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2009年1月18日 (日)

昭和の鉄道模型をつくる(36)道路パーツ、街灯、電柱(小)

承前:昭和の鉄道模型をつくる(35)長屋

固定したレールと家屋
Mub060

 今回の36号に入る前に、26号で解説されていたレールの固定と、あわせて家屋の固定とを先に済ませておきます。↑この写真は、事前準備が終わった段階で、ジオラマ全景状態を記録したものです。これまでの写真との違いは殆どありません。

事前準備:レールや家屋の固定

26-36-1:レール仮置き
26-36-2:セメダイン
26-36-3:路床の下部までセメダイン
26-36-4:トンネル通過の研修会議列車
26-36-5:トンネル通過のEH500金太郎
26-36-6:EH500とホーム

(家屋)
 最初に家屋の固定ですが、これは底にセメダインをつけてボードにあらかじめ描かれているワクにぴったりと貼り付けていきました。自分で作るジオラマだと、家屋類は最後の最後まで、置いておくだけです。しかし、この「昭和の鉄道模型」の場合には、家屋数が多く、基盤を動かすたびに動いたり落ちたりするので、レール固定のついでに貼り付けてしまいました。家屋固定後に道路を付けるときは、ヤスリなどで調整する予定です。照明を付けるときは天井を外して、配線は底と基盤にドリルで穴を開けて通すつもりです。なお、用心深く、天井だけは一切接着剤を使ってきませんでした(初期の数個は、困っております)。

(レール)
 レールも既に基盤ボードに路線図が印字されていますから、それに合わせて置き、それを両面テープで固定しました。テープを貼ったのは全体の数カ所に過ぎません。次にセメダインを用意して、これを解説の通り、路床をかぶらないようにチューブを押し続けました。道路とポイントとDCフィーダーの部分は塗りませんでした。後日に、この付近のレール近辺を別の作業で触るのだろうと思っています。ただ、ポイント部分は、非常に微妙な箇所だし、可動部を入れ替える可能性も充分にあるので、今後も接着剤や全面塗料の使用は厳禁と考えています。

(ポイント余話)
 他のジオラマでの経験では、ポイントは駄目になるときは立て続けに駄目になります。主に可動部レールが外れたりゆがんだりと、問題が多いです。原因は二つ想定しています。一つは設計製造上の不都合にあると思います。可動支持部がプラスチックと金属の併用になっているのが原因でしょう。支持部が弱いわけです。
 もう一つは私のジオラマに固有の問題です。この穏やかな走りの「昭和の鉄道模型」では、未だに一切発生しておりません。どういう事かというと、私の造るジオラマは急坂の急カーブが連続していますから、脱線も多くなり、列車を引きずったり(動力車に馬力がある!)して、ポイント可動部に急激な力が加わるからでしょう。全体に短区間でのS字カーブやYカーブが、坂道で設定してありますから、下る時はポイント可動部に正常方向以外からの打撃を与えていると想像しています。

(試運転)
 穏やかなジオラマですから、試運転も少し気楽です。主にトンネルの出入りに気をつけました。20m級の長尺(普通のジオラマだと、25m級の新幹線とか、20m級列車が走りますが、「昭和の鉄道模型」では16m級の短いのが標準です)で通れば、完了としました。さらに、モンスター「EH500金太郎」電気機関車でホームの位置と、列車の接触も確かめておきました。大丈夫でした。「昭和の鉄道模型」は精密なモデルだと思いました。

36:部品と工作(道路パーツ、街灯、電柱(小))

3601:道路パーツ、街灯、電柱(小)
 この号にはジオラマをリアルに仕上げていく小物がありました。道路整備が中心です。しかし工作は次号以下のパーツがまとまったところで始めることになります。以前、電柱や街路灯をセットしたとき、真っ直ぐに立てるのが難しかったです。
 そういえば。
 これまでも時々、その号では使わないパーツが付いていました。それらは小箱に保管してあるはずですが、必要な時に必要な物を探し出せるかどうか、心許ないです。

36:鉄道模型の達人/大日方康博

361:大日方康博
 大日方(2008年58歳)さんは上州で理髪店を開いています。記事には店内に展示された高さ70センチ、横幅120センチのレイアウト(Muではジオラマ)が写真にありました。HOゲージの凸型電気機関車(ドイツ生まれ、愛称デキ)が、上信電鉄の山場、渓谷鉄橋渡りをしている情景でした。殆ど廃材だけで作ったと書いてあるので、私は目をこらして見ましたが、鉄橋も木々も岩も、廃材利用には思えませんでした。引き込まれるような情景でした。
 もう一つは、屋根裏12畳に展開するレイアウトでしたが、写真が小さくて詳細は分かりませんでした。

 この達人シリーズではNゲージだけでなく様々な規格の列車が登場します。今回はHOゲージでしたが、最近HOゲージの質感を店頭で味わい感心しました。Nゲージにはない良さがいろいろありそうです。走りもダイナミックだろうと想像しました。しかし、店頭ではNゲージ関係が8割で、残り2割がHOゲージで、しかも高額でした。もちろん店にもよりましょうが、HOゲージは高嶺の花です。
 で、凸型電気機関車がもし完成品なら、これに図書館列車を引かせてみたいと思いました。というのも、Nゲージ車両をいろいろ改造して、図書館列車を作ってはいるのですが、小さくて扱いに手間取り、一度も成功したことがないのです。たくさんの説明をして、やっと「そうですか、これが二階建て図書館列車ですか。(そうは見えませんが)」と、言われる始末(笑)。しかし逆に、HOゲージになると細部の作り込みに誤魔化しが効かなくなり、これはまた未熟な私には大問題です。
 大日方さんが、デキのような特殊車両本体をどのようにされているのか、興味が尾を引きました。

36:ジオラマ/レイアウトの制作(24)看板の照明を作る

362:ジオラマ/レイアウトの制作(24)看板の照明を作る
 先回は麦球で屋内に照明を付けました。今回は、今後の主流となるLED(発光ダイオード)を二本使って、看板に照明を当てる工作でした。電源は乾電池2個で3Vです。
 工作の見所はLEDの端子をそのまま丁寧に折り曲げて、あたかも照明の支柱のようにしているところです。勿論その根本でリード線を半田付けするわけですが、素材の一部をそのまま利用することに感心しました。LEDも端子付きは見たことが無いのですが、なるほどと思いました。
 実は数日前に、列車照明用のLEDを入手しました。プラスチックのプリズムのような板付きのものです。列車は長いですから一箇所の光源で隅々まで照らす工夫がしてあります。TOMIX製で6本1600円程度ですから、一本あたり260円でしょうか。安価になった気がしました。今回の記事を見ていて、この列車照明LEDを家屋に使えないだろうかと、思った次第です。(プラスチックだから、ニッパーで簡単に切断できるのです)

36:昭和の『鉄道模型』をつくる

363:昭和の『鉄道模型』をつくる;36
 興味を引く記事が満載でした。巻頭は富山県高岡市の「万葉線」と猫マークの電車でした。なぜ万葉かというと、大伴家持卿が越中の国司だったからです。古びた電車と表現されていますが、パンタグラフはシングルアーム(Zタイプか)の最新性のものに見えました。

 駅では奈良県の、近鉄橿原線の橿原神宮前駅の「大和棟」写真が圧巻でした。これまで橿原駅をそういう目で眺めた経験がなくて、あらためて古い写真をみると、まるで高床式の神殿に見えました。ところで、地元ではないのでよく考えもしなかったのですが、記事によると、橿原線は標準軌道、吉野線や大阪線は狭軌と書いてあり、混乱してきました。今でもそうなんだろうか? と。以前に吉野へ行ったときは、橿原あたりで複線から単線になった記憶があるのですが、このあたりは自動車で行くことが多いので、詳細は調べないと分かりません。
 ただし、地元の人でも、単線とか複線とか、標準軌道とか狭軌とかを気にする人は、マニアか近鉄関係者だけでしょうね(笑)。
 名車関係では名鉄の初代パノラマカーが載っていました。この雑誌は気のせいかも知りませんが、名鉄が比較的記事になりやすいのでは? と。なにかしら、名鉄はトヨタ自動車の地盤を走っていますから、自動車文明に対抗して、がんばりが普通じゃないのかも。多分。すばらしい車両を作ってきたのだと思いました。

36:未来の図書館、過去の図書館
 日常生活は「話す」「話し合う」ことが多いです。だからこそ「読書」「著者との静的対話」が必要だと思います。
 小説も含めて学術図書に顕著なように、図書とは文章の寄せ集めではなくて、まとまった体系を持っています。小説だと物語ないし「感性の体系」であり、学術図書ですと、発見のプロセスないし、知識の体系を持っているわけです。
 対話も自問自答も、緩やかな体系しか持てません。
 人間の脳は、日常にあってはそれほど体系的に物事を考えたり感じたりすることはないので、断片的刹那的、快感指向的と言えるでしょう。他方、図書というのは人間が動物であるよりも、より人間という特殊性を発揮するために生まれた媒体です。
 すなわち、ある意味で図書は人間的なわけです。
 よって読むこと、まとまったリーディングをしない場合、人間は猿に近い存在と言えます。それが悪いとは思いません。まさしく生物の一種であって、猿に似ているのが人間だからです。
 ただし、いかにも長い百年の寿命を、せっかく人間にうまれたのに、より原始的な猿としてだけ生きるのは、つまらないことです。
 読書すること。それが、もう片方の人間らしさを育てます。

 読書論をするつもりではなかったのです。
 世界の歴史は別の機会に、として。
 日本では明治に入って印刷術が活発になり、図書が多数生まれてきました。現代は、年間8万種ほどの図書が出版されるようです。
 1995年、20世紀末にインターネットが日本でも普及しだし、最初のブラウザとしてネットスケープが流行しました。ブラウザについては、現代ではIE:インターネットエクスプローラとか、FireFoxとか、Safariという多様なブラウザが動いています。
 この20世紀末段階で電子図書館が日本でも生まれました。アリアドネという名称で、いわゆる電子図書館のプロトタイプでした。そこには試験的に、図書が全文(フルテキスト)で組み込まれ、栞やメモや、辞典機能、ハイパーテキスト機能が組み込まれていました。21世紀になりますと、Google などの巨大電子図書館構想が人々の身近に見えてきました。
 他方、携帯電話で小説など、フルテキストが読める状態になっています。

 ここで将来への分岐が見えてきました。
 ディジタル図書か、紙製図書か。
 これについては当面は併存しますから、私は保留にしておいても良いわけです。ただし、先述の「体系的読書」に限定しますと、ディジタル図書は断片的、刹那的な方向が強く、しっかりと体系的に読書し、著者と紙背を通して対話する機能は未熟です。読書機が紙製図書に匹敵するには、越えるべき関門が多すぎます。
 最近になって気がつきました。PC、マシン、読書機がなぜ疲れるのか。以前はPCの場合、光が直接目にはいるからと考えてきました。今でもそうです。しかし、それ以上に、マシンは機能が高い分、純粋の読書機能を阻害していると考えるに至りました。
 私の固有の問題かもしれませんが、大抵は仕事しながら、メールを書きながら、論文を書きながら、他人の文書を読んでいる日常です。これはいいように言うとマルチですが、実情は浅薄すぎます。真の思考が阻害され、書かれた図書内容を消化し血肉化するには至りません。多機能である故に、実態は粗雑に成り下がるわけです。
 たとえば、携帯メールに顕著ですが、まともな論理や表現にはなかなか出会えなくなりました。データ信号の交信のようなメールが多数うまれています。これは、猿化への道でしょう。

 さて肝心の本筋の分岐です。

 ディジタル図書→未来的
 紙製図書→復古的
    館(やかた)としての図書館→旧来的基地図書館、安定性
    移動する鉄道図書館列車→新読書空間の創設、生涯学習館の創設

 このような分岐を考えて今回も筆を執ったわけですが、続きはまた。

35←→37

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承前:昭和の鉄道模型をつくる(36)道路パーツ、街灯、電柱(小) 37:ここまで完成(~37号)  36、37、38号は道路、石畳、電柱整備の工作が連続してあります。写真は先回の36号と変わりなく見えますが、細かな電柱や街灯、それに石畳、踏切付近の道路が整備されています。  作業はそれぞれが細かなもので、気ぜわしいとなかなか手を付けられませんでした。次号の38を掲載するときは、今回できなかった「柵... [続きを読む]

受信: 2009年7月19日 (日) 11時46分

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