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2009年3月17日 (火)

小説木幡記:2009/03/17(火)平成・葛野の贅沢

 余は本日午前11:10頃に葛野の「ザめしや」で昼食を取った。介添・随行員なし。
 総額651円の希に見る贅沢をした。
 覚えている限りの品目は、主菜にイカ天1個、若鶏と豆腐の煮物1椀、温泉卵86円1個、小ご飯1椀、わかめ味噌汁1椀、サービスでタクワン2切れ。イカ天は126円だからこれを我慢すれば500円少しになって贅沢感は消え、後ろめたさもなくなるが、イカ天1個が命取り。

 このイカ天は小学生時代の記憶から、味噌汁に入れて具にした。祖母が作った先夜の天ぷら(なすびとか芋)を、翌朝のなすびの入った味噌汁に添えていただくのが余の朝食であった。

 おお説明しよう。余は一時期父母の仕事関係で、祖母と住まいしておった。野菜は大体自宅の庭になっておった。夏は特に、来る日も来る日も茄子を食しておった。うまかった(焼いて、水で冷やして、ショウガと醤油で食べるのが絶品)。

 今日の昼食、味わい深くいただいた。
 「ザめしや」はお総菜が多様で、お造りもあってよく利用するが、このお造りが曲者じゃ。気を抜くとあっという間に千数百円にもなって、単なる「贅沢」を越えて、酒池肉林の様相を醸し出す脳。時々学生なんかが、見たところ発狂しそうな贅沢をしている光景に出くわす。多分1600円前後じゃろう。お造りが2種類も載っておる。ザめしやで一食1600円前後も食べるなんて、あれは一種のビョウキだと余は素知らぬふりして眺めておる。

 世間のサラリーマンがどうしているかは知らぬ。おそらく800円から1000円のランチを楽しんでおるのじゃろう。都会のサラリーマンやOLは、贅沢になれておる。しかし余は651円をかみしめながら、職を失い食もままならぬわが国民の姿を思い出しておった。

 普通の学生達は、見ている限り学食で500円までやな。倶楽部の者ら相対的に貧しいわけじゃなくて倹約家が多い。インスタントラーメンをよく食しておる。米好きは100円おにぎりを2個程度。金銭的に苦しいものはパン一個とか、あるいは昼食をとらぬ。その世界に住んでおると、余の651円は破天荒の贅沢三昧に写るであろう。

 ただし余にもごくまれに、たまに、発狂しそうな贅沢をすることがある。
 たとえば、嵯峨野蕎麦だと、季節限定鴨なんばは1300円。
 嵯峨野珈琲だと、ビフカツサンドが1300円で珈琲が500円、合計1800円。破天荒な振る舞いじゃ。
 伏見の牛タン塩焼きだと1500円やな。
 鳥せいランチで、やはり1600円。
 この世に贅沢の種は尽きぬ脳。

 こういう贅沢は天に唾する所行故に、よほどのことがないと試さない。
 そうそう、近頃のラーメンは値上げしておる。チャーシュー麺が850円。これは贅沢すぎる。
 さて、あすは399円程度の、セブンイレブンおにぎり弁当にでもしよう。
 なお、ときどきお弁当を自家製にする話がでるが、めずらしく余は断っておる。余は神経質故に、人に作ってもらったものは何がなんでも「喰わねばならぬぅ~」状態になって、お腹の調子が悪くても残せない。故に青ざめてくることも時にある。だから、よその家には滅多に、絶対に行かないようにしておるのだ。

 ひととは、さまざまやなぁ。

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