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2009年3月 6日 (金)

小説木幡記:2009/03/06(金)人生時間の変更→ 新世紀人生時間

 以前の結婚式やなにかのことで、若い人達へのオジサン連の言葉として「人生時間」がよく話題になった。この頃は耳にしなくなったので、古びたのか。
 つまり年令を3で割って、今の自分が一日のどのあたりにいるのかを分かりやすく知る方法である。

 たとえば、24歳ころの人は3で割って午前8時ごろに相当するから、会社に向かって家を出た直後。30歳の人ならようやく午前10時、昼食にはまだ早い。36歳でやっと正午、午前の仕事が終わって休憩。
 一般的な定年60歳なら20時だから午後8時、夕食の前後でほっと落ち着く頃だろう。となると人にもよるが、そろそろ寝ようかいとなる24時だと逆算して、72歳になる。

 72歳でサヨナラは早すぎるわけでもないが、どうにも落ち着かない(笑)。夜更かしする人なら調整はつくが、余のように22時には闇の中にいる者は、なんと66歳でサイナラとなる、……。これは実情とずれてきた。
 そりゃそうだ。人生50年の時代に当てはめると、殆どの人が17時、午後の5時にはサイナラしていたことになる。もっとも奈良時代というか古代の朝廷は日の出ともに仕事して、昼には終わりだったらしいから、午後の5時がホントのサイナラでもおかしくはない。

 と言うわけで、余は割る数を3から4に変更した、「新世紀人生時間」をここに提唱する。
 ほっと一息つける20時、つまり夜の8時は逆算すると80歳。まだまだだねぇ。
 ほんとにサイナラしてもよい90歳だと、4で割って10時半ころか。まだ起きていたいのか? なら96歳でちょうど日付の変わる24時。よろしいなぁ。

 となると、大学卒業してしばらくの24歳だなんて、まだまだ午前6時、寝ぼけ眼の人生じゃないか。悩みに悩む20歳って午前5時、まだみんな寝ているのと同じ。悩みがあるならそれは悪夢に過ぎない。幸せすぎてもただの夢にすぎない。これから、これから日が昇る。

 年令÷4→ 新世紀人生時間
 君は、あんたは、翁達は、今何時? そうね、だいたいねぇ~。

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