天神川の柳桜:20080408(火):小野道風柳桜
承前:天神川と葛野の桜:20080402
承前:大覚寺裏と広沢池の桜:20080405:桜変じてオブジェとなる
↑京都市右京区天神川の桜は、つとに有名ですが(MuBlogで、あはは)、ここは柳桜をこき混ぜた名所でもあるのです。まるで、傘の下に小野道風さまが立っている風情でした。これが雨中ならさらに映えわたるでしょうが、ものごと腹八分目。私は今回の最良の写心結果として公開しました。
桜狂も極まるというか、今回は完全に委託撮影をお願いしたのです。桜は一年に一度、一週間程度しか咲きません。以前DeepGから得た四季桜という例外はありますが、徒歩数分の天神川満開も、このままでは来年まで見られなくなるからです。
倶楽部には例年写手がいて、2006年夏には二番隊長2006に重いビデオ(未公開の詩仙堂、北九州小倉城ビデオ)を任せました。2007年春には副長2007に大覚寺の桜を任せました。また授業風景はすべて当時の局長2007に任せました。
今年もまだ元気だった3月末には、佐野藤右衛門桜ビデオを副長2003に任せました。
そして今年は、広沢池「オブジェ撮影」の妙味が気に入って、半分「桜を写してくれるだろうな」と不安を抱きながら、局長2008に全面依頼したわけです。私が歩けない中でしたから、完全委託でした!
依頼は先週月曜、タイムスタンプでは4月8(火曜)の午後に撮影したようです。月曜午後雨の翌日火曜、ぎりぎりの満開でした。
条件は天神川五条上がる(北)、万寿寺通りの陸橋上から北方に向けての景観、そして柳桜の風情でした。今度は(笑)、ほぼその通りの作品に仕上がったわけです。とは申しましても、オブジェとは言いませんが、~、色々ありました。
当記事では、その中から、私が選んだ物を記録しておきます。
天神川柳桜2008
写真左端の桜海が欲しかったわけです。思った通りの作品でした。この桜海は私が天神川桜に最初に気付いた時の原風景です。撮影前日午後に雨だったのに、芳醇な桜海の香りが漂ってきます。それと、以前に比べて天神川が非常に綺麗になっています。先夏のある日、付近の小学生達が先生に引率されて天神川を掃除したり、魚をペットボトルに入れたりしていました。そういう雰囲気が、ここ数年天神川で盛り上がってきたのでしょうね。
左から三枚目の、桜樹から直接生えている蕾が気になりました。オブジェ寸前の危なさがよかったです。
天神川沿いの花々
この三枚の花写真は、私が格別に惹きつけられたわけでもないのです。
ただ、日頃はこのあたりをひっきりなしに歩くのに、花々があるとは気付かなかったわけです。この写真をみて、初めて天神川界隈の人は、そこここで花を育てているのだなぁ、という感慨にうたれたわけです。
ともかく、今年平成20(2008)年の春、天神川柳桜を写し終えたことに満足しています。来年こそは、我が手でと気持は昂ぶりますが、元気になれば、やれ滋賀県の湖北の桜、奈良県の早朝石舞台桜、~吉野桜と欲張ってぇ(笑)。
今回の成果は大覚寺裏や広沢池で、他人(局長)の目を通して新たな発見(オブジェ)を得たこと。そして天神川柳桜において、私の目を超えた「小野道風柳桜」を得たこと。実によい、桜の終わりでありました。
春も桜良ければ総てよし。大いに、満足。
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