小説木幡記:2008/12/15(月)仲良し幹部や詩心
1.師走なかばの15日
葛野で今日は午前の仕事が終わって一息入れて、午後は仕事の先取りをしていた。つまりは年間通しての成績管理というわけだ。複雑微妙な評価を導入しているので、今からフォーマットを調えて、前期の結果や、名簿の班単位フラッグを立てないと、来年になってからでは遅すぎる。
いや、来年でも良いのだが、なにかしら、今年度は落ち着いて仕事をしたいので、早々と始めた。
2.仲の良い倶楽部幹部達
3/4の上級生が集まっていたので、まず局長に聞いてみた。
「今年の4人は、仲がよいように思える。いつも寄ってぼそぼそひそひそ、時々奇声をあげて、仲良し感がたっぷりだが、ほんとうなのか?」
「ええ、まあ、ふふふ」
次に副長に聞いてみた。
「ほんとうか?」
「はい、仲がよいですね」
最後に書記局長に聞いてみた。
「君は以前、○ー○を、大量に取られて、腹立てていたんじゃないのか?」
「あれは、あれはですね、瞬間の怒りにすぎません」
……
来年4月の機関誌「Truth」には、仲の良かった4人組として想い出を書くつもりだが、どうしていつも一緒になって奇声や奇行を見せるのかは、永遠に分からないのだろう。
3.詩心
日常に飲み込まれそうな日々、帰ると食事してシャワあびて、そのまま寝てしまう日々。朝の早よから起きて葛野に行って珈琲のみながらメルを確認し、仕事メルの返事をして、……。
詩心が遠くに行ってしまっている。
だけど、そういう日々の余自身を余が眺め、「人生だなぁ」と詠嘆しているのは、これは一種の詩心なんだろう。
4.LOST
シーズンⅡの、DVD3巻まで見終わった。隔離施設というか、待避壕というか、閉塞宇宙空間心理実験施設というのか、その描き方や、古いアメリカンポップスのノリが良かった。使っているPCは、おそらくアップルⅡで、何かを暗示しているのだろう。
始めて出てきた女性(幾分ヒスパニックのような)の戦闘マシン風行動は、昔気に入ったエイリアンの2か3で、宇宙軍の女戦士をしていた女優に似ていた(書きながら、余は何をいいたいのかと、疑問。つまり、不鮮明)。エイリアンのヒロインじゃなくて、色浅黒い鉄の女だったなぁ。ひ弱な幹部学校出の中尉の尻を蹴飛ばして戦闘する人でしたぁ。(わけもわからないままに、文章を書くと、こうなる見本)
5.ふたたび物語と歌
来年は芭蕉さんを考え感じるつもりとは以前も記した。
その底には物語と歌を、日本文学というよりも、心の風景の中で考え感じることが大切だと、今夕も暗い中をRSで走りながら思った。
始まりと終わりがあって、終わりの次に物語が始まり、最後は歌になって永遠になるという、そういうイメージがくっきりと心に浮かんだ。圧縮された三十一文字のなかに、総てが込められていると、味わえるようになった。
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