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2009年1月31日 (土)

卑弥呼の墓(009) 卑弥呼の館周辺を発掘開始:奈良県桜井市纒向遺跡

承前:卑弥呼の墓(008) 箸墓古墳の大規模周濠確認

三輪山と箸墓(2004年11月)
200901dsc00051

JR巻向駅(2004年11月)
200901dsc00043_2 今朝の産経新聞の第一面と三十面に「邪馬台国・纒向(まきむく)遺跡」の記事が踊っていた。MuBlogでは昨年八月(2008)以来なので、心待ちにしていた記事といえる。
 ↑上写真は、箸墓周濠に立ってカメラを東に向けたもの。←左写真はJR巻向駅の風景で、1998年と2004年に写しているが変化は無かったから、現在2009年もこういう雰囲気だろう。近いうちに出掛けて確認する。
(ところでわが木幡研で邪馬台国記事を熱心にみていると、大抵は江戸や在京から「ああ、あの岩下志麻さんの卑弥呼だね」(卑弥呼/篠田正浩監督 1974 岩下志麻、三国連太郎、草刈正雄 他)と聞こえてくる)

 産経新聞の見出しを記録しておく。
 1.纒向遺跡中枢解明へ
 2.邪馬台国有力地 来月から初の学術調査 奈良・桜井
 3.卑弥呼即位の場? 奈良・纒向遺跡本格調査へ 研究者、熱い視線

新聞記事の要旨:
 これまで纒向遺跡は昭和46年以来160回以上の調査に及んでいるが、いずれも小規模だったので全体の5%程度しか済んでいない。桜井市では今年の2月から数年かけて一定のケリをつけるようだ。私自身はこの世界に詳しくないので、今後「桜井市埋蔵文化財センター」に通って成果を見るしかないが、現場では発掘の計画が入念に練られていると想像する。(2008年1月の記事では国費補助の可能性があったが?
 第三十面は補足記事で、今回調査される巻向駅近辺は、すでに昭和53年に橿原考古学研究所が調査(寺澤薫部長)した所で、纒向(まきむく)遺跡の中枢と考えられ、時代と地域両面から卑弥呼が強く関係した神殿跡のようだ。

卑弥呼の館(やかた)
 2004年の夏に大阪の弥生文化博物館へ、卑弥呼の館を見学に出掛けた。精密な模型が展示されていた。そういうイメージを今回の神殿跡発掘に当てはめて良いのかどうかは迷うところだが、弥生時代~古墳時代の雰囲気は模型を見ないと想像しにくい。
 ただ、私も長年この関係の図書に親しんできたので、纒向遺跡全体の中心がこのあたりにあったろうとは思えるが、卑弥呼の居館自体がこの平地だったとは想像しにくい。
 次の地図の等高線で言うと、標高130mあたりの高台に卑弥呼が住んでいたと想像する。現代の檜原神社の高さで、おそらく造成中の古墳群や、執務(政務)館を見下ろしていたのではないだろうか。姿を見せなかったのは、下界の神殿は空白で、実身は大和全景を日々眺めていたからだろう。真西には落日の美しい二上山が正面に見える絶景の土地柄である。
Photo
 (↑プロアトラスW3で巻向駅近辺から三輪山頂上までを測定しました)

纒向遺跡の難しさ
 纒向遺跡は弥生時代末期から古墳時代にかけて、2世紀から3世紀の大規模遺跡と言われている。東西2キロ、南北1.5キロが想定されているから、その規模の上でも発掘調査が完了するには何十年もかかるかもしれない。既に昭和46(1971)年以来発掘し今年で39年目に入る。それで5%というのだから、先の困難が思いやられる。真ん中にJR奈良線と国道169号線が走り、宮内庁書陵部管轄の箸墓(やまとととびももそひめ墓)があって立ち入りは思うに任せない。
 しかし2008年8月には、現在の箸墓全景からは想像もできない450mもの全長を持つ周濠遺構も見つかった。この2月からの調査がどういう進展をみせるのかは、奈良県だけではなく北九州から全国に及ぶ関係者や好事家の注目を浴びることだろう。
 私は隣県京都府宇治市在住なので、自動車やJRだと2時間でゆっくり現地をみることができる。元気なうちに三輪山神話の現実化をこの目で見ておきたい。

地図
 今回の大規模発掘は、昭和53年に「神殿跡」と推測された450平方mで、産経新聞朝刊(2009.01.30)第一面の図をAlpsLABとGoogleとで再表示してみました。私が指定したところはおおよそJR巻向(まきむく)駅付近と分かるだけで、正確ではありません。


大きな地図で見る

参考 (インターネット上の新聞記事は、後日リンクが切れるかもしれません)
  「「邪馬台国」の中枢解明へ 奈良・纒向遺跡を2月から初の学術発掘」(MSN産経2009.1.30 22:23)

MuBlog記録
  三輪山遊行(1)巻向から箸墓

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2009年1月30日 (金)

小説木幡記:2009/01/30(金)久しぶりの雨

雨の卒業夕食会
 夕食は、2008年助勤4名と伏見鳥せいに行った。宴は一時間で終わり、現地でサイナラした。余の鳥せいでの好物は、鳥刺身の梅肉添えである。ふむふむ。

 行きも帰りも雨だった。久しぶりの雨、というかこれまでずっと雨がふっても雪が降っても、雑務をこなすのに気を取られて気がつかなかったわけだ。今日は、鳥せいを出てすぐに雨中を足早に歩きながら、頭のなかに「長い、長い雨だったんだ」と自分の声がこだましていた。

 明日と言うより、来週からは二月。2003年の2月1(土)に名古屋の森博嗣先生を呼んで講演会を開き、盛況だった。その時一切合切を仕切ってくれたのが倶楽部初代と二代目達だった。あっという間に時が過ぎた。明日からは2009年次の倶楽部に生まれ変わって、また1年を豊かに過ごせる。なんとなく、毎回の卒業式を余が学生になって卒業し、新しい世界に毎年入学してきた気分だ。

江ノ島電鉄1000形の故障と修理
 今この現在は、「二階建てトロッコ図書館列車」を深山幽谷あるいは絶海の孤島に走らせて、点としての移動図書館から、地域という面を覆った領域図書館にするコンセプトで気持が深まっている。
 読書の快楽は深い。しかし一定の環境と訓練がないと読書は難しいスキルである。密室読書室が走る、開放軽読書室が走る、二階建て列車の一階部分には数万の蔵書があり、走りながら使える。
 難しいスキルを習得するには、それなりの環境が必要なのだ。だからこそ図書館列車に乗って読書という異次元を味わう。

 しかし。
 重装備の(二階建てトロッコ・温泉付き)図書館列車だけでなく、近未来には町の中を走る本当に気楽な図書館電車も必要になる。問題は騒音と振動にある、……。と詰めるべき細部は山ほどあるが、一方で僻地に近い深山幽谷を走らせ、他方気軽に市内を走る図書館列車が求められる。
 そこで。
 余は昨年夏にモデルとして静粛きわまりないMODEMOの江ノ電を入手した。まだこの電車に似合ったジオラマを考えてはいない。いずれ、身近な図書館電車ジオラマにも手を染めることだろう。

 さて、ここから小見出しの本論に入る(笑)。
 MODEMOについては、以前に箱根登山鉄道電車の記事を記した。江ノ電1000形も同じ系列の電車である。ところがある日突然、モーターが動かなくなった。2008年の11月だった。それまでに、何台かの別系列の車両を修理改造してきたので、心配はしなかった。ところが数日間にわたって秘術をつくしたが、うんともすんとも言わなかった。モーターが焼き切れた可能性があった。
 近所の模型店に持ち込み、「修理見積もり」を依頼した。11月11日だった。
 経緯は抜きにして結果を言うと、先週やっと模型屋から電話があって「直りました」とのことだった。「えっ? 昨年11月は見積もりを頼んだだけですが」「ええ。鉄道模型の修理に良くあることですが、無料です」と。

 鉄道模型の業界は全く知らない世界だ。2ヶ月かけて無料で直るという現実は、「難しさ」を感じた。つまり、余はまだ数台の動力車を走らせる程度の初心者だが、実に精密で同時に故障も多く、30センチ下への脱線転覆でも大抵パーツがトンでしまう、要するに、大変難しい世界だと理解してきた。直線や緩やかなカーブを短時間走らせているうちは問題に気がつかない。

 二ヶ月かかるというのは、最初は怠けているのかと思った。しかし実情は、故障修理の依頼が多くて、仲介修理業者がパンクしかかっているのじゃないかと想像した。購入者の多くは青少年と高齢者だろう。あまり裕福ではない。お小遣いか年金の一部を使うことになる。走らなくなったからと修理に出すまでは普通の話だ。しかしもしそこで修理部品代1万円とかになると、だんだん客離れが起きると思った。それが分かっているから、模型屋のお兄さんがちょっと含みのあるトーンで「時間かかりますよ。でも、大抵は無料に近いですね」と言った意味が、あとで別の話に見えてきた。無料、とは言えない。しかし、1万円の江ノ電が3ヶ月後に修理したら5000円とか1万円なんて、業者も言えないだろう(笑)。ちなみに、模型屋のお兄さんは「一ヶ月以内なら、現物交換します、……」と、ぼそりとつぶやいた。

 補注:自動車の修理、PCの修理。この二件はもう何十年も自分が技師になったつもりでこなしてきた。しかし、鉄道模型の修理(主に動力車)はその何十倍の難しさがあると思った。パーツの揃わない時計修理と考えれば想像がつくだろう。手技と入手しにくいパーツの二重苦がある。

 鉄道模型で保証制度はまだ経験していない。
 鉄道模型業界は濃い趣味から発生した世界だから、コンシューマ向けのサービスは遅れているのだろう。今のままでもユーザーが離れなければそれでもよいだろう。「オタク」の世界に保証もないよ! と余が店主ならずけずけ言うところだ。しかし、PCの世界は、パーツの一つ一つに店舗が保証する場合が多い。メモリやCPUも、もちろんメーカーとの相談はあるだろうが、メモリの相性なんかまで保証するのだから、これはまた別世界だな。他方、車両を連結するカプラーの相性までは保証なんか出来ない。ところが、余が今一番悩んでいるのは、このカプラー問題なのだ。今までの経験では、KATOのカシオペアを連結するパーツは最良だと思った(一般社会人には、意味不明の寝言です)。

追伸
 帰ってきた江ノ電1000標準色は、生き返ったように木幡の深山幽谷じみてきた「島図書館」を周遊しておる。音が聞こえないのが魔法のようだ。超微速走行もやはりMODEMOの特徴なんだろう。素晴らしい。

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2009年1月29日 (木)

小説木幡記:2009/01/29(木)Truth編集会議

 赤ワインをなめた。酒はおいしい。パリッと芳ばしく焼けた餃子、久しぶりだ。鉢たっぷりのカニ玉野菜スープ。肉じゃが。デザートは林檎。スープの中心野菜は多分レタスなんだろう、熱でふにゃりとしていてもキャベツとは別の味だ(当たり前)。

 今朝は極早朝の勤行のあと(つまり水を換えたり、珈琲を飲んだり、メールをみたりするのが勤行)、倶楽部機関誌「Truth27号」の編集会議を持った。新メンバーだった。{顧問、新2009{局長、副長、経理局長、書記局長}}。編集長は新副長で、27号の目次と内容と執筆予定者を皆に配布し、時間をかけて記事内容と執筆者の取り合わせを検討した。期末試験期間中というのに、充実した編集会議だった。

 昼は皆でメシヤに行ったが、今期は小食の隊員が多くて、拍子抜けした。とは言っても多様で、大食豪華版が新経理局長、次が新副長、次が顧問、次が新局長、最後はケツネうどんだけの新書記局長だった。2008年第八代助勤たちとは正反対に思えて、内心笑った。
 余はそのあと会議が一つ、講演会参加聴衆が一つ。

 夕方は、「邪馬台国周遊図書館ジオラマ」の、大神(みわ)神社相当の精密模型「神社」を、90X120センチのジオラマにどう収めるかで悩んだ。神社模型(トミーテック)は25x30センチほどの大型なので、結局、三輪山相当発泡スチロールに穴をうがって山中に半分を収めることにした。なかなかのアイデアだと、自画自賛の嵐に全身がつつまれて快感じゃった脳。

 ところで会議の後で屯所を見てみると、新・書記局長と新・経理局長とが図書の整理に大机を使っていた。2/3を占めるジオラマを、わきにどけて1/2を占拠し、ジオラマは落ちかけじゃった。しかし倶楽部業務が優先する慣行なので、「ジオラマは丁寧にそっと、大事に触ってください」と言い残して講演会に出掛けた。
 終わって屯所を見ると仕事が片づき無人だった。

 しかし、おお。
 ジオラマの角の発泡スチロールが2センチほど欠けていた(泣)。悲痛!
 さりながら、強訴追訴叱責の強迫メールをおくることも躊躇して、結局幅広ビニールテープでガードした。葛野図書倶楽部2001では、倶楽部員業務が最優先される。時に困った慣行であると、しばし天井を眺めていた。しかしここで文句を付けると、残りの図書の整理は一年後になるとふんで、余はこの件、一切語らぬと心に誓った。決意は瞬時に定まる。

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2009年1月28日 (水)

小説木幡記:2009/01/28(水)会議のあとの木幡夕食

夕食ですか風呂ですか
 好きなものが沢山食卓に並んでいた。タコの刺身。ゆでだこと生タコの味の差は天地ある。タコは生タコお造りがよい。赤タマネギの酢漬けが刺身のツマ。モヤシとあぶらげの味噌汁。ホウレンソウの胡麻あえおしたし。漬け物。骨付きチキンの甘あげ。デザート。うむ、明日も頑張ろう。

 NHKためしてガッテンを耳だけで見ていた。風呂の温度は42度くらいが気持良いのだが、実は年間1万人が風呂で溺れて死ぬようだ。42度Cで心筋梗塞、脳梗塞はわずかに一割。残りは溺死。この理由は、若干高めの湯温で心身が驚愕し血圧が上がる。上がったから死ぬわけではなくて、そのあと驚きが収まると今度はどんどん血圧が低下し、100くらいで意識障害が始まり、ついには気付かぬままに溺れるらしい。何故か分からぬが、この42度Cが危ないようだ。10分間くらい血圧低下が持続するというのだから、まるで冷凍睡眠みたいに思えた。湯温そのままでの対処法は、熱いシャワーで浴室を暖めることらしい。そう言えば夏場の42度Cには、余は入れない。水で充分に温度を下げる。冬場は、適温に思える。それが曲者じゃった。

 だから、風呂で眠くなると言うのは、睡眠の方ではなくて血圧低下による意識障害と、今夜知った。逆に高温(47度C)になると、これは危険だしせいぜい数分間しか入っていられないようだが、この熱湯風呂が病みつきになるのは、脳内麻薬、つまりランナーズハイと同じになるから、クセになるようだ。

会議なのか採点なのか
 今日は採点事務(システムへ打ち込み)の合間に会議に出て、会議の合間わずかな隙間時間にキーボードを叩いていた。各科目、決まって数名が合格しない。もっとも、最後のレポートを出す前に沢山の棄権者がおるで脳。レポートを書く気力もなくなるのか、時間を惜しんでバイトや趣味に生きているのか、若者の気持ちはわからない。

 ところで、不合格にするときは、若干躊躇する。しかし躊躇すると余計に相手を苦しませる可能性もあるので、瞬時に決定する。どういうことかというと、不合格も明確なメッセージだということだ。良いとか悪いの問題ではない。かくすれば、かくなる、ということを確実に告知することに尽きる。教師は体温計のようなものだ。熱があるとか無いとか、伝えるだけだ。それをどう解釈し判断するのかは、告知されたがわの問題である。小中高までは教員が医師も兼ねる。大学の場合、教員は引導を渡す役割がもっとも大切なことだと、思っておる。

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2009年1月27日 (火)

小説木幡記:2009/01/27(火)カーブレールのつぎはぎ

 煮込み鍋だった。鍋は寒い冬の夜長を冷えから遠ざけてくれる。白菜やトマトで山盛り一杯の中に他の野菜と、タラと豚を包み込むように入れて、煮詰める。ダシは野菜から自然ににじみ出てくる。トマトのちょっとサワーな味わいが喉越しをよくした。
 芥子菜の漬け物はおいしい脳。
 デザートは昨夜と同じだが、よくみるとむき身のグレープフルーツがタッパウェアにつまっていて、それを蜂蜜でつけ込み冷蔵庫で冷やしたものだった。あと、一両日はありつける。

カーブ・レール、レール、レール、レール
 極早朝に葛野にでかけ9時過ぎまで「邪馬台国周遊図書館ジオラマ」を調整した。目的は山頂中央図書館へ、KATOの近鉄ビスタカーや、お召し列車機関車(予備、という名称)を無事横付けさせるためだ。もともとKATOにとっては不利な話で、レールはすべてTOMIXなのに、そこをKATOの列車が上手に走らないというのはハンディが強すぎる。これにはいろいろ事情があった。

 余は、すでに昨年「嵯峨野鉄道図書館ジオラマ」を作り、中央図書館としてKATOの建物(ストラクチャ)警察署を置いた。警察マークさえ外せば古風な図書館として様になっており、実に気に入っている。しかしながら、この嵯峨野ジオラマは、徹底的にTOMIXのミニカーブレールを使っており、一番小さいのは半径14センチのものが主流になっておる。ここを全部走るのは、TOMIX動力車の特定機関車だけである。たとえばEH500金太郎とか、ED790タイプ、DE10(樽見鉄道)、中間代車を外したDFタイプとか、あるいはマイクロエース社の大歩危(おおぼけ)トロッコ号とか、自製の16m級電車とか。他はマイクロエース社の蒸気機関車やKATO製のものは、カシオペアも含めてすべて退屈な外周(半径28センチから35センチ程度)を延々と走るだけである。

 そこで、「邪馬台国周遊図書館ジオラマ」は、畳2/3で緩やかなカーブを形成出来るのだが、もし特殊なレイアウト部分(山頂周遊)が必要になったとしても、半径14センチは絶対に使わないと心に誓ったわけだ。ちなみに、すでに公開し始めている「高台の図書館」は半径14センチだし、さらに未公開の「山裾の図書館」は半径10センチの二重ループを使っている。よって邪馬台国では一番小さな半径は18センチ弱のものとして、ほぼ一通り昨年初秋にテストは終わっていたはずだった。ただし、KATOのお召し列車予備は、車輪がムカデのように沢山あったので初めからあきらめていた。そして、KATOのビスタカーは「邪馬台国の頂上図書館付近を近鉄電車が走るわけがない」と無意識に思ったのか、テストしなかった。

 ところが先週あたりから屯所が漸く静かになり、3月末までの限られた期間でもせめて石膏塗りまでは果たそうと、天井から作りかけのジオラマをおろしてきたわけだ。そしてなんの心変わりか、この邪馬台国ジオラマにこそ近鉄電車が走って当然であるといつのまにか宗旨替えしていて、走らせた。意識には半径18センチあれば、ムカデ機関車以外は走る! と思いこんでいたわけである。ちなみに3両編成のビスタカーは台車が四つで、車輪は8軸である。つまり車両間に台車が跨っている省力設計。→台車[車体]台車[車体]台車[車体]台車。普通は一両に台車は前後二つつくものだ。

 しかし脱線につぐ脱線。漸く場所は山頂付近の急カーブ、半径18センチ・レールの部分と気がついた。そこで急遽今朝極早朝に木幡からレールセット(つまり余った半端なレール)を持ち込んで、暖房も効かない屯所で黙々と再編成をしだした。

カーブ・レールの結末
 結論を記す。
 半端レールは半端であって完全無欠のレールレイアウトは無理だった。半径25とか29センチ程度が各一本、あとは数本の半径35センチの物ばかりだった(要するに、島図書館も最低カーブが18センチだから、35センチもある半径は使わなかった証)。しかしこれを書いているのは成功の印。簡単過ぎる秘術を見付けた。互い違いに半径を変えるとうまく行った。

 脱線の連続: 半径(18+18+18+18)センチ
 正常な走行: 半径(18+25+18+28)センチ、……

 もちろん、このことで少し輪が大きくなって、山頂をはみ出しかけたが、全体を前後左右に動かして、さらに言葉にならない秘術をつくしてようやく正常なレイアウトに変わった。成功の要因は、機関車一両につき前後二つの台車(動輪)が、片方は必ず緩やかなカーブに在るから、脱線しない。(使ったカーブレールはいずれも円弧の角度が15度程度で長さが短い)

 そして。
 ビスタカーも、ムカデのような長尺お召し列車も、さらに新幹線Max(TOMIX)も、頂上の邪馬台国中央図書館まで一息でたどり着いた。この間、修正に約1時間、午前九時に珈琲を飲んでほっとした。窓の下を見ると、遅刻しかけの学生達が小走りに、教室に向かっていた。

情報図書館学的メモ
 夢は大切だ。近未来の、地域全体を図書館化した領域図書館を、今までにないスマートな図書館列車が走るのはよいことだ。しかし、二階建て図書館列車のコンセプトが明確になってくると、現実的な経済性を考えるようになった。まだ早いと思いながらも、近未来に予算や維持費で動かない図書館列車は悲しい。

 以前にTVで眺めた東南アジアの鉄道状況を思い出した。
 なにか凸凹していた。うすら覚えだが主に日本から安く払い下げられたありとあらゆる客車や機関車を、つなげるだけつなげて、運行しているようだ。極端に言うなら、ブルートレインの後ろにカシオペアが繋がり、それを引くのは蒸気機関車、あるいは新幹線が大歩危トロッコ号を引っ張っている(それはあり得ないが)。要するに、スマートにこなす前に、豊かな特徴のある古式列車がそれなりに走行すればよい。
 スピードは問わない。

 となると、わが「二階建てトロッコ図書館列車も」ビスタカーやEH500や、サロ124二階建てグリーン車が混在していても、払い下げならそれで経費が浮くと考えてみた。たとえば現実の嵯峨野トロッコ鉄道は、貨物の無蓋車に屋根と木の椅子を造り込んで人気を博している(笑)。機関車は小型のディーゼルDE10である。
 ただ、いくらスロースピードと言っても騒音だけはなんとかしたい。だからこそ、ビスタカーや京阪特急ダブルデッカーが余の過去事例研究に頻出するわけだ。

 とは言っても、山頂の中央図書館に、近鉄ビスタカーや京阪ダブルデッカーや、国鉄お召し列車が到着し、食堂車改良閲覧室列車とか、カシオペア号改良雑誌ブラウジング展望車と説明するのは、なにかしら面はゆい。温泉列車などは相当に根気強く説明しないと、冗談に取られてしまう脳。困ったことだ。頭が痛くなる。

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2009年1月26日 (月)

小説木幡記:2009/01/26(月)新ジャムと未来の図書館

 木幡研ではときどき自家製ジャムが朝の食卓に置いてある。今朝は、ショウガと林檎とをすりおろしたジャムだった。ショウガがツンときて、パンの味が引き立った。また林檎は普通、大きな切片がとろりとしているが、すり下ろした林檎もおつな味だ。気に入った。珈琲と煎茶とソーダーを飲んで、雪中の朝まだき、いさんで葛野へ向かった。
~この間いろいろ~
 さて夕食は巨大な鉄鍋でうどんだった。鍋焼きうどんと言ってもよかろう。鶏肉や卵や蒲鉾や野菜がいっぱいあって、ふーふーふきながらいただいた。ダシがよかった。何杯もおかわりしたが、麺類はすぐに消化される。明朝のショウガ林檎ジャムが楽しみだ。デザートはグレープフルーツに蜂蜜かけて、冷たくて歯が浮いた(笑)。

葛野
 本当に、毎日毎日飽きずに繰り返して仕事がある(当たり前だな)。朝から採点に励んでいたが、面会もある。倶楽部の用事もある。眠気がくることもある。
 眠気は対処法が二つあって、一つは瞬間睡眠5分。これはドライブ中に格別に有効だが、研究室でも変わらない。横になる。うとっとする。目を開けて時計を見ると5分間経過。脳からはきれさっぱり眠気が去る。もう一つは強制法で、自慢のハッカ油(親指大の小瓶で、千数百円もする豪華品)をデコとこめかみに塗りつける。量を間違えると大変なことになる。つまり目の周りに塗らなくても、涙がぽろぽろ出る。普通は二滴程度をデコにこすりつける。これで一応、頭が冴えてくる。
 以上の方法はよく効く、嘘ではないぞ。

メルにまみれて
 一日にいわゆる校務メールは山のように来る。以前は馬鹿メルも100通程度飽きずに毎日来ていたが、先年から葛野のサーバーには馬鹿メル撃退システムが導入されたのか、せいぜい日に数通におさまった。「メル、スパムと思って誤って消しました」だなんて言い訳は誰も言えないだろうね。そうだ、余の一斉メルについて若い隊員から「せんせ、返事遅れてすみません。迷惑メールにはいっていたんです!」と聞いたときは愕然としたなぁ。あれは一体なんだったんだろう。
 そうだ、校務メール。
 なかなかに一通一通が味わい深くて楽しんでおる。大抵は難問だな。書類のチェックもある。会議招集もある。広報もある。訂正メルもある。ときどき人事部から、人事裁定の怖いメルも来る。システムダウンとか停電とか、いちいちおろそかに扱えない。メール地獄なのか、極楽なのか。誰にも分からない。後者の「極楽」とは? 紙が少なくなって整理が楽になった。それに、学生からのあれこれもメールが多い。「休みます!」(勝手にせい)、「あれは、こうなんでしょうか?」(分かっているならメルするな!)、「某月某日は学生カード忘れて、欠席になっていますが~授業出ていました」(そういうのを、古証文、と言うんだよ)、……<後日談:すみません、他の先生の授業でした>。
 大事なメルも稀に来る。賓客からの問い合わせもある。大体はディジタル・カレンダーを見ながら返事する。ときどきカレンダーに記入するのを忘れていて、約束がわからなくなったり、ポカもする。
 そしてこんなことも、あんなことも、将来はパタリと無音になる日がくるのだろう。寂しいような、楽しみのような、メール狂想曲だわい。

邪馬台国周遊図書館ジオラマ
 昼前後と、無人になった夕方の屯所で、ひとしきりテスト走行を重ねていた。畳2/3の大きさなので、30X60のミニジオラマ「高台の図書館」と比べると巨大である。今日分かったことは、半径18センチ弱のカーブだと、新幹線以外はすべて走行すると思っていたが、意外にもTOMIXの二階建てMax新幹線は通過したのに、KATOの二階建てビスタカーが脱線を繰り返した。化粧箱を見てみると、半径23センチ以上でないと駄目なようだ。ビスタカーを三輪山に連なる山頂中央図書館まで横付けしたかったので、これは思案することにした。今、木幡でレールセットをみると、半径32センチのが数本残っていた。直すならいまのうちだ。石膏固めをした後で、カーブレールを入れ替えるのは大仕事になる。

 屯所の大机の3/4を占拠しているので、邪馬台国ジオラマは3月までしか整備できない。4月からは受講生であふれる。途中に2週間も冷暖房入れ替えでフロア全体が立ち入り禁止になる。今春中に石膏固めまで行かないと、次に触れるのは夏期まで待たねばならない。その間にコンセプトを固めるという考えもあろうが、モデルをさわり続けないと、机上で考えた理想の図書館が徐々にぼやけていく。そう言うわけで焦り。しかし、実は二月も会議山盛り~。困った脳。

情報図書館学的メモ
 これまでのブックモービル(自動車などを使った移動図書館)は、駐留地を定め点から点に移動して、その地域の人達にサービスするのが主流だった。点点の世界である。
 我が二階建てトロッコ鉄道図書館列車は、停車するのは木漏れ日の中、清流のせせらぎを聞きながら、半睡状態の読書を想定している。主目的は別にあって、点と点を結ぶラインの上で移動しながら読書、研究、会議をすることに重きをおく。
 そして次の「面」とは、各駅と中央にベースとなる図書館を置くことで、環境全体の図書館化を目指している。これは以前に語った「キャンパスの中に図書館があるのではなく、大学図書館の中にキャンパスがある」という考え方に従ったことだ。地域の中に公共図書館があるのではなく、図書館という未来の生涯学習館の中に、地域があるという思想である。
 ……。

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2009年1月25日 (日)

NHK天地人(04)年上の女(ひと)や九ノ一や

承前:NHK天地人(03)直江兼続の青春編

今夜の見どころ
 俳優達がようやく私のイメージの中で華やかに動きだしました。小説でも映画でも、最初のうちはなんとなく違和感があって、別世界をながめている雰囲気なのですが、ドラマなら役や役者が区別できるようになると、自然にその世界にすっぽり入り込んで一緒に生きている気持になるのです。

 女優さん数名がもう目に付いてきました。「お船」の常盤貴子さんはこれと言って映画やドラマを観た分けじゃないのですが、もう十年越しでその存在を知っています。雨宿りしているとき年下の兼続をいびるような問いかけるような口調で「兼続殿はわたしをどう思っている」「お姫様」「姫と言っても女は女」と言ったときの目が潤んでいました。おいおい、景勝さんはどうなるの、とヒヤリとしましたが、年上の女(ひと)を演じきっていましたぁ~。これじゃ、うぶな兼続(かねつぐ)さん、雨中に飛び出し逃げるのは当然ですよ。蜘蛛の巣にからめとられたような、あるいは白蛇に身体をしめつけられたような、そんな雰囲気がよくでていました。

 ついで信長の使者として春日山城まで洛中洛外図をはこんできた商人「初音」の長澤まさみさん。この方は、2006年のNHK功名が辻で、主人公の山内豊一さんをたぶらかす忍者(クノイチ)役でよく覚えております。なんとなくまたしてもクノイチのようですね(笑)。今回の初音さんはポルトガルの礼装がお似合いでした。今どき、この衣裳で街を歩けば振り返られるのは確実。もともと女らしい女優さんですが、今夜はちょっと少年ぽくってよいですね(笑)。私の個人的見解を述べても仕方ないのですが、男らしい男性が女装すると、ちょっと逃げ出したくなりますが、女らしい女性が男装すると映えます。

 兼続のお母さん、景勝の妹(華)、上杉謙信の姉(仙桃院)、お船の姉(お悠)、お船・お悠の母(お万)、……。なかなかお美しく個性のある女優さんたちが揃っています。晴れやかで華やかな雰囲気が出ています。

今夜の男達
 北条家から人質できている景虎は良く戦い、謙信も彼の力量に安心し景勝の妹(華姫)と一緒にさせました。それまでの辛苦を思えば、居場所をやっと掴んだというところでした。華姫も景虎を慕っているようでした。しかし、兼続が信長からの屏風の絵解きを謙信に言上し、返礼の使者に立ちたいと言ったとき、景虎は少し皮肉なことを言いました。「信長に、首をはねられるぞ」と。ここで、若い兼続に重きをおかなかった景虎の第一の伏線が張られました。この伏線が後日どのように解かれていくのかが楽しみです。

 一方、兼続の主君景勝は、相変わらずお船に合うとどぎまぎしたままですが、物を話さないという点で、おしゃべり泣き虫の兼続と対照的な姿がくっきりと現れておりました。しかし、すでになにかしら大将としての安定感や信頼感がかもし出されておりました。これだけ無口で、自己主張をしないと、周りの者達は何を考えているのか分からなくなり、結局景勝が望むことを懸命に考えようとする、不思議な力が発揮されるものです。

 上杉謙信公の春日山城が毎度写されるわけですが、私はこの山の風景に快感をあじわっております。いつも海からみた春日山城には、山のそこここに館があって、一つは毘沙門天を祀る洞窟のようです。麓から中枢まで一時間かかるというのですから、広い城です。海と神山と砦。これはまさしくMuBlog用に作られた戦国時代の設定ですね。この海と山に、Nゲージレールを周回させて、モンスター機関車EH500を走らせれば理想の「島図書館ジオラマ」になるではありませんか。

 さりながら、お悠さんという美しい女性がそばにいるのに、謙信公は「毘沙門天と約束をした」と言って、お悠さんをそばに近づかせません。この話はガクト謙信の時にも腹立たしかったのですが、今回の阿部寛さんも同罪ですよ。役とはいえ、それじゃお悠(吉瀬美智子)さんに失礼ではないですか? すべからく男性は、自分の好みなんかうち捨てて、相手に合わせてこそ「男」。あれがいやのこれもいやのは、女性のふるまいですよ。いよいよ、巷間噂される謙信女性説の信憑性が高まりますねぇ。

今夜のまとめ
 指折り数えたわけではないのですが、まだ兼続さんは少年期、高校生くらいの雰囲気ですね。性根のすわった権謀術策縦横無尽、愛と勢いで戦国を走り抜ける迫力は見せておりません。やはり、男性はしっかりしたお嫁さんをもらわないと、少年のままで根無し草なのでしょう。と、独身主義の男性達には失礼なことをまとめに出してしまいました。これも言葉の綾。事実は、謙信さんは独身だったけれど、戦国最強の人物だった事に変わりはありませぬ。

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チーム・バチスタの栄光/海堂尊(宝島社文庫 上下)の終盤の扱い

 面白く痛快に読めた。
 2005年の第4回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作で、2008年には映画化された(未見)。2009年1月下旬に京都の書店でも、海堂尊(かいどう・たける)の本が山積みされていた。昨夜も宴席で卒業生に「近頃、何をお読みですか」と問われ、チーム・バチスタとか~、ガリレオ(東野圭吾)と言った途端に強い反応があった。時間の余裕がないくらい仕事に追われていても、バチスタとかガリレオは読んでいるようだ。それだけ、世の中に知られている図書だと知った。残念ながら、米流ドラマ・Lostについては、「?」と素っ気ない返事が返ってきた(snail)。Lostのエバンジェリスト(福音伝道者)として自覚が無かったせいか、「ほぉ、ご存じない、と」で終わった。話はまた元に戻った。しかし聞き間違いかもしれないが、バチスタは映画とTVドラマで犯人が違うとか、そういうことも耳にした。ともかく発表されて五年近くなるのに、バチスタは良く読まれていると知った。

 物語は、有名大学病院で「バチスタ」という心臓手術の術式を天才的にこなす外科医の執刀の元、何名かの術死があり、ミスか事故か犯罪かで関係者が密かに悩んでいた。病院長は田口講師に白羽の矢を立て、調査を命じる。調査の途中でトンでもなく異様な白鳥技官が厚生労働省から派遣され、病院中をかき回す。田口は自称落ちこぼれの万年講師だが、患者の愚痴を日がな聞くだけの愚痴外来の責任者らしく、調査は相手の言い分を聞く受動的(パッシブ)な手法をとった。白鳥は、田口の方法は前段階で、これからは喧嘩を売って回る(アクティブ)と言って田口を辟易(へきえき)させた。しかし「殺人」という意見の一致点で、田口は白鳥の突出性を知らぬ間に受容していた。

Batisuta 世評も高く、私の読後感も秀の結果だったので、いまさらここで褒めちぎってもしかたがない。今日は珍しくあら探しというか、ケチをつけたい気分になったので、読後しばらく考え込んでいた。~しかし、どうにもケチのつけようがない。もう一歩褒めちぎって、じっくりケチをつけようと算段したが、最後に解説(茶木則雄)があったので、そこからケチの種を探してみた。あった。大賞を受賞したときに、選考委員が全員そろってオマージュを捧げたらしい。それに一々ケチを付けたらどうだろう、と考えた(fish)。

 こんな誉め言葉があったそうな。「読みやすくて、娯楽性が高い」と。
  読みやすさから生じる欠点は皮相に走り読者に考えさせる機会を減少させる。だから娯楽性に通じるのだが、青少年が読みやすい物ばかり求めて、それに対応するのは、欲しがるからと言って甘いケーキや酒を与え続けて脳を破壊するような所行である。読みやすくて娯楽性が高い物の将来は、現代の末期的お笑いTV番組に通じる。文藝が衰退し、よくない。

 こんな言葉もあったよし。「キャラ(クター)が座り込んでいないし、ジェットコースター的展開がすごい」と。
 キャラとは現代用語では登場人物の個性のようなものを指し、それが座っていなくて「立つ」というのは、人物の姿形が鮮明でコントラストが効いて激しい印象を読者に与える場合、そう言うらしい。これはうまくいくと永遠の人物造形を味わえるが、欠点は飽きが来たときに強烈な個性ほどうるさくて、じゃまくさく、小説を読む楽しみを疎外する。小説の構成要素はキャラだけではなくて、自然や組織や何にしろ背景も大切だ。私は皆が褒めちぎる厚生労働省技官白鳥が、終盤でじゃまくさくなった。白鳥に今後は水戸黄門の印籠じみた味わいが生まれることを期待する。
 ジェットコースター的な展開については、全体の2/3で上り詰め犯人が分かり、後の始末に苦労した形跡があるから、評価はまとを外している。それに、海外翻訳物の通弊で、見開き1ページ単位で急制動急加速急カーブを繰り返す作品は読んでいて馬鹿馬鹿しくなる危険性も多い。逆に和製バチスタにはそれが無かったので、ジェットコースター的展開は当たらない。

 どうだろう、MuBlogには珍しく難癖を付けたつもりだが。
 要するに私は馬鹿馬鹿しいことに付き合えない質なので(taurus)、世間が単純に読みやすい、楽しい娯楽(エンタメ)だ、とかいう評判に忌ま忌ましさを感じていると言いたいのだ。かといって、分けの分からない空疎な芸術文藝作品が良いとも思っていない。私の評価はそこに「世界」があるかどうかにつきる。世界に妥当なキャラがあればよし。なければつまらなく思う。『チーム・バチスタの栄光』世界は、田口医師の愚痴外来、つまり不定愁訴外来の存在が世界を作り上げたとなる。(だが、この件は後の読書の折りに展開しよう。今は先を急ぐ)

 実は犯人が判明する前に、作品は頂上に立ってしまった。それが2/3で展開が終わったという意味である。その後で別の人物が犯人となるから、二つこぶのラクダのような作品だ。二つのコブが相互にどう作用したかと問われれば、一つ目の登頂で作品が終わっても凡作にはなっていなかったと言いたい。その段階で上りつめた二人のどちらかを犯人に仕立て上げる方法もあったはずだ。第三の犯人を仕立て上げるのに作者海堂は、医学専門知識を動員した。その結構はよかったし、納得もいった。だがそのことで、ある種感動をもたらす第一の登頂が無駄に思えてきた。作者の作者による「やらせ」という感が残ってしまった。小説とか映画とかは、ページ数や時間配分が読者観客に分かるから、峰が連なる場合その配分が難しいと思った。つまり本作の場合、一つ目のコブが秀逸だからこそ、二つ目のコブにドラマツルギーが失われ、白々しくなったとも言える。

 ただしかし、私は犯人が分かった後も延々と続くページを愛おしみながら読みふけった。前半がジェットコースターで終盤もそうなら、読後すぐに内容を忘れそして作者の名前も忘れ、MuBlogに感想を書くこともなかったことだろう。海堂はじっくりと、二つの山を登った後で麓の温泉を用意して、そこで一風呂浴びる余裕を読者に提供してくれた。
 やはりこの『チーム・バチスタの栄光』は秀作だと評価できる。

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2009年1月24日 (土)

小説木幡記:2009/01/24(土)倶楽部の初代・ご隠居たち

 昨日金曜は、木幡記を休載した。
 葛野に朝から出向いて書類作り他に専念し、午後遅くには疲労が極まった。余が木幡に帰還したとたんに江戸から荷物が届いたので回復した。夕食は極上質の肉ですき焼きをいただき、シャンペンを空けたのは覚えておるが、あとは朧ぉ。

 今朝土曜はまだ覚えておる。
 早朝から覚悟してLostシーズンⅢ、DVD7~8巻を観た。ますます謎が謎を呼び、もう手に負えない謎謎世界である。最初は気にくわなかった島の女(不妊症研究者)が、最近その佳さがわかってきた。島のベン(ベンジャミン)の人心操作、力の源は一体何なのだろう。
 そのあと、島図書館を改修し、眠り、午後からは「チーム・バチスタの栄光」下を2/3まで読んだ。時間が来たので、京阪に乗って祇園四条下車、高島屋の真向かいの書店に入って、近頃の出版状況を眺めた。

 時刻になったので、心霊ゾーン「世界地図前」に行くと、二人がいた。3人目はタクシーに乗って会社を出たところだった。寒いので幹事について懇親会場に向かった。先斗町四条上がる西側に店があった。
 「京町屋豆富料理 先斗町 平林」

 席について余は、以前酒に懲りたので(笑)、梅酒のソーダで茶を濁した(こういう日本語はよいのじゃろうか?)。閑談するまもなく、リエリエ副長2002が到着し、コースが始まった。カホル局長2002がてきぱきと料理を指示し座をまとめていった。ミッカー二番隊長2002と余とは、借りてきた猫のように静かにしていた。なんだか5年たっても当時と雰囲気が少しも違わないことに気付き、しかし居心地が当時の何倍もよくなっていることにも愕然となった。心理的に余が面倒をみる立場ではなく、逆転しておったぁ。

Sopenallsekaisi たとえば携帯カメラ。うろうろしていると副長がさっと余の携帯をとって、しゃかしゃかと調整しだした。余は携帯カメラがいまだにうまく使えない。梅酒が減ってくると、局長がさささっと水や茶を注文してくれた。話が途切れて「ところで~」と言ったとたんに、超絶無口で通っていた二番隊長が、
 「せんせ、また新しい試みをしました」
 「うん?」
 「なんだと思いますか」
 「さて~ぇ」
 「保育士の資格をとったんですよ」
 余も皆もこれには驚いた。もともと情報処理関係の資格を1ダースほど取っている人だったが、「ほ、保育士!」と目点になってしまった。将来が楽しみだ。倶楽部ご隠居・御用達保育所とかな。

 口当たりの良い料理だった。土曜の夜の先斗町は華やいでいた。焼肉や洋風もよいが、時々はこういう華やかな街で、あっさりすっきりした豆腐料理を口にするのもよいものだ。副長は「豆乳」フェッチというかフリークというかマニアらしい。会社の冷蔵庫には山のような豆乳とケーキを保管していると聞いて、皆で爆笑した。

 席を変えて、南にさがってフランソワに行くか、北に上がって「林や」に行くかをきいてみると、みんなぜんざいや抹茶好きなのか、和風「林や」に決まった。席を立つ間もなく局長が支払いを済ませてくれた。
 途中、皆で二番隊長に「今度は、鍼灸師はどうでしょう」と、言った。余もご隠居たちも社会では細かい作業や思案が多いから、肩に来るようだ。局長の話では、時に鎮痛剤をのまないと、腫れ上がって動けなくなることもあるようだ。ミッカー君が鍼灸師チャングムになって、倶楽部ご隠居達や余の肩をほぐしてくれたなら、葛野に銅像が建つかも知れない。

 穏やかな時間が流れた。いまでもしっかり、送付された機関誌「Truth」を隅々まで読んでいると聞いて感動した。
 仕事のこと、将来のこと、まだまだ若いご隠居たちには停止がない。ぽつぽつと語る話に相づちを打ちながら、余も青年時の「不透明な将来」を思い出していた。今度出会う頃には、何人かが一つの選択をしていることだろう。楽しみじゃが、それからの人生がまたまた長い脳ぉ~。

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2009年1月22日 (木)

小説木幡記:2009/01/22(木)

 今夜の絶品は、麹漬けのシャケ焼き。他には卵焼き、かす汁、クワイ二本(ジャミロ・クワイの親戚ではない)、その他。食後急速に睡魔に襲われた。このまま眠りたいが、食後3時間は起きていないと、消化が悪くなるようだ。

最近の検索ワード考察(2)
 データ出典はMuBlog記事「74万アクセス」

集計対象アクセス数:10,044
検索ワード 割合
11 鉄道模型 146 1.5%
 単語「鉄道模型」ではGoogle検索にMuBlogの影もなかった。フレーズ検索扱いの「昭和の鉄道模型」と推定し試すと、18/382000位でヒットした。この場合、フレーズ「昭和の鉄道模型」は、単語「昭和」と「鉄道模型」に分割されて、統計がとられている。
 
12 xp 138 1.4%
 これはWindows XPの片割れだと推測する。涼夏2007PCでのraid設定は、Windows XPなので、その関係だろう。

13 風林火山 129 1.3%
 言うまでもなく2007年に、MuBlogをもっとも賑わしたNHK大河ドラマである。本日付けでは、240前後/1,620,000 というランキングで、単語「風林火山」はMuBlogの特色を出せなかったようだ。

14 二十世紀少年 128 1.3%
 浦澤直樹「二十世紀少年」とか、昨年の映画にリンクしているのだと思う。これは下記の(17 ネタバレ)で考えてみよう。

15 PCケース 125 1.2%
 涼夏2007PCがアクリル製のPCケースを使っているので、それへのリンク。

16 地図 116 1.2%
 単に地図では、Google中ながめてもMuBlogは影もないが、「地図の風景」とフレーズで検索したとき、なんとぉ、3/3,880,000 という高位に在った。不思議な気持ちになった。なお、MuBlogでは「地図の風景」はカテゴリーとして扱っている。

17 ネタバレ 113 1.1%
 これは「14 二十世紀少年」とのペアで完了するものだ。ネタバレだけではGoogleで10,100,000(一千万件)も出力されて、MuBlogは影も無かった。しかし二語を組み合わせると、ふむふむ、「二十世紀少年 ネタバレ」は堂々の1位(34,800)だった。しかし忸怩たるものあり。つまり、余はネタバレというような下品なことをするつもりは全くなかったのに、公共の場では「ネタバレ記事」と、とらえられた。これこそ現実世界の姿なのだろう。脳。

18 勝海舟 109 1.1%
 ここに至って、余は目が点になった。人名「勝海舟」はぶっちぎりの1位(395,000)、なにかしら一桁間違っているような話である。昨年の篤姫人気に便乗したとはいえ、驚きは去らなかった。

19 ジオラマ 107 1.1%
 Googleでは1,690,000(169万件)あって、MuBlogは影もなかった。MuBlogでの「ジオラマ」は、世間ではレイアウトと呼ばれている。余は独自に、線路の配置をレイアウトないしレール・レイアウトと呼び、レールを含む情景全体をジオラマと定義して使っている。MuBlogでは嵯峨野鉄道図書館列車ジオラマなどとリンクしている。

20 感想  90 0.9%
 この言葉は一般用語なので、Googleでは96,000,000(9600万件)もあった。MuBlogは影も無かったが、「読書感想文」という用語はよく使っているので、その関係でリンクしているようだ。

というわけで、
 江戸のエドルン君から、秘密親書あり。木幡研究所・所員の慶事には、くれぐれも「祝辞をわすれぬように」とか、供物の分担についての調整とか、~。用意万端おこたりなき仕様なり。余はいまだに江戸からのコントロール配下にある事実を確認せり。

 今日も葛野で大仕事をすませた。ほっとしたのか、まだ緩めてはならない気がゆるみ、気がついたら30分もうたた寝していた。夕刻、闇も迫るころ、屯所を覗くと新誠会(総会、送別会)幹事が二人おったので、手を借りて、天井にぶら下げたような状態の「邪馬台国周遊図書館ジオラマ」を屯所大机におろした。

 配線はこれまでの中で最大級の複雑さだったので、半年前に天井近くに収めたとき、すぐに再現できるようにしておいた。約15分で準備が整ったので、ED790(TOMIX)を走らせた。無音高速で、総てが大丈夫だった。そう言えば、すでに基盤は発泡スチロールで覆われているのに、邪馬台国周遊の写真は極めて少ない。箸墓と三輪山が出来てからと思っていたが、来週あたりに途中経過を写し、MuBlogに掲載しよう、と思った。

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2009年1月21日 (水)

小説木幡記:2009/01/21(水)盛りだくさんな会議でした

 日々すぎてゆく、さて夕食。焼き鳥四本、スパゲッティサラダ(うむ、なかなか)、焼きたらこ(この芳ばしさ)、太昆布巻き煮、……。デザートはぜんざい。

 葛野で早朝から書類をまとめておった。神経を使う。これ一枚が4~5年の効力を持つ。余計に緊張する。
 会議は11時から始まった。次に13時、次に14:30、次に16:00~18:00頃まで。終わるとぼんやり。なにかしら余自身が会議依存症になってきたようで、恐怖。つまり、会議がなくなるとぼんやりしてしまうのは、これは明かな依存症じゃ(笑)。夕方、暖房の壊れた研究室で嵯峨野鉄道図書館列車・ジオラマに色粉をまぶしていると、年長の同僚が訪ねてきた。


 話が終わって、帰還前に倶楽部の手当もしておいた。今週でほぼ、葛野図書倶楽部2001の2009年次・新幹部たちと面談が終わる。大体一人30分。みんな授業とかテストとか課題とかで、余よりも忙しい。日程調整が大変じゃ。来月から新局長がそういう調整をすることになっておる。八代局長が新人事を発表して以来、旧幹部達にあれこれ言うのを差し控えておる。レーム・ダックの謂いでは全くない。過酷な1年間の終わりは、休息が必要なのだ。よく助勤を勤めてくれたという万感の思いあり。


 木幡帰還は少し遅くなった。
 夕食のあと、島図書館の勾配をなおし、EH500でテスト走行させた。単行だと無音で坂をじっくり登った。改造図書館列車を二両付けてスイッチをいれた。リバースだった。見事に脱線し、1m下に落ちた。EH500はばらばらになり、部品が飛び散った。カプラ(連結器)も3つに分解し方々に隠れたがすぐに見つかった。EH500固有の前後を結ぶシャフトが消えた。太さ1mm弱、ながさ15mm程度の棒だ。これがモータ一つで8軸を動かすキーのパーツだ。探すのに1時間かかった。おお。
 組立直した。すでに5回目くらいだ。EH500の弱点はあまりに動力伝達機構が複雑だということだ。調整に、30分かかった。つまり、動輪の集電スプリングも、いつの間にか飛んでいたので、列車室内灯の付随スプリングをニッパーで長さを合わせて切断し、セットするなど、いやはやいつのまにか鉄道模型修理改造師になっておった。

 気がついたら11時を過ぎていた。もう眠る。
 明日は午前中から、二人の幹部とそれぞれ面談する。

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2009年1月20日 (火)

小説木幡記:2009/01/20(火)

 本夕は、鉄火丼(まぐろにワサビに海苔がたっぷり)、おかかたっぷりホウレンソウおひたし、クモコと豆腐の味噌汁、ナマコの酢あえ・ゆづの千切りまぶし、林檎スライスにぜんざいかけデザート。うむうむ、飢餓感が瞬時に消えた。

最近の検索ワード考察(1)
 データ出典はMuBlog記事「74万アクセス」

     集計対象アクセス数:10,044(MuBlogの一ヶ月間)
        検索ワード 割合
      1 京都 454 4.5%
      2 丕緒の鳥 448 4.5%
      3 篤姫 412 4.1%
      4 自作 366 3.6%
      5 raid  231 2.3%
      6 アクリル 184 1.8%
      7 十二国記 175 1.7%
      8 設定 172 1.7%
      9 しる幸 151 1.5%
     10 RAID 148 1.5%

1.京都
 これは曖昧過ぎるキーワードだ。実際にGoogleしてもMuBlogは影もなかった。他のキーワードとの組み合わせで使われている。
2.丕緒の鳥
 小野不由美の短編。十二国記シリーズの一部である。余は小野さんの作品が好みなので、過去に数点の感想文を掲載している。本日のGoogleでは、1/25,800だったので、異様な人気。
3.篤姫
 NHK大河ドラマ2008年の主人公名。昨年はMuBlogを賑わせた。単語として、Googleでは影もなかった。
4.自作
 おもに自作PC「涼夏2007PC」関係記事に頻出する。他には鉄道模型や少年司書ロボでもMuBlogで多少ある。しかし、単に「自作」だけでは曖昧すぎて、Googleでは影もなかった。
5.raid
 コンピュータで、ハードディスクを組み合わせてデータ転送を高速にしたり、データの安全度を高める手法。MuBlogでは「涼夏2007PC」で採用した。
6.アクリル
 透明な素材。MuBlogでは「涼夏2007PC」のケースをアクリル製にしている。他に、鉄道模型ではアクリル板を整形して、図書館列車を改造製作している。
7.十二国記
 小野不由美の小説シリーズ名。Googleでは94/1,060,000のランキングだったので、健闘しておる(笑)
8.設定
 主に「raid 設定」という使い方だと考える。raidだけだとGoogleでは影も見えないが、設定と組み合わせると、4/741,000だから、これは異様な人気である。
9.しる幸
 これは、京都のおばんざい屋さんの名称だが、正確には「志る幸」が店名である。MuBlogの記事タイトルが間違っているわけだが、Googleでは3/998,000という異様人気である。ただし付近の他記事はぜんぶ「中華そば、しる幸」で、ほほえましい間違いなり。
10.RAID
 上記5と同じ扱い。利用者は様々な用語で検索する。

本日の葛野
 十年ぶりに、公共図書館の司書資格を認定するための科目が大変更になる。全国の同業諸氏もいろいろあれこれ忙しい年となる。余も本日はうんうん言いながら、新しい情報にしたがって、近未来の授業変更を工作しておった。同僚の教務担当教員とも若干話し合ったが、本学固有の問題がからまり、なお一層ますます難しい瀬戸際じゃ。痩せる脳。

 そんなところで、今日もくれていく。バチスタ読んだり、Lostを見るなんて、遊んでおる場合じゃない(笑)
 ああ忙しいは無能の証。

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七十四万アクセス(74万/全体127.9万):MuBlogの分析

承前:七十二万アクセス(72万/全体124万):MuBlogの分析(2008.12.14)

観測日時:2009年01月20(火) 13:16

MuBlog累計アクセス数: 740066 1日当たりの平均: 418.12
 (開設日2004/03/07 記事数 1,629 件 コメント 4,153 件 トラックバック 1,252 件  )

サイト全体累計アクセス数: 1278868 1日当たりの平均: 722.52

↓解析対象期間: 2008年12月21日(日) ~ 2009年1月19日(月)

(0) MuBlog74万アクセスの感想

 感想といえば、随分MuBlogアクセスが右肩下がりだということでしょう。月間あたり万のオーダーという小規模ながらも、バブルははじけるものです。しかし詳細はMuBlog単体アクセスの68万70万72万と今回を御覧になれば分明なので、止めておきましょう。ただそのころは、一ヶ月あたりアクセス数が、Mublogだけで22000ほどもありましたから、今回の(1)による16000という数は、激減していると言って過言ではないです。

 今回のアクセスは年末から昨日までのものですが、上位102件のうち20件が「篤姫」で占められています。20%です。それが次に続いていないと分析しましたが、一昨年の風林火山、昨年の篤姫人気と、世間の人気に便乗して得た泡泡としたアクセス数が、ようやく地道なMuBlogに回帰しようとしている傾向なのでしょう。

 たとえば実質一位の小野不由美「丕緒の鳥(ひしょのとり)」や五番目の浦沢直樹「20世紀少年」などが上位にあることは、これは堅実な文藝路線の結果であります(漫画も私には、正統文藝なのです!)。文藝といえば、三十位までに17:うぶめの夏(京極夏彦)、22:新世界より(貴志祐介)、24:庭園鉄道趣味(森博嗣)、27:神々の乱心(松本清張)と、故人や初老中年作家がきらびらしく登場しております。

 驚くべき事実は(いや、ほんとに驚き)、一昨年2007年夏のPC自作がいまだに、三番目、四番目に上がっていることです。私は、実は機械工学も電子工学もまったく知らない文化人ですが、これはどうしたことでしょう。おそらく、PC自作とは科学に基づいて作られたパーツ(部品)を組み合わせることに意味があって、その素性までは考えなくてよい世界なのだと思います。ただし私は今でもマザーボードを買うときには、使用コンデンサーが日本製かどうかを確かめますから、少しは工学技術的素養もあるのでしょう。

 ところで私の葛野や木幡の研究室図書の大半は、もちろん情報図書館学であるにしてもそれは生業、正業の結果に過ぎません。他の大半は歴史関係です。なのに、歴史関係では三十番目にやっと、いかにもうさんくさげな男二人旅(笑)魔界巡礼物が出てくるわけです。残念ですねぇ。これこそ上位三位以内に毎回出てもらいたいものです。

 というわけで、賀茂の流れと賽の目とアクセス・ランキングは、なんとしても自分の思うようにはならないと実感した、世界の根本的な実質様態・核にはじき飛ばされた今回(ずっと~)でした。

(1)ページ別アクセス数:1ヶ月分:MuBlog のみ

アクセス数: 16,001
訪問者数: 12,503
解析ページ 訪問者 アクセス
1 トップページ 636 1,378 5.1% 8.6%
2 丕緒の鳥(ひしょのとり)・十二国記/小野不由美:雪のような音 533 585 4.3% 3.7%
3 涼夏2007PCの自作 (8)RAID設定(WindowsXP)とグラフィックスボード 383 541 3.1% 3.4%
4 涼夏2007PCの自作 (1)アクリルケースとファン、電源 226 304 1.8% 1.9%
5 浦沢直樹の「20世紀少年」は「21世紀少年」で終わったのか 172 209 1.4% 1.3%
6 自作鉄道模型 141 187 1.1% 1.2%
7 Prius(日立製ノートパソコン)のハードディスク交換 146 186 1.2% 1.2%
8 勤王志士・古高俊太郎邸跡と、しる幸:私の京都・河原町通{四条→三条} 102 152 0.8% 0.9%
9 NHK篤姫(50)最終回:清らかな晩年 108 148 0.9% 0.9%
10 NHK篤姫(32)勝海舟と桜田門外の変 128 144 1.0% 0.9%
11 涼夏2007PCの自作 (7)配線とアクリルケース 90 139 0.7% 0.9%
12 NHK天地人(02)直江兼続の幼少期:禅寺で修行中 106 131 0.8% 0.8%
13 NHK篤姫 97 120 0.8% 0.7%
14 NHK天地人(01)直江兼続の幼少期 100 116 0.8% 0.7%
15 室町和久傳(むろまち・わくでん) 73 112 0.6% 0.7%
16 地図の風景 98 109 0.8% 0.7%
17 姑獲鳥の夏:うぶめのなつ(映画) 85 104 0.7% 0.6%
18 NHK篤姫(49)さらば大奥 64 90 0.5% 0.6%
19 ノート・パソコンのハードディスク交換、取り扱い処方 67 87 0.5% 0.5%
20 NHK篤姫(29)落飾した篤姫:天璋院 64 85 0.5% 0.5%
21 NHK篤姫(48)西郷隆盛と勝海舟 69 83 0.6% 0.5%
22 涼夏2007PCの自作 (3)マザーボード(GA-G33M-DS2R GIGABYTE社) 64 82 0.5% 0.5%
22 新世界より/貴志祐介 (上下):日本のアンチユートピア小説 73 82 0.6% 0.5%
24 涼夏2007PCの自作 (5)メモリ:A-Data社 DDR2 SDRAM PC2-6400 ADATA 1GB & Heat sink 61 72 0.5% 0.4%
24 On30レイアウト:庭園鉄道趣味/森博嗣 61 72 0.5% 0.4%
26 みたかのもりじぶり:三鷹の森ジブリ美術館 58 69 0.5% 0.4%
27 神々の乱心/松本清張<感想文 その1:上品な吉屋特高係長> 56 68 0.4% 0.4%
28 じょうしょうこうじ:常照皇寺 39 66 0.3% 0.4%
28 NHK篤姫(47)西郷隆盛の江戸攻め 49 66 0.4% 0.4%
30 私の京都:蛇塚古墳:魔界巡礼秦氏の謎 38 63 0.3% 0.4%
31 NHK篤姫(01)薩摩の話:島津斉彬(なりあきら) 49 62 0.4% 0.4%
32 HD(ハードディスク)の直付け増設のお勧め 53 61 0.4% 0.4%
33 0501010・大晦日の鍵善と八坂神社 50 60 0.4% 0.4%
34 京都の書店 53 59 0.4% 0.4%
34 NHK篤姫(40)篤姫と和宮、家茂を挟んで写真を撮る 47 59 0.4% 0.4%
36 CPU空冷装置・換装のお勧め・SAMURAI-Z 42 58 0.3% 0.4%
36 昭和の鉄道模型をつくる(03) 駅舎(面影橋駅) 48 58 0.4% 0.4%
36 日本・歴史・古代:白鳥伝説/谷川健一 42 58 0.3% 0.4%
36 NHK篤姫(46)最後の将軍・徳川慶喜 46 58 0.4% 0.4%
40 登喜和(ときわ)のステーキと春の京北周山町 35 56 0.3% 0.3%
40 NHK篤姫(17)小松帯刀前夜 47 56 0.4% 0.3%
42 図書館司書採用試験問題概説:県立図書館・関西・200702 50 55 0.4% 0.3%
42 NHK篤姫(05)薩摩の話:養女とジョン万次郎 52 55 0.4% 0.3%
44 NHK風林火山(32)山本勘助:景虎と宇佐美の思惑 50 52 0.4% 0.3%
45 古いノートパソコン・再生のお勧め:SONY-Vaio(2000年)に外付けハードディスク 44 51 0.4% 0.3%
45 さくらだ:桜田 38 51 0.3% 0.3%
45 嵯峨野鉄道図書館ジオラマ(04) 塗り、川と池と滝 37 51 0.3% 0.3%
48 昭和の鉄道模型をつくる(31)飯田郵便局  40 50 0.3% 0.3%
49 最古の前方後円墳(邪馬台国?)東田大塚古墳、矢塚古墳 26 49 0.2% 0.3%
49 NHK風林火山(24)晴信の妄念とガクトの妖艶 42 49 0.3% 0.3%
49 神功皇后陵の学術調査・見学 32 49 0.3% 0.3%
52 涼夏2007PCの自作 (6)CPU:Intel Core2 Duo Processor E6600 30 48 0.2% 0.3%
52 桜の森:佐野藤右衛門邸の桜 33 48 0.3% 0.3%
54 「日本は侵略国家であったのか/田母神俊雄」について感想 41 46 0.3% 0.3%
55 昭和の鉄道模型をつくる(11) ポイントマシン(電動化の磁石)とDCフィーダー(送電線) 29 44 0.2% 0.3%
55 小説木幡記:2008/12/24(水)深夜の島図書館:その惨状 29 44 0.2% 0.3%
57 邪馬台国はどこか/NHK歴史の選択 26 43 0.2% 0.3%
57 私の京都:ブックファースト京都河原町店 35 43 0.3% 0.3%
57 NHK篤姫(09)薩摩の話:幾島の特訓 33 43 0.3% 0.3%
60 二階建て図書館列車考(3)京阪特急ダブルデッカー(8000系) 31 42 0.2% 0.3%
60 万葉集 37 42 0.3% 0.3%
62 うじのわきいらつこ:莵道稚郎子(宇治墓) 25 41 0.2% 0.3%
62 CPU空冷装置・掃除のお勧め 28 41 0.2% 0.3%
62 卑弥呼の墓(005) 邪馬台国は古代大和を征服した/奥野正男 30 41 0.2% 0.3%
62 ながればし:流れ橋(上津屋橋) 27 41 0.2% 0.3%
62 NHK篤姫(13)江戸の確執:英姫と篤姫 39 41 0.3% 0.3%
67 前方後円墳の航空写真 25 40 0.2% 0.2%
67 NHK天地人(03)直江兼続の青春編 36 40 0.3% 0.2%
67 ノート・パソコンのハードディスク保守(シャープのメビウス・ノート) 37 40 0.3% 0.2%
70 スマート珈琲店(京都・寺町)のホットケーキ 32 39 0.3% 0.2%
70 Blogメモ 34 39 0.3% 0.2%
72 枝魯枝魯(ぎろぎろ)の一夜 36 37 0.3% 0.2%
72 昭和の鉄道模型をつくる(19) 喫茶店(ラメール) 29 37 0.2% 0.2%
72 昭和の鉄道模型をつくる(35)長屋 24 37 0.2% 0.2%
72 美味しいところ 32 37 0.3% 0.2%
76 てらまちどおり:私の京都・寺町通{四条→三条} 33 36 0.3% 0.2%
76 辛味大根・おろしそば(京都伏見大手筋・薮そば) 34 36 0.3% 0.2%
76 NHK篤姫(44)大政奉還と小松帯刀 34 36 0.3% 0.2%
79 NHK篤姫(21)愛の理屈--側室お志賀の心 31 35 0.2% 0.2%
79 NHK篤姫(39)薩英戦争と徳川家茂(いえもち) 33 35 0.3% 0.2%
81 私の京都:四条大橋と三条大橋の美味しいところ 29 34 0.2% 0.2%
81 NHK篤姫(31)出藍の誉れ・幾島去る 31 34 0.2% 0.2%
81 NHK篤姫(34)和宮降嫁 33 34 0.3% 0.2%
81 椿井大塚山古墳の現況写真 19 34 0.2% 0.2%
81 小説木幡記 27 34 0.2% 0.2%
86 うさじんぐう:宇佐神宮 24 33 0.2% 0.2%
86 図南の翼:十二国記/小野不由美 30 33 0.2% 0.2%
86 涼夏2007PCの自作:目次とまとめ 20 33 0.2% 0.2%
86 もりしょう:そうめん処・森正 19 33 0.2% 0.2%
86 二階建て図書館列車考(4)Maxとき、上越新幹線(E1系新塗装) 25 33 0.2% 0.2%
86 卑弥呼の墓(008) 箸墓古墳の大規模周濠確認 22 33 0.2% 0.2%
92 神々の乱心/松本清張<感想文 その2:明瞭な小説視点> 29 32 0.2% 0.2%
92 昭和の鉄道模型をつくる(33)木造平屋住宅 19 32 0.2% 0.2%
92 高台の図書館:鉄道図書館(5)塗装と色粉(パウダー) 20 32 0.2% 0.2%
92 三角縁神獣鏡 23 32 0.2% 0.2%
96 オーパーツ大全 : 失われた文明の遺産/クラウス・ドナ、ラインハルト・ハベック共著 27 31 0.2% 0.2%
96 涼夏2007PCの自作 (4)グラフィックスボード(EN8600GT SILENT/HTDP/256M)ASUS 24 31 0.2% 0.2%
96 NHK風林火山(48)川中島・山本勘助の最期(1) 27 31 0.2% 0.2%
96 昭和の鉄道模型をつくる(30) 音羽書店 18 31 0.1% 0.2%
96 小説木幡記:レッドクリフや相棒や:正月から遊興三昧 24 31 0.2% 0.2%
96 読書余香 28 31 0.2% 0.2%
102 石塔寺(せきどうじ) 阿育王山(あしょかおうざん) 17 30 0.1% 0.2%
102 嵯峨野鉄道図書館ジオラマ(07) 植樹 22 30 0.2% 0.2%
102 NHK篤姫(22)老中・阿部正弘の死 26 30 0.2% 0.2%
102 小説木幡記:2009/01/14(水)古墳、教授の死、会議、倶楽部 19 30 0.2% 0.2%

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1 トップページ 303 303 8.9% 8.9%
2 NHK篤姫 302 302 8.8% 8.8%
3 NHK篤姫(17)小松帯刀前夜 104 104 3.0% 3.0%
4 NHK篤姫(34)和宮降嫁 87 87 2.5% 2.5%
5 NHK篤姫(48)西郷隆盛と勝海舟 77 77 2.3% 2.3%
6 NHK篤姫(21)愛の理屈--側室お志賀の心 74 74 2.2% 2.2%
7 NHK篤姫(40)篤姫と和宮、家茂を挟んで写真を撮る 72 72 2.1% 2.1%
8 NHK篤姫(22)老中・阿部正弘の死 71 71 2.1% 2.1%
9 NHK篤姫(49)さらば大奥 68 68 2.0% 2.0%
10 NHK篤姫(46)最後の将軍・徳川慶喜 54 54 1.6% 1.6%
11 NHK篤姫(02)薩摩の話:調所広郷の自死 50 50 1.5% 1.5%
12 NHK篤姫(50)最終回:清らかな晩年 47 47 1.4% 1.4%
13 バックナンバー 44 44 1.3% 1.3%
14 NHK篤姫(29)落飾した篤姫:天璋院 41 41 1.2% 1.2%
15 NHK風林火山 33 33 1.0% 1.0%
16 ηなのに夢のよう/森博嗣 31 31 0.9% 0.9%
16 嵯峨野鉄道図書館ジオラマ(04) 塗り、川と池と滝 31 31 0.9% 0.9%
16 NHK篤姫(44)大政奉還と小松帯刀 31 31 0.9% 0.9%
19 椿井大塚山古墳の現況写真 29 29 0.8% 0.8%
20 ミホミュージアムの秋 27 27 0.8% 0.8%
21 目次:新撰組(新選組!) 25 25 0.7% 0.7%
22 NHK篤姫(47)西郷隆盛の江戸攻め 24 24 0.7% 0.7%
22 NHK天地人(02)直江兼続の幼少期:禅寺で修行中 24 24 0.7% 0.7%
24 小説木幡記:2008/02/02(土)二階建て電車:京阪ダブルデッカー:近鉄ビスタカー 23 23 0.7% 0.7%
24 NHK天地人(01)直江兼続の幼少期 23 23 0.7% 0.7%
26 NHK篤姫(42)徳川家茂・なにわの死 22 22 0.6% 0.6%
26 姑獲鳥の夏:うぶめのなつ(映画) 22 22 0.6% 0.6%
28 NHK篤姫(39)薩英戦争と徳川家茂(いえもち) 21 21 0.6% 0.6%
28 NHK篤姫(45)実家か大奥か 21 21 0.6% 0.6%
30 丕緒の鳥(ひしょのとり)・十二国記/小野不由美:雪のような音 20 20 0.6% 0.6%
31 NHK篤姫(32)勝海舟と桜田門外の変 19 19 0.6% 0.6%
31 NHK天地人 19 19 0.6% 0.6%
33 江戸東京博物館(えどとうきょうはくぶつかん)と、ほそ川の穴子天付そば 18 18 0.5% 0.5%
33 NHK篤姫(05)薩摩の話:養女とジョン万次郎 18 18 0.5% 0.5%
35 てらだや:寺田屋 17 17 0.5% 0.5%
35 NHK風林火山(31)真田幸隆の謀略 17 17 0.5% 0.5%
37 NHK風林火山(37)上杉謙信その前夜 14 14 0.4% 0.4%
37 卑弥呼の墓(006) 邪馬台国がみえてきた/武光誠 14 14 0.4% 0.4%
37 San Francisco International Airport:サンフランシスコ国際空港(SFO) 14 14 0.4% 0.4%
37 NHK篤姫(18)斉彬の篤姫密命よりも尚五郎の決心 14 14 0.4% 0.4%
37 卑弥呼の墓(008) 箸墓古墳の大規模周濠確認 14 14 0.4% 0.4%
37 昭和の鉄道模型をつくる(33)木造平屋住宅 14 14 0.4% 0.4%
43 勤王志士・古高俊太郎邸跡と、しる幸:私の京都・河原町通{四条→三条} 13 13 0.4% 0.4%
43 2004年09月05(日)曇雨:地震と新撰組西本願寺 13 13 0.4% 0.4%
43 NHK風林火山(39)第一次川中島の景虎と晴信 13 13 0.4% 0.4%
43 浦沢直樹の「20世紀少年」は「21世紀少年」で終わったのか 13 13 0.4% 0.4%
43 NHK風林火山:後日談→勘助、由布姫、ガクト 13 13 0.4% 0.4%
43 嵯峨野鉄道図書館ジオラマ(05) 地面に色粉(パウダー)をまく 13 13 0.4% 0.4%
43 NHK篤姫(37)篤姫と久光:お互いの心象が興味津々 13 13 0.4% 0.4%
43 NHK篤姫(43)女達の徳川・男達の薩摩 13 13 0.4% 0.4%
43 地図の風景 13 13 0.4% 0.4%
52 NHK風林火山(30)海と鉄砲 12 12 0.4% 0.4%
52 NHK篤姫(13)江戸の確執:英姫と篤姫 12 12 0.4% 0.4%
52 NHK篤姫(15)篤姫と西郷吉之助の縁 12 12 0.4% 0.4%
52 NHK篤姫(31)出藍の誉れ・幾島去る 12 12 0.4% 0.4%
52 NHK篤姫(36)寺田屋事件 12 12 0.4% 0.4%
52 NHK篤姫(38)嫁姑よりも勝海舟と坂本龍馬 12 12 0.4% 0.4%
52 小説木幡記:2008/12/24(水)深夜の島図書館:その惨状 12 12 0.4% 0.4%
52 葛野司書・共同演習 2008年後期:情報サービス、資料組織Ⅰ 12 12 0.4% 0.4%

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1 丕緒の鳥  G Y M 245 2.4%
2 二十世紀少年 ネタバレ  G Y M 108 1.1%
3 十二国記 丕緒の鳥  G Y M 104 1.0%
4 アクリル PCケース 自作  G Y M 103 1.0%
5 うぶめのなつ  G Y M 80 0.8%
6 しる幸 京都  G Y M 79 0.8%
7 勝海舟  G Y M 68 0.7%
8 落飾  G Y M 52 0.5%
9 神々の乱心  G Y M 51 0.5%
10 じぶり  G Y M 46 0.5%
10 丕緒(ひしょ)の鳥  G Y M 46 0.5%
12 英姫  G Y M 33 0.3%
13 島津斉彬  G Y M 32 0.3%
14 GA-G33M-D S2R  G Y M 30 0.3%
14 貴志祐介 新世界より  G Y M 30 0.3%
14 小野不由美 十二国記 丕緒の鳥  G Y M 30 0.3%
17 京都 書店  G Y M 29 0.3%
18 篤姫 ジョン万次郎  G Y M 28 0.3%
18 raid 自作  G Y M 28 0.3%
20 じょうしょうこうじ  G Y M 27 0.3%
20 小野不由美 丕緒の鳥  G Y M 27 0.3%
22 京都 桜田  G Y M 26 0.3%
22 オンボード RAID 設定  G Y M 26 0.3%
24 椿井大塚山古墳  G Y M 25 0.2%
25 しる幸 京都 味噌汁  G Y M 24 0.2%
26 asus raid 設定  G Y M 23 0.2%
27 蛇塚古墳  G Y M 22 0.2%
28 室町わくでん  G Y M 21 0.2%
28 昭和の鉄道模型  G Y M 21 0.2%
30 佐野藤右衛門  G Y M 20 0.2%
31 HD 増設  G Y M 19 0.2%
31 windows xp raid インストール  G Y M 19 0.2%
31 鍵善  G Y M 19 0.2%
31 風林火山 緒方拳  G Y M 19 0.2%
31 徳川家茂  G Y M 19 0.2%
31 天地人  G Y M 19 0.2%
31 ディオゲネス症候群  G Y M 19 0.2%
31 神功皇后  G Y M 19 0.2%
39 出藍の誉れ  G Y M 17 0.2%
39 風林火山 gackt  G Y M 17 0.2%
41 アクリルケース 自作  G Y M 16 0.2%
41 昭和の鉄道模型を作る  G Y M 16 0.2%
41 益田の岩船  G Y M 16 0.2%
41 xp raid 設定  G Y M 16 0.2%
45 風林火山 ガクト  G Y M 15 0.1%
45 小松帯刀 篤姫  G Y M 15 0.1%
45 篤姫 勝海舟  G Y M 15 0.1%
45 うじのわきいらつこ  G Y M 15 0.1%
49 税所篤  G Y M 14 0.1%
49 京都 しる幸  G Y M 14 0.1%
49 鉄道模型 トンネル  G Y M 14 0.1%
49 小松帯刀  G Y M 14 0.1%
49 しる幸 京都市  G Y M 14 0.1%
54 伊井春樹 プロフィール  G Y M 13 0.1%
54 PCケース アクリル 自作  G Y M 13 0.1%
54 上津屋橋  G Y M 13 0.1%
54 京都 寺町通り 地図  G Y M 13 0.1%
54 石塔寺 滋賀  G Y M 13 0.1%
59 xp raid 構築  G Y M 12 0.1%
59 明治村 篤姫  G Y M 12 0.1%
59 白鳥伝説 谷川健一  G Y M 12 0.1%
59 windows xp raid 設定  G Y M 12 0.1%
59 篤姫49  G Y M 12 0.1%
59 XP RAID  G Y M 12 0.1%
59 竹中半兵衛 子孫  G Y M 12 0.1%
66 伏見桃山陵  G Y M 11 0.1%
66 ジぶり  G Y M 11 0.1%
66 スマート珈琲  G Y M 11 0.1%
66 篤姫 幾島  G Y M 11 0.1%
66 三輪神社 そうめん  G Y M 11 0.1%
66 室町 和久傳  G Y M 11 0.1%
66 ミスタースタンプスワインガーデン  G Y M 11 0.1%
73 浦沢直樹 20世紀少年  G Y M 10 0.1%
73 ぎろぎろ 京都  G Y M 10 0.1%
73 篤姫 桜田門外の変  G Y M 10 0.1%
73 蛇塚  G Y M 10 0.1%
73 十二国記 丕緒の鳥 感想  G Y M 10 0.1%
73 勝海舟 篤姫  G Y M 10 0.1%
73 ジョン万次郎 篤姫  G Y M 10 0.1%
73 しる幸  G Y M 10 0.1%
73 二ツ塚古墳  G Y M 10 0.1%
73 二十世紀少年 ともだち  G Y M 10 0.1%
73 伏見夢百衆  G Y M 10 0.1%
73 prius 日立 ノート HDDコネクタ  G Y M 10 0.1%
73 昭和の鉄道模型をつくる  G Y M 10 0.1%
73 RAID 自作  G Y M 10 0.1%
87 自作PCケース アクリル  G Y M 9 0.1%
87 インフルエンザ 熱がでない  G Y M 9 0.1%
87 レスタト  G Y M 9 0.1%
87 篤姫 明治村  G Y M 9 0.1%
87 wINdows xp raid 設定  G Y M 9 0.1%
87 ハリウッドハイランド  G Y M 9 0.1%
87 ASUS RAID 設定  G Y M 9 0.1%
87 xp raid インストール  G Y M 9 0.1%
87 登喜和 ステーキ  G Y M 9 0.1%
87 御行  G Y M 9 0.1%
97 12国記 丕緒の鳥  G Y M 8 0.1%
97 木曾の最期 解説  G Y M 8 0.1%
97 卑弥呼 邪馬台国  G Y M 8 0.1%
97 継体天皇と即位の謎  G Y M 8 0.1%

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1 京都 454 4.5%
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6 アクリル 184 1.8%
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14 二十世紀少年 128 1.3%
15 PCケース 125 1.2%
16 地図 116 1.2%
17 ネタバレ 113 1.1%
18 勝海舟 109 1.1%
19 ジオラマ 107 1.1%
20 感想 90 0.9%
21 windows 89 0.9%
22 うぶめのなつ 85 0.8%
23 小野不由美 73 0.7%
24 インストール 71 0.7%
24 XP 71 0.7%
26 模型 70 0.7%
26 写真 70 0.7%
28 NHK 68 0.7%
29 落飾 66 0.7%
30 神々の乱心 65 0.6%
31 和宮 64 0.6%
32 天地人 61 0.6%
33 prius 60 0.6%
34 丕緒(ひしょ)の鳥 59 0.6%
35 小説 54 0.5%
36 森博嗣 53 0.5%
36 小松帯刀 53 0.5%
38 新世界より 52 0.5%
39 じぶり 48 0.5%
40 ハードディスク 46 0.5%
40 Nゲージ 46 0.5%
42 日立 45 0.4%
42 交換 45 0.4%
44 レイアウト 44 0.4%
45 ケース 43 0.4%
46 松本清張 42 0.4%
47 桜田 41 0.4%
48 邪馬台国 40 0.4%
49 貴志祐介 39 0.4%
49 39 0.4%
49 ジョン万次郎 39 0.4%
52 昭和の鉄道模型 37 0.4%
52 和久傳 37 0.4%
54 GA-G33M-D S2R 36 0.4%
54 島津斉彬 36 0.4%
54 ガクト 36 0.4%
57 英姫 35 0.3%
57 万葉集 35 0.3%
57 緒方拳 35 0.3%
57 20世紀少年 35 0.3%
61 佐野藤右衛門 34 0.3%
61 PC 34 0.3%
61 昭和の鉄道模型をつくる 34 0.3%
64 HDD 33 0.3%
64 明治村 33 0.3%
66 掃除 32 0.3%
66 ノートパソコン 32 0.3%
66 nhk 32 0.3%
66 登喜和 32 0.3%
66 京都市 32 0.3%
66 増設 32 0.3%
72 配線 31 0.3%
72 asus 31 0.3%
72 書店 31 0.3%
72 アクリルケース 31 0.3%
76 山本勘助 30 0.3%
76 オンボード 30 0.3%
76 家茂 30 0.3%
76 神社 30 0.3%
76 HD 30 0.3%
76 卑弥呼 30 0.3%
82 MuBlog 29 0.3%
83 ノート 28 0.3%
83 ぎろぎろ 28 0.3%
85 前方後円墳 27 0.3%
85 じょうしょうこうじ 27 0.3%
85 分解 27 0.3%
88 椿井大塚山古墳 26 0.3%
88 構築 26 0.3%
88 浦沢直樹 26 0.3%
88 豊饒の海 26 0.3%
92 義経 25 0.2%
92 蛇塚古墳 25 0.2%
92 CPU 25 0.2%
92 図書館 25 0.2%
96 宇佐神宮 24 0.2%
96 マザーボード 24 0.2%
96 味噌汁 24 0.2%
96 家定 24 0.2%
100 Prius 23 0.2%

(4)アクセス地域1ヶ月分:MuBlogのみ

(↓総アクセス34%(5452/16001)程度が地域判別できます)

集計対象アクセス数:5,452
都道府県 割合
1 東京 2,044 37.5%
2 大阪 490 9.0%
3 京都 358 6.6%
4 神奈川 332 6.1%
5 愛知 232 4.3%
6 福岡 164 3.0%
7 埼玉 156 2.9%
8 静岡 138 2.5%
9 千葉 137 2.5%
10 北海道 125 2.3%
11 兵庫 121 2.2%
12 茨城 87 1.6%
13 三重 73 1.3%
14 広島 67 1.2%
15 長野 53 1.0%
16 新潟 50 0.9%
17 鹿児島 47 0.9%
18 滋賀 46 0.8%
19 奈良 45 0.8%
20 岡山 44 0.8%
21 岐阜 43 0.8%
22 愛媛 42 0.8%
23 栃木 41 0.8%
24 宮城 40 0.7%
25 群馬 37 0.7%
26 大分 32 0.6%
26 石川 32 0.6%
26 和歌山 32 0.6%
29 山梨 30 0.6%
30 福井 29 0.5%
31 福島 27 0.5%
31 富山 27 0.5%
33 熊本 26 0.5%
34 山口 21 0.4%
35 山形 19 0.3%
35 岩手 19 0.3%
35 沖縄 19 0.3%
35 長崎 19 0.3%
39 秋田 18 0.3%
40 島根 14 0.3%
40 香川 14 0.3%
42 青森 13 0.2%
42 高知 13 0.2%
44 鳥取 12 0.2%
45 宮崎 10 0.2%
46 佐賀 8 0.1%
47 徳島 6 0.1%

(5)検索サイト1ヶ月分:MuBlogのみ

(↓エンジンへのリンクは保守用なので、使えません)

集計対象アクセス数:10,044
検索サイト 割合
1 Google 7,106 70.7%
2 Yahoo 2,244 22.3%
3 BIGLOBE 304 3.0%
4 goo 280 2.8%
5 MSN 64 0.6%
6 Excite 18 0.2%
7 @nifty 12 0.1%
8 livedoor 10 0.1%
9 AOL 3 0.0%
10 Infoseek 2 0.0%
11 CEEK.JP 1 0.0%

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2009年1月19日 (月)

小説木幡記:2009/01/19(月)快心の手技

 ふう、と疲れの吐息。
 本日夕食、ハンバーグ(明治屋製は美味い)、おでん、コンニャク刺身甘酢味噌、イチゴミルク、煎茶。

嵯峨野鉄道図書館ジオラマ:保津峡
Bigtunagi0
 だまっておったが自慢のEH500金太郎君は、実は、わが「嵯峨野鉄道図書館列車ジオラマ」に限って、内回り線をずっと通過できなかった。写真鉄橋の左側で必ず車両連接部中央動輪が脱線しておった。これは相当にストレスだった。理由はすぐに分かっていた。つまり昨春その部分のレール固定を失敗して、継ぎ目で高低約1mmほどのV字型陥没を起こしていたわけだ。しかし粘土や塗料や石膏で完全にギブス固定した状態で、線路はどうにもならなかった。
 他の、半径14センチ・カーブレールを走る動力車や客車、つまりは改造図書館列車群は総て走行可能なのに、EH500に限って幾度速度や進行方向を変えても無駄だった。
 改造図書館列車はアクリル天板その他で重くなり、三両四両連結になると、普通の動力車では無理がでた。電圧を上げないと坂道を登らなくなるわけだ。騒音も酷くなる。その点EH500は急坂・重量牽引でも静静易々と走った。そのEH500が脱輪するとは、まことに気分の悪い日々が続いた。
 今日は、仕事も一段落したので、気分を変えて、夕方になって急遽手を尽くした。
 そして、成功した。

レールの陥没修正
Bigtunagi1
 処置は爪楊枝二本ですんだ。出来るだけ陥没近辺を破壊しない方法をとった。つまり考えた末に、岩盤(発泡スチロール!)とレール路床の間に爪楊枝を金槌で打ち込んだわけだ。一本で少しレールが持ち上がり、二本目で完璧になめらかなレール接合になった。一本目の時は、レールの継ぎ目に直接0.5mm程度の段差が現れ、ヤスリで磨ぐことも考えたが、試しに二本目を打ち込んだら、修正できた。
 後は路床部分にセメダインを流し込み、目立つようなら色塗りと思ったが、老眼には単なる色あせに見えたので、セメダインだけで完了とした。

日曜の昨夜
 昨夜は「チーム・バチスタの栄光」下を読むつもりだったが、数ページで眠ってしまった。また、夜間9時から一時間、NHKスペシャル「女と男(3)」ではY染色体の悲劇を放映すると知っていたが、そのころは大河ドラマ日曜評論家だったので、PC録画したまま眠ってしまった。なんのことはない、JoBlogに先に記事が出たので、今夕に長いコメントをしておいた。

今夕の日程調整
 夕食前に、倶楽部関係者の数名にメールした。機関誌の編集会議と、新誠会(総会、卒業生懇親会)の準備会日程調整についてだった。一回目は大抵余も出席することになる。昨今は、教員よりも倶楽部隊員の方が、やれ試験(笑)のレポートの、バイトのデートの買い物のと、繁忙きわまりないので、日程調整は大変である。

日曜作家健在
 さて、日曜作家。そろそろ始めよう。
 葛野日常にも飽きた。きりがない。いくらやっても、机上の書類山(抽象的表現)は低くならぬ!
 そういえばLostもそうだ。すでにシーズン3の7~9巻が手元にある。見ても見ても謎は深まるばかり。一体、どうなるんだぁ~。シーズン4になると、新作だからレンタル料金が高くなる。困った、困った脳。レンタルビデオ債務で喰うや喰わずになっても、米流ドラマに嵌りこむ余生って、悲劇的だなぁ。

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2009年1月18日 (日)

NHK天地人(03)直江兼続の青春編

承前:NHK天地人(02)直江兼続の幼少期:禅寺で修行中

今夜の見どころ
 青年達のごく普通の甘酸っぱい青春を、ユーモラスに描いていて、いささかこそばゆい気分でした。
 最初に、北条家から上杉謙信の養子になった上杉景虎が光をあびます。能を舞っている艶姿にうっとりしたお女中たちの雰囲気が笑えますね。面(おもて)をとった景虎に、お女中の一人が失神する様子なんか、私は現代のコンサートに熱狂する人にも、江戸時代の芝居狂いにも知り合いがいないので、実情はわからないわけですが、多分そうなんだろうなぁという雰囲気が良く出ていました。景虎の家柄(北条氏)、美男ぶり、優雅さに城中の女性達は魂を奪われていた今夜でした。

 わが青春のころにも、そういう憎たらしい男子がおりました。名前まで「雅」のつく、たしか医師の息子でした。医師の息子が驚くほど多かった私の青年期ですが、その中でも極めつけの、女子にもてる男子がいましたよ。上杉景虎を、他の青年達は、こんちきしょうと、むしゃくしゃ思っていたことでしょう(笑)。そこが、後日に人間の怖さとして現れてくると、言えばせっかくのユーモラスな今夜がもったいないから、やめましょう。

 次に、ピカイチだったのは、兼続の主・上杉景勝君の初恋でした。能を眺めているうちに、お女中に酌を受けていた景勝君、お女中の顔をみて、あわてて杯を取りこぼします。つまり、衝撃的な一目惚れが、これまたけらけらと笑えるようなシーンになっているわけです。そういうことが実際にあるのかどうか、~。多分あるのでしょう。こればっかりは理屈なんかまったく意味を成さない、相手がおもしろいとか優しいとか綺麗な女だとか、賢いとかなんとかとか、それら総ては後智慧、つまり後から付けた屁理屈に過ぎません。

 まだ景勝君を演じる北村一輝さんを知らないので確定的には言えないのですが、この人の一目惚れ、恋患いの様子は良かったですね。ご本人の力か演出力なのか、なにも分からない状態ですが(まだ3回目!)、うなだれる様子やお船(常盤貴子)さんを観てうろたえる姿が、オーバーなくらいに恋患いをよくあらわしておりました。昨日読んだ小説には、友情も恋も一方的な片思いというセリフがあったのですが、それを思い出していました。片思い、一方的であればあるほど滑稽に見えますね。みんなそうやって、大きくなっていくのですcancer

 家臣の兼続は、そんな主君・景勝のために恋文まで書いて従姉(いとこ)のお船さんに手渡します。お船さんは結構気丈で積極的だから、一人で居る景勝君のそばにきて、「この恋文を書いたのはあなたですか?」「話があるのですか?」と、どどどぉとたたみ込んで問いかけます。景勝君、そこで「はい、君のことを考えると眠れない」とでも言えばよいのに、うろたえきって、日頃の無口がさらに無口になって、「いや、ない」と言って背を向けます。みているMuには「あほかぁ!」と叫びそうになるシーンでしたが、いやはや、実にそういう雰囲気を景勝君、じわじわと出すものですから、感心しきり。

兼続の洞察
 軍議の席で、上杉謙信に「武田の様子がおかしいです。いまこそ上京すべきです」と、景勝に代わって持論を献策した兼続がいました。謙信からは退けられたのですが、能の夕べ、裸踊りで座を保たせた兼続が、終わって一人ぼんやりしていると、謙信公がそっと訪ねてきます。「兼続、なぜ上京せよと言ったのだ?」と。
 そこで兼続は言上します。
 「私が川中島で見たのは武田信玄の懐刀(ふところがたな)、香坂弾正でした。いつも確実に信玄のそばにいる彼が、今頃は信玄と一緒に上京しているはずなのに、孤軍となって甲斐にもどるのは、信玄に異変があったのでしょう。」(相当な意訳です)
 それを聞いて謙信は「信玄は死んだというか」と、ぼそりとつぶやきます。

 青春真っ直中の兼続ですが、同時に智将の香りが漂ってきましたね。異変を何に読み取るのか。それは深読み杞憂の危険もあるわけですが、センサーは鋭敏でなければなりません。無口な主君・景勝青年と、はじけるように物を考え行動する兼続の取り合わせが、今後の楽しみです。

春日山城
 新潟県上越市の春日山は今夜もいたく気に入りました。せめて地図なりと掲載しておきます。

大きな地図で見る 

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昭和の鉄道模型をつくる(36)道路パーツ、街灯、電柱(小)

承前:昭和の鉄道模型をつくる(35)長屋

固定したレールと家屋
Mub060

 今回の36号に入る前に、26号で解説されていたレールの固定と、あわせて家屋の固定とを先に済ませておきます。↑この写真は、事前準備が終わった段階で、ジオラマ全景状態を記録したものです。これまでの写真との違いは殆どありません。

事前準備:レールや家屋の固定

26-36-1:レール仮置き
26-36-2:セメダイン
26-36-3:路床の下部までセメダイン
26-36-4:トンネル通過の研修会議列車
26-36-5:トンネル通過のEH500金太郎
26-36-6:EH500とホーム

(家屋)
 最初に家屋の固定ですが、これは底にセメダインをつけてボードにあらかじめ描かれているワクにぴったりと貼り付けていきました。自分で作るジオラマだと、家屋類は最後の最後まで、置いておくだけです。しかし、この「昭和の鉄道模型」の場合には、家屋数が多く、基盤を動かすたびに動いたり落ちたりするので、レール固定のついでに貼り付けてしまいました。家屋固定後に道路を付けるときは、ヤスリなどで調整する予定です。照明を付けるときは天井を外して、配線は底と基盤にドリルで穴を開けて通すつもりです。なお、用心深く、天井だけは一切接着剤を使ってきませんでした(初期の数個は、困っております)。

(レール)
 レールも既に基盤ボードに路線図が印字されていますから、それに合わせて置き、それを両面テープで固定しました。テープを貼ったのは全体の数カ所に過ぎません。次にセメダインを用意して、これを解説の通り、路床をかぶらないようにチューブを押し続けました。道路とポイントとDCフィーダーの部分は塗りませんでした。後日に、この付近のレール近辺を別の作業で触るのだろうと思っています。ただ、ポイント部分は、非常に微妙な箇所だし、可動部を入れ替える可能性も充分にあるので、今後も接着剤や全面塗料の使用は厳禁と考えています。

(ポイント余話)
 他のジオラマでの経験では、ポイントは駄目になるときは立て続けに駄目になります。主に可動部レールが外れたりゆがんだりと、問題が多いです。原因は二つ想定しています。一つは設計製造上の不都合にあると思います。可動支持部がプラスチックと金属の併用になっているのが原因でしょう。支持部が弱いわけです。
 もう一つは私のジオラマに固有の問題です。この穏やかな走りの「昭和の鉄道模型」では、未だに一切発生しておりません。どういう事かというと、私の造るジオラマは急坂の急カーブが連続していますから、脱線も多くなり、列車を引きずったり(動力車に馬力がある!)して、ポイント可動部に急激な力が加わるからでしょう。全体に短区間でのS字カーブやYカーブが、坂道で設定してありますから、下る時はポイント可動部に正常方向以外からの打撃を与えていると想像しています。

(試運転)
 穏やかなジオラマですから、試運転も少し気楽です。主にトンネルの出入りに気をつけました。20m級の長尺(普通のジオラマだと、25m級の新幹線とか、20m級列車が走りますが、「昭和の鉄道模型」では16m級の短いのが標準です)で通れば、完了としました。さらに、モンスター「EH500金太郎」電気機関車でホームの位置と、列車の接触も確かめておきました。大丈夫でした。「昭和の鉄道模型」は精密なモデルだと思いました。

36:部品と工作(道路パーツ、街灯、電柱(小))

3601:道路パーツ、街灯、電柱(小)
 この号にはジオラマをリアルに仕上げていく小物がありました。道路整備が中心です。しかし工作は次号以下のパーツがまとまったところで始めることになります。以前、電柱や街路灯をセットしたとき、真っ直ぐに立てるのが難しかったです。
 そういえば。
 これまでも時々、その号では使わないパーツが付いていました。それらは小箱に保管してあるはずですが、必要な時に必要な物を探し出せるかどうか、心許ないです。

36:鉄道模型の達人/大日方康博

361:大日方康博
 大日方(2008年58歳)さんは上州で理髪店を開いています。記事には店内に展示された高さ70センチ、横幅120センチのレイアウト(Muではジオラマ)が写真にありました。HOゲージの凸型電気機関車(ドイツ生まれ、愛称デキ)が、上信電鉄の山場、渓谷鉄橋渡りをしている情景でした。殆ど廃材だけで作ったと書いてあるので、私は目をこらして見ましたが、鉄橋も木々も岩も、廃材利用には思えませんでした。引き込まれるような情景でした。
 もう一つは、屋根裏12畳に展開するレイアウトでしたが、写真が小さくて詳細は分かりませんでした。

 この達人シリーズではNゲージだけでなく様々な規格の列車が登場します。今回はHOゲージでしたが、最近HOゲージの質感を店頭で味わい感心しました。Nゲージにはない良さがいろいろありそうです。走りもダイナミックだろうと想像しました。しかし、店頭ではNゲージ関係が8割で、残り2割がHOゲージで、しかも高額でした。もちろん店にもよりましょうが、HOゲージは高嶺の花です。
 で、凸型電気機関車がもし完成品なら、これに図書館列車を引かせてみたいと思いました。というのも、Nゲージ車両をいろいろ改造して、図書館列車を作ってはいるのですが、小さくて扱いに手間取り、一度も成功したことがないのです。たくさんの説明をして、やっと「そうですか、これが二階建て図書館列車ですか。(そうは見えませんが)」と、言われる始末(笑)。しかし逆に、HOゲージになると細部の作り込みに誤魔化しが効かなくなり、これはまた未熟な私には大問題です。
 大日方さんが、デキのような特殊車両本体をどのようにされているのか、興味が尾を引きました。

36:ジオラマ/レイアウトの制作(24)看板の照明を作る

362:ジオラマ/レイアウトの制作(24)看板の照明を作る
 先回は麦球で屋内に照明を付けました。今回は、今後の主流となるLED(発光ダイオード)を二本使って、看板に照明を当てる工作でした。電源は乾電池2個で3Vです。
 工作の見所はLEDの端子をそのまま丁寧に折り曲げて、あたかも照明の支柱のようにしているところです。勿論その根本でリード線を半田付けするわけですが、素材の一部をそのまま利用することに感心しました。LEDも端子付きは見たことが無いのですが、なるほどと思いました。
 実は数日前に、列車照明用のLEDを入手しました。プラスチックのプリズムのような板付きのものです。列車は長いですから一箇所の光源で隅々まで照らす工夫がしてあります。TOMIX製で6本1600円程度ですから、一本あたり260円でしょうか。安価になった気がしました。今回の記事を見ていて、この列車照明LEDを家屋に使えないだろうかと、思った次第です。(プラスチックだから、ニッパーで簡単に切断できるのです)

36:昭和の『鉄道模型』をつくる

363:昭和の『鉄道模型』をつくる;36
 興味を引く記事が満載でした。巻頭は富山県高岡市の「万葉線」と猫マークの電車でした。なぜ万葉かというと、大伴家持卿が越中の国司だったからです。古びた電車と表現されていますが、パンタグラフはシングルアーム(Zタイプか)の最新性のものに見えました。

 駅では奈良県の、近鉄橿原線の橿原神宮前駅の「大和棟」写真が圧巻でした。これまで橿原駅をそういう目で眺めた経験がなくて、あらためて古い写真をみると、まるで高床式の神殿に見えました。ところで、地元ではないのでよく考えもしなかったのですが、記事によると、橿原線は標準軌道、吉野線や大阪線は狭軌と書いてあり、混乱してきました。今でもそうなんだろうか? と。以前に吉野へ行ったときは、橿原あたりで複線から単線になった記憶があるのですが、このあたりは自動車で行くことが多いので、詳細は調べないと分かりません。
 ただし、地元の人でも、単線とか複線とか、標準軌道とか狭軌とかを気にする人は、マニアか近鉄関係者だけでしょうね(笑)。
 名車関係では名鉄の初代パノラマカーが載っていました。この雑誌は気のせいかも知りませんが、名鉄が比較的記事になりやすいのでは? と。なにかしら、名鉄はトヨタ自動車の地盤を走っていますから、自動車文明に対抗して、がんばりが普通じゃないのかも。多分。すばらしい車両を作ってきたのだと思いました。

36:未来の図書館、過去の図書館
 日常生活は「話す」「話し合う」ことが多いです。だからこそ「読書」「著者との静的対話」が必要だと思います。
 小説も含めて学術図書に顕著なように、図書とは文章の寄せ集めではなくて、まとまった体系を持っています。小説だと物語ないし「感性の体系」であり、学術図書ですと、発見のプロセスないし、知識の体系を持っているわけです。
 対話も自問自答も、緩やかな体系しか持てません。
 人間の脳は、日常にあってはそれほど体系的に物事を考えたり感じたりすることはないので、断片的刹那的、快感指向的と言えるでしょう。他方、図書というのは人間が動物であるよりも、より人間という特殊性を発揮するために生まれた媒体です。
 すなわち、ある意味で図書は人間的なわけです。
 よって読むこと、まとまったリーディングをしない場合、人間は猿に近い存在と言えます。それが悪いとは思いません。まさしく生物の一種であって、猿に似ているのが人間だからです。
 ただし、いかにも長い百年の寿命を、せっかく人間にうまれたのに、より原始的な猿としてだけ生きるのは、つまらないことです。
 読書すること。それが、もう片方の人間らしさを育てます。

 読書論をするつもりではなかったのです。
 世界の歴史は別の機会に、として。
 日本では明治に入って印刷術が活発になり、図書が多数生まれてきました。現代は、年間8万種ほどの図書が出版されるようです。
 1995年、20世紀末にインターネットが日本でも普及しだし、最初のブラウザとしてネットスケープが流行しました。ブラウザについては、現代ではIE:インターネットエクスプローラとか、FireFoxとか、Safariという多様なブラウザが動いています。
 この20世紀末段階で電子図書館が日本でも生まれました。アリアドネという名称で、いわゆる電子図書館のプロトタイプでした。そこには試験的に、図書が全文(フルテキスト)で組み込まれ、栞やメモや、辞典機能、ハイパーテキスト機能が組み込まれていました。21世紀になりますと、Google などの巨大電子図書館構想が人々の身近に見えてきました。
 他方、携帯電話で小説など、フルテキストが読める状態になっています。

 ここで将来への分岐が見えてきました。
 ディジタル図書か、紙製図書か。
 これについては当面は併存しますから、私は保留にしておいても良いわけです。ただし、先述の「体系的読書」に限定しますと、ディジタル図書は断片的、刹那的な方向が強く、しっかりと体系的に読書し、著者と紙背を通して対話する機能は未熟です。読書機が紙製図書に匹敵するには、越えるべき関門が多すぎます。
 最近になって気がつきました。PC、マシン、読書機がなぜ疲れるのか。以前はPCの場合、光が直接目にはいるからと考えてきました。今でもそうです。しかし、それ以上に、マシンは機能が高い分、純粋の読書機能を阻害していると考えるに至りました。
 私の固有の問題かもしれませんが、大抵は仕事しながら、メールを書きながら、論文を書きながら、他人の文書を読んでいる日常です。これはいいように言うとマルチですが、実情は浅薄すぎます。真の思考が阻害され、書かれた図書内容を消化し血肉化するには至りません。多機能である故に、実態は粗雑に成り下がるわけです。
 たとえば、携帯メールに顕著ですが、まともな論理や表現にはなかなか出会えなくなりました。データ信号の交信のようなメールが多数うまれています。これは、猿化への道でしょう。

 さて肝心の本筋の分岐です。

 ディジタル図書→未来的
 紙製図書→復古的
    館(やかた)としての図書館→旧来的基地図書館、安定性
    移動する鉄道図書館列車→新読書空間の創設、生涯学習館の創設

 このような分岐を考えて今回も筆を執ったわけですが、続きはまた。

35←→37

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2009年1月17日 (土)

小説木幡記:2009/01/17(土)たまに休養

 今日はやりたいことだけをして、夜になって、またやりたいことだけをして、MuBlogを書いておる。
 起床7時。昭和の鉄道模型記事を半分仕上げた。
 10時過ぎにRSに乗り、行きつけの鉄道模型店に出向いた。「寺」の構造物が発売されたとネットで観たからだ。本堂と鐘楼と五重塔。箱を開けただけだが、精密であるぞ。
 ネット情報では、「墓」まで発売されるようだ。なにかしら、この世界もぶっとんでおるなぁ。
 トミーテック:情景小物「墓」

 11時過ぎに伏見の行きつけの蕎麦屋で、上天ぷら蕎麦+おにぎり一個で1110円。駐車代200円。外へ出ると、お金がかかるな。
 午後に木幡でLostのシーズン3の6巻を観た。事態はますます深刻になってきた。ロックというつるっぱげのオジサンがこのごろ怪しく見える。最近では、余はベンジャミン(ベン)の役柄を演じている俳優が気に入ってきた。ネズミみたいな目の動きが気になる。

 夕風呂に入って冷酒を舐めて夕食をとったら、この世が極楽に思えてきた。
 猛烈なスピードで「チーム・バチスタの栄光」上を読み終えた。余が知らない、ものすごおもしろい小説があったんだぁ。
 今夜は下を読み終えてしまいそうだ。

 ところで。
 「島図書館」はなかなかにシュールな趣となってきた。ここずっと、濃緑のトワイライトエクスプレスが島を周遊しておる。
 卒業生からメルがあって、とんでもなく風変わりなメンバーで新年会をすることになった。当日を想像するだけでにやりと笑えた。時が世界を変えていくと、実感した。

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2009年1月16日 (金)

小説木幡記:2009/01/16(金)復古と変革

 本日夕食:豚肉とたっぷりのホウレンソウ、隠し味のニンニク、水炊き。富山の冷酒。自家製塩昆布。練乳プルーン&イチゴ。煎茶。ソーダー水。満足なり。

 週末に大学センター試験の監督。これは気が重い。居眠りしたり、携帯が振動したり、独り言を言ったり、暖房温度を間違えたりすると大変なことになる。受験生は神経過敏になるからなぁ。なんとなくマスメディアは、試験会場や監督が事件にならない事件を起こすのを、鵜の目鷹の目で、全国津々浦々まで見張っているようじゃ(笑)。大昔の、別の大学では、今で言う瞬間居眠り症(病名を忘れた)の人が、ちょっと椅子から身体を落としただけで、大学中蜂の巣をつついたような問題となった。

 入学大学で、将来定年まで決まるような世情や、一点差で天国地獄が別れるようなシステムは、惨いのう。歳を取ると、多くのことが馬鹿馬鹿しく思えてしまう。そう言うシステムを作る人はどんな人種なんじゃろう。きっと、高齢になって「なんて、馬鹿馬鹿しいことをくそまじめにやってきた人生なんだ!」と、悔やんで居るに違いない。余は悔やまなくてもよい人生を、今からでも遅くはない、お前達の父母は泣いておるぞ。すぐに原隊にもどれ。いや、死ぬまで気がつかない人達が社会の中枢にいるような、悪い予感がした。なんて惨い。いや、あほくさい。

 進歩、発展、改良、……。
 なんて馬鹿馬鹿しい。飽き飽きした。
 停滞、保守、復古、アンニュイ、月並み。普通、……。
 なんて素晴らしい。輝いて見える。

 本日も葛野で早朝から、しこしこまめまめと校務した。
 ついでに、今春おそくに、講演会に出るお勤めが回ってきた。瞬間なやんだが、つまりは、二階建てトロッコ図書館列車ジオラマの意義と考究を話すことにした。なかなか、うきうきしてきた。一方、1/150縮尺の「警察署(KATO製)」を、何が何でもそれまでに「図書館」に改造しなくてはならない。細かい作業なので、いささか気が重い。屋根がすぽんと抜けるから、これを外して、書庫や閲覧机やOPAC用PCを、それらしくセットする必要がある。米粒みたいなシールに「PC」とか「机」と書いて、ぺたぺた貼ることも考えたが、それじゃ、ものすごく馬鹿っぽいことになるなぁ。

 夕方、副長補佐と個人課題の話をし、ついでに教材機関誌「Truth」の編集方針を若干相談した。卒業生特集や顧問巻頭言は大体毎年のことだが、新機軸をだすのか出さないのか、まだまだ考慮中のようだ。変わらぬことに佳さがあり、かつまた変化の中に美が生まれる。編集長は毎年変わり年間4冊を手がけるが、その門出が4月号。これもまた、どんなものが出来るのか、うきうきしてきた。
 

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2009年1月15日 (木)

小説木幡記:2009/01/15(木)せかせかと皆が仕事

 本日夕食は、鯛の焼き物、アサリ汁、中国野菜と卵炒め、韓国ビビンバ(市販品)、カボチャとレーズン煮、漬け物、煎茶など。食が進みご飯二膳。

 早朝は7時過ぎに葛野到着、朝のお勤め、もろもろ。午前中は二科目の共同演習作品講評、および各人事前評価スリット手渡し。助勤4名はそれぞれの科目で、一年間最後の務めを果たしてくれた。感謝。2008年次幹部達、全員がほっとしたことだろう。

 本日は月例会なので欠席一名を除く9人参加。新人1名。10人の気の良い倶楽部隊員たちと昼食にケンタ各2ピース。2月施行の新人事を八代局長から口頭告示した。新人は三番隊に即日編入した。いくつもの報告審議があったが、1時前に完了。

 1時~2時まで、総会兼卒業記念懇親会・新誠会の幹事二人と基本枠を相談。幹事長は授業で欠席。新三番隊長が記録をとった。

 研究室に戻り温度確認、相変わらず極寒の16度C。会議直前に温かい屯所を覗くと、上級生4名と下級生数名が大掃除をしていた。午後一番の重要会議に出席、4時終了。会議内容は極秘(笑)

 また屯所を覗くと、寝そべって漫画を読む者(誰じゃ!)、せかせかと倶楽部仕事をしている者、引き継ぎをしている者、シュレッダーで書類を粉砕している者、……。多様なり。余は極寒の研究室にこもり、校務の続きをせっせとやった。尽きない。

 さて木幡の夜。
 さすがに、疲れ申した。今夜はLostのシーズン3の4巻を観ようと思っていたが、もう、目がふらふら。寒いからねむるとするかぁ。

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2009年1月14日 (水)

小説木幡記:2009/01/14(水)古墳、教授の死、会議、倶楽部

 夕食は焼きそばだった。太めの中華麺に野菜たっぷり、極上の牛肉がほんの少し(笑)、そして刻みニンニクを油で充分に炒めたものが味の秘訣、のようだ。デザートは「イチゴに練乳」。余は煎茶と、ソーダー水を仕上げにした。

 最近古墳の話があった。NHKニュースだったが、奈良県桜井市の茶臼山古墳を、橿原考古学研究所が戦後60年ぶりに再調査するとのこと。全長200m以上の前方後円墳。おそらく西暦300年前後のものと推測されている。つまり、大和王権発祥の古墳の一つなんだろう。すでに、緑色玉杖が発見されていて、以前に写真を見たが、素晴らしい色合いと杖のカーブのなめらかさに驚いた記憶がある。調査代表に「寺澤薫部長」という名前が耳をかすめたが、例の(笑)邪馬台国纒向遺跡で著名な研究者だったはず。おもしろくなりそうだなぁ。

茶臼山古墳(すぐ北に三輪山があります)

 もう一つ話は、~。忘れた。確か、関西。仁徳天皇陵か応神天皇陵の近所の220m級の古墳話があったのだが。

 NHKニュースで、中央大学の電子工学教授(45歳)が今朝10時半ころに研究棟のトイレで刺殺されたようだ。未知の方だが、哀悼の意を表したい。40代前後に教授就任と言っていたから、若くて優秀な方だと想像した。余はねっからの文系軟弱の徒と自称してきたが、実は理工系の方達の方が知り合いが多く、なんとなく話しやすい。亡くなった先生も、同じ大学なら話しかけていただろうと、思った。

 多くの大学キャンパス、研究棟や教室は、ホテルと同じく公道のようなところがある。中央大学のような大規模大学だと人の出入りも激しい事だろう。余の通う葛野のキャンパスは真珠のように可憐な大学だし、警備室も365日、24時間機能しているので、安全とは言えるが、ニュースを聞いて、震え上がった。やはり、大学は公道なのだろう。気をつけよう。それにしても、大学に刃物を持ち込んで、人を殺めるとは、世も末だと思う。

 今日は、午前中からずっと会議だった。3つあった。最後の会議が3時間半あったので、疲れた。途中忘れ物に気がついて研究室にもどると、屯所に灯がついていた。覗くと、副長と書記局長とが倶楽部の仕事を大机の上でしていた。教材・機関誌を各地に発送する準備のようだった。それから2時間後、暗くなってやっと会議室から戻ると、まだ灯が付いていた。覗くと、同じ二人がPCの前に座って、倶楽部の別の仕事をしていた。葛野図書倶楽部2001は伝統的に最上級生になると、ものすごく働き者が多くなる(複雑なニュアンスじゃ)。ありがたい。合掌。

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2009年1月13日 (火)

小説木幡記:2009/01/13(火)

☆ カニやだし巻きや
 今夜の夕食はカニ雑炊だった。熱燗をオチョコ二杯いただきながら、むき身のカニをつるんと喉に滑らせた。日本の食事はうまい脳。余は外で酒を飲むと、緊張や喧噪故か悪酔いするが、木幡だとそうでもない。人間は、不思議な生物なり。

 昼食は、珍しくローソンに寄って(いつもは、ファミマとかセブンイレブンとかサークルK)「だし巻き弁当」にした。380円くらいだったが、ふむふむの味なり。

☆ 石油ストーブと電気温風器
 そうそう、早朝から葛野仕事をしていた。間が悪く先週くらいから研究室の暖房が壊れていて、電気ストーブを借りている。半日つけても室温16度だから、なかなかにふむふむ。しかし途中で係のオジサンが、「せんせ、ファンヒータタイプの石油ストーブをお持ちしました」と、ドアを叩いてくれたが、相談して「結構です」となった。余は20年来木幡も葛野も、石油系暖房を使用していない。神経質な割りには熱中すると周りのことをすべて失念するので、止めておいた。そうだった、来月に棟全体・全部屋の冷暖房を新品にするようなので、今の故障はなにかと不便邪脳。

☆ ハサミでちょきちょき2時間
 ところで、木幡仕事の一つを披露しておく。以前に、随分複雑怪奇な多視点評価をしているとどこかに書いたが、余はその結果を正式な教務システムにぶち込む前に、学生に項目の沢山印字されたスリットを渡している。不服申し立てがあれば、聞き置くため。
 一人あたり、A4判横幅全体を使い、12項目程度の内容だが、印刷したA4判用紙が自動切断されるわけじゃない。
 それをいちいち60名とか80名分、ハサミで切っておったわけ。高級取りの余がハサミを使って2時間近くも遊ぶなんて、なんたるこっちゃ! と、批判されるのを覚悟して、心をこめてハサミを入れていた。

 教育とは、無駄、無駄、無駄、無駄の積み重ねなんじゃと、わかったのがこの十年。いちいちスリットを手渡しても、受け取る方は点数を一目みて、ビリリと破り捨てるだけのものじゃ。
 だが、……。まあ、言わぬが花なり。

 ところで、業務改善としては、一人あたりA4判一枚を使って、克明な考査を書いて渡せば、ハサミが不要になるな。ただし、紙代がアップする。プリンタートナー代も高く付く。費用対効果。心・費用・労力対効果。まるで、米流マーケッティング思想になってしまう、ふん馬鹿馬鹿しい。と、言ってしまちゃ、おしめぇーよ。
 教育とは、穴の空いたバケツで、プールの水を汲み出すようなもの、とはエライ校長先生が昔、言っておられた。

☆ 帽子が好きな八代局長
 人の気配がしたので屯所を見ると灯りがついていた。のぞくと、第八代局長殿が電気を半分だけつけて、締切作業を黙々とやっておった。若々しい帽子をかぶっておった。昨年末に見て以来だからひさしぶりだった。
 局長の顔見せもあったので、午後に、助勤4名と余とで、最後の助勤打合せを行った。いろいろ課題はあったが、重要課題について、余の考えにほぼ一致したのが経理局長、80%一致が局長、60%一致が副長、40%一致が書記局長とあいなった。論が割れたことになる。4人とも同年齢同性、同一環境であっても、気質や物の考え方が異なるという、当たり前のことにあらためて気付いた。

 余は、判断分岐においては、持論は確固としてあるが、どんな方法をとっても行き着くところに行き着くという諦念というか「定め論者」なので、今回は局長の論に多少色合いをつけた程度にした。色合いとは、副長よりの「心」を深く刻みつけた上で、……。という塩梅なり。
 なにやら分かりにくい話に思えようが、つまり、人は多様である、という単純なことを書いたつもりだ。多様に対するには、多様であればよかろう。ヴァリアブル。可変に進むのが、今の余の趣向かな。

☆ 金太郎とか展望読書列車とか、話題
 夕方になったので、研究室にある「嵯峨野鉄道図書館ジオラマ」を走る列車編成について種々考え実験した。温泉列車だけでは単純遊興にすぎるので「展望読書列車」をつくり、「温泉ボイラー・岩風呂温泉・展望読書列車」の編成に落ち着いたが、牽引車について悩み出した。このジオラマは、急坂急カーブの程度が甚だしく、「金太郎」でさえ走らない。小型ディーゼル車を重連にすると、押し出す時に脱線する。結論は、大歩危トロッコの牽引ディーゼルとか、なんと、京阪ダブルデッカーの動力車を重連にした。
 ……。と、るる記すと、何を言っているのか分からない文章になるので、止めておく。いずれ写真入りできっちり説明する。

◎そろそろ木幡の夜も更けてきた。Lostのシーズン3、4~6巻があるが、見るのは週末の楽しみにしよう。寝不足になるでのう。

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2009年1月12日 (月)

小説木幡記:2009/01/12(月)葛野も木幡も超過勤務なしの日々です

 今日は祝日だったようだが、朝からいそいそと葛野に出向いた。部屋の灯りからして、二三の先生も登校していた。ある程度の範囲で教員は時間配分を自由裁量できるが、企業幹部と同じで、逆に勤務時間外というものが存在しない。盆暮れ日曜休日深夜早朝、必要に応じて身体と脳を動かすが、超過勤務手当なるものは存在しない。一番近い仕事として、中小企業の親父さん、社長! に似ていると故師匠が話していた。なるほど、そういうところもある。

 で、わざわざ出向いてやったことをは何(笑)。

1.お金勘定
 研究教育用の予算があって、図書雑誌その他消耗品を自分で管理している。ちょっと置いておくと領収書や請求書が散逸して、わけがわからなくなるので、今日は新年最初の経理仕事。脳はほとんど使わず、表計算ソフトウェアに立ち向かって数値を入れていた。たいした量でもないし、これまで少しずつやってきたので、大丈夫なんだが、なんとなく記憶と領収書とが合わず、悩みながらこなした。

2.研究報告書
 一年間のまとめのうち、研究内容の実績を報告しなければならない。まだ通知もないし、締切も3月上旬のはずだが、毎年のことだから、今日は最初の筆入れをしておいた。ところで若い人や才人に多いが、比較的困難な仕事でも、ギリギリになって一挙に仕上げようとする人が多い。優れた人はそれでつじつまを合わせられるようだが、余は幼児期以来手がおそいので、少しずつ進める事にしている。今日第一稿をすませファイル保管しておき、一週間後にまた追加し、さらに一週間後に修正し、そして締切が通知されてきたなら、締切の3~5日前に、それこそ一気呵成に仕上げて送ってしまう。あとは、完全無欠に忘れる。
 しかし、研究はいつも普請中なので、「昨年は、こういうことを研究し、こういう成果が一年後に見事でました!」なんて、絵に描いたような作文を書ける分けがない。嘘嘘しい世の中じゃ。余は、誠の心で真しか書かない。だから初稿を読み返すと、「ところで、一年間で、どうなりましたの?」と、自問自答してしまっておる。ふむふむ。

3.委員会仕事
 これは締切が週末なので、そろそろ第三稿に入った。テーマは「学生と教員と授業」という、今そこら中で流行りのことだ。というか、こういうことを大々的にやらざるを得ぬほどに、大学は昔と異なってきた、ということなの邪ろう。いろいろな大学で、いろいろな工夫をして、授業改善(教員改造とか学生改造?)をやっているようだが、~。

 お馬さんを水辺に連れてきて、水を飲まそうとしても、お馬さんに水を飲む気持がなければ、水を飲めば体力が回復し身体や脳によいことが分かっていても、水を飲まない。水辺まで連れてきた甲斐がまったく無くなる。
 「こっちのみ~ずが、甘いよぉ」とでも、連呼してみるか(苦笑)。

 余は、このテーマに付いて論議することを、ここ数年間はなから反対だった。
 どんなに手を尽くしても、駄目な教員や駄目な学生や駄目な大学は、存在する。つまり水を飲みたくない学生や、甘露水なんか目じゃない大型大学もあるし、なんとぉ酒しか知らぬ教員も、ある割合で必ずおる。
 その割合の多寡の問題なんじゃ郎。

 しかし、今日は時間のゆとりがあったので、約30分間ひさしぶりに脳を使った、絞り出した。
 結論は出た。
 しかし「謎」はそのままにしておこう(笑)

4.教材製作
 以上の1~3を完了し、約30分休憩したころには日が落ちていた。
 余はいそいそと『昭和の「鉄道模型」をつくる(講談社)』26号を引っ張り出して、Nゲージのレールを固定化する箇所を読み直した。現在35巻目までの解説を終えているので、次号以降はレールを固定化した方が良いと思ったからだ。つまり、建物工作はすべて完了し、あとはジオラマに道路を付けたり、植樹をしたりと仕上げに入ることになる。もっとも、50巻で完成だから先は長いが。
 レールを何カ所か両面テープで留めて、クリアセメダインを線路の両脇に塗っていった。すぐに終了したので、約20軒の民家や劇場も、ついでに基盤に貼り付けた。
 接着は神経を使うので、終わった頃には外が真っ暗になっていた。

*.夕食
 タラの水炊きだった。たっぷりと大根おろしを使い、柚の千切りをまぶし、ポン酢をどぼどぼと使って、白いタラを沢山食べた。うむ、まだまだ食欲がある。生きている証であるぞ。

追伸
 手は動かしたが、相変わらず脳の動きはとろりとしていた。約30分間、CPU稼働率を上げたが、それでもせいぜい60%程度だったなぁ。日頃は稼働率3%で、ほとんどのことは我が身を自動化しているのだが、研究内容については、本気で90%まで連日稼働させないと、脳が腐る脳。

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2009年1月11日 (日)

NHK天地人(02)直江兼続の幼少期:禅寺で修行中

承前:NHK天地人(01)直江兼続の幼少期

今夜の見せ場
 与六(直江兼続)や喜平次(上杉景勝)がとておもおもしろく可愛らしく思えました。少年期を個性的に表現するのは難しいと思っていますが、二人の子役には感心しました。与六のガンコというか頑迷さには笑えました。寡黙な喜平次の暗さや、何を考えているか分からない様子も良く出ていました。
 禅寺で小姓達が勉強や修行をするのは、戦国時代の風潮だったようです。これまで大河ドラマに出てきた武将たちも大抵少年期は寺で修行していました。また家督相続から外れた時期にも寺に入って時を待つ場面がいろいろ思い出されます。
 私も実は(笑)、幼稚園前には京都嵐山・天龍寺の塔頭に住んでいましたし、小学校や中学校時代には、天龍寺の若いぼんさんが指導してくれていた日曜仏教学校みたいなところへ、遊びに行っておりました。
 戦国時代は、後世江戸時代のような学校や寺子屋は無かったようですから、学僧のいる寺が幼年学校~大学校の役割を果たしていたのでしょう。

母と子
 私は小学校時代に、少年少女向けの読み物で、近江の儒学者中江藤樹(なかえ・とうじゅ)の物語を知り、「突き放す、突き放される」ことの原点を味わいました。つまり少年中江君が、祖父の家で学問に励んでいたとき、母親のことが心配になり家に戻るわけですが、母親は鬼のような顔で「学問を達成するまでは、家もない、母もない」と突き放したわけです。怖い話と覚えていますが、一方「そう言うこともあるんだ」と、納得していました。

 今夜の与六は五歳ながら寺ではだんだんガンコ少年になり、ついに出奔しました。気付いた主君の少年喜平次は和尚さんに問いかけます。「どうすれば、よいでしょうか」
 和尚さんは言います。「君が、与六を家臣にしたいのかどうか、それが問題だ」という答えでした。
 喜平次は、さっそく山中の雪をかきわけ、与六の後を追います。
 一方、与六の帰還を知った母親は、わずか五歳の彼に「私はあなたの母ではない。帰りなさい」と外へ追い出しました。そして与六は、追いついた喜平次に背負われて、また山寺へ帰っていきます。

主従関係
 今夜の見せ場は色々ありましたが、一点をまとめておきます。
 戦国時代の武将達は、後の主君と家臣団の結束を計るため、少年期から小姓として、学友として、幼馴染みとして育てられるようです。場所は寺で、訓話を聞き、文字から始めて学問を修めながら、一緒に成長していくわけです。
 もちろん成長とともに武芸その他を城内で学んだり、名ある武将が育て親として、武士としてのたしなみを仕込むのだと思います。
 少年期からの固い主従関係は、家臣団に独特の結束を生み出したのでしょう。

追伸
 上越市の上空から、海に面した春日山の姿が見えました。秀麗な神山に見えました。そこに春日山城があって、上杉謙信は洞窟に祀った毘沙門天を拝んでいたのでしょうか。なにやら、ワクワクしますね。

過去の話:NHK風林火山
 今夜は武田の智将、軍師でもあった高坂(風林火山では、香坂弾正)が顔を見せます。与六(兼続)が小姓仲間と川中島を偵察に来た場面でした。
 一昨年(2007)の風林火山では、今夜の十年前の、第4次「川中島の戦い」前夜、山本勘助と香坂は、上杉謙信との戦いが危険なものになることをお互いに察知していました。香坂弾正は軍師山本勘助を師とあおぐ30代の武田信玄直属の武将でした。勘助が養女リツを、弾正の嫁にしたいと焦るシーンを思い出します。 

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高台の図書館:鉄道図書館(7)レールレイアウト仮設と試運転

承前:高台の図書館:鉄道図書館(6)前方後円墳・周濠(池)に水を張る

 先回で塗装の基本や周濠(古墳の池)が形を見せてきましたので、今回はレールを仮設して試運転を繰り返しました。

高台の図書館ジオラマ:全景
7mu092b

No.07-01 レールの掃除 
 ↑この写真はレールを仮置きしたものです。今回は、この仮設レール上での試運転を確かめます。物理学上の質量問題と、模型の縮尺問題とを同列に論じるのは間違っているわけですが、あらためて、Nゲージ9mm幅レールを走る列車達の1/150縮尺とは、15センチのものを1mmにする事実を再確認しておきます。つまり、写真のレールに1mmの砂粒があれば、それは現実のレールに直径15センチの石が置かれたようなものです。ちょっとしたレールの歪みや、壁との隙間の取り方で、列車が脱線したり、坂を登らなくなったりするわけです。

 試運転は、ジオラマが完成した最後の最後にすればよい、と昨年の正月前後には思っていました。しかし此の一年間で、まったく考えが変わりました。ジオラマは後戻りしにくい世界です。場合によっては、壊さなければ後戻りが出来ないと考えた方がよいです。完成の後で、列車が壁を擦って転覆したり、決まった特定のカーブで脱線しても、調整が難しい世界です。昨日も実車の京阪電車ホームで観察しましたが、ホームと電車の隙間は5センチ程度しかなかったです。あの隙間を回送電車や特急電車が高速で通り抜けていくわけです。恐ろしいとも思いました。一方Nゲージだと、現実の5センチは、0.3mm相当になります。この精度で壁やホームをすり抜けさせるのは無理です。ただ、無理に無理をして細かく調整しなければ、この高台の図書館を、「二階建てトロッコ鉄道図書館列車」が走ることは出来ないわけです。

 この小さな写真では、仮設する前にレールを掃除しています。レールの掃除は毎日という人もいますし、私のように一週間とか二週間に一回する者もいます。一週間で走りが鈍くなり、動力車がカックンコックンし出します。レールを指で触ると、指に黒い線が付きます。現実世界だと、レールに泥やコールタールが塗りたくられた状態と同じだと想像できます。レールは常に清潔にしておきます。

改造トビー(トーマスの仲間)とED790(TOMIX):試運転
7mu106b

No.07-07 外周待避線のDE10(TOMIX)
 ↑試運転する動力車の種類は、人によって異なりますが、最近の私はまず小型のED790(TOMIX)を単独で試します。この電気機関車は極端なミニカーブレール用に作られたのか、と思うほどに優れた走行性能を持っています。一番急な半径10センチのカーブでも楽々と走ります。しかも登坂能力は抜群です。走りもフライホイル内蔵によって、起動停止の現実感が優れています。ですから、この機関車が走らなければ、ジオラマのレール配置として大失敗と考えて良いわけです。最悪の急坂急カーブでも走る動力車が、息をついたり、よたよたしたり、脱線したりするなら、他の動力車は満足に走れない欠陥レール・レイアウトだといって過言ではないでしょう。

 ついでにトビーも走らせました。これはHOゲージという模型車両と同じ大きさです。以前にハーヴィーを改造して走らせた経験があるので、今回も幼児向け玩具のトビーにBトレインショーティー用の動力(KATO)を埋め込んで、試してみました。壁や天井のあるところはつかえて擦り無理でしたが、坂や外周はニコニコしながら走っていました。

 試運転には、まず単独で様々な動力車と書きました。ED790の次には、DE10(TOMIX)という小型のディーゼル車を走らせることにしています。これは小型ですが、2軸台車+3軸台車になっていて、この3軸台車の部分がミニカーブだと、勾配やレールの左右傾きによって脱線することが多いのです。今のところなんとかこなしています。

Cタイプ小型ディーゼル・黄色(TOMIX)と大歩危トロッコ号(マイクロエース):試運転
7mu107b このあたりの小型ディーゼル車やトロッコ列車になると、ほぼテストが完了したとなります。ところが事実は、Cタイプの黄色車は、一見2軸台車+1軸台車というカーブに強い台車に見えますが、実は可動台車ではなくて、3軸が一体になった長い構造なのです。ですから小さい割りにはカーブに弱くて、ED790に比べるとレールの曲がりや起伏に神経質です。
 また牽引されている大歩危トロッコ号も、車両が軽いものですから、ときどきカーブで車輪が浮き上がります。そこを勘案した上で、スムーズに何周も無理なく走りきったことを考えると、今期の試運転は大成功と言えるわけです。

改造未公開「展望読書列車」(諸元:不明):EH500との相性試運転
7mu123b 試運転の最後は、最初にお見せした出力4000KWのモンスター電気機関車EH500、金太郎です。なぜ8軸16動輪の大型車が、20m級の改造・展望読書列車を牽引して、これだけの急カーブ急坂を行き来するのか、実は私自身が不思議なのです。もちろん、これまでの途中経過で、たびたびEH500は登場してきましたが、何度試運転してもその驚きは消えません。
 いまのところ、EH500+展望読書列車は、半径14センチのカーブレールとY字ポイントを何ら問題なく高速で通過します。しかも牽引力が大きいですから、超微速でも「高台の図書館」駅へゆるゆると登坂し到着します。

 説明ぬきの展望読書列車ですが、整形や原色の不具合、塗り分けの不具合などによって、改造失敗車と内心思っています。これは20m級の食堂車の屋根をくり抜き、そこに別のBトレインショーティー車を接合したわけです。本来は人前に出す物ではないのですが、「失敗は成功の母」という言葉に励まされて、記録したわけです。10テーブル40人分の食堂部分を閲覧室(読書室)とみなし、調理室を司書室と考えて、あと幾度かの調整は試みますが、気恥ずかしい粘りと言いましょうか、お笑いなんでしょうか、遺憾です(笑)。

附録:EH500(TOMIX)金太郎への執心
 この前方後円墳公園を見下ろす「高台の図書館ジオラマ」で、どのような列車を運行し、図書館利用者の利便性を高めるかはまだ決まっておりません。それなりに、フィットした二階建てトロッコ鉄道図書館列車を別途作ることで、基地図書館と鉄道図書館列車が一体化した、近未来の「図書館像」を形作ると考えています。

 それにしても、ここには似合わないJR貨物のEH500(金太郎)が頻出します。その執心の度合いを確かめ発散するために、附録としてモンスターマシン:8軸16動輪EH500の様々な姿を公開しておきます。

No.07-02 EH500と展望読書列車:「高台の図書館」駅
No.07-03 大階段を下るEH500+展望読書車 
No.07-04 周濠を廻るEH500+展望読書車
No.07-05 前方後円墳を廻るEH500+展望読書車
No.07-06 外周を走るEH500+展望読書車
No.07-08 EH500金太郎への固執

 次回は、レールを固定し砂利をまき、また図書館や民家(図書館長官舎か自宅)をそれなりに大地に溶け込まし、廃墟感を少なくするために若干の植樹をします。今回は照明を組み込むことで、完成とするつもりです。
 ただし、最後にならないと決定図は出ないわけですが、今一つ、目玉の大階段が白っぽく飛んでいるので、ウェザリングというか、若干グレー色で調整をする必要があるかもしれません。

高台(6)←続く→高台(8)

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2009年1月10日 (土)

小説葛野記:2009/01/10(土)仕事まっさかり

 土曜日だというのに葛野にでてきて、細かな教務に専念した。
 今、夕方だが、先ほどようやく2008年度の成績管理・仕込みが完了した。あとは、後期個人レポートの採点結果を今月末か2月上旬に入れるだけとなった。

 成績は、多次元評価をずっとしているので、あらゆる要素があって、それを間違いなく評価システム(自家製じゃ!)に組み込む必要がある。昨年4月からの記録を全部照合して、大がかりな事になるで脳。ときどき、そんな手間暇かけずに、一発で決めたいと思うが、結局、多次元評価の結果は、なかなかにおもしろくて、止められない。

 評価もアートなんですなぁ~。
 余の好き嫌いを限界まで捨てて、結局は本人自身の内在的評価を導くように、しておる。本人たちは気づかない。気づかない方が幸せかもしれんが。

要点
 1.手間暇をかけることに意味がある。あだやおろそかに、否とか優とか付けているわけじゃない。優だなんて、顔を一目見れば分かる。それが職業・プロというもんや。しかし、それを一年かけて実証する必要がある。優はまさしく優の経過を踏み、否はたとえようもなく、金輪際「否」である。
 大きく、個人の能力と、集団内での能力とを、併せて評価する。

 2.多次元評価の要素に、班(共同演習)活動時期には、3つの重み付けがある。
 2.1 責任者には補助点を付ける。いわゆる役職ボーナス。
  学生故に成果そのものではなく、半期中の責任者である重責に付加する。
  現実世界は成果主義一色だ。しかし余は、「努力」という評価をする。
  なぜか。努力なんてしてもしなくても優は優、否は否が現実だというのに。
  そこに「教育」がある。
  努力という能力は、才能でもあるが、一般に努力は認められない。
  失敗すれば、一挙に左遷、降格、リストラが現実である。
  しかし、世間で認められなくても、努力する鍛錬を若いうちにする必要がある。

 2.2 個人技能には補助点を付ける。
  班内で認められた者には、班の申請によって、付加する。
  プロジェクト達成にあって、個人の技能は意味を持つ。
  班全体の成果の結果にかかわらず、優れた個人の働きに班員達が感動したり、
  成果を認めたときに発生する。

 2.3 班除籍を認める。
  多くは語らない。
  ただ、共同であるかぎり、共同社会の掟がある。
  掟を破るか守るかは成員の自由裁量である。
  掟をつくるのは、各班によって異なる。
  成員が除籍と認めたなら、その期間の評価は、成果主義による評価の最下位以下の点をつける。

 というわけで、ほぼ仕込みは終わった。
 評価とは、個人の技能と、共同体内での技能、この二つを足して割ったところに導かれる。図書館司書は天才でも秀才でもなくてよい。まめまめしく、持続的にルーチンをこなし、時に天啓のひらめきをもって、事に対処すればよい(笑)。  

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2009年1月 9日 (金)

小説木幡記:2009/01/09(金)悪酔い日記

 正確に2004年3月5日(金)京都伏見の「黄桜」事件で、2003年次「葛野図書倶楽部2001」を送別して以来、余は外での酒量を極端に抑えてきた。要するに、乾杯に飲むビール、コップ一杯としてきた。
 なぜそうなったかは、今を去る五年前、2004年当夜の余は手洗いでぶっ倒れて、一番隊長2004が男子手洗いまで捜査し中に入り声を掛けるほどの失態だった。当然そのまま、2003年次ご隠居たちと親しく語らう間もなく、呼んでくれたタクシーに押し込められて、木幡に早々と帰還した。昨夜の事のように鮮烈に思い出される経験だった。早い話が、隣に座った「底なしザル」のご隠居に、ついほだされて原酒を「うまい、うまい」と飲んだあげくの生涯痛恨の失敗だった。

 さて今夜。伏見桃山「和こう」で復興カナーン96の新年会があった。過去の隆盛いまやなく、顔ぶれは橋本船長とツオイエ君だけとなってしまった。彼らもはや40代、出会った頃が20代だったから、牛タンをつつきながら、光陰切々と味わった。「時」は平等とはいいながら、早い、速すぎるなぁ。

 で、余はきっちり小ジョッキ一杯のビールに限定した。両名はそれぞれ大ジョッキ4杯を飲んでいるそばでのことだから、修行僧じみてくる。何を食し話したかは、もうよかろう(笑)。陰謀うずまく濁世を三人で悲憤慷慨していたと言えば、それにつきる。

 そうそうメモリーが馬鹿安になったとか、SSD(つまりシリコンディスク)が流行りになって、それでRAIDするのがかっこよいとか、~。いよよ、涼夏2009PCの出番じゃねぇ、とか。も、話したな。

 結論をのべよう。
 7時から始まって、丁度8時半ころに余は異変を感じだした。たった一杯の小ジョッキは既に8時頃(笑)空になっていた。動悸が高まり、座っているのが億劫になってきた。胸苦しさを味わいだした。昔の酒酔い、黄桜の夜を思い出し始めた。いろいろ手当てした。しかし結局9時に外に出て、ベンチに座った。ツオイエが茶を買ってくれた。船長が背中をさすってくれた。顔色が白くなったきた。冷や汗がでてきた。ツオイエがセータの上から「汗が滲んでいます」と話す声を聞いた~。

 9時10分に橋本船長の肩をかりてタクシーに乗った。9時20分に木幡に戻り、服を脱ぎ、そのまま床に入った。
 そこで、今夜の一番のトピックスがあった。
 余は、はっと気がついて背中のペッタン懐炉をはずした。すーっと、汗が引いていった。楽になった。10時にはごそごそ起きだして、茶を飲んだ。そして今、MuBlogを書いている。

 1.当夜の和こうは暖房が効いていた。満席で喧噪はなはだしかった。余は、喧噪に弱い蒲柳の質なり。
 2.寒さに対応してペッタン懐炉やセータや、ダウンジャケットやオーバーや、一杯着込んでいた。
 3.要するに、体温調整に余のホメオスタシス・システム(自動体調完備システム)が失敗したようだ。

 アルコールと喧噪と高温の部屋を出、余は大量の発汗をしたことで、わずか30分ほどで元に戻った。まだホメオスタシスが機能していることを実感した。しかし、悪環境要素が重なってくると、余は単純に変調をきたすことが、まざまざと分かった。いわゆる失神状態になるわけ(爆)。

 今後も宴会では、ビールコップ一杯を原酒じゃなかった、厳守しよう。小ジョッキも余の適量を超えていることが明確になった。人は幾つになっても、学習するものじゃ脳。長生きしよう、皆の衆。

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2009年1月 8日 (木)

小説木幡記:2009/01/08(木)右か左か

 今日も葛野では、会議や会談や、面談その他、いろいろな人の話を聞いた。余も話した。そして気がついた。
 余は人の話をよく聞いて、その上で自由自在に右、左と分けている。間に残る灰色空間(グレーゾーン)が極めて少ないことに気がついた。判断が速いとも正確とも思っていない。根底に、右にしても左にしても、いつかこの世とおさらばさ、という諦念が深くなってきていることに、気がついたのだ。

 判断の成否を問わなければ、人生は楽になると、思った。もちろん、結果が重いことについては、相手がいる場合は結論を濁したり、逃げたりしているが、それは生活の知恵であって、内心は決定的に決定している。実に簡単明瞭、単純なことだ。しかるに、年令が若くなる人に限り、年令に応じて灰色ゾーンが多くなる。右せんか、左せんかで、充分に悩む姿が悩ましい。

 どの道をたどっても行き着くところは終着点。ならば、どちらでもよい。ただし生きてきたスタイルがあるから、そのガイドには従う。自分自身が自分のガイドという、これも気楽な方法だ。

 物事の成否、善し悪しを考えすぎると、うまく行かない。いや、うまく行くということも、多くのうまく行く方法の一つに過ぎない。そして、うまく行ったかどうかを他人の判断にゆだねず、自ら判定すれば、それで済むことだ。殆どの人生不全症は、判断を権威や親や友人や、他人(両親も)にゆだねるから不全になる。

 我、生を了解した。
 ところで。
 「島図書館」の海は海らしくなるかな? 樹脂を流すか、クリアボンド数本で工作するか、どちらがよいか悩ましい(笑)。
 結論。両手法を、海ごとに試せば良かろう。
 それだけのことだ。

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2009年1月 7日 (水)

高台の図書館:鉄道図書館(6)前方後円墳・周濠(池)に水を張る

承前:高台の図書館:鉄道図書館(5)塗装と色粉(パウダー)

 今回の工作は、前方後円墳・周濠(池)に水を満たす作業です。水は、樹脂を使いました。私には、水作りが好ましい作業に思えました。ただし、波や飛沫を仕立て上げるほどには、工作力がありません。それは後日のこととしましょう。

樹脂を流し込む前の池(古墳周濠)
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 ↑いわゆる使用前の写真です。濃緑、青、白の三色で池底に水の色を作り、乾かした状態です。ここで注意したことは、池面にすでにパウダーが飛び散っていますが、工程の前後関係として上部は先に済ませた方がよいということです。
  この場合だと、前方後円墳を後回しにすると、せっかく池水表現がうまくいったとしても、古墳の色やパウダーが、ボンド水に混じって、どんどん下部の池に流れ込むことになります。パウダーが飛び散っているのは、パウダーだけを後で追加して振りかけたからです。これは写真を撮った後、すぐに拭き取っておきます。正確にいうと、ボンド水はかかっていないので、吹き飛ばしました。

No.06-01 水表現:EZウォーター(KATO)
No.06-02 池の水を堰き止める
 ←小さな写真は、水の表現のためにEZウォーター(KATO)を用意したところです。低温で溶ける樹脂があって、気楽に水を作れます。詳細は小写真をクリックしてください。
 以前、嵯峨野鉄道図書館ジオラマでは徹底的にセメダインを使いましたが、今度は樹脂に変えました。セメダインで不都合を感じたのではなくて、新しい手法に慣れるためそうしました。
 なお二枚目の小写真は、樹脂が流れ出ないように、テープで池をせき止めた所です。簡単なことですが、樹脂を流し込む時になって手当するのは大変です。慣れれば自然にできると思いますが、作業が前後するとうまくいかないことも多いと思います。

古墳周濠の水
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 ↑下記の小写真にある溶けた樹脂を流し込んだ直後の姿です。現在は固まって、泡立つ様子は大方消えたのですが、気泡がたくさん出ております。説明書には、流し込んだ後もドライヤーで熱風を吹かせれば気泡も消えると書いてありました。塗装にドライヤーはつきもののようですが、あいにく葛野屯所には用意がないので、そのままにしてあります。いずれ上塗りの気持ちで、ドライヤーをかけるつもりです。
 それよりも、下地が発泡スチロールの場合は、高温になった樹脂が不適切だとも説明書にありました。このジオラマでは、下から、ベニヤ板、発泡スチロール基盤、その上に、プラスタークロス(KATO)の下張り、石膏固め、アクリル塗料で層が出来ているのですが、やはり高温樹脂を流し込んだときは、まるで温泉のように泡をふいておりました(笑)。気泡はそれが原因と分かりましたが、それはそれなりに、固まった現在では、ガスの吹き出る古沼のような、えも言えぬ味わいになっているので、満足しています。
 当たり前ですが、発泡スチロールに直接流し込んだなら、穴があいて貫通し、完璧な失敗どころか危険です(葛野シンドロームですね)。下地に石膏なんかを塗りたくっているから、それなりの雰囲気になった次第です。

No.06-03 電熱器に載せたEZウォーター 
No.06-04 溶けた樹脂 
No.06-05 樹脂を流し込む 
 ←EZウォーター(KATO)のEZは、イージー(容易に)の意味のようです。たしかに容易に水ができるすぐれものです。
 最初の小写真は粒状の素材を、袋から半分取り出して、アルミ深皿に入れた所です。袋が450mlと表示されていたので、このジオラマの池程度なら、一袋全部溶かせば十分ですが、私はケチなので200ml程度にしておきました。よって、水の値段は600円程度になりましょうか(笑)。その分、ほんの僅かですが、足りなくなりました。そこをどうしたかは、後述の「クリアボンドで整形」をご覧下さい。
 溶かすのは、電熱器でなくても良いのですが、葛野の熱源にガスはないので、古風な電気コンロにのせて約15分で完全に溶けました。持ち運びは当然素手では無理です。ラジオペンチを使いましたが、安全面からは台所用の耐熱手袋がよいと思いました。

クリアボンドで整形
6mu085b
 ↑樹脂をすべて流し込んだ後、そこここで「水なし」箇所がでてきました。勿論、残りの樹脂を熱して溶かして追加すれば話は簡単なのですが、手元にあったクリアボンドで後始末をすることにしたのです。
 岩の隙間などは、クリアボンドの先に細い注ぎ口を付けて、静かに丁寧に「水」を入れることができました。池の一部分では、裏側なのですが、まるっきり樹脂が行き渡らない所もあったので、そこはクリアボンドを大量に流し込みました。
 樹脂とボンドとの境界が、今回はうまく行きませんでした。水面に段差ができたのです。次回試すときは、もう少し慎重に工作するつもりです。ただし、岩の隙間は正解でした。細かな部分は熱い樹脂を流し込むよりも、クリアボンドを丁寧に充填した方が、作業も楽ですし、仕上がりも良かったです。

No.06-06 クリアボンド
No.06-07 周濠(古墳の池)の水
 ←鉄道図書館列車ジオラマは、一応の自然界をそれらしく見せる必要もあるわけです。中でも池や川や滝、あるいは「島図書館」で想定している海など、水を表現するために様々な技法が必要になります。
 先回は「多用途セメダイン」を使い、今回は低温融解樹脂(EZウォーター)とクリアボンドで処理しました。水の色は濃緑、青や白を選びました。こういうことは、教科書にもいろいろ載っていますが、実際に工作して経験を積む必要があります。もちろんセンスは必須でしょうが、ごらんのように「センス無し」でも、それらしい前方後円墳・周濠が出来ました。
 樹脂の使い心地は非常に良かったです。多少割高ですし、高熱なので危険も伴いますが、それは料理にくらべて違いはありません。なんとなく、大学芋に水飴をかけたり、コーヒーゼリーを作っている感が残りました。さらに、細部をクリアボンドで仕上げるのも、以前のセメダイン製の「空也滝」を作った経験を応用したものです。ジオラマ製作は、「基礎」自体も自らの手や目や匂いの中で、体験し確認していくのが大切で一番楽しく、また思った物を作る早道と思いました。
 というわけで、微調整は後日のこととして、次回はレールを敷いて試運転をするつもりです。

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2009年1月 6日 (火)

小説木幡記:2009/01/06(火)年頭の失念事項

1.Webページ(ホームページ)考
 関与する葛野図書倶楽部2001でもホームページ(HP)を一番隊が管理しているのだが、実は余も葛野から長年重々しいWebを公開している。しかしこの数年はMuBlogに気持が移って、それこそ閑古鳥、手を付けていない。
 2009年のこの1月、なにかしらそれが思い出されてならぬ。

 昨年木幡では、紺屋の白袴というか、十数年来のISDNという、つまり昔の通信回線64Kbpsをやめて、念願の光ファイバー仕様にした。一戸建て用の公称100Mbpsだから動画も見られる(笑)。しかしそれにした最大の理由は、そろそろ木幡直接Web発信にしようと思ってのことだったと、いまさら思い出した。

 blogであれwebであれ、自家直接発信のメリットはあまりない。設定、メンテナンスからトータルに考えると、クラウドコンピュータではないが、たとえばこうしてniftyに毎月支払いをしながら、MuBlogを発信する方が、コンテンツ重視でよい結果がでる。

 しかし、問題はデータを人質に取られていることだな。昨年も、いろいろな事情はあるだろうが、突然ファイル転送容量を一度あたり1MBに制限された。これで、動画計画は破綻した。まして多量の写真を送るとなると、手間が何倍にもなる、……。なによりも、解約と同時に人質データは雲散霧消する。これは怖いことだ。以前の余ならば、バックアップを取って、~、いろいろ実験もし実際にバックアップも取っているが。とったバックアップファイルから、今のMuBlogを再現するのは、なかなか困難なことだと、弱気になった。要するに他人の家で、土俵で、勝負するのが難しく、結局肩身の狭い思いをしだした。

 とは言いながらもniftyから離れないのは、実はblogシステム(ココログ)がだいぶ成熟している事情にある。慣れもあるが、これだけのシステムを自家製で動かすのは、余の隠居仕事としても手に余る。使える物は使えばよい、という最近の余の哲学からは、MuBlogはこのままでよいのだろう(笑)

 しかしWebページは別に考える余地もある。
 巻頭に記した、1996年に発信しだした「テキストと情報学」というWebがある。荒野になっておる。これを光ファイバーの威力でもって、木幡発信するのも悪くないと、この新年に思い出した。
 いつ、どこまで出来るかは分からないが、niftyココログを上回る上等なblog様式を得られない、作る気力がないなら、別の自家製Webという原点復帰が残された道だな。

2.もっと楽しいRPG-MuBlog考
 そうだったんだ。MuBlogはもっと楽しい物にするつもりだったのだ。RPG(ロールプレイングゲーム)世界のような。
 いや、誤解を招いてはならない、世情のゲーム紹介をしたり、キャラに振り回されるゲームblogのことじゃない。記事内容は相変わらず暗くて重くて辛気くさい、それでよい。
 ただ。
 ~
 要するに、迷路や罠があって、使って達成感や冒険を味わえるような、RPG世界構造をblogで作りたかったのだ、と思い出したのだ。
 さて~、どうするのか? わからない。いや、ぼんやりと考えはある。

 手始めは、MuBlogの概念図を一つ作ろう。別の言葉で言うと、Mapが最初に示されるRPGーMuBlogだな。
 ……。
 と、思って実行されるのは、本当の隠居仕事。
 こんどまた物語世界。

*.年頭のまとめ
 こうしていろいろ楽しみはあるのだが、今夕も葛野から帰って、ぐったり疲れている我が身に気付いた。
 ……。
 冴えも切れもなく、鈍重な重い剣になった気分だ。重い剣を振り上げる力もなく、ドスンと岩を叩いた。そんな気分だ。他方、食事も風呂も気持ちよい。相変わらず「消灯即起床睡眠」の世界におるのだから、良しとしましょう。

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2009年1月 5日 (月)

小説葛野記:2009/01/05(月)突然授業のこのごろ

 全国的に仕事納めは28日、仕事始めは4日と頭にこびりついていたが、昨年は28が日曜で公的機関の多くは26(金)が仕舞いだったのだろう。そして昨日1月4日は日曜だから、わが葛野では今日から即日授業が始まる。忙しないことよのう(笑)

 というわけで、余は昨日日曜に葛野にでてきて終日準備に追われた。今日月曜の準備ではなく、期末の始末を今から始めておかないと、本当に1月や2月が地獄の日々になるからだ。と、たった一日で何ができるかと、そういう量的問題じゃなくて、思案しているくらいなら手や身体を動かす方がよいという経験則によったものだ。

 例えば4月からの授業シラバス(授業内容)とか、出欠管理システムのシステム外のデータ調整(学生カードを忘れて、欠席になる受講生が多い)とか、4科目の共同演習順位と個々受講生の付加点や免責や、もろもろ微調整をしておるので、今に仕込んでおかないと困る脳。昔風の旧帝大・大教授だと「Mu先生、大学で出席なんかとっておるんですかぁ~」と、微苦笑されそうじゃが、これはこれで深い洞察にもとずいた理由がある。別にぃ、文科省の大学管理がキツイからとか、最近流行りのアチャラ思想FD(内容はようわからぬが)とかなんとか、そういうもんでもない。余は今を去るうん十年前に葛野に着任していらいずっと、厳密厳格な出欠管理をしておる。
 (なぜか、の理由はあるが、正月早々大演説をしてもしかたないので、止めておく。ところでMuは若い頃、大学クラブボックスには日参したが、教室とかは分からなかったし、教授の顔も名前も知らないまま卒業した、不良学生!)

 ……。

 現在、そういった日々ルーチンをこなしていく余の姿は、ばかげても見えるし、あるいは「生とはそういうものである」とも言える。両方正しい認識なんじゃろう。日々ルーチンをこなすのも人間に備わった能力と考えられるなら、余は神仏からさずかった能力を日々執行しているという、快感に満ちあふれておる。その能力なくば、もっと天才的になれたかもしれない可能性と、かつかつ日々ルーチンをこなすしか無かった、のかは余にもわからぬ。

 人は快感を求める。余の快感とは、日常ルーチン執行なのかもしれぬ。よって、余は正月早々しかしか、しこしこと、授業管理や校務専心するのが楽しいのである。こうして、余は日々機嫌のよい顔をして、授業にで、同僚たちににこにこしておるから、ときどき「Mu先生は、よほど楽をしているに違いない」と、あらぬ疑いをかけられて、むっとすることもある。

 さあ、今年もがんばりましょう。皆の衆。

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2009年1月 4日 (日)

NHK天地人(01)直江兼続の幼少期

 今夜は初回なので75分ありました。最後まで緊張してみましたcapricornus
 直江兼続(なおえ・かねつぐ)は、幼い頃は樋口与六だったので、姓が直江となったのは後日に養子に行ったのでしょうか。まだわかりません。

 冒頭から「利」で人心操作をする秀吉が、兼続の前に黄金を山のように積んで「どうじゃ、わしの家臣になれ」と、かき口説きます。そばには主君の景勝、つまり与六がご学友だった、幼名喜平次「上杉景勝」が控えていました。兼続は、「お断り申します」と言い続けておりました。

 この頃の家臣は、名のある武家にとっては「宝」であり「兵器」だったのでしょう。優秀な部下を集め、誇り、戦に内政に外交に有効活用する主君こそが、身を守り栄華を築き招いたのでしょう。

 大権力者豊臣秀吉は兼続にあっさり袖にされて怒りますが、ここで兼続が「ありがとう御座います」といって、黄金を懐にいれ、秀吉の家臣になっていたら、今年の物語は成り立たなくなります。

 さて、まだ私の滑舌がうまく動きません(笑)。
 ドラマはおもしろく最後まで見たのですが、どうしても上杉家の内情が他の大河ドラマのようには頭に入ってこないのです。この世に歴史好きも多いですが、まるっきり嫌う人もいます。嫌う原因は、このなんともいえない、霧の中、記号列のなかに嵌りこんだような、わからなさにあると自分でも分かりました。樋口? そりゃどなたさんですか? と、なってしまうわけですね。

 一昨年のNHK風林火山では、武田家とか上杉家本家だったので分かりやすく、最初から主人公が、武田信玄、山本勘助、上杉謙信と知っていたので、気楽だったのです。だからその時、信玄も勘助も謙信もまるっきり脳内歴史DBに無かった人には、苦痛だったかも知れません。

 そもそも、直江兼続とは何をなさった方なのか。一昨年のGackt謙信はいつの間にか阿部さんに代わり名前も輝虎と変わっていて、なにがなにやらわかりませぇ~ん、状態が今夜の私でした。

 ただし、今夜は初回ですから、それぞれ子役が頑張っておりました。NHK大河では、主人公たちを大抵は幼少期から描きますから、晩年とか最期の師走になって、「ああ、人生だな」と感慨が深まるのでしょう。だから、初回あたりは筆を労さずとも、「可愛らしい少年たちが、おもしろかった」「阿部寛のマントは良かった」と記せば、それでよいのだと思いました。

さて、次回は。

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2009年1月 3日 (土)

昭和の鉄道模型をつくる(35)長屋

承前:昭和の鉄道模型をつくる(34)洋館付き和風住宅

35:ここまで完成(~35)

3500-1:ここまで完成(~35)
3500-2:ここまで完成(~35)
3500-3:ここまで完成(~35)
3500-4:ここまで完成(~35)

 これまで多数の建物(ストラクチャ)が附録に付いてきました。今回の写真は、一応建物が全部そろった昭和の東京です。実は26号で指示されていたレールの固定はまだやっておりません。「クリアボンド」も半年前に購入済みなので、この記事を投稿したなら、さっそくレールの貼り付け固定を実行するつもりです。
 今後は、道路や地面や樹木や人形をセットしていくのだと想像しています。だから、この写真が本格整形前の全体像になるわけです。

35:部品と工作(長屋)

3502:長屋(正面)
3503:長屋(背面)

 このシリーズでは、風呂屋とか映画館に並んで大きな建物です。よく見ると二階建ての三軒家になっています。トミーテックの建物がこれで最後だと思うと、作るのがもったいなかったです。本当に良くできた精密模型だと感慨深いです。
 漫画になる直前のリアルさが気に入っておりました。よく見ると、直線よりも丸文字感覚の丸みや歪みがえも言えぬ情感をかもし出しています。塗装の色合いも、私には絶対に出せないものです。何色というよりも、たとえば家の色、風呂屋の色、パーマ屋さんの色、そんな具合に発色しています。
 汚れも絶品ですね。……。
 しかし、こういった建物をさらに修正し、より現実的に見栄え良く見せる化粧法を、ある雑誌で見かけて、驚いています。私には真似ができないし、しませんが、こういった模型・細工世界も、今後の日本の資源になればよいと思いました。

35:鉄道模型の達人/岩崎順次

351:岩崎順次
 岩崎さんは、記事が出た2008年には84歳の方だったわけです。記事を読んでいて、よい世界だと思いました。庭園を走る列車はLGBと言っていわゆるGゲージ(線路幅45mm)の、ドイツ製です。4年間の間、タイマーセットで午前7時~17時まで、強風時以外は雨天も運行してきたというのですから、耐久性ひとつとってみても、実車並だと思いました。
 雨中をNゲージと同じ二本レールからの集電で走る世界には、興味がわきました。今私が造っているいろいろなNゲージ鉄道図書館列車を雨中に出せば、ショートして動かなくなるような気がしました。屋外用でもあるGゲージ模型はタフですね。
 しかしそれだけでなく繊細です。建物には照明が組み込まれ、駅舎には人もいます。手動式の遮断機もあって、私の「走ればよい世界」とは違っています。写真では明確に分からないのですが、もしこれで山や川や滝を作って、急カーブ急勾配を作れば、Nゲージ・ジオラマよりももっと楽しいだろうな、と想像しました。ただ、国内にGゲージのメーカらしきものはないので、大歩危トロッコ号とか、鉄道図書館列車は、完全自作の覚悟を決めないと無理のようです。

35:ジオラマ/レイアウトの制作(23)建物に照明を組み込む

352:ジオラマ/レイアウトの制作(23)建物に照明を組み込む
 今回は照明問題なので目を皿にして読みました。いつか、作成中のジオラマには、中央図書館や駅や図書館長官舎のすべてに照明を組み込みたいわけです。昭和の鉄道模型にも、当然将来照明を考えています。
 列車に照明を組み込むのは、メーカーが沢山出していますので、これまで一ダースほど経験しました。光源が一つなのに、透明プラスチックをプリズムのようにして、光がまんべんなく長い列車の天井を照らし出す、随分工夫のある方式です。取り付けも楽です。しかし、列車一台あたり700円もするので高価だと言えましょう。

 今回の建物照明記事は、Nゲージ電源の12vを使う方式ではなく、小さな単四乾電池を2個(3v)使う方式です。光源は「麦球」と言って、模型店で販売しているようですが、私はまだ手にしていません。工作は丁度小学校頃の経験で間に合う内容でした。つまり建物の中にプラスチック棒を二本たてて、真ん中に一本通して、そこに麦球をぶら下げる方式です。
 簡便だし、麦球が安価ならとてもよい方法だと思いました。が、建物数だけ電池を揃えたり、一々スイッチを全部触ることを考えると、基本の方法として大切ですが、すべてのジオラマに適用すべきことでもないと思いました。
 又後日に、考えてみます。

35:昭和の『鉄道模型』をつくる

353:昭和の『鉄道模型』をつくる;35
 巻頭に急行『能登』(上野~金沢◎全長517.2km)がありました。執筆者の米山真人さんが、少年時代に金沢のオジを訪ね、能登島へ行き、オジが海に潜り白っぽい得体の知れない物を飲み込んだ情景が鮮やかに描かれていて、「何だろう?」と思いながら最後まで読み切りました。それが何だったかは本誌を御覧下さい(ネタバレしない私)。
 それよりも、本筋は、米山少年が東京から金沢に向けて乗ったボンネット型の「白山」が懐かしく、その頃の面影を残す夜行急行「能登」に乗ったという話でした。
 私は、鉄道実車に興味はあまりなく、幼少期に乗った国鉄は、遠隔地に住む両親を訪ねたり、夜汽車の煤煙で顔が黒くなったりと、もの悲しい想い出の方が多いわけです。しかしこの記事を読んでいて、現実の夜行急行がどんな様子なのかを、もっと知りたくなり、インターネットで探してみました。

 【急行能登】という分かりやすい記事がありました。これによると上野を深夜零時前に乗車して、朝方6時半に金沢に到着するようです。よく眠れば、寝台車でなくてもJRは気楽な移動手段だと思いました。自動車運転で深夜7時間は疲れますからね。
 しかし値段は、片道一万円で、もしグリーン車だとあと5千円追加することになります。往復だと3万円になります。なかなか気安くお試しはできそうにありません。

 とはいうものの、各地から上京している人にとっては、大切な深夜便だと分かりました。
 私は京都府宇治市に住んでいますから、こういった各地の列車に乗る機会は殆ど無く、ボンネット型の列車と初代新幹線との区別が付かないほどの人間ですから、記事すべてが異国話のように思えました。

35:未来の図書館、過去の図書館

手で紙に書いてみる
 図書館の講義や演習をするとき、実際に私自身がコンピュータを使って授業をすることは殆ど無いのです。
 「情報検索」という科目内容に、コンピュータを扱うものもありますが、別の若い先生に任せています。
 私にはコンピュータを扱ったり教えたりする力量がないと言ってしまえば単純ですが、それは安易すぎるし、誤魔化しめいた謙遜、慇懃無礼に通じることなので、ここではそうは言いません。

 つまり現代のコンピュータは魔法でも超絶科学でもないのであって、殆どのことは人が手でする「手続きの再現」だと思っているからです。私はそこから始めたいと思ってきました。
 話を単純にしましょう。
 だから、私はコンピュータでシステムを作ったり、理屈を考える前に、授業ではほとんどのことを手書きや、せいぜいワープロ、表計算プログラムで指導しているのです。

白紙の中に秘宝がある
 たとえば白紙を全員に配ります。
 課題は、現代のインターネットなどで利用者が使う図書探しの道具、つまりOPAC(オパック)のデザインを考えて下さい、とするのです。最初に出来てくるものは、既存の図書館で学生達が実際に触れたOPAC画面と似たものばかりです。しかしそこで新たに「全文を分かりやすく便利に読むには?」とか「もっと専門的図書や情報用には、必要な機能はないか?」と、尋ねると、期待した近未来的OPAC画面が手書きで仕上がってきます。

 「情報サービス」という科目ではもっと徹底しています。適切なテーマを選んでもらい、100から200の記録(1記録はA4判一枚分程度)を作成し、その記録間の情報関係をリンクで定義してもらっているのです。PC上ではないので、すべてコードとコードの索引形式で関係を結びつけるわけです。これを3ヶ月程度かけて5~6名の班で作成しています。

 前者のOPAC画面デザインで、未来の図書館における利用者インターフェースを鉛筆で描いてもらい、後者の情報・知識の樹ないし網は冊子体ハンドブックとして紙で作ってもらっています。
 こうして、ディジタル情報そのものではなくて、PCを使わずに紙に定着してもらっているのは、人間の認識の深さや想像力を、電気も器具も不要な、単純素朴な紙と鉛筆とで確認してもらうためです。

 そこまで突き詰めてこそ、始めてインターネットやコンピュータの利便性と贅沢さと脆弱さとを深く理解した、未来の司書の卵が、未来の図書館を運営できると、私は確信しているからです。

 紙は酸性紙でないかぎり、安価な保存状態でも数百年のメディア寿命が確認されていますが、ディジタル情報はまだまだ保存に高価で、機器更新やOS更新に対応するための労力は、計り知れないものがあります。おそらく10数年前の5インチ光磁気ディスクに収められたデータは、今は一般に再現が不可能だと言えます。

メディア変換の労力:OSの変化とメディアの変化
 こういう話は、動画関係で、昔のSONYのβマックスVTRと現代のDVDとの関係を想像すれば、容易に分かると思います。あるいは近い将来、3.5インチFDを使うには特殊な機器を用意しなければならなくなることでしょう。
 動画は私の場合、8ミリビデオカセットや、数年前のDVカセットが、2年ほど前にはHDD内蔵タイプになり、現代はシリコンディスクに変化しているのを見て、これまでの動画操作や保管を危ぶんでおります。

 これらを動画特有のことと考えてはならないのです。ディジタルメディアとしての、全文(フルテキスト)も、その貴重な情報を継続的に20年でも30年でも、それほどの短期間でも、いつでも再現するための労力を考えると、絶望を味わいます。

 現在、私の中で答えがあります。
 情報には、さまざまな特性がありますから、それに応じて収集保管整理をすれば良いと思います。貴重な学術図書や情報は、紙メディアに再複製する必要があります。一過的な娯楽情報などは、ディジタルメディア扱いが最適でしょう。

文庫本の優秀さ
 しかし、現代日本の出版社が販売する、フォントの大きい、扱いやすい文庫本形式は、人類史の中でも最良のメディア形態だと考えます。粘土板とまでは比較はしませんが、中世欧州の羊皮紙写本や、日本の巻物、現代日本の様々な大判タイプの図書に比較しても、多くの点で優れています。

 携帯電話はリーディング・マシン(読書機)として、今後の進歩発展もあるでしょうが、機器操作の難しさや画面の狭隘さなど、文庫本を凌駕するには至りません。そして多くの人が忘れていることとして、質感のなさ、一覧性のなさ、全体把握などは、現実の形を持った「物」には、PCや携帯やそしてディジタルメディアは、まだまだ劣っています。

 今回は、鉄道図書館列車とは直接関係は無いのですが、紙の図書を格納した書庫列車が考えの基盤にあるので、紙の佳さと安定性を確認するために、記しておきました。ディジタル情報の利便性や強力性を認識した上で、肉体と脳を持った人間が、手に触れて図書を作成することのイメージを、確認するためです。紙図書の読書も同じことです。

34←→36

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2009年1月 2日 (金)

小説木幡記:レッドクリフや相棒や:正月から遊興三昧

 正月松の内に額に縦皺もなかろうと思って、昨日一日は遊んで暮らした。
 今日もそうなるだろう。
 今日の予定は、Lost シーズン2 vol.10~12、いやおめでたい正月だ。

昨日元旦
 午前10時ころにお餅を3個、自家製の棒鱈、黒豆が美味しかった。両方とも絶妙の味と知ったが、手間暇はかかっておる。黒豆は本来は、4時間ころころと煮、さらに一晩置いて、また4時間らしい。そこまでは無理なので、圧力鍋の助けを得た。デザートは宇治橋東北端の和菓子、甘味噌したてでゴボウが挟んであった。
 余にもわずかながら年賀状が届いていた。家族写真が多く、一家の安泰が一目でわかった。よい正月ぶりだった。

レッドクリフ:赤壁
 午後すぐにRSに乗って京都御池の駐車場に停めた。丁度寺町通の地下にした。駐車場はたっぷり空いていた。あとは随行のエドルン君にすべてまかせた。三時半からの上映だというのに、2時前のチケットは満席で、席は前から二列目Bの端だった。元日は一人千円だった。そうそう、新京極の三条よりのMOVIXで、劇場番号は紀伊國屋の上階11シアターとなっていた。

 駐車場から映画館へ行く途中に、寺町通の御池よりに「上島コーヒー」が開いていることを、めざといエドルン君が覚えていたので、チケットを買ってまた戻った。余はケッタイな珈琲を選んだ。柑橘類が入った珈琲で、余には前代未聞のものだった(笑)。その後、紀伊國屋に戻って、しばらく時を過ごしたが、余は何も買わなかった。エドルン君は、なにかしら入手したが、プライベートな事なので聞かなかった。新作コミックスかなぁ~。

 肝心の映画だが、二人で爆笑寸前がずっと続いた。いわゆる昔風の豪傑がこれでもかこれでもかと格闘技を見せてくれて、スカッとした。なぜ爆笑かというと、強豪たちが次々とマントつけて現れて、敵を「これでもか」というほどにたたきのめす、その漫画的リズムが快感だった。「幽遊白書」の魔界を統一する一大トーナメントを思い出したり、ドラゴンボールのように敵実力度を数値で表したら、関羽はどうだ、張飛はどうだと、心中笑いこけながら眼前のスクリーンに埋没してしまった。三国志の豪傑たちを映像化すると、どれもこれもが、ラストモンスターじみて見えて、槍の穂先に突き刺さった兵士が宙を舞うのだから、でっかい長刀がまるで小型ナイフのように見えるのだから、現実感が融けて、新しい漫画的現実世界にはまってしまった。

 しかし気に入ったのは諸葛亮・孔明の金城武君だった。なにかユーモアと皮肉があって、ひと味ちがった孔明が描かれていた。孔明だけ、今で言う着流し姿で敵情を視察するところとか、呉の孫権に拝謁したときの立ち居振る舞いが中性的で、いささかニヤリとしてしまった。

 圧巻は、孔明がしかけた、亀の甲羅模様に合わせた八卦陣だった。こういうのを大画面でみると「映画」というもののすばらしさが実感できる。パンフレットにはそのスジの専門家が、丁寧に八卦陣の由来を解説していた。木幡に帰って読んでみたが、これが1800年前、西暦208年、邪馬台国が生まれる直前の話なのだから、中国って国は、どうにも凄まじいものだと思った。

 そうそう、魏の曹操の悪人ぶり、いかにもヤーらしい描き方が良かった。ヤーらしい悪人が80万の軍を率いて長江を下る全体イメージは、恐怖が川をおりてくる、そんな感じだった。だからこそ、孔明の軍略、策が迫力をましたのだろう。悪武と英知。この分かりやすい対決がよかったなぁ。パート2がいつ上映されるのか、ともかく楽しみな「赤壁」パート1だった。

相棒
 夕食をいただいてうつらうつらしていたら自然に午後の9時になり、「相棒」を見た。結局夜中の11時半まで席を立てなかったのだから、日本のドラマもなかなか良い物だ。相棒のカオル君が出ないと知っていたので、どうなるかと心配したが、違和感はなかった。
 まだ木幡には、未見の「相棒」劇場版DVDがあるので、正月中に見てみよう。

というわけで本日はLost三昧
 今日は終日LOST世界に埋没することになる。
 まことに、目出度い正月だ。

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2009年1月 1日 (木)

小説木幡記:2009/01/01(木)元旦朝から初心

JR EH500形電気機関車(TOMIX)
Kinta4856

元旦朝から金太郎(EH500)
 起き抜けに手に触れたのが電気機関車EH500通称「金太郎」だった。余が余程に執心しているのも事実だが、それだけではなくて現代の鉄道模型水準に、あらためて感嘆したわけだ。

 このEH500のEは電気機関車、Hは車軸が8本(動輪が16個になる)あるという意味で、500はシリーズ連番だと思っている。

 写真は葛野にある「高台の図書館」を試験走行する金太郎で、後日説明に使う予定のものだ。元日に、はやばやと予告解説をすると、金太郎が段差の激しいY字ポイント部分を、青く塗られた重い改造図書館列車をやすやすと牽引しているところだ。写真では7軸の車輪しか見えないが、その総てが9ミリ幅のNゲージ・レールをきっちり追従している様子が良く分かる。右側の客車は、大歩危トロッコ号が待避線に入っている様子だ。

 元旦の朝、真っ先にイメージしたのは金太郎が強力な牽引力をみせて、段差の多い急坂急カーブを、脱線もなく実にスムーズ、無音で走る姿だった。そして、こういう走りを見せるEH500金太郎が眼前にあり、それを作る技術が日本のメーカーにあることに、喜びを味わった。

平成21(2009)年のご挨拶
 昨日にながながと2008年の締めくくりを木幡記に書いたとおもったら、もう新年になってしまった。
 本年もMuBlogは日々しかしかと暗くて重い記事を載せていくつもりだ。暗くて重い記事になるのは、これは主筆Muの特性だから、変えようがない。

 と、新年早々開き直った書きようだが、機嫌が悪いわけでもないし心身不調でもない。心は読者の多幸を常に念じている。袖擦れ合うも多生の縁、いつかどこかで別の次元世界で、過去か未来かすっとすれ違った見知らぬ人達や、そしてまた既知の人達の、誰一人としてその生を無駄無意味と思うことはなく、ひたすら幸を願い祈念するのがMuBlogの視点と、気がついている。たまたまMuBlogは世間とは異なる資質で動いている。それが多生の縁の中で同類を見付けやすくするシグナルなのだろう。

 というわけで今年も、余の存命の間にblogというシステムを人類が手にしたことを、心から、祝うものなり。
 多くの人達が、これまでの人類史になかったblogの意味を味わってほしいと、よそ事ながら今朝思った。

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