小説葛野記:2009/03/23(月)解放の初春
今日はなにやかやと朝から忙しく立ち働いた。まず午前七時ころに木幡をエドルン君と一緒にでて、駅に寄った。何度考えても、江戸と都は僅かに二時間少し。不思議な感じがいつもする。距離で500km以上は離れているというのに。そうそう、今年初めてのアイスコーヒーを飲んだ。先だって伏見で飲もうとしたが、エドルン君がホットだったので、自然にホットコーヒーにしていた。影響を受けやすいMuなのだ。
エドルン君帰郷の用向きは単純で、ハルキ君と対面することだった。無事初対面も終わり15分後には、春ちゃんの最高の遊び相手になっておった。わが木幡研は猫族の一族なのかもしれない。なに、余は犬族じゃが。
珈琲を飲みながら、ケータイでとったハルキの写真をもらった。余は不慣れで結局、待ち受け画面に設定するのはやってもらった。そういえばここ一年近くケータイで見ていたドクターイエローの新幹線写真はどこにいったのだろう。画面を変えると昔の写真がどこに消えるのか、むむむ、ケータイは難しい脳。
そうそう、余は最近大枚はらってドクターイエローの新幹線3両編成(TOMIX )を入手した。諭吉さん一人で釣りはあったがな。全部揃えるとカタログには7両あるようだが、余は年の功というか、3両で十分目的をはたしたと、納得できるようになった。よいことじゃ。
またそうそう。以前入手したこれもTOMIX の二階建て新幹線Max(朱鷺)も3両編成じゃったのう。今日の午後、仕事に疲れた合間に、先頭車一両をニッパーとヤスリで整形して、どこからみても「二階建て新幹線図書館列車」に改造した。まだアクリル天井を張っていないので写真デビューは先になるが、快適じゃった。二階に見える5人掛けのシートを2人か3人掛けにして、ひろびろとした図書室・読書室にするつもりじゃ。
さて。
仕事はいろいろあって。昨日日曜も会議ででてきて、明日も会議がある。四月からの準備が、いま一番ストレスになっておるが、なんとか4割こなせた。ふむふむ。
そういえば、今日一番時間をとったのは教材・機関誌「Truth」の校正じゃった。副長が送ってくるのにすべて目を通すわけ。結局4時間はかかった脳。しかし昨日大学で会議の合間、副長が屯所でせっせと編集作業しているのを目撃したので、余も怠けるわけにはいかぬのう。
ほかには、さっき疲れ果てて最後の仕事として、「高台の図書館」を屯所から研究室に運んだ。このごろは屯所で作業するよりも、研究室の方がなにかと気楽なのでそうした。明るいグリーンとか黄緑の粉をかけて、建物を紙粘土で整形固定して、少し色をいれれば完成となる。自慢の前方後円墳の長さを測ったら、15センチしかなかった。Nゲージ固有の縮尺として、150倍かけても22m程度にしかならない。うむうむ。
あと。屯所の自前の古いノートPCも研究室に運んだ。これは邪馬台国周遊図書館ジオラマがスペースの関係で4面のうち2面が物陰に隠れて(裏になる)確認できないので、小型のビデオカメラをセットしてPC上で見るために使う。カメラは以前に入手したLogicoolの「Qcam Orbit AF」と言う優れもので、モニターの設定で、動く機関車(人も)を自動追尾してくれる。わずかに諭吉一枚前後で、こういう近代兵器を手にするとは、若い頃には想像もできなかったぞ。
そういうわけで夕方になった。早朝から終日、初春のキャンパスを時々バルコニーから眺めて、「さあ、今年もがんばろう」と、声にはださなかったが、気持ちを引き締めていた。春はよい。おお、桜!
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