そろそろの京都桜:2009/04/01(水)四条大橋、四条高瀬川
承前:嵯峨野の桜、まだまだ:2009/03/25(水)嵐山、広沢池、佐野邸桜
承前:小説葛野記:2009/03/30(月)京都の桜だより:もう一息(笑)
今日は、早朝は晴れていました。それで京阪電車・祇園四条駅で降りて写真を撮りました。桜写真で高瀬川の桜を残しておきたかったのです。ほんのりと(笑)咲いておりました。午前中は温かだったので、「春が来た」と思いました。葛野の昼は小雨でしたが、夕方にはまた晴れました。まるで○○○心のようなものです~。春が定まるまでには寒暖も晴雨も風もころころ変わる毎日が続くことでしょう。
鴨川からほんの少し西に高瀬川が流れています。小学校時代に習いましたが、江戸時代に角倉了以(すみのくらりょうい)というお金持ちの商人が伏見と京都を結ぶ運河として掘った川です。なるほど底が平たいです。
高瀬川と言えば森鴎外先生の「高瀬舟」がありました。もっと北の御池あたりには船の野外展示もあった記憶があります。そんなことを考えながら、鴨川をみたり祇園八坂神社を遠望している間に珈琲がのみたくなって、高瀬川添いに少し南へ足をのばし、「フランソワ」に入りました。珈琲には泡だったミルクをいれてもらって、苦み走った朝の珈琲にたとえようもなく「贅沢」(550円)を味わいました。席の横にはステンドグラスがあったので、何気なく撮しておきました。夜のフランソワもよいですが、午前の珈琲は私に疲れがない分、深く味わえました。
↑話が前後しましたが、京阪の祇園四条を降りて四条大橋に立って、北を眺めました。さすがにズームレンズ(50~250ミリ)の威力がありますね。三条大橋が身近に見えました。うっすらと北山の稜線も確認できます。そして鴨川は清流と言って良いほど透明感に満ちておりました。ただ東岸の桜はまだまだですねぇ。川や池の側はどうしても気化熱で温度が低いからでしょうか、なにかしら咲き誇るまでには一息必要のようです。↑
↓京阪の地下駅から地上に立った途端に出雲の阿国姉さんが待っております。横顔のアップをいただきました。ついでに東に向いて近々訪れる予定の祇園八坂神社を遠望しました。そしておもむろに、桜が駄目なら「柳はどうだ」のつもりで鴨川東岸・柳をファインダーに収めました。桜と柳をこき混ぜての風情は、週末から見頃になることでしょう。↓
↑丁度四条大橋(鴨川)と四条小橋(高瀬川)の中程からファインダーを覗いておりました。東華菜館は以前も「私の京都」で撮りました。朝の先斗町の味わいはまたオツなものですね。旧友の話では、盛り場の朝の道ばたには100円とか500円が落ちているようです。前夜に酔っぱらった人が多いのでしょう。隣の木屋町通りは高瀬川に沿っています。
最後の桜は実は記事のサクラのつもりで先頭に出す予定でしたが、止めておきました。2009/03/30日の川端五条付近の桜です。
さて、葛野に向かうため阪急電車に乗って沿線の朝の桜を見ましたが、ぼちぼちでした。しかし夕方に帰る頃にはそこそこまで開花しておりました。西京極あたりの阪急沿線の桜はなかなかのものなのです。
明日こそ、そろそろ自慢の天神川桜ですねぇ(爆)。
私は夜は滅多に出歩かないのでシャッターを一杯押しました。しかし重いズームレンズと三脚なしなので、殆どがぶれておりました。まだまだ写真の道は険しいです。青年期は2~3呼吸ほど息をとめて三脚なしでシャッターが閉まるのを待てたわけですが、近頃はそうはまいりません。この写真もASA800相当になっていたのをファインダーの視野の下部に確認しておりました。
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