小説木幡記:2009/01/01(木)元旦朝から初心
元旦朝から金太郎(EH500)
起き抜けに手に触れたのが電気機関車EH500通称「金太郎」だった。余が余程に執心しているのも事実だが、それだけではなくて現代の鉄道模型水準に、あらためて感嘆したわけだ。
このEH500のEは電気機関車、Hは車軸が8本(動輪が16個になる)あるという意味で、500はシリーズ連番だと思っている。
写真は葛野にある「高台の図書館」を試験走行する金太郎で、後日説明に使う予定のものだ。元日に、はやばやと予告解説をすると、金太郎が段差の激しいY字ポイント部分を、青く塗られた重い改造図書館列車をやすやすと牽引しているところだ。写真では7軸の車輪しか見えないが、その総てが9ミリ幅のNゲージ・レールをきっちり追従している様子が良く分かる。右側の客車は、大歩危トロッコ号が待避線に入っている様子だ。
元旦の朝、真っ先にイメージしたのは金太郎が強力な牽引力をみせて、段差の多い急坂急カーブを、脱線もなく実にスムーズ、無音で走る姿だった。そして、こういう走りを見せるEH500金太郎が眼前にあり、それを作る技術が日本のメーカーにあることに、喜びを味わった。
平成21(2009)年のご挨拶
昨日にながながと2008年の締めくくりを木幡記に書いたとおもったら、もう新年になってしまった。
本年もMuBlogは日々しかしかと暗くて重い記事を載せていくつもりだ。暗くて重い記事になるのは、これは主筆Muの特性だから、変えようがない。
と、新年早々開き直った書きようだが、機嫌が悪いわけでもないし心身不調でもない。心は読者の多幸を常に念じている。袖擦れ合うも多生の縁、いつかどこかで別の次元世界で、過去か未来かすっとすれ違った見知らぬ人達や、そしてまた既知の人達の、誰一人としてその生を無駄無意味と思うことはなく、ひたすら幸を願い祈念するのがMuBlogの視点と、気がついている。たまたまMuBlogは世間とは異なる資質で動いている。それが多生の縁の中で同類を見付けやすくするシグナルなのだろう。
というわけで今年も、余の存命の間にblogというシステムを人類が手にしたことを、心から、祝うものなり。
多くの人達が、これまでの人類史になかったblogの意味を味わってほしいと、よそ事ながら今朝思った。
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