小説木幡記:2009/04/11(土)春のハルキ君
昨日、眠気を誘うようなハルキの姿をみた。面白かったので写真を数葉とって眺めてみた。ともかく大きくなった。まだ生後4ヶ月というのに、木幡に来て3ヶ月というのに、ものすごく貫禄がついてきた。膝にのっても身体がはみ出すくらいだから、子猫とは到底言えない。これではもう猫カフェ・デビューは無理だなぁ。
しかし根は子供子供している。無鉄砲、考え無しで「見るよりも飛べ」の毎日だ。
金魚鉢には金網が張られ、電気製品の後ろの幅数センチの隙間にも重い本を山積みしている。家中の広辞苑や漢和字典や高額美術集は全部それに使われている。家中バリケードだらけなのに、それでも跳躍力は日に日に優り、1メートルほどの高さだと気楽に「ホイ」と飛び上がる。四畳半を「お仕置き部屋」にしているが、これも数分間でテコテコと引き戸をうごかし、にょろりと長い身体が押し出されてくる。今朝など、真夜中に手洗いに立ったとき部屋に灯りがついていた。寝ぼけた頭で「だれが付けっぱなし?」と思って覗くと、春樹じゃなかったハルちゃんがちらりと余を見た。ところが手洗いから出ると、部屋が暗くなっていた。ハルちゃんは数週間前から、電灯を自由にオンオフする技を身につけているようだ。
そんなハルキも春なのか、昨日はソファでのたりのたりとしていた。羊さんを枕にして眠っている姿をみかけてカメラを出した途端に、目を開けて、絶妙の猫枕寝から起き上がった。残念。いつかまた、羊を枕にしているハルキを撮っておこう。
余も、近頃ますます~猫馬鹿になったのう。
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コメント
猫との生活
情景が浮かぶようです。私も北海道の助っ人、生活を二回ほど経験し、20日程度、猫二匹と暮らしました。
獣医である娘と娘の旦那の話では、犬は人間を主人と考えているが、猫は自分が神だと考えているという。
神だから、人間は自分に餌をくれる、当然の行為である。目から鱗でしたね、そう考えると猫の行動は理解できます。
しかし、猫がネズミを捕獲する時は凄まじい執念だそうですね、一晩中ネズミが出てくるのを待ち続けるそうですよ。
投稿: jo | 2009年4月12日 (日) 07時23分
Joさんご無沙汰しています。
今日読んだ槻の話に興味がわきました。
纒向紀行文は全部読みました。一つ感動うけた記事が特別にありましたが、春の精によってか頭がぼんやりしています。
桜季節はMuBlogでも数日後に今年完了ですから、
その節にはじっくり再読します。
ハルキは犬も含めて北欧神話の古い森の中で、いろいろな種族の混血に思えてきました。やることなすこと、キメラのような多様さです。犬になったり、鹿になったり、猫になったり、狐になったりと。
投稿: Mu→Jo | 2009年4月12日 (日) 10時27分