小説木幡記:2009/02/22(日)春ちゃんの成長
承前:小説木幡記:2009/02/11(水)我が名はハルキ:通称・春ちゃん
子猫の成長は速いと思った。木幡研に降臨して十日を過ぎると日々動きが激しく、身長も伸びてきた。2008年12月上旬生まれだから、二ヶ月と十日余り。写真は、かつてまたりん翁の居室だったソファの上。またりんのお友達はまだ元気にしている。猫、熊、少女、羊さん、……。ハルキ君もすぐに仲良くなった。
さて、別記事で詳細を記す予定だが、二月半ばに御隠居さん五名が葛野研におとずれ、そこで結局旧交をあたためるよりも、延々数時間に及ぶ猫談議があった。要点は「小さい可愛い子猫をあげるよ、と言われてなかなか持ってこない。やがて受け取った時は半年ほど後で、ずっしりした成猫だったぁ! 詐欺」
この話は、春ちゃんの成長をみていると確かにうなずける。生家では可愛い子猫をなかなか養子にだせず、慈しみ。もう、大人になったと思った時点で新親に出す。ふむふむ。
身長をどこで測るかは知らない。ただ横に寝そべっている写真を記録しておけば、後日役にたつだろう。手の先からしっぽまでを計るのか、あるいは頭蓋骨のデコからしっぽの根本までを身長とするのか、猫世界にはまだまだ分からないところがある。
猫君の姿勢には独特のものがあるが、数日前に小箱を抱え込んだ絵に描いたような猫姿があったが、写真を写せなかった。↑これは蛇のように全身を丸めた姿勢だが、このフォーメーションをなんと言うのだろう。ときどき見かける姿勢であった。
マタタビは言うに及ばす、猫は春ちゃんも含めて、何故このような猫じゃらしに狂気するのだろうか。怖くなるほど熱中し、カメラを持つ手が震えた。猫一般の習性として、ともかくエサでも小動物でも、じゃれることが生き甲斐ないし本能のようだ。別記事で詳細を記すが、またりん翁の時も、生きているバッタを口にいれては吐き出して、またじゃれるという怖いようなおもろいような習性があった。そして、ハルキもその点では似ておる。
ハルキ(春ちゃん)記録
木幡研では、春ちゃんの前世は「犬君」ではなかったかと、噂されている。先代兄のまたりん翁が超絶の無口、冷淡なそぶり、終日のうたた寝、究極の高Pだったことの裏返しに、春ちゃんは終日走り回りジャンプしすりより、抱かれ、後を追いかけてくる。一度の呼び声で、どこにいてもとたとたと走ってくるのだから、これは犬に違いない。そして飛びついてくる。ノルべージャンフォレストキャットは後日大型になるようだが、後ろから飛びかかられると危ないのう。
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