再利用し、そしてそれを国土交通大臣ではなくて、地方運輸局長の権限によって裁可された事実に驚いたわけです。

 「二階建てトロッコ図書館列車」は現在の法律<特定目的鉄道事業>の下で、観光と合わせることで、実現可能性が従来よりも高まったと思ったわけです。車両もJRサロ-124とか京阪ダブルデッカーなんかを譲ってもらって、見識のある銀行 (注:門司港レトロ観光線の場合は、山口銀行が支援したようです)の応援があれば、走りますなぁ~aries
 (DB10+トロッコでの採算は、年間10万人らしいです。)

参考
 二階建て図書館列車 あたご2号(HO)
 編集長敬白:DB10の制動装置
 「門司港レトロ観光トロッコ列車」中で、以下の引用から示唆を得ました。

5.現在の成果・実績、今後の展開など
 「観光に特化した鉄道」の開業は国内初のケースとなり、地元はもちろん全国的な注目を集めている。
 九州の鉄道の拠点として栄えた門司の歴史を大切にしながら、多くの観光客や市民に愛される鉄道を、一日も早く開業させたいと考えている。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月26日 (日)

NHK天地人(17)直江兼続は戦国婿養子

承前:NHK天地人(16)二代目達の世界:兼続家老となる

 昨年の「篤姫」では小松帯刀(たてわき)さんが幕末の婿養子でした。小松家の兄が病死し妹だけが残ったので、江戸で勉学中の肝付尚五郎さんは君主島津斉彬(なりあきら)からの主命として、小松家を継いで、病弱で嫁がず香を教えている年上の女性と一緒になったわけです。小松家は薩摩で歴史があって、家老が出る家柄だったわけです。そして帯刀は20代で家老になりました。

 さて今年の主人公。樋口与六(妻夫木聡)さんには弟と妹がいて、樋口家は与六(兼続)が嗣ぐはずでしたが、直江家のお船が迎えた最初の婿養子が非業の死を遂げました。そこで、直江家存続に与六さんが出てきたのが今夜の話でした。そして直江家も謙信公以前から越後・与板の名家として、筆頭家老がでる家だったわけです。

 このように現代人の個優先世界からみると、個よりも家を大事にする風潮にはなじみがたいところもあると思います。事実、結婚その他、個の思うにまかせないことも多かったのでしょう。しかしたとえドラマであっても、時代時代の息吹をあじわうことが大切だと思います。今夜、兼続が若後家(死語でしょうかtaurus)お船さんと一緒になった経緯を、彼の立場になって考えてみました。すると、日頃は草食系の兼続が、やけにくっきりとその苦渋と覚悟を見せた、その気持がすとんと胸に納まりました。

 お船は春日山城(上越市)から北東に70キロほどの与板(長岡市)に実家がありました。兼続はなかなか会いに行けないのですが、「名家・名跡に目がくらんだ、さもしい男と見られはしないだろうか」と、胸の内を弟与七にこぼします。つまり「家」とは、兼続が思い悩むほどに世間の値うちが高かったのでしょう。名門の一員として家老につき、越後を切り盛りするのは、実は戦国時代ですから並大抵の事ではなかったのですが、それでも世間から羨ましく思われる立場だったのです。個々の実力はあったとしても、家という大家族・集団の一員として動くことが求められ、その家が名家であるほど責任と義務と栄誉とがセットで若い兼続にのしかかってきたわけです。

 今夜の見どころは兼続やお船の戸惑いと、武田(勝頼)の滅亡でした。武田からきた菊姫は上杉景勝の真意にふれて涙を流します。そして、これでついに上杉は孤立しました。ドラマの地図表示では完全に四方を織田方諸将に取り囲まれていました。孤立の中で次回以降、上杉景勝、直江兼続がどのように死地を切り開いていくかが見どころになるわけです。戦場は越中富山の魚津でした。

 気がついたのは、兼続は山伏達を仲間にし、ゲリラというか忍者のような訓練をしていました。山伏といえば、春日山城の西には湯殿山がありますが、これは上杉家が後年移り住む山形県の出羽三山(月山、羽黒山、湯殿山)となにか縁があるのでしょうか? 

追伸
 松方弘樹さんの家康、ずいぶんお似合いですね。頭頂の隆起した、コブを隠した小頭巾とか、先回は扇子を載せて帽子代わりにするとか、細部に凝っていますね。家康さん、ツノでもあったのでしょうか(笑)。 ついでにと言っては失礼ですが、明智光秀さん役の鶴見辰吾さん、私は「義経」(平宗盛役)以来のファンなんです。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2009年4月25日 (土)

八十万アクセス(80万/全体138.6万):MuBlogの分析

承前:七十八万アクセス(78万/全体134.9万):MuBlogの分析(2009.03.28)
観測日時:2009年04月25(土) 21:25
MuBlog累計アクセス数: 800122 1日当たりの平均: 429.02
 (開設日2004/03/07 記事数 1,726 件 コメント 4,230 件 トラックバック 1,315 件  )
サイト全体累計アクセス数: 1386359 1日当たりの平均: 743.36
解析対象期間: 2009年3月26日(木) ~ 2009年4月24日(金)
(0) MuBlog80万アクセスの感想
 MuBlogのこの時期はなんと言っても「桜」です。毎年ありがたいことです。下記(1)の1~21位まで見てみると、先頭のトップページは無視して、この一ヶ月のランキング一位は「桜の森」でした。そして12件/20、つまり60%が桜記事で埋まっています。さらにその内、2009年今春の記事は、15番「墨絵のような佐野桜」、18番「嵯峨野の桜、まだまだ」とたった2件だけです。2番「桜の森」は2004.04.02公開ですから、MuBlog が出来てからまだ一ヶ月経っていない大昔の記事です。日頃はネット時間を犬歳と言って7倍かけていますから、世間では35年前の記事になります。この世界はどれもこれも、とれとれぴちぴちかと思っていると、意外に古傷(古記事taurus)が息をしているようです。

 4番「 丕緒の鳥(ひしょのとり)」は強いですねぇ(笑)。小野不由美さんのファンは不滅なのか、小野さんが不滅なのか、両方とも不滅の世界です。
 それにつけても、8番「NHK天地人(12)兵糧と桑取」、例年になくNHK大河ドラマが振るいません。世間では粘り強いファンが多いようなので、これは明らかにMuBlog記事の筆力が衰えているとしか、判定できません。新選組以来、ようやく「大河ドラマのMuBlog」自称は取り下げる時期かと、このごろ思います。
 さて、次回の楽しみは11番「涼夏2007PCの自作」が盛り返すかどうかですね。これも2007年の6~7月頃の記事ですから、そろそろ2009PCを発表する時期ですが、どうにも涼夏の使い勝手がよすぎて、なかなか新たなCPUやマザーボードを探して、ここ一番の究極マシンを作る気にはなりません。(アクリル自作で、前方後円墳タイプ周濠水冷マシンなら気がむきますなぁ)

 毎度同じ愚痴になりますが、14番「自作鉄道模型」記事にどれほど傾注していることか、あるいは影も見えない古代史物にいかほど汗をながしていることか。そんなこととは全く関係なくMuBlogのインターネット待遇は別の原理で動いているようです。

 今回のまとめとしては、インターネット記事は新しい物ばかりが読まれるのではなくて、結構古い記事も何かの機縁があれば、長生きするという事実。
 記事発表者の汗と涙とは関係のないところで記事は受け入れられていき、また忘れられていくという事実。
 季節物としての「桜」のように、世間の流れに完全に同調することもあるという事実。
 MuBlog固有かどうかの判定は出来ませんが、PC経由と携帯電話経由とでは、いまのところ一ヶ月のアクセス比率が、21272:5320→4:1という結果がでています。MuBlogはPC用にフルスペックで公開していますから、PCの方が読みやすいのも事実です。あるいは、読者層の違いでしょうか? 

 以上を再度確認したということです。

(1)ページ別アクセス数:1ヶ月分:MuBlog のみ

アクセス数: 21,272
訪問者数: 15,909
解析ページ 訪問者 アクセス
1 トップページ 703 1,547 4.4% 7.3%
2 桜の森:佐野藤右衛門邸の桜 849 1,360 5.3% 6.4%
3 佐野藤右衛門邸の桜:20070330 295 516 1.9% 2.4%
4 丕緒の鳥(ひしょのとり)・十二国記/小野不由美:雪のような音 425 465 2.7% 2.2%
5 じょうしょうこうじ:常照皇寺 316 438 2.0% 2.1%
6 さのとうえもん:佐野藤右衛門邸の桜平成十七年 236 404 1.5% 1.9%
7 よどがわ・せわりつつみ:淀川河川公園背割堤の桜爛漫 216 390 1.4% 1.8%
8 NHK天地人(12)兵糧と桑取 337 388 2.1% 1.8%
9 地蔵院(京都府・井手町)のシダレザクラ:20070330 234 371 1.5% 1.7%
10 嵐山の桜:20080401 248 316 1.6% 1.5%
11 涼夏2007PCの自作 (8)RAID設定(WindowsXP)とグラフィックスボード 216 292 1.4% 1.4%
12 NHK天地人(13)武田(高坂弾正)との和議 228 279 1.4% 1.3%
13 涼夏2007PCの自作 (1)アクリルケースとファン、電源 181 275 1.1% 1.3%
14 自作鉄道模型 197 255 1.2% 1.2%
15 墨絵のような佐野桜2009:2009/04/03(金)佐野藤右衛門邸 144 226 0.9% 1.1%
16 京桜たより:20070330 地蔵禅院・嵐山・広沢・佐野藤右衛門邸 142193 0.9% 0.9%
17 大沢池(大覚寺)の桜:20070403 151 191 0.9% 0.9%
18 天神川の桜 129 185 0.8% 0.9%
18 嵯峨野の桜、まだまだ:2009/03/25(水)嵐山、広沢池、佐野邸桜 145 185 0.9% 0.9%
20 NHK天地人(11)御館の乱:跡目争い 161 184 1.0% 0.9%
21 Prius(日立製ノートパソコン)のハードディスク交換 152 179 1.0% 0.8%
22 みたかのもりじぶり:三鷹の森ジブリ美術館 153 171 1.0% 0.8%
23 空間に伸びる枝垂れ桜:2009/04/03(金)広沢池畔・京都平安郷 92 150 0.6% 0.7%
24 NHK天地人(15)御館落城の悲劇 127 145 0.8% 0.7%
25 佐野藤右衛門邸の桜:20080330 105 128 0.7% 0.6%
26 てらまちどおり:私の京都・寺町通{四条→三条} 104 123 0.7% 0.6%
26 地図の風景 114 123 0.7% 0.6%
28 室町和久傳(むろまち・わくでん) 81 118 0.5% 0.6%
29 NHK天地人(14)上杉・武田、塩を送り黄金を贈る 98 116 0.6% 0.5%
30 登喜和(ときわ)のステーキと春の京北周山町 68 111 0.4% 0.5%
31 卑弥呼の墓(011) 卑弥呼の宮殿発掘?:奈良県桜井市纒向遺跡 78 109 0.5% 0.5%
32 佐野藤右衛門邸の桜:20070403 78 96 0.5% 0.5%
33 涼夏2007PCの自作 (7)配線とアクリルケース 54 91 0.3% 0.4%
34 そろそろの京都桜:2009/04/01(水)四条大橋、四条高瀬川 81 90 0.5% 0.4%
35 桜井・茶臼山古墳と纒向遺跡紀行(0)はじめに:初期・前方後円墳 43 89 0.3% 0.4%
36 小説木幡記:2009/04/07(火)図書館の中に街を/伊東豊雄(建築家)の場合 67 86 0.4% 0.4%
37 坂本龍馬と桜:2009/04/05(日)祇園八坂神社~円山公園の桜 65 85 0.4% 0.4%
38 CPU空冷装置・換装のお勧め・SAMURAI-Z 52 84 0.3% 0.4%
39 小説葛野記:2009/03/30(月)京都の桜だより:もう一息(笑) 56 83 0.4% 0.4%
39 モリログ・アカデミィ:MORI LOG ACADEMY/森博嗣 68 83 0.4% 0.4%
41 浦沢直樹の「20世紀少年」は「21世紀少年」で終わったのか 73 82 0.5% 0.4%
42 HD(ハードディスク)の直付け増設のお勧め 72 80 0.5% 0.4%
43 目次:嵯峨野鉄道図書館ジオラマ 35 75 0.2% 0.4%
44 涼夏2007PCの自作 (3)マザーボード(GA-G33M-DS2R GIGABYTE社) 68 74 0.4% 0.3%
45 小説木幡記 65 73 0.4% 0.3%
46 読書余香 65 72 0.4% 0.3%
47 昭和の鉄道模型をつくる(36)道路パーツ、街灯、電柱(小) 52 69 0.3% 0.3%
48 バックナンバー 42 68 0.3% 0.3%
48 嵯峨野鉄道図書館ジオラマ(04) 塗り、川と池と滝 49 68 0.3% 0.3%
50 姑獲鳥の夏:うぶめのなつ(映画) 59 67 0.4% 0.3%
50 賀茂川と鴨川の桜:2009/04/05(日)出町柳駅近く賀茂大橋 51 67 0.3% 0.3%
52 白昼の高台寺枝垂れ桜:2009/04/05(日)高台寺桜 54 66 0.3% 0.3%
53 CPU空冷装置・掃除のお勧め 44 64 0.3% 0.3%
53 桜井・茶臼山古墳と纒向遺跡紀行(8)まとめ 49 64 0.3% 0.3%
55 卑弥呼の墓(009) 卑弥呼の館周辺を発掘開始:奈良県桜井市纒向遺跡 42 63 0.3% 0.3%
55 大沢池(大覚寺)2009/04/06(月)大沢池の桜・塔と堂 40 63 0.3% 0.3%
55 ノート・パソコンのハードディスク交換、取り扱い処方 52 63 0.3% 0.3%
55 葛野図書倶楽部2001 46 63 0.3% 0.3%
59 NHK天地人(10)春日山城本丸の占拠 54 62 0.3% 0.3%
60 天神川と葛野の桜:20080402 33 61 0.2% 0.3%
60 NHK天地人 52 61 0.3% 0.3%
62 図書館司書採用試験問題概説:県立図書館・関西・200702 52 59 0.3% 0.3%
62 水辺の桜花:2009/04/02(木)天神川(南)桜 50 59 0.3% 0.3%
64 0504020・目次:桜狩り 27 56 0.2% 0.3%
64 巻き寿司:明治屋と京都・百万遍「門」 46 56 0.3% 0.3%
66 京都の書店 53 54 0.3% 0.3%
66 新世界より/貴志祐介 (上下):日本のアンチユートピア小説 50 54 0.3% 0.3%
68 神功皇后陵の学術調査・見学 44 53 0.3% 0.2%
69 ふる里:一条通山越え 22 52 0.1% 0.2%
69 NHK篤姫(32)勝海舟と桜田門外の変 47 52 0.3% 0.2%
71 神々の乱心/松本清張<感想文 その1:上品な吉屋特高係長> 44 51 0.3% 0.2%
72 ミスター・スタンプス・ワインガーデン:Mr. Stamp's Wine Garden [その1] 33 50 0.2% 0.2%
72 冷蔵庫の応急修理・20年ほど昔の日立製 25 50 0.2% 0.2%
72 NHK天地人(09)草食性・妻夫木聡→変身→肉食性・直江兼続 41 50 0.3% 0.2%
72 今年の桜海と塔:2009/04/07(火)天神川(北)桜 33 50 0.2% 0.2%
76 昭和の鉄道模型をつくる(19) 喫茶店(ラメール) 35 48 0.2% 0.2%
77 昭和の鉄道模型をつくる(03) 駅舎(面影橋駅) 42 46 0.3% 0.2%
78 桜井・茶臼山古墳と纒向遺跡紀行(1)桜井茶臼山古墳の発掘調査現場 26 45 0.2% 0.2%
78 甘樫丘東麓遺跡(あまかしのおか・とうろくいせき)と蘇我入鹿邸跡 32 45 0.2% 0.2%
80 てんじんがわ:天神川の桜海・平成十七年 33 44 0.2% 0.2%
80 絵葉書:紅葉と四季桜:香嵐渓+小原村 38 44 0.2% 0.2%
80 2009年04月 21 44 0.1% 0.2%
83 二階建て図書館列車考(3)京阪特急ダブルデッカー(8000系) 39 43 0.2% 0.2%
83 NHK天地人(06)兼続の初陣:演出の変化 38 43 0.2% 0.2%
83 スマート珈琲店(京都・寺町)のホットケーキ 32 43 0.2% 0.2%
83 桜2007 37 43 0.2% 0.2%
87 ti voglio bene : t.v.b (リストランテ ティ・ボリオ・ベーネ) 29 42 0.2% 0.2%
87 自作ロボット 40 42 0.3% 0.2%
89 勤王志士・古高俊太郎邸跡と、しる幸:私の京都・河原町通{四条→三条} 29 41 0.2% 0.2%
89 卑弥呼の墓(010) 『三輪山と卑弥呼・神武天皇』笠井敏光、金関恕、千田稔、塚口義信、前田晴人、和田萃(あつむ).学生社、2008.8 39 41 0.2% 0.2%
89 「壬申の乱」の関係地図 24 41 0.2% 0.2%
92 桜井・茶臼山古墳と纒向遺跡紀行(2)箸墓と三輪山遠望 29 40 0.2% 0.2%
93 古いノートパソコン・再生のお勧め:SONY-Vaio(2000年)に外付けハードディスク 35 39 0.2% 0.2%
93 NHK天地人(03)直江兼続の青春編 26 39 0.2% 0.2%
95 天神川の柳桜:20080408(火):小野道風柳桜 27 38 0.2% 0.2%
95 小説葛野記 35 38 0.2% 0.2%
97 さくらだ:桜田 25 37 0.2% 0.2%
97 博物館・明治村の桜2008 29 37 0.2% 0.2%
97 嵯峨野鉄道図書館 30 37 0.2% 0.2%
100 大覚寺裏と広沢池の桜:20080405:桜変じてオブジェとなる 32 36 0.2% 0.2%
100 N2高台の図書館 30 36 0.2% 0.2%
100 美味しいところ 29 36 0.2% 0.2%
103 円山公園(京都・祇園)の枝垂れ桜:20070402 28 35 0.2% 0.2%

(携帯電話)ページ別アクセス数:1ヶ月分:携帯MuBlog のみ

携帯MuBlogのみの総数

  累計アクセス数: 63636  1日当たりの平均: 34.12

携帯サイト全体の総数

  累計アクセス数: 65094  1日当たりの平均: 86.22

↓携帯MuBlogのみの一ヶ月分

アクセス数: 5,320
訪問者数: 5,320
解析ページ 訪問者 アクセス
1 トップページ 644 644 12.1% 12.1%
2 NHK天地人(11)御館の乱:跡目争い 128 128 2.4% 2.4%
3 NHK天地人(12)兵糧と桑取 112 112 2.1% 2.1%
4 NHK天地人 101 101 1.9% 1.9%
5 ミホミュージアムの秋 98 98 1.8% 1.8%
5 NHK天地人(14)上杉・武田、塩を送り黄金を贈る 98 98 1.8% 1.8%
5 NHK風林火山 98 98 1.8% 1.8%
8 さのとうえもん:佐野藤右衛門邸の桜平成十七年 82 82 1.5% 1.5%
9 NHK天地人(13)武田(高坂弾正)との和議 74 74 1.4% 1.4%
10 桜の森:佐野藤右衛門邸の桜 57 57 1.1% 1.1%
11 墨絵のような佐野桜2009:2009/04/03(金)佐野藤右衛門邸 54 54 1.0% 1.0%
12 図書館司書採用試験問題概説:県立図書館・関西・200702 53 53 1.0% 1.0%
12 丕緒の鳥(ひしょのとり)・十二国記/小野不由美:雪のような音 53 53 1.0% 1.0%
14 新装のジュンク堂BAL店:私の京都・河原町通{四条→三条} 46 46 0.9% 0.9%
15 NHK天地人(15)御館落城の悲劇 45 45 0.8% 0.8%
16 嵯峨野の桜、まだまだ:2009/03/25(水)嵐山、広沢池、佐野邸桜 43 43 0.8% 0.8%
17 浦沢直樹の「20世紀少年」は「21世紀少年」で終わったのか 42 42 0.8% 0.8%
17 NHK風林火山:後日談→勘助、由布姫、ガクト 42 42 0.8% 0.8%
19 円山公園(京都・祇園)の枝垂れ桜:20070402 41 41 0.8% 0.8%
20 二階建て図書館列車考(4)Maxとき、上越新幹線(E1系新塗装) 40 40 0.8% 0.8%
21 地図の風景 39 39 0.7% 0.7%
22 じょうしょうこうじ:常照皇寺 38 38 0.7% 0.7%
23 佐野藤右衛門邸の桜:20080330 37 37 0.7% 0.7%
24 地蔵院(京都府・井手町)のシダレザクラ:20070330 35 35 0.7% 0.7%
25 佐野藤右衛門邸の桜:20070330 34 34 0.6% 0.6%
26 登喜和(ときわ)のステーキと春の京北周山町 33 33 0.6% 0.6%
27 バックナンバー 32 32 0.6% 0.6%
27 オーパーツ大全 : 失われた文明の遺産/クラウス・ドナ、ラインハルト・ハベック共著 32 32 0.6% 0.6%
29 葛野図書倶楽部2001組織図:概念の整理 31 31 0.6% 0.6%
29 ぎおん・まるやまこうえん:祇園円山公園の夕桜平成十七年 31 31 0.6% 0.6%
31 涼夏2007PCの自作 (1)アクリルケースとファン、電源 28 28 0.5% 0.5%
32 あらしやま:嵐山・渡月橋遠望 27 27 0.5% 0.5%
32 空間に伸びる枝垂れ桜:2009/04/03(金)広沢池畔・京都平安郷 27 27 0.5% 0.5%
32 ほづがわくだり:保津川下り 27 27 0.5% 0.5%
35 古いノートパソコン・再生のお勧め:SONY-Vaio(2000年)に外付けハードディスク 24 24 0.5% 0.5%
35 小川珈琲本店 24 24 0.5% 0.5%
35 NHK篤姫 24 24 0.5% 0.5%
38 NHK天地人(10)春日山城本丸の占拠 23 23 0.4% 0.4%
38 白昼の高台寺枝垂れ桜:2009/04/05(日)高台寺桜 23 23 0.4% 0.4%
40 卑弥呼の墓(009) 卑弥呼の館周辺を発掘開始:奈良県桜井市纒向遺跡 22 22 0.4% 0.4%
40 卑弥呼の墓(011) 卑弥呼の宮殿発掘?:奈良県桜井市纒向遺跡 22 22 0.4% 0.4%
42 NHK功名が辻(13)浅井長政の悲劇 21 21 0.4% 0.4%
42 ヴァンパイア・レスタト/アン・ライス 21 21 0.4% 0.4%
42 NHK天地人(09)草食性・妻夫木聡→変身→肉食性・直江兼続 21 21 0.4% 0.4%
45 私の京都:木嶋神社の三柱鳥居(このしまじんじゃ・の・みはしらとりい)魔界巡礼秦氏の謎 20 20 0.4% 0.4%
46 涼夏2007PCの自作 (8)RAID設定(WindowsXP)とグラフィックスボード 19 19 0.4% 0.4%
46 神々の乱心/松本清張<感想文 その1:上品な吉屋特高係長> 19 19 0.4% 0.4%
46 桜井・茶臼山古墳と纒向遺跡紀行(0)はじめに:初期・前方後円墳 19 19 0.4% 0.4%
46 そろそろの京都桜:2009/04/01(水)四条大橋、四条高瀬川 19 19 0.4% 0.4%
50 私の京都:薮そば(伏見桃山大手筋) 18 18 0.3% 0.3%
50 NHK風林火山(50)川中島・山本勘助の最期(3):最終回の放映前 18 18 0.3% 0.3%
50 平安神宮神苑の桜桜桜:平成17年春四月 18 18 0.3% 0.3%
50 NHK功名が辻(03)竹中半兵衛のこと 18 18 0.3% 0.3%
54 てらまちどおり:私の京都・寺町通{四条→三条} 17 17 0.3% 0.3%

(2)ワード・フレーズ:1ヶ月分:MuBlogのみ

(以下、「検索ワード」自体へのリンクは管理用ですので、利用できません)

G=Google、Y=Yahoo、M=Live Search は各検索エンジンへリンクしています)

集計対象アクセス数:13,712
検索ワード/フレーズ 割合
1 佐野藤右衛門 地図  G Y M 488 3.6%
2 佐野藤右衛門  G Y M 342 2.5%
3 嵐山 桜  G Y M 220 1.6%
4 じょうしょうこうじ  G Y M 199 1.5%
5 天神川 桜  G Y M 159 1.2%
6 丕緒の鳥  G Y M 145 1.1%
7 大覚寺 桜  G Y M 144 1.1%
8 佐野とうえもん  G Y M 137 1.0%
9 十二国記 丕緒の鳥  G Y M 133 1.0%
10 じぶり  G Y M 121 0.9%
11 地蔵禅寺  G Y M 91 0.7%
12 佐野籐右衛門  G Y M 84 0.6%
13 佐野藤右衛門邸  G Y M 81 0.6%
14 背割り桜  G Y M 79 0.6%
15 桑取  G Y M 78 0.6%
16 京都 佐野邸  G Y M 70 0.5%
17 桜守 佐野藤右衛門  G Y M 69 0.5%
18 アクリル PCケース 自作  G Y M 67 0.5%
19 背割りの桜  G Y M 62 0.5%
19 京都 寺町通り 地図  G Y M 62 0.5%
21 井手町 地蔵院  G Y M 60 0.4%
22 佐野 桜  G Y M 57 0.4%
23 うぶめのなつ  G Y M 52 0.4%
24 佐野邸 桜  G Y M 51 0.4%
25 さのとうえもん  G Y M 50 0.4%
25 桑取 上杉  G Y M 50 0.4%
27 天地人  G Y M 48 0.4%
28 地蔵院 桜  G Y M 47 0.3%
29 二十世紀少年 ネタバレ  G Y M 44 0.3%
30 御館の乱 桑取  G Y M 43 0.3%
31 佐野藤右衛門 桜  G Y M 42 0.3%
32 丕緒(ひしょ)の鳥  G Y M 35 0.3%
33 勝海舟  G Y M 33 0.2%
34 佐野邸  G Y M 30 0.2%
34 神功皇后  G Y M 30 0.2%
36 桜 佐野  G Y M 28 0.2%
36 常照皇寺  G Y M 28 0.2%
38 御館の乱  G Y M 27 0.2%
39 天地人 演出  G Y M 25 0.2%
39 常照皇寺 桜  G Y M 25 0.2%
41 甘樫丘  G Y M 23 0.2%
41 嵐山の桜  G Y M 23 0.2%
43 佐野桜  G Y M 22 0.2%
43 明治村 桜  G Y M 22 0.2%
43 広沢池 桜  G Y M 22 0.2%
43 卑弥呼の墓  G Y M 22 0.2%
43 CPU 掃除  G Y M 22 0.2%
43 小野不由美 十二国記 丕緒の鳥  G Y M 22 0.2%
49 京都 書店  G Y M 21 0.2%
49 室町わくでん  G Y M 21 0.2%
49 windows xp raid 設定  G Y M 21 0.2%
52 香嵐渓 桜  G Y M 20 0.1%
53 壬申の乱 地図  G Y M 19 0.1%
53 高橋慶太郎 ヨルムンガンド  G Y M 19 0.1%
55 葛野図書クラブ  G Y M 18 0.1%
55 霜取りタイマー  G Y M 18 0.1%
55 高台寺 桜  G Y M 18 0.1%
55 神々の乱心  G Y M 18 0.1%
55 ディオゲネス症候群  G Y M 18 0.1%
60 向椿山  G Y M 17 0.1%
60 魚三桜  G Y M 17 0.1%
60 ハードディスク 増設  G Y M 17 0.1%
60 背割桜  G Y M 17 0.1%
60 ミスタースタンプス  G Y M 17 0.1%
60 京都 地蔵禅寺  G Y M 17 0.1%
60 益田の岩船  G Y M 17 0.1%
60 地蔵院桜  G Y M 17 0.1%
68 GA-G33M-D S2R  G Y M 16 0.1%
68 渡辺豊和  G Y M 16 0.1%
68 MORI LOG ACADEMY  G Y M 16 0.1%
68 京都 桜 2009  G Y M 16 0.1%
68 高坂弾正 天地人  G Y M 16 0.1%
68 前方後円墳 写真  G Y M 16 0.1%
74 ジオラマ 川  G Y M 15 0.1%
74 高坂弾正  G Y M 15 0.1%
74 大覚寺の桜  G Y M 15 0.1%
74 伏見桃山陵  G Y M 15 0.1%
74 PCケース アクリル 自作  G Y M 15 0.1%
74 桜井茶臼山古墳  G Y M 15 0.1%
74 samurai z  G Y M 15 0.1%
74 セラミックグリス 塗り方  G Y M 15 0.1%
82 アクリルケース 自作  G Y M 14 0.1%
82 嵯峨野 桜  G Y M 14 0.1%
82 風林火山 高坂弾正  G Y M 14 0.1%
82 PC アクリルケース  G Y M 14 0.1%
82 京都府 地蔵禅寺  G Y M 14 0.1%
82 背割り 桜  G Y M 14 0.1%
82 室町和久傳  G Y M 14 0.1%
82 天神川の桜  G Y M 14 0.1%
90 税所篤  G Y M 13 0.1%
90 京都 桜田  G Y M 13 0.1%
90 mublog  G Y M 13 0.1%
90 天地人 高坂弾正  G Y M 13 0.1%
90 纒向遺跡  G Y M 13 0.1%
95 椿井大塚山古墳  G Y M 12 0.1%
95 アクリルケース pc  G Y M 12 0.1%
95 小野不由美 丕緒の鳥  G Y M 12 0.1%
95 森博嗣 年表  G Y M 12 0.1%
95 武田菊姫  G Y M 12 0.1%
95 京都 ホットケーキ  G Y M 12 0.1%

(3)ワード:1ヶ月分:MuBlogのみ

(↓単語へのリンクは保守用なので、使えません)

集計対象アクセス数:13,712
検索ワード 割合
1 1,525 11.1%
2 佐野藤右衛門 1,034 7.5%
3 京都 856 6.2%
4 地図 748 5.5%
5 丕緒の鳥 331 2.4%
6 嵐山 320 2.3%
7 自作 296 2.2%
8 佐野邸 262 1.9%
9 天地人 259 1.9%
10 桑取 256 1.9%
11 天神川 233 1.7%
12 じょうしょうこうじ 215 1.6%
13 大覚寺 177 1.3%
14 十二国記 168 1.2%
15 2009 165 1.2%
16 地蔵院 161 1.2%
17 地蔵禅寺 160 1.2%
18 佐野 154 1.1%
19 佐野とうえもん 153 1.1%
20 アクリル 135 1.0%
21 じぶり 128 0.9%
22 風林火山 119 0.9%
23 ジオラマ 118 0.9%
24 鉄道模型 117 0.9%
24 raid 117 0.9%
26 佐野藤右衛門邸 113 0.8%
27 高坂弾正 112 0.8%
27 常照皇寺 112 0.8%
29 背割り桜 105 0.8%
30 篤姫 100 0.7%
31 佐野籐右衛門 98 0.7%
32 御館の乱 96 0.7%
33 井手町 95 0.7%
34 PCケース 91 0.7%
35 桜守 86 0.6%
36 設定 85 0.6%
37 アクリルケース 83 0.6%
38 上杉 82 0.6%
39 模型 80 0.6%
40 xp 77 0.6%
41 卑弥呼 73 0.5%
42 寺町通り 72 0.5%
43 さのとうえもん 71 0.5%
44 広沢池 69 0.5%
45 NHK 68 0.5%
46 掃除 64 0.5%
46 森博嗣 64 0.5%
46 背割りの桜 64 0.5%
49 嵯峨野 56 0.4%
50 windows 55 0.4%
50 ハードディスク 55 0.4%
52 うぶめのなつ 53 0.4%
53 日立 52 0.4%
54 二十世紀少年 51 0.4%
54 ネタバレ 51 0.4%
54 MuBlog 51 0.4%
57 図書館 50 0.4%
58 写真 49 0.4%
59 登喜和 47 0.3%
59 47 0.3%
61 小説 46 0.3%
62 RAID 44 0.3%
62 感想 44 0.3%
62 平安郷 44 0.3%
62 明治村 44 0.3%
62 とうえもん 44 0.3%
67 小野不由美 43 0.3%
67 高台寺 43 0.3%
67 背割桜 43 0.3%
67 交換 43 0.3%
67 勝海舟 43 0.3%
72 アクセス 41 0.3%
72 神々の乱心 41 0.3%
74 円山公園 39 0.3%
75 ノートパソコン 38 0.3%
76 Nゲージ 37 0.3%
77 丕緒(ひしょ)の鳥 36 0.3%
78 インストール 35 0.3%
78 ホットケーキ 35 0.3%
78 PC 35 0.3%
78 邪馬台国 35 0.3%
78 増設 35 0.3%
78 伊東豊雄 35 0.3%
84 34 0.2%
84 CPU 34 0.2%
86 cpu 33 0.2%
86 pc 33 0.2%
86 オスロ 33 0.2%
86 分解 33 0.2%
90 書店 32 0.2%
90 京都市 32 0.2%
92 百万遍 31 0.2%
92 駐車場 31 0.2%
94 周山 30 0.2%
94 nhk 30 0.2%
94 松本清張 30 0.2%
94 LOG 30 0.2%
94 prius 30 0.2%
94 神功皇后 30 0.2%
100 京都平安郷 29 0.2%

(4)アクセス地域1ヶ月分:MuBlogのみ

(↓総アクセス27%(5759/21272)程度が地域判別できます)

集計対象アクセス数:5,759
都道府県 割合
1 東京 1,188 20.6%
2 大阪 860 14.9%
3 京都 666 11.6%
4 神奈川 395 6.9%
5 愛知 303 5.3%
6 兵庫 211 3.7%
7 埼玉 170 3.0%
8 千葉 152 2.6%
9 福岡 149 2.6%
10 茨城 122 2.1%
11 岡山 118 2.0%
12 静岡 103 1.8%
13 三重 101 1.8%
14 北海道 99 1.7%
15 新潟 79 1.4%
16 奈良 73 1.3%
17 広島 71 1.2%
17 滋賀 71 1.2%
19 長野 67 1.2%
20 岐阜 55 1.0%
21 宮城 48 0.8%
22 福島 47 0.8%
23 栃木 45 0.8%
24 福井 43 0.7%
25 群馬 39 0.7%
26 富山 38 0.7%
27 石川 37 0.6%
28 愛媛 35 0.6%
29 大分 34 0.6%
30 香川 29 0.5%
31 山口 27 0.5%
32 山形 26 0.5%
33 秋田 25 0.4%
34 和歌山 24 0.4%
35 沖縄 23 0.4%
35 鹿児島 23 0.4%
37 山梨 21 0.4%
37 長崎 21 0.4%
39 熊本 20 0.3%
39 岩手 20 0.3%
41 徳島 19 0.3%
42 宮崎 13 0.2%
42 高知 13 0.2%
44 青森 12 0.2%
45 鳥取 11 0.2%
46 島根 9 0.2%
47 佐賀 4 0.1%

(5)検索サイト1ヶ月分:MuBlogのみ

(↓エンジンへのリンクは保守用なので、使えません)

集計対象アクセス数:13,712
検索サイト 割合
1 Google 8,771 64.0%
2 Yahoo 3,791 27.6%
3 goo 496 3.6%
4 BIGLOBE 474 3.5%
5 MSN 85 0.6%
6 @nifty 40 0.3%
7 livedoor 23 0.2%
8 Excite 20 0.1%
9 Infoseek 8 0.1%
10 JWord 3 0.0%
11 Ask.jp 1 0.0%

| | コメント (0)

2009年4月24日 (金)

小説木幡記:2009/04/24(金)なにとはなく、上向き

 この間、それほど深く鬱していたわけではないが、今日は終日機嫌がよくなってきた。
 さっきシャワーで洗髪したらすっきりした。
 いろいろな締切も列をなしているが、時期がくると自然に手が動いてなんとかこなしている。
 もっとも、余は何事も一度で完成させることは少なく、3枚の書類なら、最初に3枚目、次に2枚目、最後に1枚目をさばくので、だんだん苦痛は減っていく。

 夢はいくつもあって、夢をおって、邁進、数十年生きてきたと言える。しかし夢を達成するためにすこしづつ手をつけてきたので、結果もバーンとでるわけでなく、その時、その場で少しづつの達成感があった。そんなことの繰り返しだな。

 そうそう。図書館列車の自動往復運転や駅停止発進の自動化がなんとか出来るようになった。これまでのように長大なジオラマが無くても、いろいろな実験ができるようになったので、喜ばしい。

 また。芭蕉を例にするなら、余よりずっと若くしてこの世をさった。芭蕉であれ、仏陀であれ、その人に一旦内在的に沈み込むと視界が広がるようだ。どんな思いで、何を考え、生きたのか。それは外からは30%程度しか分からぬ。芭蕉や仏陀になったつもりで、その目で現世を眺めたら、別の世界があった。

 日々、おもしろい。
 今夜はこのくらいにしておこう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月23日 (木)

小説木幡記:2009/04/23(木)朝から木幡記

 まだ5時前だが起きてきた。一時間目から授業がある日は大抵午前四時過ぎに自然起床してくる。脳は眠っているときも密かに時間を監視しているのだろう。どんな風にかは知らないが、カウンターがあって睡眠に入る段階でたとえば300分とかの値を、okiro=300; とかにして、それから一分毎に、--okiro; (つまり、okiro=okiro-1;)と減らしているのか? 問題は、その一分をどうやって監視するかだが、心臓の鼓動とかに同期させているのか、どうか? あるいは致死細胞の壊れる時間にあわせているのか、……。科学って、考えると面白いが、きりがなくなる。

 目が冴えてきた(笑)。朝から深淵なことを考えると、すぐに心身が「生活態勢」に順応してくれる。便利だな。

 最近のMuBlog記事動向は、ひとつは「桜2009」だったがこれは終了した。また来年というところだ。賀茂川の北とか、大原とかも写すつもりだったが、時間切れというところだ。来年は諸事忙しくなりそうなので、桜2010は限られた地域になるだろう。あるいは逆に奮発して早朝一番の嵯峨野トロッコにのって、保津峡の風景を撮るのも悪くないな。予約が大変だと思うが。

 もうひとつは「鉄道図書館列車」。これは数日前に「HOスケール」という大きめの模型で、あたご2号(HO)を作って掲載したので一休みできる。実は内部では来週くらいから、これまでのコンセプトをまとめて行く仕事が残っている。MuBlog中に書き散らした余の「図書館列車コンセプト」を一旦客観視してまとめる時期がきた。

 読書だが文芸作品二つがストックされておる。一つはエドルン君に勧められた現代女流の短編集。数編読んだがイメージがすいっと入ってきて気持がよい。<河童の抜け殻?>という奇妙な話が奇妙に思えないのが不思議だ。も一つは現代男性作家のもので、図書館が廃墟とかそういう内容で、タイトルをみただけで欲しくなって買って、枕返に積んである。いつか読むだろう。

 夏期論文「芭蕉」用には葛野や木幡に数冊関連文献がおいてある。余のメソッドは、テキスト関係内容を細かく文芸評論的あるいは専門的に精査する必要はなくて、つまり書かれている内容の真偽判定ではなくて、テキストがどのような構造を持っているかに主眼がある。だから、いちいち関係文献をケミする要はないのだが、それでも「言葉」の意味には言及せざるをえず、テーマ毎にいくつもの関係図書を読んできた。それで、今年は「芭蕉」。これが、おもしろい。昨日葛野で会議の終わったあとに目にした啓蒙書では、伊賀上野の風景が最初にあって、「こりゃ、近いところだから、行ってみないと」と、痛い足をさすりながら痛感した(笑)。いやもちろん伊賀上野は諸事情でなんども訪れたが、大抵は「忍者」が目的だったので、芭蕉が伊賀から京都へ出て行ったそういう経緯から見た覚えはなかったからなぁ。

 最近の木幡研話題は、研究所員二人が兵庫の県立美術館へでむいて、ピカソとかクレーの展覧会をみてきたことだ。所員ふたりとも絵心は余の数百倍、数千倍深いので、話を聞いていて興味がわいた。なれど、どう逆立ちしても余の絵心は花鳥風月、大覚寺桜塔におさまってしまっておるので、異国の巨匠たちとの距離は縮まらない。年齢的に余の趣向は変化しないのだろう。多分小説鑑賞もそうなのだろう。

 出不精故に、余は京都に住んでいても葛野と木幡とを往復する日々に追われておる。そこここの博物館、美術館で日長ぼんやり絵画を見る練習もしておこう。美術史は絵画にあると、昨夏わかったところだ。しかし特別展で、なにか目的があって人混みにまみれるのは疲れる。
 仏像なんかだと、興福寺のアシュラ像だが、興福寺にいけばゆったり見られる機会もある。そういう機会をおろそかにしないでおこうと、思った。

 突然だが。
 スペインのアランフェスとかいうところへ行ってみたいと、思った(話が飛ぶ)。やはり余は建築に傾く性向のようだ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年4月22日 (水)

自薦・Mu桜2009年(京都の桜)

承前:都の春・桜花ベスト3:平成十七年自薦柳桜写心
承前:自薦・Mu桜2007年 (京都の桜)

 四月も下旬になったので、「桜2009」の中から数葉をえらび今年のMu桜として記録します。気になって過去を見たのですが、2006年と2008年の「自薦」記事が見つかりませんでした。書かなかったのでしょうか(taurus)、と独り言つぶやいても朧です。本年からはあらためて表記タイトルで毎年残していくつもりです。

第一席→大覚寺の大沢池と塔:心経宝塔

 ←親記事:大沢池(大覚寺)2009/04/06(月)大沢池の桜・塔と堂
Bimg_2722

 この写真を第一席に選んだ私をみて、知友たちはきっと「やれやれ、単純なMuさんだ」と思われることでしょう。いや、きっとそうです。しかし、今も記事しながら写真を眺めているのですが、どうにも私の原点はこういう単純な古典的な分かりやすい風景にあるのだと、本心から思いました。これこそMu流の「写心」そのものです。堂々胸張ってこの大覚寺は「大沢池の塔と桜写心」を一席といたします。

第二席→京都平安郷の桜
 ←親記事:空間に伸びる枝垂れ桜:2009/04/03(金)広沢池畔・京都平安郷
B0img_2583

 第二席にしておいて、「実はこの写真が一番強烈でした」と書くのはレトリックを操りすぎる悪癖ですが、しかしなおこの「無人感」「ジオラマの極致感」に痛切に心惹かれたのも事実です。なにかしら桜や山が、絵に描いたような、精密な模型・ジオラマのような、無人なのにそれが人為であるという点において「人」の極みだと感じたのです。それが私をものすごく惹きつけました。(おそらく背景の山:遍照寺山が一種のだまし絵効果を出しているのでしょう)。素晴らしい桜ですし、この写心は大切にしたいです。

第三席→桜見る人
 ←親記事:墨絵のような佐野桜2009:2009/04/03(金)佐野藤右衛門邸
B0img_2520

 常ならば、この佐野桜を筆頭にあげていたことでしょう。そして一席でなくて三席である必然性はまったくないと思います。たまたま先の二つが日頃にないものなので、こうなったに過ぎません。
 私は桜を見上げるオジサンがお腹を突き出している所で、何度見ても笑えてくるのです。今年選んだ桜で人が人として印象深く写っているのはこの「桜見る人」だけになりました。
 こういうちょっと笑えそうな写真もまた、私の写心と言い切ることができます。

 番外1→御香宮本殿東側の桜

 ←親記事:桜のおわり:2009/04/11(土)伏見港・弁財天長建寺桜と御香宮桜
Bimg_2823

 一応、枝垂れ桜と山桜と判定しておきます(笑)。「御香水」という石碑が偶然はいっていたので、番外として記録することにしました。おそらくなんということもない普通の桜なのだと思います。しかし御香宮の御香水石碑横に咲いていたので私の記憶に残ったわけです。世の中全般、何を見ても「おお」とか「綺麗だ」「すばらしい」と感動ばかりしている私が、なにかを選ぶとするなら、ちょっとした背景によって左右されるのでしょう。それもまた私の写心なのです。

 番外2→坂本龍馬、中岡慎太郎銅像

 ←親記事:坂本龍馬と桜:2009/04/05(日)祇園八坂神社~円山公園の桜
B1img_2680

 桜が光で飛んでしまって、これを自薦桜にいれるのはおかしいと思う方もおられるでしょう。しかし京都には幼稚園に入る前から住んでいるのに、著名な坂本龍馬さんや彼の友人の中岡慎太郎さんが、こうして春の桜を添えて都を眺めている姿は、恥ずかしながら今年始めて写真にとったわけです。これまでも何度かみたことがあるはずなのに、意識・記憶にはまったく残っては居ません。つまり、何度も「写心」と上述した中身は、こういう写真にも現れているのです。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2009年4月21日 (火)

二階建て図書館列車考(8)改造車篇:あたご号2号【HO-サロ124】

承前:二階建て図書館列車考(6)改造車篇:愛宕号(あたご)
承前:二階建て図書館列車考(7)改造車篇:纒向号(まきむく:Nゲージ・会議研究図書館列車)
目次::嵯峨野鉄道図書館ジオラマ

 はじめて「二階建てトロッコ図書館列車」愛宕号をモデル化したのは昨年(2008)の5月でした。しかし1/150というNスケールは列車幅が指ほどの大きさで、ここが司書室、ここが書庫と指さすだけでそれ以上に意を尽くすことができませんでした。それからほぼ一年たった現在、1/80と大きめのモデルを入手しましたので、さっそく改造・図書館列車「あたご2号(HO)」を作ってみました。

 実車はJR東海のサロ124と呼ばれたダブルデッカー車(二階建て)です。乗ったことが無いので詳細は分かりませんが、東京近辺を走る東海道本線のグリーン車らしいです。湘南電車という愛称があるとのことですが、本論ではその由来詳細が今のところ不要なので言及を避けます。ただし、参考記事(1)によると、実車は当初輸送量の増加を狙って60人→90人にするため、二階建てにしたようです。グリーン車であっても、快適さや遊覧のための設計ではなかったわけです。
Bimg_2876
↑愛宕号編成(上段HOタイプ、下段Nタイプ)  写真右上が二階建てトロッコ図書館列車:あたご2号(HOタイプ)

  このサロ124の最初の模型を手にしたのは昨年のことでした。そこではじめて図書館列車として「二階建て」の有効性を実感したわけです。この間の事情は、二階建て図書館列車考(シリーズ)を参照してください。今回手にしたのはTOMIX社製で、鉄道模型世界では16番とかHOスケールと呼ばれている1/80縮尺で、線路幅は16.5mm(ゲージ)になります。嵯峨野鉄道図書館ジオラマは線路幅が9mmですので、そこで走らせることは出来ませんが、先回の愛宕号(N)と今回の詳細な愛宕号(HO)を比較することで、二階建てトロッコ図書館列車のコンセプトが、より明確になると思いました。

 模型長は25センチありましたから80倍すると丁度実車が20mだと分かります。高さはレール上から約54mmありましたから、4m30センチ前後になりますが、どこから計るのかあるいは模型のセッティングなどから考えると確かではありません。

Okbimg_2889
↑あたご2号(HO):実車はJR東海・サロ124
 (左から、司書車掌室・レファレンスコーナー、二階・軽読書室、二階・オープンカフェ、一階・書庫、一階・重読書室、右端が調理室)

 今回の記事目的は↑この写真を見せることでした。改造・造作の私の不手際には目をつぶってください。
 TOMIX社の模型(HO)サロ124は参考(2)で詳細に説明してありますが、随分こった内容です。たとえば、外からは見えない螺旋階段の左右設置や、上下階でシートの色を変えたり、照明設備を三カ所にもうけて自然な雰囲気を出したりして、実車の状況を精密に縮小しています。

 これにナイフ・ヤスリを入れるのは躊躇しましたが、もう1セット比較用に揃えましたので、思い切って屋根を切り取り、絨毯を敷き、パーティションやレファレンスカウンターなどを接着していきました。

 台車の左右平屋部分をそれぞれ、司書車掌室(レファレンスコーナ)、調理室としました。
 一階には書庫(1000冊程度)とオレンジコーナーと名付けたユーティリティーを設け、残りは重読書室としました。以前京阪特急ダブルデッカーの記事でも言及しましたが、地上に近い一階の密室感や静粛性、読書に心地好い軽い拘束感は、重い読書に向いています。
 二階には片方(司書室寄り)は軽読書室とし4つの広いコーナーを設けパーティションで囲いました。調理室寄りの二階はオープンカフェとしました。人声や食事の匂いがうつるのを考慮し、二つの区域の中央には仕切を付けました。
 詳細は以下の小写真(サムネイル)をクリックしてください。説明を添えてあります。

あたご2号:司書車掌室(その0)
あたご2号:司書車掌室(その1)
あたご2号:司書車掌室(その2)
あたご2号:調理室(その0)
あたご2号:調理室(その1)
あたご2号:調理室(その2)

Bimg_2856
↑HOスケール(1/80)と、Nスケール(1/150)の比較
 (ディーゼル機関車はDE10タイプ。客車はサロ124)

 縮尺の違いを上記写真で確認してください。今回名古屋にお住まいの識者のアドバイスもあって1/80(日本のHO)スケールで図書館列車をモデル化しました。この車両を「嵯峨野鉄道図書館ジオラマ」のような60x90センチの小型レール・レイアウトで走らせることは出来ません。しかし以前の1/150(N)スケールの「あたご2号」に比べると、そのコンセプト表現の優位性ははっきりしました。
 今後も「未来の図書館」:地域全体・全域的図書館モデルはNスケールで行い、特別な図書館列車はHO以上のスケールでモデル化するのが妥当と分かりました。
Bimg_2872
↑ダブルデッカー、二階部分の詳細
 (軽読書コーナーと、オープンカフェ)

 図書館には多種の図書や雑誌、新聞を手にとって見る自由さが必要です。そして利用者がわざわざそこにでかけてくるだけの快適さ、異空間、特別な仕組みが必要です。図書館とは古典的な紳士淑女がスーツカミシモを着けて訪れても、一方でカジュアルな、精神的な解放性がそこにあってもよいわけです。手軽なオープンカフェなどは必須の設備と思いました。図書を借りてすぐに帰る図書館よりも、そこに居座る図書館こそが、今後必要だと考えたわけです。

 走りながら読書できる静粛性や安定性と、景色のよい渓谷の支線で停車して読書するだけの開放性を兼ね備えた図書館列車を想定したならば、以上のような愛宕号「二階建てトロッコ図書館列車」が一つのプロトタイプになると考えました。

あたご2号(HO):編成と模型比較(その0)
あたご2号(HO):編成と模型比較(その1)
あたご2号:上から見る(その0)
あたご2号:上から見る(その1)
あたご2号:一階のオレンジコーナー
あたご2号:一階の書庫

追記:屋根
 二階部分に覆いが無く雨天走行が可能かどうかの問題ですが、これは先回のNスケール愛宕号でも考え込みました。今回は別途透明なキャノピーのようなものも試作しましたが、使いませんでした。
 この図書館列車が雨天実走するときは、両側の窓から巻き上げる方式の天井を付けるか、進行方向左右の天井にスライド式天井を架設するなど、いくつか方法があると考えます。
 この課題は将来Gスケールというさらに大型の車両を自作する機会があれば、考えてみます。

追記:座席数
 有効座席数は、二階の軽読書室が12席、オープンカフェが16席、合計28席。
 一階の重読書室が16席、対面レファレンスコーナーが4席、合計20席。
 以上から乗車定員は48席となります。
 他には司書車掌個室が2席、調理関係座席が2席、合計4席です。

参考
1. (雑誌) ダブルデッカー(のりもの倶楽部、no12, pp4-11)2003年夏号
2. (インターネット)HO情報室(TOMIX社)113系横須賀色、vol4

| | コメント (0) | トラックバック (3)

2009年4月20日 (月)

小説葛野記:2009/04/20(月)今日も無事にお役目完了

 昨日は、天地人をおもしろく鑑賞したがいつもの感想文を書く時間になって急に眠気や疲れがでたので、お休みした。考えてみれば日曜日だというのに午前5時過ぎには日曜作家に入り、午後にはHOスケールのサロ124車体を図書館列車に改造し、写真を撮って、夕方からはそれを記事に仕込み出したのだから、夜は寝て当たり前だな。
 
 一昨日の土曜日も、朝は同じで午後は「相棒」の新春DVDをみて感動した。5年前に海外で退去勧告が出たのに(これがミステリ)現地に残留し、ゲリラに拉致され殺害された青年の、5年後の事件が実に丁寧に多重的に描かれていた。この「相棒」はものすごくおもしろい作品に仕上がっていた。今度見るのが遅れたのは、「可哀想な、泣ける内容」と木幡・江戸関係者から言われて、単純に「可哀想なのは見たくない」と置いたままだったのだ。確かに涙ぐむほどストーリーに心を打たれた。しかもミステリーの王道(笑)を行く内容だったので、見終わってから、ぐっと疲れた。

 世話ないな。いちいち感動が深いから、外界と接触(ビデオをみたり読書したり)するたびに、眠くなったり疲れたり。一番つかれないのは、天井をみたり、風呂に入って、ぼわ~んとしているのが余の流儀である。毎日人にあって仕事したり、人に囲まれて仕事している人たちは、ものすごく頑丈なんだとうらやましい脳aries

 で今日も疲れた。これは純粋の仕事じゃ。
 午前中に二つ授業をみて、関係学生とも打ち合わせして、午後は40分間同僚と相談して、そのあと2時間かけて3通の調書を作った。それだけで、頭がきんきんになって、心臓がどきどきし出して、結局回答したあと一時間も横臥してぼんやりしていた。ともかく、余は究極の「気弱な草食男」だと自覚したねぇ。横臥している間、天井をながめて、桜散る嵯峨野の情景を思い浮かべていたら、知らぬ間に楽になっておった。あはは。

 ではまた明日も誠の仕事をいたしましょう。
 なにが「誠」かって? いや、ぶっ倒れるほど熱心に毎日仕事するからじゃ。内容の出来不出来なんかもうどうでもよい。そんなことを気にし出すと、永遠の木幡引きこもり症候群にかかってしまうのでな。アバウトに熱心に、これが誠の人生なのだ。と、理解した。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月19日 (日)

NHK天地人(16)二代目達の世界:兼続家老となる

承前:NHK天地人(15)御館落城の悲劇

 今夜は事情で休講します。
 22歳で上杉家家老となった兼続を祝います。息も付かず45分間を堪能しました。越後では雪割草が春の印、佳いですね。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2009年4月18日 (土)

桜のおわり:2009/04/11(土)伏見港・弁財天長建寺桜と御香宮桜

承前:(2009年桜シリーズ)今年の桜海と塔:2009/04/07(火)天神川(北)桜
承前:(2007年桜シリーズ)MuBlog千番記念記事:伏見港柳と長建寺糸桜
承前:0501120・ごこうのみや;ごこうぐう:表から見た御香宮

 京都の桜季節も終わりになって、桜2009の最後の記事を投稿します。場所は、京都市伏見区の伏見港界隈(長建寺桜)と、そこから少し上がった御香宮(ごこうぐう)です。伏見港も御香宮もMuBlogでは定番ですから、過去にお目に触れたこともあると存知おりまする。

 日時は四月の桜季節の終盤土曜日、今度の撮影助手は少し若い御隠居二名でありました。
 事の起こりは、二人がこの二月に卒業生のために「先輩」としてはなむけの言葉を葛野研で創ってくれたおりに、「忙しい中、後輩達のためにわざわざ葛野まで出向いてくれて、有り難くうれしい。ついては、春には桜でも見に行こうかい」と、おもわず独り言。しかし言葉は一度口から出ると、後戻りしませんから~(taurus)。三月頃には「えっと、桜」というメルも到着し、日程調整には手間取りましたが、かくなった次第。

Bimg_2812
(長建寺の庭の桜)

 京都駅で午前中に集まり一路、伏見は鳥せい(笑)に出掛けました。以前、江戸のエドルン君と鳥ラーメンを食べに行った折には、わずか15分遅れ(11:45)だというのにすでに店内満席で「1時間はお待ち願えないとぉ」と店員に言われて、急遽「牛タン塩焼き」(和こう)に変更した経験から、この度は名うての「ギリギリ君」もいたので時間厳守といたしまして、到着は11:25と開店前(のはず)だったのですが、既に客がいました。よく見るとこの季節は無休でしかも開店11時となっておりました。しかし運良く危うくセーフでした。
(なお京都駅ではギリギリ君が先に到着し、堅実な旅行(冒険)家が数分遅れたという珍事もありました。西から、東から各々電車に乗って、京都の桜見物も大変です)

伏見港の十石船
長建寺前の船着き場
弁財天・長建寺の桜
弁財天・長建寺の庭
弁財天・長建寺のお堂

 長建寺は境内も小さく可愛らしい弁天さんです。よくお参りした後で外にでると、そばに十石船の乗り場もあって、川面に散る桜を愛でながらうらうらと下りましょうとなったのですが、生憎二時間待ちと知って、急遽スゥイートをいただくことに変わりました。
 そこで場所選びとなりましたが候補地は幾つかあり、結局ギリギリ君が以前同期たちと訪れた伏見夢百衆となりました。そこでアイスクリームに日本酒をぶっかけた不思議なスゥイートを食べた姿がいまでも瞼にうかびました。私は、伏水のアイス珈琲と葛菓子だったような(ここ数日来の強烈鎮痛剤で記憶欠落)、なんと御馳走されました。近頃そこここで有り難い喜捨を受けるようになりましたぁ~
(と、そう言えば近頃葛野研で初代御隠居から老舗弁当や老舗蕨餅など大盤振る舞いをいただき随喜涙、合掌)。

 一息ついて、さて伏見見物「御香宮はご存じかな?」と問いかけると、二人ともご存じ無い様子。「それでは、幕末維新戦争、薩摩と新選組の激戦地、伏見奉行所跡を通り抜けて、お宮に参りましょう」と相成り候。

Bimg_2823
(御香宮本殿東側の桜)

御香宮の拝殿
御香宮の本殿
記念写真(伏見港と御香宮)

 この時期に境内の桜が一行三人をあたたかく迎えてくれました。まず駐車場にはいるとオジサンがきて「ご参詣ですか?」「はい」「それなら、このままどうぞ」と嬉しい言葉をいただきました。確かに参詣そのものでした。
 私も帽子を外して、一同深くお参りして、ゆるゆると境内を歩きました。写真のようにこのお宮さんも豊かな桜を育てております。そして御香水というのも伏見銘水の一つ。

Bimg_2839
(御香宮本殿裏の装飾)

 温かくて途中でうつらうつらしてきたので「僕は、RSで寝ているからじっくり境内を散歩してください」と言ってひと眠り。しばらくして起き上がった頃に戻ってきました。なんと二人とも手に新しい布バッグをもっておりました。「今日は縁日でした。境内にお店が一杯ありました」との言葉を聞き、佳い日に来たもんだと独りごち。

 まだ日は高かったのですが、伏見の桜も鳥せいも、夢百衆の伏水珈琲も味わい、御香宮へのお参りも無事おわり、RSのハンドルを京都駅に向けました。駅頭にて笑顔で別れ、それから後の若い御隠居たちの様子は存じませぬaries。ただ、佳い一日だったという記憶が残りました。


(地図:御香宮)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月17日 (金)

スカイクロラ=The sky crawlers /押井守監督、森博嗣原作 (映画) <永劫回帰の空を見た>

↓DVDの裏
Skycrawlersopen よい映画を見た。数日前に江戸のエドルン君から私にプレゼントされたDVDだった。これまでエドルン君からDVDを幾つ贈られたか数え切れない。そのたびに新しい世界に出会ってきた。持つべきは同好の士だと、痛感した。

 映画スカイクロラは昨年夏に公開されて、様々な評価があったようだ。そのことについては、参考にあげたトウキョウタルビで、すでに書かれている。私はそのblogのmorioさんと同じ似た感想を持ったので、世評についてはもうよい。私は抜群の作品だと思った。今夕は、それがどうしてなのかを自分自身の今日のメモとして残しておく。

 あらすじとかもよかろう。本当の「戦争」をしないために、何度も生まれ変わるキルドレという人達が身代わりの形で別の真実の戦争をするという話だ。そして若く老成した男女の「恋愛」が底に流れている。

 それで。
 映画といえば常に原作の影が後ろにゆらめく。この問題も書いておこう。森博嗣の原作は刊行時点で読んだ。そしてかたづけた。あまりに丁寧に執拗にかたづけたので、行方不明になっている(本当のこと)。つまり封印した。事情は簡単なことで、森博嗣はいわゆる「純粋文学者」だと分かったからだ。20世紀末から薄々感じていたが、この作品で私は断定した。しかも危険きわまりない死にいざなう文学作品だと分類し終わった。だから私にとっては以後スカイクロラは禁書にした。これらの文言を冗談に思う人もいようが、私は真剣に封じた。結界を張ったようなものだ。文芸とはそういう危険性を常に持っている。

 キルドレと同じで、スカイクロラ原書の記憶は断片的にしか残ってはいない。その記憶と映画との違いも今回味わった。原書にはコミカルな表現がいくつかあったが、映画としてはそれが抜けていた。表現としてはあったが画面全体のトーンによって消されていた。それで別の味が出たと思った。原作では自然に思えた背景や登場人物が、映像と音によって増幅された結果、異様なものに見えた。たとえば、飛行場からみた大空は南海の旧日本軍基地に見えてきた。娼婦が本当にヨーロッパ系そのものの女性に見えてきた。つまり、原作を私はまるで日本・日本人を舞台にした作品と思いこんで読んでいたことに気付いた。

 そこで押井監督の作品。
 映画だから押井さんの映画と言った方がよいだろう。森さんの心は鮮明に出ていた。それをどう表現したかは押井さんの手腕だと考えた。

 一つは解放感だった。めったやたらにタバコを吸う。整備基地であろうが、路上であろうがすぐに火を点ける。ヘルメットも方向指示器も無関係にバイクが走る、ポルシェが走る。2シータのポルシェ(補助席?)に3人乗って走る。飲酒運転は当たり前。若い女性ボスは平気で少年を誘惑する。毎晩娼婦や相手が変わる。あっさり銃を相手に突きつける。これらアナーキーな行動が沈痛なまでの画面の中で、こともなげに、いやむしろ禁欲的な表情でなされていく。私は、現代人の多くがそれらを頑なにタブーとしているのを実感している。その束縛からの解放感を味わった。

 一つは省略手法だった。セリフの流れは飛ぶ。場面展開は急変する。大空爆プロジェクトが一気に終わる。お互いのセリフは切り詰めたつぶやき。なにもかもが「大人」のセレモニーを無視している。少女パイロットが人(エースパイロット)を捜し、少年パイロットに「彼はどこにいるの?」と聞く。彼は間延びした答えをする。「あなたなんでしょう? どうして言ってくれないの」と詰め寄る。「ぼくに聞かなかったから」と答える。そう、この三ツ矢少女と優一少年との受け答えが全編を覆っている。優一の外界はおそらく断片の集積にすぎず文脈が欠落している。それが昨日も明日も融け合ったキルドレの姿なのだろう。三ツ矢キルドレが何事も詳細に聞き、考え込むのは、記憶なく永遠に生きるキルドレであることを最後まで拒否しているからである。そして、主人公は優一であり水素(すいと)なのだから、キルドレの属性として映画全体に過去も未来も区別はなく永劫回帰、無限ループを見せる。生の深淵を日常に見なくて済む省略。

 一つは映像と音楽だった。音楽はリリシズムと永遠を象徴していた。佳かった。映像は戦闘機の質感が画面を覆っていた。空、キャノピーに映る敵機、雲、僚機、そして機関砲の光跡。背後に付く二重プロペラ。エンジン始動機や空中給油の微妙な離合。水素(すいと)が函南優一(かんなみ・ゆういち)を誘ったゲストハウス。それが自動車のライトで照らし出されて、奥が見えた時の映像美。

 もちろん。
 最後に挿入されたタイトルバックの後の場面にケレンを味わったが、その思いは瞬時に消えた。逆に、終わった後に深い感動が込み上げてきた。永劫回帰。創造主であるティーチャー:ファーザーを殺せなかった日常がまた始まると思った。それこそ、カミュの世界。ひょっとしたら、この映画はケレンなく往時の実存哲学(注)を映像化したものか、とさえ思った。

追伸
 押井さんが附録インタビューで語っていたようには「恋愛物語」と思わなかった。つまり、男女がいるかぎり恋愛は特異現象ではなくて、「生」そのものと考えるからである。この件はもっと考え書く必要があるが、難しいことであろう。

<注>哲学映画とは思っていない。ただ、このような永劫に生きる意味は、仏教か実存哲学で考えるのも分かりやすい方法と思っただけだ。

参考
 トウキョウタルビ「2009-02-25 小雨のち曇」【映画】スカイ・クロラ
 スカイ・クロラ公式サイト:作品情報 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年4月16日 (木)

小説葛野記:2009/04/16(木)四月の墓碑銘、そして残酷な月

 タイトルを書いていて苦笑した。つまりお約束の四月だから、お約束の二題を書かないとどうにも落ち着かない。

 四月は酷薄な月だ~、とT.S.エリオットが長い詩を昔書いて、余は四月になるとこの詩の冒頭部分で頭がいっぱいになる。APRIL is the cruellest month,~、「枯れた土地にライラックを育て、想い出と情熱とをこき混ぜて、しぼんだ草木を春雨で甦らせて~」というような意味の詩が続く。荒れ地(The Waste Land)。

 そして次に『四月の墓碑銘』とつづく。あはれ後ろ髪ひかれるおもい消えていく、わたしのまなこ総を見、なおもそれでいて映らなかった青春を~。と。

 こうしてしばらく授業だけはよろけながら続行し、あとは横臥したままのここ数日だったが、無事に御題を二つ冒頭に掲げるところまできて、ほっとした。余は青年期以来、知恵熱に似て、緊張束縛がとけたあと「さあ、これから」と思った矢先に横臥し、杖をつく癖が身についてしまった。そのことで人生の値打ちも深く味わうわけだが。

 よかった、よかった。
 それにしても、四月の墓碑銘、これは一体なんなのだろう。と、不思議がるほどのことでもない。昔のMuBlogにちゃんと記録があった。それでよしとしましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月12日 (日)

NHK天地人(15)御館落城の悲劇

承前:NHK天地人(14)上杉・武田、塩を送り黄金を贈る

 悲しすぎる物語でした。
 戦国時代も現代も、陰惨な事件は沢山ありますが、今夜は道満丸の死がまことに悲劇的でした。このことが、一旦は降伏した景虎と華姫の自害に直結してしまいました。
 その前には、景虎がたのみとしていた武将、北条高広(きたじょう・たかひろ)も雪の夜、八幡さんに戦勝祈願をしているとき、数名の者らに暗殺されました。

1.道満丸の死(景虎・華姫の一人息子)
 だれが小さな子供を暗殺したのでしょう。景虎は自分の息子を景勝に預けることで戦を終わらせることに同意したわけです。だから犯人は、戦を終わらせたくない者達と想像できます。

1.1 景勝・兼続謀略説
 これはどうでしょう。ドラマとしても、一般論としても、人質を殺すことは、相手が裏切らない限り、しないことです。
1.2 景勝側の諸将
 ありえます。総攻めして景虎関係の武将を殲滅しないかぎり、越後には「景勝に与した諸将」の平和はないという考えです。事実、御館乱は景虎自決のあとも越後全土で完全終結するのに、さらに2年間かかったわけですから。
1.3 景虎側の諸将
 肝心の北条高広が暗殺されたのですから、残るは北条(ほうじょう)家から付いてきた陰惨不気味とめどもない例の側近・遠山しか考えられません。北条氏政からの密命があるとしたなら、道満丸を殺害してでも景虎が景勝との争いを継続しなければなりません。越後が乱れるほど、北条に利があるわけですから。

1.* 道満丸謀殺の犯人
 景虎側近の遠山。殺害理由は、御館乱を継続させるために、景虎の降伏を阻止するため。
 別途最大の深読みは、兼続。
 理由は、道満丸の存在が後日の景勝跡目騒動を起こすことへの深慮遠謀。この問題は風林火山でも、諏訪の由布姫とその弟が、ややこしい問題を起こしました。ただし、そこまで深読みすると兼続の「愛」をテーマとするこの世界では、興を削ぎます。よってボツ。

2.北条高広(きたじょうたかひろ)の死
 主役級の人ではないのでここで深く詮索するのは不要かも知れませんが、高広あったればこそ景虎が景勝に戦を挑めてきたのですから、その死は深いと思います。しかるに、ドラマではヒントがありません(私は今夜多少ぼんやりしているので見過ごしたのかもしれません)。

2.1 側近遠山
 これは高広の猪武者振りが、北条氏政の密命をおびる遠山には邪魔になるからかも知れません。しかしドラマを観ている限り、可能性はすくないですね。
2.2 景虎
 景虎は景勝の意向を分かっていたので、それに猛反対するであろう高広を謀殺した。しかし26歳の景虎は感情の起伏など見ていて、そこまで謀議を計れるかどうかは疑問です。
2.3 兼続
 あり得ます。
 景虎の降伏を最後まで阻止するのは高広と考え、隠密部隊を繰り出したのでしょうか。しかし、若い兼続に特殊部隊を編成するほどの権限があったかどうか?
2.4 景勝
 あり得ます。しかし、これまでの彼の気性からみて、なんとなく謀略戦は好まないようですね。
2.* 北条高広暗殺の犯人
 景勝方だと思いますが、特定は難しいですね。お船の旦那さんの直江さんでしょうか?
 別途最大の深読みは、信長とクノイチ(笑)

まとめ
 今夜はやはり暗かったです。道満丸の死は本当に悲劇だと思います。そのことで景虎・華姫の自害があまりに自然な流れになってしまいました。無惨です。越後は上杉謙信公ですら手を焼くほどに同族間、諸将の争いが深くあったようです。だからこそ謙信公は「義」を打ち立てた気さえします。ところが「義」の後継者達が結果的に争い、幼い少年が今夜その巻き添えにあって殺害されました。
 そういう無惨さを乗り越えて、今後の直江兼続の義や愛は意義が明確になりふくらみをもってくるのでしょう。

| | コメント (2) | トラックバック (2)

2009年4月11日 (土)

小説木幡記:2009/04/11(土)春のハルキ君

 昨日、眠気を誘うようなハルキの姿をみた。面白かったので写真を数葉とって眺めてみた。ともかく大きくなった。まだ生後4ヶ月というのに、木幡に来て3ヶ月というのに、ものすごく貫禄がついてきた。膝にのっても身体がはみ出すくらいだから、子猫とは到底言えない。これではもう猫カフェ・デビューは無理だなぁ。

 しかし根は子供子供している。無鉄砲、考え無しで「見るよりも飛べ」の毎日だ。
 金魚鉢には金網が張られ、電気製品の後ろの幅数センチの隙間にも重い本を山積みしている。家中の広辞苑や漢和字典や高額美術集は全部それに使われている。家中バリケードだらけなのに、それでも跳躍力は日に日に優り、1メートルほどの高さだと気楽に「ホイ」と飛び上がる。四畳半を「お仕置き部屋」にしているが、これも数分間でテコテコと引き戸をうごかし、にょろりと長い身体が押し出されてくる。今朝など、真夜中に手洗いに立ったとき部屋に灯りがついていた。寝ぼけた頭で「だれが付けっぱなし?」と思って覗くと、春樹じゃなかったハルちゃんがちらりと余を見た。ところが手洗いから出ると、部屋が暗くなっていた。ハルちゃんは数週間前から、電灯を自由にオンオフする技を身につけているようだ。

 そんなハルキも春なのか、昨日はソファでのたりのたりとしていた。羊さんを枕にして眠っている姿をみかけてカメラを出した途端に、目を開けて、絶妙の猫枕寝から起き上がった。残念。いつかまた、羊を枕にしているハルキを撮っておこう。
 余も、近頃ますます~猫馬鹿になったのう。

Bbimg_2798
Bimg_2786
Bimg_2797

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年4月10日 (金)

今年の桜海と塔:2009/04/07(火)天神川(北)桜

承前:(2009年桜シリーズ)水辺の桜花:2009/04/02(木)天神川(南)桜
承前:(2009年桜シリーズ)大沢池(大覚寺)2009/04/06(月)大沢池の桜・塔と堂
承前:(2008年桜シリーズ)天神川の柳桜:20080408(火):小野道風柳桜

 MuBlog読書の皆様にはすでに定番記事となっている「五条・天神川沿いの桜柳」を今年も無事掲載できました。若年時にはおもってもいなかったのですが、そうして若い人達には到底理解できないでしょうが、「来年」も同じ風景を見られるのかなぁ~という気持には、切実なものがあります。
 失礼ながら(大家ですからお許し願えることでしょう)、西村京太郎さんや内田康夫さんの定番ミステリーを来年も読めるのかな、という気持と同じ味わいです。

 (Mu注:近頃の若い人は国語教育に若干の弱さがあると想像して、少し注釈を加えます。「来年も読めるのかな」という文章には二重の意味があって、一つは書いているMu自身がそれを目にすることができる、つまり来年も達者かなという詠嘆です。もう一つは、まことに失礼ながら隠された意味として、有名作家が来年もおもしろい作品を出してくださるかな? いや出して欲しい、……。という他者の行為に対する希望と危惧とを含んでいるわけです。このように、日本語文章は深い書き方ができますから、安易に流し読みして即断しないように気をつけましょう。意味が多様にとられる文章は悪い意味では政治家や官僚の造る「玉虫色:みる方向で色が異なる」の文章や言葉と言われますが、佳い意味では自らの気持を直截に相手の心に土足で踏み込んで伝えない佳さ、謙虚さもあるわけです。aries

 京都市右京区、天神川の桜はソメイヨシノという木種です。この桜は群生して一斉開花した姿が好まれます。いつのころからか、私はそこに「桜の海」を見ていました。五条通(国道9号線)を挟んで天神川沿い南北に咲くわけですが、南の方が一週間から10日間早くさき(三月下旬)、遅れて北が満開(四月上旬)になっていきます。ですから天神川桜は、二週間以上も豊かに見られる息の長い桜だといえます。もう一つの特徴は、本数は少ないのですが柳が桜と重なって鮮やかに色づきます。柳といえば京都の伏見港ですが、私は天神川の柳桜にも都振りを毎年味わってきました。

Bimg_2748
(桜海:天神川北)

天神川桜(北)と塔
天神川(北)桜と柳
天神川(北)柳桜をこきまぜて
天神川(北)柳桜と桜塔
天神川(北)桜海のマンション
天神川(北)あれこれ一杯
蒼穹(そうきゅう)

 それでは、来年平成22年春も、同じ風景・桜海塔を掲載しましょう(笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2009年4月 9日 (木)

大沢池(大覚寺)2009/04/06(月)大沢池の桜・塔と堂

承前:(2009年桜シリーズ)賀茂川と鴨川の桜:2009/04/05(日)出町柳駅近く賀茂大橋
承前:大覚寺裏と広沢池の桜:20080405:桜変じてオブジェとなる

 週初めの月曜日に関東と関西から若い研究者が葛野研に足を運んでくれた話は記しました。外からは誰一人訪れる者もいない寂れた我が研究室ですが、当日は「二階建てトロッコ鉄道図書館列車」について白熱の論議が交わされたことも、その日のMuBlogに記したところです。

 さて頭を冷やすためと、遠来のまれびとを待遇するためにRSを引っ張り出して、嵯峨野の蕎麦屋さんへ昼食にお連れしました。そのあと、大覚寺の境内・大沢池に二人を案内したのです。

 これまでいろいろな冒険、経験、趣味・研究をつくしてきたお二人ですが、「やはり」というかこの地の大沢池はご存じなかったようです。時代劇映画のロケではよく登場するところですが、嵐山からは離れていますので、普通には知られた所とは思っておりません。私の場合は、近所の幼稚園、小学校、中学校、高等学校と、青年期にいたるまでの散歩道、遊び場だったわけです。

Bimg_2722
(大覚寺の大沢池と塔:心経宝塔)
↑ つまりこういう写真が好きなのです。同行のNaka某先生は、「Mu先生は、これがお好きなんだぁ」と諦め顔してご自分の針穴写真機を8秒露出で触っておりました。Oo某先生は、「ほぉ」とうなずきながら、用意がよくて、ご自慢の一眼レフカメラを常に3枚自動連写で使っておられました。(カシャカシャカシャと、連続音がするのです。すごい機能があるんですねcancer

Bimg_2739
(大沢池の堤桜・東岸)
↑ 電線も電柱も排気ガスもJRも何もない、ただただ古典的な堤桜が咲いておりました。嵯峨・嵐山、つまり嵯峨野からは少し外れた大沢池がこれほど優雅であると、他国の人はご存じないと思うのです。

Bimg_2715
(大覚寺本堂:五大堂)
↑ 撮影日が6日、今日は9日、そろそろ満月の夜ですが、いまごろ月見の広縁からは池が鏡になってよい頃合いの春月夜でしょう。

大沢池東岸の堤桜
大沢池:堤の桜
大沢池:なんでしょう(笑)
大沢池:塔と堂
西岸の五大堂(本堂)と、月見の広縁
大沢池の桜枝
名古曽の滝跡から撮影隊を撮す
大沢池の男二人

 MuBlogでは毎年京都の桜をあちこち出歩いて撮っているように見えますが、よく考えるとつまりは毎年毎年大沢池や広沢池、それに佐野桜、天神川桜、まれに祇園や伏見、……。限られています。それだけで許容量が一杯になってしまいます。今日4月の9日夜半になって、ようやく数日前の大沢池桜写真を整理し始めたのですから、私自身の桜精を迎える限界があるのでしょう。

 あと二つほど桜記事を掲載しますが、そろそろ今年の桜2009の自薦を考え出しました。
 結局上位には必ず冒頭の大沢池桜塔をいれることでしょう。つまり、ある意味で月並み、別の意味で私自身の心象風景のひとつがこの写心(ママ)ということです。小学校から現代まで、この風景がいつも心にあったわけです。だから嵯峨野の桜は私の歴史と言えます。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

小説葛野記:2009/04/09(木)春の安寧

 今朝は朝風呂に入って葛野到着7:30、心身快調珈琲がうまい。
 今春は身体も元気で気も向上しておったが、実は昨日夕方めずらしく、まるでバーンナウト(燃え尽き)症候群のような状態になってしまって、それでも夕刻葛野を出る前にHOゲージの客車の椅子を取り外してセメダインで再配置して、小康を得、無事研究室をでた。

 どんな状態になっても工作だけは出来る事実に愕然とした。気息奄々この世が暗く霞んでくると、まずPCとかシステムとかプログラミングはまるっきり駄目になる。読書は文庫レベルならソファに横臥して数頁までは読める。人と話すなんてもってのほかで、電話もとらなくなる、……。あらゆる封書は封を切らずに山積みしておくか、捨てる。ともかく燃え尽き症候群の独特の気鬱になると、すべてに顎がでて、ただじっと天井を眺めておる。年度末から年度当初は余の如き蒲柳の質にはこたえる。桜の精だけじゃなくて、この世の事象すべてが余を狂わせる(笑)。

 なのに、ニッパーやセメダインやピンセットだけは別だとわかった。
 そうなのだ。語れば長いことながら、大学卒業時の危機を乗り越えたのは、タイガー戦車のプラモデルを一日かけて作り上げたとき、やっと「そうだ。これから社会にでて、働こう」と思ったくらいだから、工作は命綱なのだろう、な。こういう時に小説を読んだり書いたりしたら命取りになる(笑)。

 で、昨夕はアジの開きの焼いたのが絶妙の味わいだった。なにがあっても食事だけは99%しっかりいただける脳。便利な身体じゃわい。

 で、今朝一番の言葉。
 「そうだ。授業、ちゃんとスーツ着てまともな先生のふりくらいはしよう。でないと、学生達に申し訳ない」と、知らず笑みがこぼれ落ちてきた、朝の珈琲タイムなり。

 今朝一限は情報サービス、余の授業でもっとも難易度が高い。そりゃそうだ。この世の森羅万象、情報の尽きるところまで一網打尽にする内容なのだから、なかなかに。二限は主題分析と整理(資料組織Ⅰ)、これもなぁ、主題を対象において分析することの難しさには、学生がくたびれるはずよ。……。
 いざ、出撃。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月 7日 (火)

小説木幡記:2009/04/07(火)図書館の中に街を/伊東豊雄(建築家)の場合

 先程NHKで「プロフェッショナル」を見ていた。今夜は建築家の伊東豊雄さんだった。気になった言葉があったのでメモしておく。
 <図書館の中に街を>という意味の言葉だった。オスロの図書館建築コンペに出された作品を構想している場面だった。多面体ユニットを使った、いろいろな空間を内部に持った図書館だった。その作業中に、伊東さんが漏らしたように記憶している。

 昔、余はキャンパスの中の大学図書館ではなく、大学図書館の中のキャンパスという言葉を好んで使っていた。最近は地域・全域としての鉄道図書館列車構想を寝ても覚めても考えている。つまり街全体が図書館という考えだ。街や村や地域全体を図書館として成り立たせるシステムを「基地図書館&二階建てトロッコ鉄道図書館列車」と構想した。だから、伊東さんの言葉を聞いた時、ショックを受けた。どういうことかというと、現実にそれに似た(相似かどうかは問題ではなく、発想としてのアナロジー)考えがあって、さらに斬新な図書館や博物館が現実化し「もう、始まっている」という衝撃に打たれたわけだ。

 伊東豊雄さんの設計で、国内の図書館や博物館関係で著名なものをリストしておく。
 せんだいメディテーク(仙台市)
 八代市立博物館「未来の森ミュージアム」(熊本県八代市)
 多摩美術大学図書館(東京都八王子市)

 <図書館の中に街を>は模型によって余も一目で理解できた。しかし地域全域図書館の中に街を、その媒介が二階建てトロッコ鉄道図書館と言っても、なかなか理解を得られない。今夜の「プロフェッショナル」では伊東建築設計事務所のメンバーの人達が、熱心に構造物の模型を自作していた。

 しばらく余は考え込んだ。
 コンセプトをモデルで表現するには、慣れないと相当な時間がかかること。
 しかし専門家達だとどんどん出来上がっていく。
 建築に素人の余でも、オスロのコンペに提出した模型を一目みて、伊東さん達の考えが理解できた。

 余は、また考え込んだ。
 なぜ大学図書館の中の大学なのか。なぜ図書館の中の街なのか。さらに、なぜ面としての地域・全域図書館の中の街や村なのか。そこをもうすこしもみほぐしてまとめていかないと、余の「嵯峨野鉄道図書館ジオラマ」や「邪馬台国周遊図書館列車ジオラマ」だけでは、意義を説明したことにはならない。

 ともかく、もっと大きく分かりやすい特急タイプの二階建て図書館列車を今月中に作ってしまおう。
 なかなかに、先の道のりは長い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

賀茂川と鴨川の桜:2009/04/05(日)出町柳駅近く賀茂大橋

承前:(2009年桜シリーズ)白昼の高台寺枝垂れ桜:2009/04/05(日)高台寺桜

Bimg_2609
(賀茂大橋北側の橋から賀茂川遠望)
撮影地点地図

 一昨日、日曜日の早朝に京阪電車の終点「出町柳駅」でおりて、下鴨神社の側を通って賀茂川に出ました。この出町柳駅は、私が青年時には京阪電車京都線が届いていなくて(三条京阪が終点)、比叡山や貴船・鞍馬に行く電車(叡山電鉄)だけがここから出発していました。

 実はというと何ですが、このあたりの桜木の数は他の地で見られるほどに豊かではないのです。しかし世の中は桜だけで成り立っているわけでなし。私は出町柳の三角州が気に入っているのです。北の東側から高野川が流れ、西側から賀茂川が流れ、この出町柳駅近くで鴨川になるわけです。この三角州で往時、唐十郎さんの紅テントが張られて「吸血姫」が上演されたのは生涯忘れられない記憶になっています。なにしろ芝居の終わりにトラックが三角州を爆走(笑)したのですから。

↑ 写真は賀茂大橋と葵橋の中間にある橋上から賀茂川の北を写したものです。右手は下鴨神社の糺の森(ただすのもり)で、写真正面奥のもっと奥の右手が植物園でして、このあたりの賀茂川両岸の桜はみものです。しかし、この日は昼に祇園八坂神社に行く予定だったので、失礼しました。

出町柳の桜
賀茂川の桜姫
賀茂大橋下の花見基地とその他基地?
賀茂大橋から見た鴨川西岸桜
賀茂大橋の枝垂れ桜
鴨川遠望

↑ 写真の一枚一枚に簡単な説明を加えましたが、賀茂川と高野川と鴨川の関係は、大学生の頃には知らなかったのです。全部カモガワでした。というのも、私は大学生活をもっと南ですごしましたので、このあたりに来ることは滅多になかったからだと思います。京阪電車が南の三条京阪駅で止まっていましたから、通い慣れなかったとも言えるでしょう。

 さて桜。賀茂大橋に立って南側を眺めると、西岸に一本枝垂れ桜があります。これが印象深いですね。学生時代は不慣れな土地でしたが、そのあと社会人としてはこのあたりを始終歩いていました。電車が三条京阪止まりの時も、ゆっくり30分ほどかけて三条まで歩いたことも多いです。春先は鴨川河原の桜が「春らしい」気持ちの良さを長年味わわせてくれました。

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2009年4月 6日 (月)

小説木幡記:2009/04/06(月)少壮研究者とのディスカッション:鉄道図書館列車運用

 昼頃に関東と関西の研究者が葛野研を訪ねてくれた。先回会ったのが昨年夏だったから、久しぶりと言える。さっそく我が嵯峨野鉄道図書館ジオラマや、改造中の二階建てトロッコ鉄道図書館について忌憚ない意見を承け、論議に心が躍った。
 余にくらべ20年は若いだけあって、二人とも着眼点が鋭かった。ヒヤリングというか査問を受けている気分になってきて、長らく覚えていない緊張感が走った。
 今日の結論は総論賛成、しかし収支経済的に運用が難しいとの意見が出た。それに尽きたと言ってもよかろう。

問題点
1.新たに鉄道図書館列車を運行した場合、その初期経費はどのくらいかかるのか。
 たとえば近鉄電車が新しい特急電車を建造した際、10両編成で19億円かかったと公表している。詳細は不明だが、仮に牽引車相当の電車と鉄道図書館列車との2両編成にしても、新造すると4億円はかかる。(http://www.kintetsu.jp/news/files/shingatatokkyuace20081211.pdf)

 図書館初期経費としてすぐに分かるデータでも、島根県の斐川町立図書館は総工費約16億円。延べ床面積が3千㎡で、蔵書冊数は開閉架あわせて30万冊は可能だろう。(http://lib.town.hikawa.shimane.jp/statistics/pdf-statistics/2008_06.pdf)

 余の考える書庫車は一万冊のコンテナ蔵書を可能とする。一万冊を運用するのにハードウェアだけで3~4億円かかるのは、その30倍の斐川図書館が16億円とするなら、計算が合わない。

 →新造車を一両2億円と推定することの妥当性は未だ不明だが、しかし図書館列車として無蓋車などを改良しトロッコ形式にする当初案は余の中で潰えた。理由は単純で、騒音の激しさで静止利用しか無理と分かったからである。どうしても、走行読書を可能とする列車は現代的な特急車両並の構造を持たないと役に立たない。

2.運用経費の目途は立つのか。
 詳細は未調査だが、電気機関車、電車等の電力維持は相当に経費がかかるようだ。
 いまだに各地でディーゼルタイプの車両が運用されているのは、初期投資だけでなく電力経費から残っているのだろうと推測する。

 →しかしディーゼル機関はCO2も含めて環境保全には未来的ではない。「未来の図書館」としての「鉄道図書館列車」ならばこの点を解決する必要がある。
 →余はリチウムイオン電池に期待をかけている。車両編成を小規模にするので電池駆動の可能性は確かめる必要がある。すでに実用化は図られてきている。
 →海上自衛隊の新潜水艦「そうりゅう」がスターリングエンジンを使っている情報を報道で知った。(http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090330/plc0903301336007-n1.htm)
 種々探索したところ、蓄電池を充電するために使うらしい。ちなみに潜水艦の建造費は600億円と、桁が違う。

3.運用管理と収支
 余は機関車、電車の運転を司書が行うことを前提に考えてきた。自動車を使う現実の移動図書館からの発想である。しかし三人で話したが、鉄道の運転は自動車よりも飛行機に近い熟練度を必要とする。たとえば制動ひとつとってみても、列車が乗客に事故を起こさず静止するには600m~1km程度の距離を必要とする。路線毎にカーブごとに速度、制動を熟知して運転する世界のようだ。

 →JRや私鉄の運転士を雇いあげる。ないしは、路線および列車編成の一部を国や地方自治体が借りる。
 →たとえば、嵯峨野トロッコ鉄道の一部車両に特急静音タイプの図書館列車を編成に加え、その経費を図書館母体が負担する。
 →図書館母体は引き込み線、静止型図書館としての機能を果たす諸条件を負担する。引き込み線で一時的に切り離し本体列車は通常運用を行う。など。

 近代図書館は利用に関して原則無料を貫いてきた。図書館列車の利用は無料としても、列車編成自体に乗車することについては、上記の場合通常乗車料金を運用会社に支払う必要がある。

まとめ
 問題点を列挙した。ダイヤと自由運行の問題など他にも課題は山積する。
 しかし総論にかんしては、二人の研究者の同意を得た。
 要するに、100歳まで生きる時代にあって、余生の生涯学習を充実させるには、地域全体を覆う鉄道図書館列車は意味を持つという本質に関しての同意である。
 別途、心理学の分野から、拘束性を持つ列車における読書の心理的な影響についての分析は後日に考えてみる。

 二人が帰ってから国土交通省の資料をネットで読んでみた。LRT(新型路面電車)に関する補助金の資料である。
 LRT(http://www.mlit.go.jp/road/sisaku/lrt/lrt_index.html)
 国の支援制度(http://www.mlit.go.jp/tetudo/tetudo_tk5_000001.html)

 こういう項目の中に、鉄道図書館列車を組み込むだけの詳細な調査考察論議が必要なのだと、二人の鋭い質問の後で反省した。しかしなお新しいコンセプトは、まず思考を飛ばさねばならない。客観的な批判に耐えうる図書館環境ジオラマや鉄道図書館列車モデルを作っていく必要に駆られた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

白昼の高台寺枝垂れ桜:2009/04/05(日)高台寺桜

承前:(2009年桜シリーズ)坂本龍馬と桜:2009/04/05(日)祇園八坂神社~円山公園の桜
承前:高台寺の枝垂れ桜:20070402

 祇園円山公園の枝垂れ桜や坂本龍馬・中岡慎太郎両先生の銅像をじっくり懐かしんだ一行四人は、一息ついて少し南の高台寺へ出かけることにしました。道道は人であふれていました。最後の目当て「高台寺・鍵善・くずきり」を途中見ておこうとして道を間違えながら、先に高台寺にたどり着きました。

↓ まずは白昼の枝垂れ桜をご覧ください。一昨年は木幡組とともに、夕方にライトアップされた桜を観賞したのですが、今度は葛野組と白昼でした。桜をいつ観るかは人にもよりますが、それこそ見る人の心心なのでしょう。私は、大体早朝の桜を観る機会が多いので、幽玄とは少し外れますが、このようなすっぴんの昼の桜が好ましいわけです。
 つまり、人為で育てた枝垂れ桜であっても、白昼の日の光を浴びて花をさかせるのですから、そういう原始の状態もよろしいわけです。

Bimg_2707
(高台寺方丈前庭の枝垂れ桜)
Bimg_2701
(枝垂れ桜の流れ姿)

御陵衛士屯所跡(ごりょうえじ)
霊山観音と東山
 歩きながら私も考えていたのですが、京都は観光地として(奈良もそうですが)、見所が点ではなくて面状に広がるところが、多くの人にとって魅力なのだと思いました。新選組で有名な御陵衛士屯所も、そして霊山観音も高台寺の北と南に隣り合わせにあって、南はさらに清水寺に続きます。東山沿いだけでも北は祇園八坂神社、知恩院、岡崎公園・平安神宮、……。さらに真如堂、吉田神社、銀閣寺……。もう、一杯連なってあるのです。歩いているだけでなにかしら耳にした見所にぶつかります。それぞれが長い長い歴史を背景に持っています。桜も紅葉も時期に応じて目を楽しませてくれます。不思議な町です、京都は。

高台寺唐門からみた枝垂れ桜
高台寺の庭
 高台寺は一昨年も外から桜を撮しました。唐門の影に背の高い枝垂れ桜が東山と一体になって映えるわけです。こうして庭の姿を外からかいま見ることができるのも奥ゆかしいです。勿論禅宗のお寺さんですから、庭は小石で模様をつけているのですが、こうして庭、東山、唐門、そして桜と合わせ見ますと、他の所では見かけない独特の雰囲気がでております。太閤秀吉の奥様ねねさんがこういう世界に余生を送ったのかどうかは、そうなのだと想像しておくと、一段と人の一生が興味深く味わえます。枯れた中の優艶、あるいは幽遠の中の枯れた姿、……。

高台寺の枝垂れ桜
龍臥廊と龍臥池
 というわけで一行四人は高台寺を楽しんだあと、寺の前にあった地図をたよりに、鍵善良房の高台寺店へ参りました。目当ては「くずきり」でした。一行の中には黒蜜くずきりが初めての方もいたようなので、少し心配でしたが、なになに私は十分味わえて、それで良かったと思っています。
 本店の祇園石段下鍵善は通りすがりに、中に入りきれないほどのお客さんだったのですが、高台寺店は20分ほど待って座れました。しばらくして「空いているね」というと、「先生、うしろ!」と言うので振り返ると、人で満ちておりました(笑)。

 京都で吉野葛とはこれいかに。つまり、それが都ぶりなのでしょう。文化文明は一朝一夕では成熟しないものです。世の中には、そこでいただかないとどうしても味わえない物や、あるいは見られない物があります。観光地京都は歴史の継続が長いですから、そういう店や場所が比較的多くあるようです。

 くずきりを楽しんで午後も三時ころでしたでしょうか。私はそこでお別れし、いそいそと京阪特急ダブルデッカーの補助椅子(満員!)に座り、無事木幡研に戻ったわけです。話では、来年は倶楽部古代組・宇治十帖・観桜会と相成るようなので、一年間身体をこわさぬようにがんばるつもりです。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2009年4月 5日 (日)

坂本龍馬と桜:2009/04/05(日)祇園八坂神社~円山公園の桜

承前:(2009年桜シリーズ)空間に伸びる枝垂れ桜:2009/04/03(金)広沢池畔・京都平安郷
承前:円山公園(京都・祇園)の枝垂れ桜:20070402

 私は、日曜祭日はめったに出歩かないのですが、事情で今日は朝から午後3時頃まで、都の北・出町柳の鴨川桜や、東の祇園桜・円山公園や高台寺桜を見て歩きました。
 後日掲載しますが、午前中は木幡から京阪電車に乗って出町柳駅まで出向き、下鴨神社の入り口にある桜や、高野川そして鴨川の桜を写心に収めておりました。

 昼前に祇園八坂神社石段下で毎年(笑)一回の撮影助手3名と落ちあい、長楽館という所でランチをご一緒しました。ティラミスというデザートが美味しかったですね。撮影助手の一人がレストランというかホテルの方と顔見知りのようで、気楽にいただけました。

 その後に、円山公園中央のお年を召した枝垂れ桜を堪能し、東山に向かって途中いくつかの、今を盛りの桜を愛で、坂本龍馬・中岡慎太郎さんの銅像の前で記念写真を撮りました。一息ついてそのまま高台寺に向かったわけですが、それは後日の記事にゆだねましょう。

 年に一度か二度しか日曜に出歩くことは無いのですが、無数の花見客にかこまれて、混み混みの京阪電車に揺られて、なにかしら世間と貴重な接点をもてたような、奇妙な気持になりました。そして撮影助手達はいずれも長年の知り合いというか、葛野図書倶楽部2001のご隠居さんですから、気持も伸びやかに空にとどき、何不自由のない一日だったわけです。以前に比べてなにもかもがだんだんと逆転し、背負われる日々だと、このごろ感じ入っております。

B1img_2656
(祇園枝垂れ桜)

↑ 昨年は円山公園中央の枝垂れ桜を撮しませんでした。一昨年(2007)に、そのお姿があまりに弱々しく烏が枝先にとまっているのを見て、悲傷感が深まってしまい「もう、写せないな」と思ってしまったのです。しかし、気持を変えて今年は真っ盛りの4月始めにここに来ることを念じました。理由も何もないのです。桜の盛りにもう一度、祇園の枝垂れ桜を見るべきだと、感じたわけです。
 そして。
 たしかに、ここ数日来(桜2009)の桜にくらべれば「お年を召された」姿でした。しかしどうみても祇園枝垂れ桜に変わりはありません。ここの桜は都の空の色が映えるわけです。そしてえも言えぬ人くささも味わえるのです。超然とした、という表現は合いません。爺様が周りに集まる子らを見守っている、そんな幻視に襲われました。

B1img_2664
(池のほとりの白とピンク)

↑ ひとしきり祇園枝垂れ桜を堪能したあと、池の側から東山に向かって花見客の間をぬって歩きました。撮影助手たちは、今年の私が元気にカメラを扱っているのをみてか、それぞれ自分の美白モードカメラや美形変換カメラを操作しだしました。一人が「あの白っぽい桜」と声にだしたので、私も写しました。確かに色合いが他の桜とは異なります。他の人が言うには「緑の桜もありますよ」とのこと。この二本の桜木は、祇園枝垂れ桜にはまだまだ及びませんが、東山を借景にして風情を出しておりますね。池のほとりに立つのも条件として佳いと思いました。

B0img_2670
(もう一つの桜)

↑ しばらく歩く内に、丁度右手に銅像が見えるころ、左(北側)に立派な桜がさいていました。周りが公園中央ほどには開けていないので、人々が取り囲むほどではないのですが、ボリュームがあって円山公園の桜にふさわしいものでした。
 それによく見ると頭が平らで二本のツノがあるような形で、広沢池近くの平安郷や、一昨年の京都府南部・井手町「地蔵院」で眺めた桜と似通っています。桜の育て方にも流儀があるのかもしれませんなぁ~。

B1img_2680
(坂本龍馬、中岡慎太郎銅像)

↑ 坂本さんと中岡さんがこの地におられるのはそれなりの事情があるのでしょう(笑)。しかし祇園・円山公園の奥にこの銅像が建っているのをご存じの方は、そんなに多くはないと思います。もちろん、幕末流行りですから、知っている人は生まれたときから知っていても不思議ではないです。
 いかにも京都という雰囲気を味わいました。その京都とは平安の御代ではなくて、まさに幕末維新前夜の京都です。このあたりで密談していたら、井伊大老・幕府の目も逃れられたことでしょう。

祇園八坂神社の西門
祇園八坂神社から見た四条通り
祇園八坂神社の境内の芝居小屋?
祇園八坂神社南門(正門)
長楽館
東山と柳
枝垂れ桜(祇園円山公園)
祇園枝垂れ桜の下枝
円山公園の花見客
坂本龍馬・中岡慎太郎像北の桜
円山公園の桜姫
記念写真:祇園桜

 今日は昼頃からどんどん温かくなって、ランチを終えて祇園枝垂れ桜を見た頃には春真っ盛りと味わいました。沢山の花見客にもまれて円山公園を散策していると気持が柔らかくなってきました。日々無人の葛野研で過ごすのもよいですが、稀にこうして人だかりの中に我が身を沈めると、まるで温泉に入ったような気分になりました。桜湯とはもうしませんが、人は害にもなり薬湯にもなるのだと、歩きながら考えていました。

 さてこの記事の前には出町柳・高野・鴨川桜。あとには高台寺の昼桜と続きます。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

NHK天地人(14)上杉・武田、塩を送り黄金を贈る

承前:NHK天地人(13)武田(高坂弾正)との和議

 黄金と信義の問題。
 金で人の心を釣るのと、金で心を釣られること。
 若い頃に、といっても勤めていた30歳過ぎの頃、学生食堂で医学部の学生同士が普通の声で話していました。

 「親戚のオジサンが、婿に来てくれたら、ベンツを買ってやると、言ってくれている」
 「どうするつもりだ?」
 「そこの娘は、幼馴染みだし、嫌いじゃないから言うとおりにするつもりだ」
 「ベンツか、良いなぁ」
 「ああ、入り婿して、オジサンの病院を引き継ぐことになる」
 「お前もさっさと片づくわけだ、あははは」
 「卒業しなくちゃ」

 側でご飯を食べていた私は胸がつまりました。「ベンツで身売りする?」とつぶやいて、そのころはまるっきりそういう青年がいること自体が信じられなかった。私はまだ子供っぽい人生観をもっていたのか、それとも「物」で人を惹きつけることが悪いことと思っていたのか、……。両方だと思います。

 今はどうだろう?
 こんな風に考えています。世の中にはいろいろな世界観があって、お金を大切に考えている人は、そのお金を人に提供することで自分の誠意を示す人もたまにいる。お金を沢山もっていて、「人は利で動く」と知っている人は、お金を渡すのと引き替えに自分の権勢を示し服従させたがる人もたまにはいる。両方とも、お金がないことにはできないことですから、今の私には無縁の話ですな。せいぜい、仕事を手伝ってくれた学生にチョコ一箱をコンビニで買って、渡す程度のことでしょう(leo)。

 経済制裁という言葉があります。早い話が、交易を無くしお金や物を渡すのを止めることで、相手に制裁懲罰を加えることです。逆に制裁を解くことで、やくざな相手の気持ちを和らげる方法もあるにはあります。古今東西、金で釣った相手は、金の切れ目が縁の切れ目と相場が決まっています。いくら社長、社長とおだてられて、頼りにされても、会社が潰れて無一文になったら、誰も寄ってきません。いろいろな世間の取り巻き連中も、奢ってもらえなくなったり、小遣い銭をもらえなくなったら取り巻かなくなるものです。

 人は小利で動く物です。大きな利、たとえば信義を貫くというような大利には、利を認めないものです。そして、利とは金とか権威・権力としか思い浮かべない人が大半なんでしょう。利は心のありようにあると、今の私は考えています。単純な話です。たとえば茶を美味しくいただく。これは心の安定、心地よさであって、黄金とか権力名声とは縁遠いことです。

 ……。

 今夜の兼続の気持ちは、金であろうが土地であろうが、越後を北条や武田という他国の戦国大名に占領され、蹂躙されるくらいなら、黄金も領土割譲も惜しくはない、ということでしょうか。それがなかなか他の武将には理解できない。すぐに打って出て討ち死に覚悟と叫ぶ。

 和議。
 黄金贈与(金権政治)、領土割譲(不動産転売政治)、武田菊姫と景勝との婚礼(閨閥政治)。今夜のドラマは現代を反映しています。無いのは、ネットでの先物買いくらいでしょうか。
 そして。
 だからこそ、今後の景勝・兼続主従の戦国での生きる様がドラマになるのだと思いました。先読みすると、今夜の黄金贈与や武田の菊姫との婚礼で、越後・景勝は景虎に勝ち、北条は兵を引きます。そのあと、景勝・兼続主従はどのように国を治めていくのでしょう。
 今度は秀吉天下への対応、家康との確執が待っています。謙信公の「義」がその乱世の中で、どのように引き継がれていくのでしょうか。それが見どころです。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2009年4月 4日 (土)

小説葛野記:2009/04/04(土)桜オフです

 今日は珍しく「桜」の精とさよならした。毎年この季節だけだし、それに今年は体調もよく、もっと撮したいのだが、仕事もあるし(爆笑)、なによりも写真の整理に茫然とする日々が続き、これはそろそろ休憩しないと、と、それなりの大人の知恵が発動したわけだ。たとえば小一時間に200枚撮したとする、そこから数点を選別するのは、如何に教員として採点に慣れてはいても、これは難行苦行。ちょっと一息いれないと。

 あと数カ所を残すだけだが、今年の桜は比較的ながく咲いておるようなので、じっくりスローに花を愛でましょう。来週あたりになると、天神川桜(北)も咲き誇ることでしょう。楽しみ。そうそう、地元の宇治川も久しぶりに撮しておきたい。宇治川には週に一回は通り過ぎるが、見るだけで満足してきた。

 倶楽部ご隠居からメルがあって、京都の平野神社はずいぶん華やかに咲いておるようだ。近くだが、あれもこれもと無理するのは良くないので、ご隠居の目に映った桜話でも後日に聞いておこう。

 今日は土曜日だったが、まだ新入生のオリエンテーションが続いておる。余も短時間の科目説明演説を二度ばかりした。ずいぶん長く一人で無口だったので、久しぶりに大勢を相手にして、ちょっと上がった(笑)。

 昼は知り合いが近所の「弁慶」で、珍しくおごってくれた。なにか、宝くじでも当たったのだろうか、賞でももらったのだろうか、不意にご馳走なんかされるととまどう脳。日々、いろいろある人生じゃわい。

 午後は、文部科学省関係の省令をじっくり読み込んだが、難しい。ああいう規則類は独特の文体を持っておるから、日頃そういう世界から身を潜めている余には、まるで外国語に感じられた。しかし逃げるわけには参らぬので、さらに読み進んでいくうちに、本当に胃がキリキリ痛みだした。余は軟弱である我が身を笑いながら、蒲柳の質にうまれたのだから、仕方ないさ!、と思ったとたんに痛みが消えた。人生、気の持ちようで世界が変わる、ふむふむ。

 ああそうだ。明日は桜だ。さらに月曜は若い男が二人尋ねてくる。一体何しに来るのじゃ労。警備の人にきっちり伝えておかないと、捕まるかもしれない(男子禁制なんじゃ、余の職場は、あはは)。おそらく、余の二階建てトロッコ鉄道図書館列車の改造について、講義をねがっておるのやろう。まあ、しかたない。話してあげ酔うぞ。

 というわけで、土曜の夕方になってきた。

追伸
 数日前に絶命したと思い、完全に分解しつくし皿に一式のせておいたDD51(TOMIX)を、さっき気分が晴れたので(例の文科省省令解析が終わってな)1時間で組み立て直したら、走った! しかし現代のNゲージモデルの精密さとか工夫にはほとほと驚いた。
 組立時には案の定、幅2ミリで長さ(おりまげて)1センチの集電板(モーターとボディとに挟んで、集電する部分)をとばして、「しまった」と思ったが、そこらにあった同じ大きさのスプリングをピンセットでねじ込んで事なきをえた。
 ところで最初はどうしても他の列車とは逆さまに走るので目点になったが、よく考えたら、モーターの通電部分が逆さまになっておったので、逆走したわけ。たわいない事よ。

 だが、よく考えてみると。
 レール→車輪→集電シュー→集電板(台車上)→左右(+-)絶縁・金属ボディ→集電板(ここのパーツを飛ばした!)→モーター
 この間を一切のハンダ付けなしで、すべて接触で通電している。だからDD51-1000を分解しつくすと、すべてばらばらになる。すごい技術だと思った。世界は深いなぁ。 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月 3日 (金)

空間に伸びる枝垂れ桜:2009/04/03(金)広沢池畔・京都平安郷

承前:(2009年桜シリーズ)墨絵のような佐野桜2009:2009/04/03(金)佐野藤右衛門邸

 佐野桜2009をじっくり見終わったあと、さて広沢池はどうだろう? と西へ数分足を向けました。やはり東岸の広沢桜はまだでした。ふと見ると池畔に大きな門が開いていて人が次々と入っていきます。奥を見ると奥が見えないくらいに深いです。警備の人にたずねたら、

「今日は、一般の方も入れますよ」と教えてくれました。
「駐車場は使って良いですか?」
「ええ、そこの黒い門の奥が広い駐車場になっています」と、道の反対側を指さしてくれました。
 車を入れて敷地に入る直前、門の側の立て看板に気がつきました。「京都平安郷・観桜会(参考1)」と記してありました。読んでみると4月の数日と、秋の名月には施設が一般に開放されるようです。

 この「平安郷」ですが、この施設は私が幼年期からあったはずです(名称は思い出せません)。インターネットで見ると古い教団施設のようです。施設の経緯までは分かりませんが、ある時期から東岸水ぎわの小道にも入れなくなっていました。しかし今日はそこにも人が行き来していました。

 実は、私はこの施設を南岸や西岸から遠望するたびに羨ましく思っておりました。本当に私が理想とする風景なのです(笑)。私がカリスマなら、まずこの地域を使いたいです(aries)。かといってあらゆる政治・宗教・その他組織に属するのが苦手な質でしたから、世間の霊威ある人達には近づかないようにしてきました。
 それで、今日のような一般開放日に出会わせたことが本当に嬉しかったです。私はただの衆生として誠心もって結界に足を踏み入れたわけです。

 知人に宗教社会学者がいて、以前に話を聞いたことがあります。この教団のもともとは綾部、亀岡にある教団の関係者らしいです。そして意外にも私が折々に行くミホミュージアムも遠縁のようです。宗教界は難しいのでこれくらいにしておきますが、ただ私は、美観とか美術や芸術への感性をもって宗教世界を判断する一つの視点にしております。私が年がら年中訪ね歩く寺社仏閣は、芸術をなそうとか美術史に残る作品を造ろうというような意図から、今の景観や仏像を造ったとは思いません。しかるべき信仰心が日本の風土に合致したとき、日本あるいは世界的な普遍性を持った建築物や祭祀が生まれたのでしょう。

 世界三大宗教のうち、二つまでが日本に根付かなかったのは、この美観が日本に合わなかったのだと確信しています。仏教は中国を経由していますから、山紫水明ことごとく昔の中国が理想とした美観を、奈良時代以来の古い宗教者達が日本に溶け込ませた成果だと思っています。そして神道は、これは言うまでもないことです。近頃は、三輪の狭井神社(参考2)に深い美を味わいました。

 というわけで、遍照寺山・広沢池畔を借景とする平安郷、そしてそこの桜、始めて目にした内部の庭園結構、素晴らしい経験をしました。

↓初めて目にしたところでしたから、山のように写真を撮って、選別が出来なくなりました。以下はほぼ順路に従って撮した内容です。それぞれが気に入りました。

平安郷:観桜会
平安郷:広沢池と愛宕山
平安郷:聖地へのアプローチ
平安郷:聖地の結界
平安郷:広い空間
平安郷:庭園の小川
平安郷:広沢池に注ぐ小川
平安郷:圧倒的な空間と枝垂れ桜
平安郷:右一号桜
平安郷:右一号桜、中二号桜、遍照寺山
平安郷:空と桜
平安郷:嵐山遠望
平安郷:広沢池西岸遠望
平安郷:桜と庵
平安郷:枝垂れ桜全姿
平安郷:桜木と桜花

↓人間の目は視界が広いですし自由に無意識に動きますから、平安郷の桜景観全体を写真で表すのは、どれほど沢山撮しても無理だと感じました。その中でも特に印象深い桜を大きく載せておきます。
 写真の解説はまた来年機会があればじっくり書きますのでcapricornus、今年は並べて眺めるだけにしておきます。本当に思いがけない経験でした。
 この地を選んだ遠祖(とおつおや)さんに乾杯したいです!

B0img_2575
B0img_2583
B0img_2584
B0img_2586

参考1:(インターネット)京都平安郷
参考2:(MuBlog)卑弥呼の墓(010)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

墨絵のような佐野桜2009:2009/04/03(金)佐野藤右衛門邸

承前:(2009年桜シリーズ)水辺の桜花:2009/04/02(木)天神川(南)桜
承前:(2008年佐野桜)佐野藤右衛門邸の桜:20080330

 例年佐野邸の桜は3月に観ることが多かったです。まだ咲き初めの桜はいつも匂い立つような風情を嵯峨野に漂わせていました。今年はすこし我慢して、咲きそろう日を指折り数えて待っておりました。昨夜は相変わらずぐっと寒かったのですが、今朝葛野研にきて昼前になるとぽかぽかしてきて(背中にぺったんカイロ、ダウンジャケット!)、昼になって矢も楯もたまらず昼食に嵯峨野蕎麦「豊かな味わいの鳥ナンバ(950円)」をいただいたあと、じっくりご近所の佐野邸を写して参りました。4月も3日になりますと、右京区・宇多野・広沢山越え、桜も人も満ちておりました。
 さて例年のことなので駄文は切り詰めて、まずは佐野桜2009をゆっくりご鑑賞ください。

B0img_2520
B0img_2525
↑この二枚は似た写真でどちらも空に薄墨で描いたような絵画感があります。私は数年前から佐野桜をこのような目で見てきました。華やかとは一言で言い表せませんが、静謐感、落ち着き、安定感、清潔感、つまりおとなしい佳さを見ています。言葉を尽くすなら、私の人生もこの先こうでありたいという気持になります。そういう落ち着いた人生ではないから、余計にそう思うわけです。
 2枚のどちらを第一にするかは迷っています。強いて言うなら、1枚目の桜には佐野桜を見上げるおじさんやお姉さんが写っています。なんとなく、桜の精に圧迫されてしまって、そこに「人」が居ることに安心感をもてます。実は2枚目の方が私の心象風景に近いです。この桜樹と桜花と空のコントラストがたまらなく好きです。

B1img_2515
B1img_2549
↑この2枚は、先の2枚とは優劣というよりも別のカテゴリーだと思っています。石塔、枝垂れ桜、見上げる人、山越えの道、そして自動車(他人のです)。佐野邸の桜環境を一杯盛り込みました。石塔が傾いているのはカメラレンズを18mmの広角で写したからです。そして桜花のクローズアップは、少しだけ色を添えたかったからです(笑)。本当に淡やかな色合いです。

山越えの佐野桜
石塔と佐野桜
匂い立つ佐野桜
佐野桜の幼少名
桜画

↑時間帯が昼食時だったせいか、そして丁度見頃の時期だったのでしょう、帰るころには佐野邸桜の回りにはたくさんの自動車、タクシー、そして桜狩りの人がおりました。佐野邸にはバスで山越えから来るのが近くてよいでしょうね。分かりにくい時は、「広沢池」を目指せばすぐに辿りつきます。バス(市バスなど)がたくさん集まる大覚寺からだと、徒歩で20分くらいです。
 また来年も元気に佐野藤右衛門さんの桜をこの目に焼き付けておきたいです。しかし考えてみると来年の春先は大学の事情で物凄く忙しくなって、なかなか難しそうです(笑)。今年はちょっと端境期。
 そうそう、今年の佐野邸桜はこれで終わりですが、実はこのあと素晴らしい枝垂れ桜をご覧にいれます。「佐野藤右衛門監修」と書いてありましたから、多分今日のこの桜の兄弟なのでしょう。「すごいですよぉ」aries

広沢池、佐野桜など地図

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年4月 2日 (木)

水辺の桜花:2009/04/02(木)天神川(南)桜

承前:そろそろの京都桜:2009/04/01(水)四条大橋、四条高瀬川
検索キー:{天神川桜 MuBlog}

B1img_2460
天神川桜(南)2009-桜姫初号
 ↑今年平成21年、今日の桜はこの写真をもって、2009年巻頭を飾る桜姫初号としたいです。

B1img_2459
今春も早々と満開
 ↑後日掲載の佐野桜とは違って、天神川は桜海のように見えてきます。この桜花のもりもりとした密集部分(写真右)が好みなのです。

B8img_2461
変わらぬ桜花に安堵
 ↑ボカシのテクニックを使ったつもりはないのですが、望遠ズームで拡大すると、絞りの加減が開いて焦点深度が浅くなり、背景がぼよんとなるのでしょう。ただし、意識して撮ったのではないです。

川縁の天神川(南)桜

桜トンネル:天神川(南)

桜トンネル行く人ぞ

寒風に揺れる桜木

入学式の桜

↑天候は真昼の曇空でした。風が強く寒く感じました。近所の大学では入学式がありました。日の丸と桜とがよい雰囲気でした。ただ、その桜はまだ咲き初めでした。
 しかしこの五条天神川南がわの桜は一通り撮れましたので満足しています。後は、北側の桜海や桜塔、それに柳桜をこき混ぜた天神川清流を撮ってみたいですが、それは来週になるでしょう。
 ところで先日の鴨川や高瀬川、それに今日の天神川と、いずれも清流と言って良いほど水が透明でした。京都の川は春先、雨が強くなく、環境保全がひところよりも進んだからでしょうか?

付録:五条天神川以北の桜

天神川(北)高辻あたり
天神川(北)の桜様子
 付録と記すと天神川桜が怒るかもしれませんが、今のこの時期は付録です。ご覧のように五条通りからの南に較べると、北にはほとんど咲いておりません。ただし写真見頃の桜→は中でも変わり者で、例年一足先に咲いてしまいます。どうでしょうか、南北の温度差や土壌差というよりも若干ソメイヨシノにも違いがあるのかもしれません。よく調べていないのですが、全国のソメイヨシノはクローンという話もありましたが、個々桜樹では違いがでてくるのでしょうか。それともやはり温度差かな? うむむ。

 なお、私が以前から自慢の「天神川桜海」と名付けたきた桜は、この「今は付録の北桜」達です。おそらく来週ころから華やかな桜樹海を見せてくれるのでしょう。なによりも、ここは「柳桜をこき混ぜて」の風情が一段とすばらしく、待ち遠しいです。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

二階建て図書館列車考(7)改造車篇:纒向号(まきむく:Nゲージ・会議研究図書館列車)

承前:二階建て図書館列車考(6)改造車篇:愛宕号
目次::嵯峨野鉄道図書館ジオラマ

 昨年平成20(2008)年に邪馬台国周遊図書館ジオラマを設計して以来、ジオラマ製作はなかなか進んでいませんが、そこを走る二階建て図書館列車の構想をようやく実現できたので紹介します。纒向号(まきむく)と名付けた「書庫車付きの会議・専門図書館列車」です。原型にはJR東日本の豪華寝台特急・カシオペア(NゲージKATO製)を当てていますので、二階建て図書館列車の分類をしました。

Bmuimg_5013
纒向号(まきむく):会議研究図書館列車

纒向号の編成
 列車名称の由来は、日本史の謎・邪馬台国の祖地を奈良県桜井市の三輪山が見える「纒向遺跡」(参照1)と仮定したことから、この邪馬台国を周遊する図書館列車の1号機として、「纒向」としたわけです。現実にはJR巻向駅や三輪駅が近辺にあり、ここに鉄道図書館列車が周遊する姿は現地に立てば容易にイメージできます。

 列車の目的は「邪馬台国周遊図書館列車」における邪馬台国研究のための専門図書館列車として位置づけ、コンテナ「書庫車」一両に約1万冊の蔵書を収納し、会議・ホテル設備を使いながら邪馬台国問題に関して専門的なディスカッションを長時間・長期間行うことにあります。ツインの部屋が8室ありますから、一両に付き16名の長期滞在が可能です。勿論、食堂車や他の寝台列車を増設することも可能です。今回はコンセプトを明確にするために、書庫車と会議・専門図書館車として説明をします。

 二階建て専門図書館列車としての機能を使えば、テーマが邪馬台国問題だけでなく、鉄道網があるかぎり山間僻地どこへでも行き長期滞在の研究調査・会議のベースとすることができます。たとえば東京の研究者やグループが北海道や九州のフィールドワーク、村落調査などに応用することもできます。書庫車がコンテナ仕様であることから、別途中央図書館で蔵書内容をコンテナごとに変更することもできます。

列車編成
・まきむく1号(黄色):書庫列車
 会議室列車での研究会やグループのために、専門領域(邪馬台国関係資料等)の資料情報を豊富にそろえた書庫車です。コンテナ単位でテーマ内容を容易に変更できます。

・まきむく2号(薄緑):会議・研究図書館車
 会議室を2階にセットし、研究会を長時間行うための読書および宿泊のための専用車両です。1階には書架付個室が6室(ツイン)あり、2階の会議室両端にも2室あります。

利用形態
 例えば奈良県桜井市・JR巻向駅を起点にして周遊しながら、あるいは随時長時間停車し、研究テーマを論議出来ます。牽引車はバッテリータイプを動力とするので環境と静音に優れています。周遊速度は一般鉄道の直進では時速100km程度でも静粛を保てますが、このような特別周遊地では時速40km程度です。すなわち動く研究室、会議室、寝室を有効利用できるわけです。

今後の展開
 他に「埋蔵物博物館車」「地域ジオラマ車」などを増設し列車編成に組み込むことで、生涯学習の一環となる鉄道図書館構想が現実的になると考えます。また、自転車やバイク、軽自動車を積載できる車両の組み込みによって、フィールド調査の基地とし行動範囲を広げることができます。


Bmu1img_5014
まきむく1号:書庫車

纒向号:まきむく1号
 書庫車として「まきむく1号」の詳細を説明します。1書庫車で1万冊の図書雑誌資料を収容し移動できますが、これはコンテナ単位なので、基地図書館でコンテナごとに蔵書を形成し、会議に応じて纒向号に組み込むことができます。レールがある限り全国津々浦々山間僻地にまで移動出来ることから、恒常的な移動図書館といえます。

 図書館列車ですから走行中の利用に重点をおきますが、引き込み線の利用や移動式仮設引き込み線(参照2)の応用まで考えるなら、書庫車の機能がより発揮されます。

蔵書冊数の根拠
 モデルでは1コンテナを6m級に設定しました。これは外寸で全長6m、高さが2m強、そして幅が2.4mです。
 仮に書架片面の高さを2mとすると1連あたり6段となります。幅90センチの書架なら6連設定できますから片側の壁だけで合計36段になります。これに平均的な1段あたり25冊を収納しますと車両の壁の1面で900~1000冊となります。中央の書架を両面としますと左右壁と合わせて4セットで4000~5000冊の収納が見込まれます。まきむく1号は書庫車として2コンテナありますから、約1万冊収蔵可能となります。この場合、中央の両面書架は、利用時に通路を広げるために移動できる書架がよいでしょう。

改造データ
 JRコンテナ車コキフ50000形(Nゲージ・TOMIX)を原型としました。ただし20mを越える車両なので、中央で切断し圧縮した上で接着し、18m級の車両に変えました。
 後尾車掌室を司書室とし、書庫コンテナは6m長のものを2台を接着しました。モデルの詳細化を計るには、司書室とコンテナ間とに貫通路を設ける必要があります。また今回の仕様は内部に人がいることの確認ですませていますので、固定書架や移動書架も必要になります。


Bmuimg_5012
まきむく2号:会議研究図書館車

纒向号:まきむく2号
 会議・研究図書館車として「まきむく2号」の詳細を説明します。この車両の目的は、研究会やグループの集まりなどで、関係情報を一式搭載した書庫車とともに、長距離の目的地に行き、長期間周遊するための車両です。利用者は長時間にわたり、専門図書館列車の機能を利用しながら、研究会議に参加することができます。

 各地に、地域全体をまとめる図書館列車中央図書館があると想定しますので、各地独自の特別仕様車を増結したり、書庫車の内容をコンテナごとに途中で変更することも可能です。長期間とか長時間使えるという意味は、ホテル機能や会議室機能、書庫機能、その他必要なものを自由に編成し直すことで、大会議などではセッションごとに編成を用意し、移動専門図書館、移動ホテル、移動会議場を兼ねるだけの融通性があるという意味です。

改造データ
 JR東日本の(豪華)寝台特急カシオペアを参考にしました。改造基本車は「E26系カシオペア・スロネE27-201(Nゲージ・KATO)」です。この車両の2階個室の2室を会議室に変更し、大テーブルをそえました。会議の収容定員は10人ですが、これは個室を残すためで、2階だけで20人の会議ができるように変更することも可能です。会議室に転用した残りの個室は、1階4室と2階2室、両端2室、ツインで合計16名の宿泊可能です。車両両端のトイレは現状維持としました。

まとめ
 この構想は比較的長期間継続した研究会のメンバーだった経験から生まれました。一つはNDK(日本文学データベース研究会)と言って「源氏物語」を中心とした古典文学の電子化に関するもので、通算20年は続きました。もう一つは電子図書館研究会といって、これは名称通りのもので通算10年は続きました。あるいは現職司書を中心として「カナーン96」という図書館全般に関する研究会も10年間ありました。いずれも顔見知りの研究者や司書達と同じ目的にそってディスカッションすることの効果を十分に味わいました。また最近では、学生達と愛知県の犬山市・明治村や、奈良県の明日香村へ研修旅行に行きました。夏期休暇などに学生やグループで使う施設として最適なものを考えた結果です。

 特定専門家のためだけでなく、会議や宿泊や書庫機能を持った鉄道図書館列車が、長期間・長距離の旅程を安全に快適に過ごすために設けられるのは、今後の生涯学習時代に益するところ大きいと思います。

参照1:(MuBlog)桜井・茶臼山古墳と纒向遺跡紀行:初期・前方後円墳
参照2:(インターネット)「鉄道駅可動ホーム」 などをヒントとして、引き込み線ユニットを積載した車両を増設する。レール素材は強化プラスチックなどによって軽量化を計る。道路工事ではすでに高架式仮設道路が実用化されているので、既存レールを切断しポイントを組み込むのではなく、一時的に既存レールに高架線をまたがらせ、引き込み線に列車が入ることで仮設を外す方式が現実的であろう。仮設の急勾配対応としてジープで利用される自己巻き上げ型ウインチなども有用である。引き込み線のレール長から考えて、牽引車を込めて3両編成、引き込み線長60m程度が限界だが、停止車を選ぶ事で現実的な対応が可能となる。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2009年4月 1日 (水)

そろそろの京都桜:2009/04/01(水)四条大橋、四条高瀬川

承前:嵯峨野の桜、まだまだ:2009/03/25(水)嵐山、広沢池、佐野邸桜
承前:小説葛野記:2009/03/30(月)京都の桜だより:もう一息(笑)

 今日は、早朝は晴れていました。それで京阪電車・祇園四条駅で降りて写真を撮りました。桜写真で高瀬川の桜を残しておきたかったのです。ほんのりと(笑)咲いておりました。午前中は温かだったので、「春が来た」と思いました。葛野の昼は小雨でしたが、夕方にはまた晴れました。まるで○○○心のようなものです~。春が定まるまでには寒暖も晴雨も風もころころ変わる毎日が続くことでしょう。

B1muimg_2436
高瀬川(四条小橋北側)

 鴨川からほんの少し西に高瀬川が流れています。小学校時代に習いましたが、江戸時代に角倉了以(すみのくらりょうい)というお金持ちの商人が伏見と京都を結ぶ運河として掘った川です。なるほど底が平たいです。

高瀬川の桜と旧ミューズ

高瀬川の桜

フランソワのステンドグラス

 高瀬川と言えば森鴎外先生の「高瀬舟」がありました。もっと北の御池あたりには船の野外展示もあった記憶があります。そんなことを考えながら、鴨川をみたり祇園八坂神社を遠望している間に珈琲がのみたくなって、高瀬川添いに少し南へ足をのばし、「フランソワ」に入りました。珈琲には泡だったミルクをいれてもらって、苦み走った朝の珈琲にたとえようもなく「贅沢」(550円)を味わいました。席の横にはステンドグラスがあったので、何気なく撮しておきました。夜のフランソワもよいですが、午前の珈琲は私に疲れがない分、深く味わえました。

B1muimg_2421
鴨川(四条大橋から北を撮る)

 ↑話が前後しましたが、京阪の祇園四条を降りて四条大橋に立って、北を眺めました。さすがにズームレンズ(50~250ミリ)の威力がありますね。三条大橋が身近に見えました。うっすらと北山の稜線も確認できます。そして鴨川は清流と言って良いほど透明感に満ちておりました。ただ東岸の桜はまだまだですねぇ。川や池の側はどうしても気化熱で温度が低いからでしょうか、なにかしら咲き誇るまでには一息必要のようです。↑

 ↓京阪の地下駅から地上に立った途端に出雲の阿国姉さんが待っております。横顔のアップをいただきました。ついでに東に向いて近々訪れる予定の祇園八坂神社を遠望しました。そしておもむろに、桜が駄目なら「柳はどうだ」のつもりで鴨川東岸・柳をファインダーに収めました。桜と柳をこき混ぜての風情は、週末から見頃になることでしょう。↓

出雲の阿国(おくに)の横顔
祇園八坂神社遠望
鴨川東岸の柳
鴨川東岸の柳と桜

東華菜館の塔
朝の先斗町(ぽんとちょう)
木屋町通り(四条小橋から北)
2009/03/30日の桜

 ↑丁度四条大橋(鴨川)と四条小橋(高瀬川)の中程からファインダーを覗いておりました。東華菜館は以前も「私の京都」で撮りました。朝の先斗町の味わいはまたオツなものですね。旧友の話では、盛り場の朝の道ばたには100円とか500円が落ちているようです。前夜に酔っぱらった人が多いのでしょう。隣の木屋町通りは高瀬川に沿っています。
 最後の桜は実は記事のサクラのつもりで先頭に出す予定でしたが、止めておきました。2009/03/30日の川端五条付近の桜です。

 さて、葛野に向かうため阪急電車に乗って沿線の朝の桜を見ましたが、ぼちぼちでした。しかし夕方に帰る頃にはそこそこまで開花しておりました。西京極あたりの阪急沿線の桜はなかなかのものなのです。
 明日こそ、そろそろ自慢の天神川桜ですねぇ(爆)。

追伸
Bmuimg_2446
高瀬川の夜桜

高瀬川の夜桜
 夕方になって葛野研の仕事も終わり、ぽてぽてと阪急電車に乗って終点の河原町で降りました。そしてホームを東行し奥の右手階段から上がったところが四条小橋。朝に寄ったフランソワの近所です。さすがに朝に夕に喫茶店通いをするほどの酔狂でもなく、通り過ぎようとしました。と、そこで夜桜に出会いました。ライトアップしていましたから、それなりに毎年人気の桜なのでしょう。題して高瀬川夜桜。

 私は夜は滅多に出歩かないのでシャッターを一杯押しました。しかし重いズームレンズと三脚なしなので、殆どがぶれておりました。まだまだ写真の道は険しいです。青年期は2~3呼吸ほど息をとめて三脚なしでシャッターが閉まるのを待てたわけですが、近頃はそうはまいりません。この写真もASA800相当になっていたのをファインダーの視野の下部に確認しておりました。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

« 2009年3月 | トップページ | 2009年5月 »